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第4話:今日1日の我慢です!
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メイドたちが来て、いつも通りドレスに着替える。王妃教育を受けるだけなのだが一応王宮に出向く為、必ずドレスでを着て行くのだ。簡単なワンピース程度なら自分で着る事が出来るが、さすがにドレスは1人で着られないものね。
あっという間にドレスに着替えさせられ、髪もハーフアップに結ばれた。正直髪をギューギュー引っ張るので痛いが、文句を言うと睨まれるので、もちろん文句なんて言えない。
お母様がいた頃はメイドたちも優しかった、と言うより優しいメイドたちに囲まれていたが、継母が来てからメイドを総入れ替えされてしまい、私に冷たく当たるメイド達ばかりになったのだ。
おっと無駄な事を考えている時間はないわね。早く朝ご飯を食べて、王宮に向かわないと。早速食堂へと向かう。
「エリザ、分かっていると思うが、王太子殿下との婚約破棄だなんて、口が裂けても言うんじゃないぞ!いいな」
「はい…お父様…」
「本当にあの女はどれだけ愚かな娘を産んだのかしらね。あぁ、私が女の子を産んでいたら、こんな女ではなく私の娘が王妃になれたのに…」
「母上、今更そんな事を言っても仕方がないでしょう!とにかくこの女には形だけでも王妃で居てもらわないと!まあ、王太子殿下もこんな頭の悪い女を妻にしないといけないのだから、気の毒だよな」
「あら、その為に側室と言う制度があるのでしょう!それにしても、ここ何代もずっと陛下たちは側室を持たなかったのにね…本当にどうしようもない女ね!女として恥を知りなさい!」
朝から暴言が飛び交う。とにかくさっさと食事を終わらせ、馬車に乗り込んだ。王宮に着くと、なぜか王妃様に呼び出された。
「あなた、昨日イライジャと他の令嬢が密会しているところに出くわしたらしいじゃないの。いい、少なくともイライジャを責めるなんてお門違いな事をしないで頂戴ね。そもそも、あなたがもっとイライジャに愛されていれば、イライジャだって別の令嬢に手を出したりしなかったのよ。そもそも、由緒正しきブレィテレス侯爵家の娘だからイライジャと婚約させたのに。まさかこんなにも出来の悪い娘だったなんてね…とにかくイライジャには、優秀な側室を見つけて子供を産ませるつもりでいるのから、あなたもそのつもりで!」
王妃様の小言が終わり、やっと王妃教育の部屋へと向かう。私は頭があまり良くない為、王妃様からも嫌われているのだ。それならとッとと婚約破棄してくれればいいのに…
でも、この生活も今日で最後だ。そう思ったら、自然と笑みがこぼれた。そしてそのまま王妃教育の部屋へとやって来た。
「背筋をもっと伸ばして!腕の角度が違います!何度言えばわかるのですか!!!」
厳しい檄が飛ぶ。何度言われようと、どうしてもうまく出来ないのだ。何度も何度も練習をしているのだが、どうしてもうまく行かない!今日も作法だけで、みっちり3時間させられた。
軽く昼食を食べた後は、午後からもマナーレッスンが続く。今思うとこんなハードなレッスン、よく頑張ってきたものだ。でも、このレッスンも今日で最後!そう思うと、何とか頑張れた。
「今日はここまでにしておきます!本当にあなたは物覚えが悪いですわね。とにかく、もっともっと努力をしないと、王妃にはなれませんよ!」
毎回毎回“もっともっと努力しないと、王妃にはなれませんよ!”そう言われる。昨日までの私ならこの言葉にショックを受け、もっと頑張らないと!そう思っていたが、今の私には何も響かない。
むしろ、私は王妃になんてなりませんから!そう言いたいくらいだ。さあ、王妃教育も終わった。正直会いたくはないが、イライジャ様に挨拶に行かないと。さすがに昨日の今日で、令嬢と密会をしている事はないだろう。
でも…もしまた密会をしていたら…
とにかく、さっさと挨拶をして帰ろう。
意を決してドアをノックする。
コンコン
「イライジャ様、入ってもよろしいでしょうか?」
私がドア越しに声を掛けた瞬間、ドアが開いた。
「エリザ、待っていたんだ!さあ、中に入って!」
イライジャ様自ら招き入れてくれた。さすがに昨日の事があったので、私にも優しくしておこうと言う魂胆なんだろう。昨日までの私なら、飛び跳ねて喜んでいたのだろうが、今の私は何にも思わない。
それどころか、昨日裸で令嬢と抱き合っていたふしだらな光景が蘇り、嫌悪感すら覚える。あんなにも好きだった相手なのに…やっぱりあんな姿を見せられたら、100年の恋も冷めるって訳か…
「さあ、座って、少し話をしよう」
椅子に腰かけたイライジャ様。正直早く帰りたい!でも無視する訳にもいかず、仕方なく座った。
「エリザ、昨日は変な姿を見せてすまなかったね。まさかエリザが王宮にいるとは思わなかったんだよ」
要するに、一応私にバレない様に密会をしようとしていたという、心遣いが出来ますアピールという事で良いのかしら?
「でも、あの令嬢とはただの遊びなんだ。あの令嬢を側室にしようとかは、考えていないから安心して。ほら、エリザと結婚して初夜を行う時、失敗したら嫌だろう。だから練習相手として抱いていただけなんだ!」
まあ、遊びで令嬢と密会を!なんてふしだらな男なのかしら?増々ドン引きだわ!要するに側室はもっと慎重に選ぶという事よね。そもそも、色々な令嬢を抱いた手で触れられると考えただけで、虫唾が走るわ。どうせこの人と会うのも今日で最後。少しぐらい言い返してもいいわよね。
「そう言えば王妃様がおっしゃっていましたわ。イライジャ様には優秀な側室に子供を産ませると!ですので、私との初夜の事は考えて頂かなくても大丈夫ですわ。王妃と必ず初夜を向かえないといけないと言う法律はありませんし、何より平気で他の令嬢を抱く事が出来る方に、触れられたくはありませんので!それでは私はこれで失礼いたします」
いいたい事を言ったら、なんだかスッキリした。さっさと帰ろう。
そう思ったのだが…
「待ってくれ!エリザ。僕は…」
「なんだか今日はちょっと体調が思わしくなくて、申し訳ございませんが、早く帰って休みたいので!」
イライジャ様の言葉を遮り、さっさと席を立つ。
「体調が優れないのかい?それなら、送るよ!」
そう言って私に手を伸ばして来たイライジャ様。心なしか顔が赤いのはなぜだろう…とにかく、イライジャ様に送ってもらいたくはない。
「1人で帰れますわ。それでは失礼します!」
なんだかイライジャ様と話したら、本当に頭が痛くなってきた。私、本当にイライジャ様の何を見ていたのかしら?7年も婚約者をしていたのに、私はイライジャ様の事を何も知らなかった…
でも、今の私にはもう関係ないわ。
「待ってエリザ!やっぱり心配だから送るよ!」
イライジャ様はとにかく令嬢に優しい。婚約する前までは、こうやって私にも親切にしていてくれたのよね。この親切心に心を奪われた私。自分で言うのもなんだが、本当に私ってバカよね…
結局馬車まで見送ってくれたイライジャ様。
「見送って頂き、ありがとうございます!それではこれで」
「どういたしまして!エリザ、また明日!明日はエリザの好きな紅茶とクッキーを準備しておくよ。たまにはゆっくりと中庭でお茶でもしよう」
そう言うと、真っ赤な顔をして俯いてしまったイライジャ様。正直明日はもうないが、適当に濁しておいた。やっとこれで苦痛の1日が終わる。
ホッと胸をなでおろしたエリザであった。
あっという間にドレスに着替えさせられ、髪もハーフアップに結ばれた。正直髪をギューギュー引っ張るので痛いが、文句を言うと睨まれるので、もちろん文句なんて言えない。
お母様がいた頃はメイドたちも優しかった、と言うより優しいメイドたちに囲まれていたが、継母が来てからメイドを総入れ替えされてしまい、私に冷たく当たるメイド達ばかりになったのだ。
おっと無駄な事を考えている時間はないわね。早く朝ご飯を食べて、王宮に向かわないと。早速食堂へと向かう。
「エリザ、分かっていると思うが、王太子殿下との婚約破棄だなんて、口が裂けても言うんじゃないぞ!いいな」
「はい…お父様…」
「本当にあの女はどれだけ愚かな娘を産んだのかしらね。あぁ、私が女の子を産んでいたら、こんな女ではなく私の娘が王妃になれたのに…」
「母上、今更そんな事を言っても仕方がないでしょう!とにかくこの女には形だけでも王妃で居てもらわないと!まあ、王太子殿下もこんな頭の悪い女を妻にしないといけないのだから、気の毒だよな」
「あら、その為に側室と言う制度があるのでしょう!それにしても、ここ何代もずっと陛下たちは側室を持たなかったのにね…本当にどうしようもない女ね!女として恥を知りなさい!」
朝から暴言が飛び交う。とにかくさっさと食事を終わらせ、馬車に乗り込んだ。王宮に着くと、なぜか王妃様に呼び出された。
「あなた、昨日イライジャと他の令嬢が密会しているところに出くわしたらしいじゃないの。いい、少なくともイライジャを責めるなんてお門違いな事をしないで頂戴ね。そもそも、あなたがもっとイライジャに愛されていれば、イライジャだって別の令嬢に手を出したりしなかったのよ。そもそも、由緒正しきブレィテレス侯爵家の娘だからイライジャと婚約させたのに。まさかこんなにも出来の悪い娘だったなんてね…とにかくイライジャには、優秀な側室を見つけて子供を産ませるつもりでいるのから、あなたもそのつもりで!」
王妃様の小言が終わり、やっと王妃教育の部屋へと向かう。私は頭があまり良くない為、王妃様からも嫌われているのだ。それならとッとと婚約破棄してくれればいいのに…
でも、この生活も今日で最後だ。そう思ったら、自然と笑みがこぼれた。そしてそのまま王妃教育の部屋へとやって来た。
「背筋をもっと伸ばして!腕の角度が違います!何度言えばわかるのですか!!!」
厳しい檄が飛ぶ。何度言われようと、どうしてもうまく出来ないのだ。何度も何度も練習をしているのだが、どうしてもうまく行かない!今日も作法だけで、みっちり3時間させられた。
軽く昼食を食べた後は、午後からもマナーレッスンが続く。今思うとこんなハードなレッスン、よく頑張ってきたものだ。でも、このレッスンも今日で最後!そう思うと、何とか頑張れた。
「今日はここまでにしておきます!本当にあなたは物覚えが悪いですわね。とにかく、もっともっと努力をしないと、王妃にはなれませんよ!」
毎回毎回“もっともっと努力しないと、王妃にはなれませんよ!”そう言われる。昨日までの私ならこの言葉にショックを受け、もっと頑張らないと!そう思っていたが、今の私には何も響かない。
むしろ、私は王妃になんてなりませんから!そう言いたいくらいだ。さあ、王妃教育も終わった。正直会いたくはないが、イライジャ様に挨拶に行かないと。さすがに昨日の今日で、令嬢と密会をしている事はないだろう。
でも…もしまた密会をしていたら…
とにかく、さっさと挨拶をして帰ろう。
意を決してドアをノックする。
コンコン
「イライジャ様、入ってもよろしいでしょうか?」
私がドア越しに声を掛けた瞬間、ドアが開いた。
「エリザ、待っていたんだ!さあ、中に入って!」
イライジャ様自ら招き入れてくれた。さすがに昨日の事があったので、私にも優しくしておこうと言う魂胆なんだろう。昨日までの私なら、飛び跳ねて喜んでいたのだろうが、今の私は何にも思わない。
それどころか、昨日裸で令嬢と抱き合っていたふしだらな光景が蘇り、嫌悪感すら覚える。あんなにも好きだった相手なのに…やっぱりあんな姿を見せられたら、100年の恋も冷めるって訳か…
「さあ、座って、少し話をしよう」
椅子に腰かけたイライジャ様。正直早く帰りたい!でも無視する訳にもいかず、仕方なく座った。
「エリザ、昨日は変な姿を見せてすまなかったね。まさかエリザが王宮にいるとは思わなかったんだよ」
要するに、一応私にバレない様に密会をしようとしていたという、心遣いが出来ますアピールという事で良いのかしら?
「でも、あの令嬢とはただの遊びなんだ。あの令嬢を側室にしようとかは、考えていないから安心して。ほら、エリザと結婚して初夜を行う時、失敗したら嫌だろう。だから練習相手として抱いていただけなんだ!」
まあ、遊びで令嬢と密会を!なんてふしだらな男なのかしら?増々ドン引きだわ!要するに側室はもっと慎重に選ぶという事よね。そもそも、色々な令嬢を抱いた手で触れられると考えただけで、虫唾が走るわ。どうせこの人と会うのも今日で最後。少しぐらい言い返してもいいわよね。
「そう言えば王妃様がおっしゃっていましたわ。イライジャ様には優秀な側室に子供を産ませると!ですので、私との初夜の事は考えて頂かなくても大丈夫ですわ。王妃と必ず初夜を向かえないといけないと言う法律はありませんし、何より平気で他の令嬢を抱く事が出来る方に、触れられたくはありませんので!それでは私はこれで失礼いたします」
いいたい事を言ったら、なんだかスッキリした。さっさと帰ろう。
そう思ったのだが…
「待ってくれ!エリザ。僕は…」
「なんだか今日はちょっと体調が思わしくなくて、申し訳ございませんが、早く帰って休みたいので!」
イライジャ様の言葉を遮り、さっさと席を立つ。
「体調が優れないのかい?それなら、送るよ!」
そう言って私に手を伸ばして来たイライジャ様。心なしか顔が赤いのはなぜだろう…とにかく、イライジャ様に送ってもらいたくはない。
「1人で帰れますわ。それでは失礼します!」
なんだかイライジャ様と話したら、本当に頭が痛くなってきた。私、本当にイライジャ様の何を見ていたのかしら?7年も婚約者をしていたのに、私はイライジャ様の事を何も知らなかった…
でも、今の私にはもう関係ないわ。
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イライジャ様はとにかく令嬢に優しい。婚約する前までは、こうやって私にも親切にしていてくれたのよね。この親切心に心を奪われた私。自分で言うのもなんだが、本当に私ってバカよね…
結局馬車まで見送ってくれたイライジャ様。
「見送って頂き、ありがとうございます!それではこれで」
「どういたしまして!エリザ、また明日!明日はエリザの好きな紅茶とクッキーを準備しておくよ。たまにはゆっくりと中庭でお茶でもしよう」
そう言うと、真っ赤な顔をして俯いてしまったイライジャ様。正直明日はもうないが、適当に濁しておいた。やっとこれで苦痛の1日が終わる。
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