29 / 34
第29話:私の家族とアルト様は相変わらずです
「カナリア、君は何を言っているのだい?今回このピアスのお陰で、ルミン嬢の悪事を映像として残すことが出来たんだ。それに万が一、また君を狙う悪い奴が現れたら…やっぱりこのピアスは、付けておいて欲しい!」
「アルト様、今回狙われたのは、シャーラ様ですわ。私はたまたま目撃してしまい、ついでに連れ去られただけです」
そう、あくまでも私はついでだったのだ。
「そうだったね、シャーラ嬢、あの女のせいで、カナリアまで危険な目に合わされて。そもそもあの女のせいで、僕はカナリアを失うところだったんだ。あの女、やっぱり許せない!」
今度はシャーラ様に対して、怒りをあらわにし始めたのだ。
「シャーラ様は悪くありませんわ。私が全て悪いのです。私が変な勘違いをしてしまったので…」
「もし今回公爵家の様子を僕が確認できていたら、カナリアの勘違いにも気が付けたかもしれない。やっぱりピアスは付けていてくれ。それから、電波妨害を阻止する機械も…」
その時だった。
「殿下、ディステニー公爵とカルア様、アクア様がお見えです」
お父様とお兄様たちがやって来た様だ。
「ディステニー公爵とカルア、アクアだって。きっとカナリアを僕から奪いに来たんだ。すぐに追いかえしてくれ!」
私を抱きしめると、すぐに執事に指示を出している。ただ…
「殿下、失礼いたします」
何食わぬ顔で、お父様とお兄様たちが部屋に入って来たのだ。
「ディステニー公爵、カルア、アクア、誰が勝手に部屋に入ってもいいと言いましたか?すぐに出て行ってください」
アルト様が3人に向かって叫んでいるが、3人とも動く気配はない。後ろには陛下と王妃様もいらっしゃる。
「アルト殿下、陛下らから許可を頂き、入室させていただいておりますので。アルト殿下、まずはお礼を言わせてください。娘を助けていただき、ありがとうございました」
「アルト殿下があの時、カナリアが連れ去られた事にいち早く気が付いて下さった上、カナリアに付けさせていた居場所を特定できる機械のお陰で、すぐにアジトを特定。カナリアは怪我を負わされることなく、助け出すことが出来ました」
「その上、カナリアに付けさせていた小型録画機のお陰で、ルミン嬢の悪事をしっかり録画する事が出来ました。これも全て、アルト様のお陰です」
どうやらお父様やお兄様たちも、私に色々と付けられていたことを、知っていた様だ。
「「「本当にありがとうございました」」」
3人が一斉にアルト様に頭を下げたのだ。
「私からもお礼を言わせてください。助けていただき、本当にありがとうございました」
私も一緒に、頭を下げた。
「ただ…やはりあなた様は、娘にあのような機械を付けていたのですね…娘は確かにあなた様の婚約者です。ですが、特に小型の録音機については、さすがにやりすぎです。これでは公爵家の中の様子が丸見えで、プライバシーもあったものではない」
すかさずお父様が、文句を言っている。
「お言葉ですが公爵、屋敷を覆う様に電波妨害を行っていますね。ですから僕はずっと、カナリアが公爵家でどう過ごしているのかはわかりませんでした。そのせいで僕たちは、すれ違ってしまったのです!今回この撮影機のお陰で、カナリアが助かったのですから、電波妨害を解除してください」
「殿下、何をおっしゃっているのですか?いくら婚約者だからって、24時間カナリアを監視する事は、さすがにやりすぎです。百歩譲って居場所を特定できる機械はいいですが、撮影機はすぐに取り外してください!」
「そうです、殿下!カナリアにこの様な機械を付けるという事は、さすがにやりすぎです。公爵家を何だと思っているのですか?」
「公爵家の機密を暴き出そうとしていると思われても、おかしくはないです。この様な事は、決してやってはいけない事です。確かピアスにその様な機能が付いているのですよね。今すぐ外させていただきますから」
そう言うと、カルアお兄様が、私の耳についているピアスを外したのだ。
「カルア、なんてことをするのだい?ただ、確かに公爵家の様子まで覗けてしまうこのピアスは良くなかったね。分かりました、それでしたら、カナリアを王宮に住まわせます。そうすれば、僕もずっとカナリアと一緒にいられるし、公爵家のプライバシーも守れます!」
これは名案だ!と言わんばかりに、アルト様が手をポンと叩いて訴えている。
「何をふざけたことをおっしゃっているのですか!結婚するまでは実家で暮らすというのが、この国のルールです。そんなルールを、王太子殿下自ら破る様な事はいけません!陛下からも、何か言ってください!」
「アルト、さすがにそれは…それに24時間映像でカナリア嬢を監視するだなんて、さすがに気持ち悪いぞ…」
「父上、何が気持ち悪いのですか?カナリアはちょっとした勘違いで、国まで出て行こうとしたのですよ。もし僕が、24時間カナリアをしっかり監視していれば、そんな勘違いもしなくて済んだかもしれないのです。そもそも、僕の婚約者でありながら、国から出そうとした公爵も公爵だ!」
「その件に関しては、殿下の意見を汲んで、カナリアを海外には出さないという話でまとまったではありませんか。悲しむカナリアを説得するのは、大変だったのですよ」
何ですって!そうか、お父様はあの日、殿下に何か言われたから、私が国を出る事や婚約を解消する事をごねたのね。私はてっきり強制力が働いたと思ったけれど、そうではなかった様だ。
それにしても、相変わらずお父様たちとアルト様は、あまり仲がよろしくは無いようね…
「アルト様、今回狙われたのは、シャーラ様ですわ。私はたまたま目撃してしまい、ついでに連れ去られただけです」
そう、あくまでも私はついでだったのだ。
「そうだったね、シャーラ嬢、あの女のせいで、カナリアまで危険な目に合わされて。そもそもあの女のせいで、僕はカナリアを失うところだったんだ。あの女、やっぱり許せない!」
今度はシャーラ様に対して、怒りをあらわにし始めたのだ。
「シャーラ様は悪くありませんわ。私が全て悪いのです。私が変な勘違いをしてしまったので…」
「もし今回公爵家の様子を僕が確認できていたら、カナリアの勘違いにも気が付けたかもしれない。やっぱりピアスは付けていてくれ。それから、電波妨害を阻止する機械も…」
その時だった。
「殿下、ディステニー公爵とカルア様、アクア様がお見えです」
お父様とお兄様たちがやって来た様だ。
「ディステニー公爵とカルア、アクアだって。きっとカナリアを僕から奪いに来たんだ。すぐに追いかえしてくれ!」
私を抱きしめると、すぐに執事に指示を出している。ただ…
「殿下、失礼いたします」
何食わぬ顔で、お父様とお兄様たちが部屋に入って来たのだ。
「ディステニー公爵、カルア、アクア、誰が勝手に部屋に入ってもいいと言いましたか?すぐに出て行ってください」
アルト様が3人に向かって叫んでいるが、3人とも動く気配はない。後ろには陛下と王妃様もいらっしゃる。
「アルト殿下、陛下らから許可を頂き、入室させていただいておりますので。アルト殿下、まずはお礼を言わせてください。娘を助けていただき、ありがとうございました」
「アルト殿下があの時、カナリアが連れ去られた事にいち早く気が付いて下さった上、カナリアに付けさせていた居場所を特定できる機械のお陰で、すぐにアジトを特定。カナリアは怪我を負わされることなく、助け出すことが出来ました」
「その上、カナリアに付けさせていた小型録画機のお陰で、ルミン嬢の悪事をしっかり録画する事が出来ました。これも全て、アルト様のお陰です」
どうやらお父様やお兄様たちも、私に色々と付けられていたことを、知っていた様だ。
「「「本当にありがとうございました」」」
3人が一斉にアルト様に頭を下げたのだ。
「私からもお礼を言わせてください。助けていただき、本当にありがとうございました」
私も一緒に、頭を下げた。
「ただ…やはりあなた様は、娘にあのような機械を付けていたのですね…娘は確かにあなた様の婚約者です。ですが、特に小型の録音機については、さすがにやりすぎです。これでは公爵家の中の様子が丸見えで、プライバシーもあったものではない」
すかさずお父様が、文句を言っている。
「お言葉ですが公爵、屋敷を覆う様に電波妨害を行っていますね。ですから僕はずっと、カナリアが公爵家でどう過ごしているのかはわかりませんでした。そのせいで僕たちは、すれ違ってしまったのです!今回この撮影機のお陰で、カナリアが助かったのですから、電波妨害を解除してください」
「殿下、何をおっしゃっているのですか?いくら婚約者だからって、24時間カナリアを監視する事は、さすがにやりすぎです。百歩譲って居場所を特定できる機械はいいですが、撮影機はすぐに取り外してください!」
「そうです、殿下!カナリアにこの様な機械を付けるという事は、さすがにやりすぎです。公爵家を何だと思っているのですか?」
「公爵家の機密を暴き出そうとしていると思われても、おかしくはないです。この様な事は、決してやってはいけない事です。確かピアスにその様な機能が付いているのですよね。今すぐ外させていただきますから」
そう言うと、カルアお兄様が、私の耳についているピアスを外したのだ。
「カルア、なんてことをするのだい?ただ、確かに公爵家の様子まで覗けてしまうこのピアスは良くなかったね。分かりました、それでしたら、カナリアを王宮に住まわせます。そうすれば、僕もずっとカナリアと一緒にいられるし、公爵家のプライバシーも守れます!」
これは名案だ!と言わんばかりに、アルト様が手をポンと叩いて訴えている。
「何をふざけたことをおっしゃっているのですか!結婚するまでは実家で暮らすというのが、この国のルールです。そんなルールを、王太子殿下自ら破る様な事はいけません!陛下からも、何か言ってください!」
「アルト、さすがにそれは…それに24時間映像でカナリア嬢を監視するだなんて、さすがに気持ち悪いぞ…」
「父上、何が気持ち悪いのですか?カナリアはちょっとした勘違いで、国まで出て行こうとしたのですよ。もし僕が、24時間カナリアをしっかり監視していれば、そんな勘違いもしなくて済んだかもしれないのです。そもそも、僕の婚約者でありながら、国から出そうとした公爵も公爵だ!」
「その件に関しては、殿下の意見を汲んで、カナリアを海外には出さないという話でまとまったではありませんか。悲しむカナリアを説得するのは、大変だったのですよ」
何ですって!そうか、お父様はあの日、殿下に何か言われたから、私が国を出る事や婚約を解消する事をごねたのね。私はてっきり強制力が働いたと思ったけれど、そうではなかった様だ。
それにしても、相変わらずお父様たちとアルト様は、あまり仲がよろしくは無いようね…
あなたにおすすめの小説
嫌われていると思って彼を避けていたら、おもいっきり愛されていました
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のアメリナは、幼馴染の侯爵令息、ルドルフが大好き。ルドルフと少しでも一緒にいたくて、日々奮闘中だ。ただ、以前から自分に冷たいルドルフの態度を気にしていた。
そんなある日、友人たちと話しているルドルフを見つけ、近づこうとしたアメリナだったが
“俺はあんなうるさい女、大嫌いだ。あの女と婚約させられるくらいなら、一生独身の方がいい!”
いつもクールなルドルフが、珍しく声を荒げていた。
うるさい女って、私の事よね。以前から私に冷たかったのは、ずっと嫌われていたからなの?
いつもルドルフに付きまとっていたアメリナは、完全に自分が嫌われていると勘違いし、彼を諦める事を決意する。
一方ルドルフは、今までいつも自分の傍にいたアメリナが急に冷たくなったことで、完全に動揺していた。実はルドルフは、誰よりもアメリナを愛していたのだ。アメリナに冷たく当たっていたのも、アメリナのある言葉を信じたため。
お互い思い合っているのにすれ違う2人。
さらなる勘違いから、焦りと不安を募らせていくルドルフは、次第に心が病んでいき…
※すれ違いからのハッピーエンドを目指していたのですが、なぜかヒーローが病んでしまいました汗
こんな感じの作品ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
私だってあなたなんて願い下げです!これからの人生は好きに生きます
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のジャンヌは、4年もの間ずっと婚約者で侯爵令息のシャーロンに冷遇されてきた。
オレンジ色の髪に吊り上がった真っ赤な瞳のせいで、一見怖そうに見えるジャンヌに対し、この国で3本の指に入るほどの美青年、シャーロン。美しいシャーロンを、令嬢たちが放っておく訳もなく、常に令嬢に囲まれて楽しそうに過ごしているシャーロンを、ただ見つめる事しか出来ないジャンヌ。
それでも4年前、助けてもらった恩を感じていたジャンヌは、シャーロンを想い続けていたのだが…
ある日いつもの様に辛辣な言葉が並ぶ手紙が届いたのだが、その中にはシャーロンが令嬢たちと口づけをしたり抱き合っている写真が入っていたのだ。それもどの写真も、別の令嬢だ。
自分の事を嫌っている事は気が付いていた。他の令嬢たちと仲が良いのも知っていた。でも、まさかこんな不貞を働いているだなんて、気持ち悪い。
正気を取り戻したジャンヌは、この写真を証拠にシャーロンと婚約破棄をする事を決意。婚約破棄出来た暁には、大好きだった騎士団に戻ろう、そう決めたのだった。
そして両親からも婚約破棄に同意してもらい、シャーロンの家へと向かったのだが…
※カクヨム、なろうでも投稿しています。
よろしくお願いします。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
好きでした、婚約破棄を受け入れます
たぬきち25番
恋愛
シャルロッテ子爵令嬢には、幼い頃から愛し合っている婚約者がいた。優しくて自分を大切にしてくれる婚約者のハンス。彼と結婚できる幸せな未来を、心待ちにして努力していた。ところがそんな未来に暗雲が立ち込める。永遠の愛を信じて、傷つき、涙するシャルロッテの運命はいかに……?
※十章を改稿しました。エンディングが変わりました。
愛を求めることはやめましたので、ご安心いただけますと幸いです!
風見ゆうみ
恋愛
わたしの婚約者はレンジロード・ブロフコス侯爵令息。彼に愛されたくて、自分なりに努力してきたつもりだった。でも、彼には昔から好きな人がいた。
結婚式当日、レンジロード様から「君も知っていると思うが、私には愛する女性がいる。君と結婚しても、彼女のことを忘れたくないから忘れない。そして、私と君の結婚式を彼女に見られたくない」と言われ、結婚式を中止にするためにと階段から突き落とされてしまう。
レンジロード様に突き落とされたと訴えても、信じてくれる人は少数だけ。レンジロード様はわたしが階段を踏み外したと言う上に、わたしには話を合わせろと言う。
こんな人のどこが良かったのかしら???
家族に相談し、離婚に向けて動き出すわたしだったが、わたしの変化に気がついたレンジロード様が、なぜかわたしにかまうようになり――
【完結】伯爵令嬢は婚約を終わりにしたい〜次期公爵の幸せのために婚約破棄されることを目指して悪女になったら、なぜか溺愛されてしまったようです〜
よどら文鳥
恋愛
伯爵令嬢のミリアナは、次期公爵レインハルトと婚約関係である。
二人は特に問題もなく、順調に親睦を深めていった。
だがある日。
王女のシャーリャはミリアナに対して、「二人の婚約を解消してほしい、レインハルトは本当は私を愛しているの」と促した。
ミリアナは最初こそ信じなかったが王女が帰った後、レインハルトとの会話で王女のことを愛していることが判明した。
レインハルトの幸せをなによりも優先して考えているミリアナは、自分自身が嫌われて婚約破棄を宣告してもらえばいいという決断をする。
ミリアナはレインハルトの前では悪女になりきることを決意。
もともとミリアナは破天荒で活発な性格である。
そのため、悪女になりきるとはいっても、むしろあまり変わっていないことにもミリアナは気がついていない。
だが、悪女になって様々な作戦でレインハルトから嫌われるような行動をするが、なぜか全て感謝されてしまう。
それどころか、レインハルトからの愛情がどんどんと深くなっていき……?
※前回の作品同様、投稿前日に思いついて書いてみた作品なので、先のプロットや展開は未定です。今作も、完結までは書くつもりです。
※第一話のキャラがざまぁされそうな感じはありますが、今回はざまぁがメインの作品ではありません。もしかしたら、このキャラも更生していい子になっちゃったりする可能性もあります。(このあたり、現時点ではどうするか展開考えていないです)
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
旦那様は離縁をお望みでしょうか
村上かおり
恋愛
ルーベンス子爵家の三女、バーバラはアルトワイス伯爵家の次男であるリカルドと22歳の時に結婚した。
けれど最初の顔合わせの時から、リカルドは不機嫌丸出しで、王都に来てもバーバラを家に一人残して帰ってくる事もなかった。
バーバラは行き遅れと言われていた自分との政略結婚が気に入らないだろうと思いつつも、いずれはリカルドともいい関係を築けるのではないかと待ち続けていたが。