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第8話:結局離宮に戻ってきました
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気が付くと、さっきいた小川に来ていた。その場に座り込む。ふと水に自分の顔が映った。沢山泣いたからだろう。酷い顔をしていた。
私、これからどうなるんだろう。もしかしたらずっと森で暮らすのかしら?それとも、そのまま王宮から追い出されるのかしら?
エイダン様にあれほどの暴言を吐いたのだ。本当に国家反逆罪で公開処刑されるかもしれない。でも、それならそれで仕方ない…
もし殺されたら、次は平民に生まれ変わりたいな。平民の暮らしは大変そうだけれど、それでも自由がある。貴族なんて、まさに籠の中の鳥だ…親が全ての決定権を持ち、ドレスの色さえ選ばしてもらえない…
て、それは家だけか。貴族学院の令嬢たちは、結構自由に過ごしていたものね…
私だって、幸せだった頃もあった。エイダン様と婚約する前は、少なくともメイドたちは優しかった。私がマナーを覚えられず、マナーレッスンの先生やお母様から暴言を吐かれたときも、優しく慰めてくれた。でも…エイダン様と婚約してしばらくしたころ、皆クビにされた…
エイダン様と婚約さえしなければ、私は少しはましな人生だったのかしら?でも、あの両親の側にいる時点で、似たようなものだったのかもしれない。
その時だった。
グゥゥ~と、お腹が鳴ったのだ。やだ、私ったら。もうそろそろお昼かしら?やっぱりお腹は空くのね。木の実でも食べてお腹を膨らまそう。そう思って立ち上がると、そこには、心配そうな顔のリサと護衛騎士が立っていた。
「サーラ様、お腹が空いてはいらっしゃいませんか?どうか離宮にお戻りください」
「私は離宮も追い出されたの。だから、もう離宮には帰れないわ…」
「その件でしたら、大丈夫です。王太子殿下が“サーラが望むとおりにしてやってくれ”とおっしゃられておりましたので。サーラ様のお部屋の鍵も、開いております」
「そう、エイダン様が…」
一応離宮には置いてくれる様だ。
「サーラ様。私はサーラ様の事は何も知りませんが、ただ1つわかる事があるのです。それは、あなた様が今まで酷い目に合っていたという事。それから、あなた様は誰よりも優しく、気遣いが出来る人という事です」
「私が優しくて、気遣いができる?それはないわ。私は皆から嫌われているのよ。それにさっきだって、エイダン様に酷い事を言ったし…」
「それは王太子殿下が、あなた様に酷い事をなさったからでしょう?少なくとも私は、サーラ様の事が好きですわ。て、申し訳ございません。使用人の私に好かれても、嬉しくはないですよね」
そう言って頭を下げるリサ。
「ありがとう、リサ。こんな私を気に掛けてくれるなんて、とても嬉しいわ。私、侯爵家では使用人にも嫌われていたの。だから、こうやってあなたに優しくされると…本当に…嬉しいの…」
気が付くと、涙が溢れていた。私って本当に泣いてばかりね。そう思っても、涙を止める事など出来ない。そんな私の背中を、優しく撫でてくれるリサ。
「さあ、サーラ様。お部屋に戻りましょう。サーラ様はどういったお料理がお好きですか?」
「ありがとう、リサ。私は基本的に何でも食べるわ。ただ、しいて言うなら甘いものが好きね。実家では太るといけないからと言って、ほとんど食べさせてもらえなかったけれど…」
「まあ、そうだったのですね。サーラ様はやせすぎなくらいなのに…それでしたら、食後にケーキを準備いたしましょう」
「本当?それは嬉しいわ」
リサに連れられ、離宮の自室に戻ってきた。そして、早速お料理が運ばれてくる。それにしても、豪華な食事だ。侯爵家にいた頃は、しょっちゅう罰として食事を与えられない事もあった。その為、私は異常なほどに食も細い。
「ごめんなさい、もう食べられないわ…お昼はサンドウィッチだけで大丈夫よ。貴族学院に通っていた頃も、お昼はそんな感じだったから」
「サンドウィッチだけだなんて…あなた様は侯爵令嬢だとお伺いしております。それなのに、サンドウィッチだけだなんて…」
「私の両親は、私の事を政治の道具としか見ていなかったから…エイダン様に嫌われていた私を、酷く嫌っていて…それで、食事を与えられない事も多かったから…」
あの家は、実質両親とお兄様の3人家族なのだ。私はただの道具…
「サーラ様、お可哀そうに…そんな扱いを受けていたなんて…」
何を思ったのか、ポロポロと涙を流すリサ。
「ごめんなさい、暗い話をしてしまったわね。気にしないで。とにかく、私は量はあまり食べられないの。だから、本当に少しでいいのよ」
慌ててそう伝えた。
「サーラ様は、本当に過酷な生活を強いられてきたのですね…ここでは、思う存分好きな物をお食べ下さい。そうですわ、早速ケーキを持ってまいります」
「待って、リサ。もうお腹いっぱいで食べられないわ。ありがとう。また後でお願いしるわね」
そう伝えた。私としては、お腹いっぱいご飯が食べられるだけで、幸せなのだ。
「それでしたら、他に何か必要な物はありますか?サーラ様がお好きなものとか」
「好きなものか…私はこれと言った特技もないの。不器用だし…そうね、本を読むのが好きだわ。特に恋愛小説が…」
「恋愛小説ですね。すぐに持ってまいりますわ」
「待って、まだリサに持ってきてもらった本を読んでいないの。これを読み終わってからにするわ。色々と気を使ってくれてありがとう」
「そんな…私なんて何にも…とにかく、恋愛小説を持ってまいります。どうか私に気を遣わないでください」
そう言うと、急いで部屋から出て行った。本当に、リサは優しいメイドだ。彼女と接していると、いつも私に優しく接してくれていたメイドたちを思い出す。彼女たち、元気にやっているかしら?
その後はリサが持ってきてくれた本を読みながら、ゆっくり過ごした。3時にはケーキまで持ってきてくれた。久しぶりに食べるケーキは、甘くておいしいかった。こんな日々がずっと続けばいいのに…
私、これからどうなるんだろう。もしかしたらずっと森で暮らすのかしら?それとも、そのまま王宮から追い出されるのかしら?
エイダン様にあれほどの暴言を吐いたのだ。本当に国家反逆罪で公開処刑されるかもしれない。でも、それならそれで仕方ない…
もし殺されたら、次は平民に生まれ変わりたいな。平民の暮らしは大変そうだけれど、それでも自由がある。貴族なんて、まさに籠の中の鳥だ…親が全ての決定権を持ち、ドレスの色さえ選ばしてもらえない…
て、それは家だけか。貴族学院の令嬢たちは、結構自由に過ごしていたものね…
私だって、幸せだった頃もあった。エイダン様と婚約する前は、少なくともメイドたちは優しかった。私がマナーを覚えられず、マナーレッスンの先生やお母様から暴言を吐かれたときも、優しく慰めてくれた。でも…エイダン様と婚約してしばらくしたころ、皆クビにされた…
エイダン様と婚約さえしなければ、私は少しはましな人生だったのかしら?でも、あの両親の側にいる時点で、似たようなものだったのかもしれない。
その時だった。
グゥゥ~と、お腹が鳴ったのだ。やだ、私ったら。もうそろそろお昼かしら?やっぱりお腹は空くのね。木の実でも食べてお腹を膨らまそう。そう思って立ち上がると、そこには、心配そうな顔のリサと護衛騎士が立っていた。
「サーラ様、お腹が空いてはいらっしゃいませんか?どうか離宮にお戻りください」
「私は離宮も追い出されたの。だから、もう離宮には帰れないわ…」
「その件でしたら、大丈夫です。王太子殿下が“サーラが望むとおりにしてやってくれ”とおっしゃられておりましたので。サーラ様のお部屋の鍵も、開いております」
「そう、エイダン様が…」
一応離宮には置いてくれる様だ。
「サーラ様。私はサーラ様の事は何も知りませんが、ただ1つわかる事があるのです。それは、あなた様が今まで酷い目に合っていたという事。それから、あなた様は誰よりも優しく、気遣いが出来る人という事です」
「私が優しくて、気遣いができる?それはないわ。私は皆から嫌われているのよ。それにさっきだって、エイダン様に酷い事を言ったし…」
「それは王太子殿下が、あなた様に酷い事をなさったからでしょう?少なくとも私は、サーラ様の事が好きですわ。て、申し訳ございません。使用人の私に好かれても、嬉しくはないですよね」
そう言って頭を下げるリサ。
「ありがとう、リサ。こんな私を気に掛けてくれるなんて、とても嬉しいわ。私、侯爵家では使用人にも嫌われていたの。だから、こうやってあなたに優しくされると…本当に…嬉しいの…」
気が付くと、涙が溢れていた。私って本当に泣いてばかりね。そう思っても、涙を止める事など出来ない。そんな私の背中を、優しく撫でてくれるリサ。
「さあ、サーラ様。お部屋に戻りましょう。サーラ様はどういったお料理がお好きですか?」
「ありがとう、リサ。私は基本的に何でも食べるわ。ただ、しいて言うなら甘いものが好きね。実家では太るといけないからと言って、ほとんど食べさせてもらえなかったけれど…」
「まあ、そうだったのですね。サーラ様はやせすぎなくらいなのに…それでしたら、食後にケーキを準備いたしましょう」
「本当?それは嬉しいわ」
リサに連れられ、離宮の自室に戻ってきた。そして、早速お料理が運ばれてくる。それにしても、豪華な食事だ。侯爵家にいた頃は、しょっちゅう罰として食事を与えられない事もあった。その為、私は異常なほどに食も細い。
「ごめんなさい、もう食べられないわ…お昼はサンドウィッチだけで大丈夫よ。貴族学院に通っていた頃も、お昼はそんな感じだったから」
「サンドウィッチだけだなんて…あなた様は侯爵令嬢だとお伺いしております。それなのに、サンドウィッチだけだなんて…」
「私の両親は、私の事を政治の道具としか見ていなかったから…エイダン様に嫌われていた私を、酷く嫌っていて…それで、食事を与えられない事も多かったから…」
あの家は、実質両親とお兄様の3人家族なのだ。私はただの道具…
「サーラ様、お可哀そうに…そんな扱いを受けていたなんて…」
何を思ったのか、ポロポロと涙を流すリサ。
「ごめんなさい、暗い話をしてしまったわね。気にしないで。とにかく、私は量はあまり食べられないの。だから、本当に少しでいいのよ」
慌ててそう伝えた。
「サーラ様は、本当に過酷な生活を強いられてきたのですね…ここでは、思う存分好きな物をお食べ下さい。そうですわ、早速ケーキを持ってまいります」
「待って、リサ。もうお腹いっぱいで食べられないわ。ありがとう。また後でお願いしるわね」
そう伝えた。私としては、お腹いっぱいご飯が食べられるだけで、幸せなのだ。
「それでしたら、他に何か必要な物はありますか?サーラ様がお好きなものとか」
「好きなものか…私はこれと言った特技もないの。不器用だし…そうね、本を読むのが好きだわ。特に恋愛小説が…」
「恋愛小説ですね。すぐに持ってまいりますわ」
「待って、まだリサに持ってきてもらった本を読んでいないの。これを読み終わってからにするわ。色々と気を使ってくれてありがとう」
「そんな…私なんて何にも…とにかく、恋愛小説を持ってまいります。どうか私に気を遣わないでください」
そう言うと、急いで部屋から出て行った。本当に、リサは優しいメイドだ。彼女と接していると、いつも私に優しく接してくれていたメイドたちを思い出す。彼女たち、元気にやっているかしら?
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