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第2章
第21話:アーサー様の意識が戻りません
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「う~ん…」
ゆっくり目を覚ますと、見覚えのない天井が…
「ローラ、目を覚ましたのね。良かったわ!」
目に涙を浮かべたお姉様の顔が目に入った。隣にはミラ様もいる。そうだわ、私、病院で倒れたのだった。お腹の赤ちゃんは?
「お姉様、お腹の赤ちゃんは?赤ちゃんは大丈夫なの?」
「ええ、倒れる寸前のところで、メイソン様が受け止めて下さったので、おなかの赤ちゃんは無事よ」
「メイソン様が…良かった」
少し膨らんだお腹を撫でる。メイソン様がこの子を助けてくれたのね。
「それで、アーサー様の容態はどうなのですか?」
私の問いかけに、目をそらしたお姉様。まさか…
「大丈夫よ、アーサー様は生きているわ。ただ…意識が戻らないの…」
「そんな…」
頭の中が真っ白になる。正直、何も考えられない。
「とにかく、アーサー様に会いたいわ!もうアーサー様には会えるのですか?」
「ええ、治療が終わっているから、会う事は可能よ」
「それじゃあ早速アーサー様の元に連れて行って下さい。お願いします!早くアーサー様の顔が見たいわ!」
「分かったわ。アーサー様はあなたが休んでいる病室の隣に居るわ。一緒に行きましょう」
お姉様とミラ様に連れられ、隣の病室へと向かう。そこにはベッドに横たわるアーサー様の姿が!
「アーサー様!」
急いでベッドに駆け寄り、アーサー様の手を握る。温かい…確かに生きている!アーサー様の温もりを感じた瞬間、一気に涙が溢れだした。アーサー様は生きている!生きているのよ!
その時だった
「「アーサー!」」
すごい勢いで、お義父様とお義母様が病室に入って来た。
「あぁ、アーサー、何て事なの…」
ベッドで眠るアーサー様を見て、お義母様は声を上げて泣き出してしまった。その姿を見て、私もさらに涙が込み上げる。結局二人で抱き合って泣いた。
私たちが泣いているところに入って来たのは、お医者様だ。
「先生、アーサーの容体はどうなのですか?」
必死にお義父様が、お医者様に詰め寄っている。
「一命は取り留めました。さすが騎士団長をしているお方だけの事はある。凄い生命力です。ただ…巨大コブラの毒をもろに受けていますので、意識が戻るかどうかは…」
「そんな、それじゃあ、アーサーはずっとこのまま眠ったままなのですか?お金ならいくらでもお支払いします!どうかアーサーを助けてください。お願いします!」
必死にお義母様が、お医者様に頭を下げている。
「夫人、申し訳ないが、私たちが出来る治療はここまでです。後は本人の生命力次第です。明日目覚めるかもしれないし、二度と目覚めないかもしれない。神のみが知る事ですから」
そう言って去って行った先生。
「そんな…アーサー、今すぐ起きなさい!ローラちゃんのお腹にはあなたの子供がいるのよ。ローラちゃんとお腹の子供を守らなくてどうするのよ。アーサー!」
アーサー様に向かって必死に叫ぶお義母様。そんなお義母様に
「落ち着きなさい!お前が取り乱してどうする。一番辛いのは、ローラだろう!ローラのお腹には子供がいるんだぞ。ローラのケアを行う事が先決だ!」
そう言ってお義父様がなだめていた。
「そうよね、ごめんなさい。私が取り乱したら駄目よね。ローラちゃんもごめんね」
そう言って私を抱きしめてくれたお義母様。
自分の息子の意識が戻らない中でも、私の事を気に掛けて下さるなんて…本当にお優しい義両親だ。
「レオナルド、メイソン、アーサーの付き添いで来てくれたんだな。ありがとう。ここはもう大丈夫だから、魔物討伐に戻りなさい。騎士団長でもあるアーサーが居ないんだ。副騎士団長の君まで居なかったら、団員たちは不安だろう。ただでさえ凶暴な魔物たちなんだから」
「お気遣いありがとうございます。魔物たちは全て倒し終わって、後は帰り支度をして王都に帰って来るだけなので、俺が居なくてももう問題はないです。最後の巨大コブラにアーサーはやられたので。それでもアーサーは、巨大コブラを倒したのです。本当に強い男だ」
そう言うと、悔しそうに唇を噛んだレオナルド様。ずっとアーサー様の側で戦って来たレオナルド様。きっと彼が一番悔しい思いをしているのだろう。
「そうか、最後のアーサーの様子を教えてくれてありがとう。とにかく二人共討伐で疲れているだろう。ゆっくり休んでくれ。夫人たちも、ローラに付き添って来てくれたんだね。ありがとう」
そう言ってお姉様とミラ様にも頭を下げたお義父様。とりあえず、私と義両親でアーサー様の側に付き添う事になり、他の皆には一旦帰ってもらう事になった。
私も妊娠中という事で、屋敷に帰る様言われたが、正直今はアーサー様から離れたくはない。隣の病室を私の休憩室として使わせてもらえる様にお願いして、何とか病室に置いてもらえる事になった。
今はただ、アーサー様が目覚めるとこを祈るしかない。
ゆっくり目を覚ますと、見覚えのない天井が…
「ローラ、目を覚ましたのね。良かったわ!」
目に涙を浮かべたお姉様の顔が目に入った。隣にはミラ様もいる。そうだわ、私、病院で倒れたのだった。お腹の赤ちゃんは?
「お姉様、お腹の赤ちゃんは?赤ちゃんは大丈夫なの?」
「ええ、倒れる寸前のところで、メイソン様が受け止めて下さったので、おなかの赤ちゃんは無事よ」
「メイソン様が…良かった」
少し膨らんだお腹を撫でる。メイソン様がこの子を助けてくれたのね。
「それで、アーサー様の容態はどうなのですか?」
私の問いかけに、目をそらしたお姉様。まさか…
「大丈夫よ、アーサー様は生きているわ。ただ…意識が戻らないの…」
「そんな…」
頭の中が真っ白になる。正直、何も考えられない。
「とにかく、アーサー様に会いたいわ!もうアーサー様には会えるのですか?」
「ええ、治療が終わっているから、会う事は可能よ」
「それじゃあ早速アーサー様の元に連れて行って下さい。お願いします!早くアーサー様の顔が見たいわ!」
「分かったわ。アーサー様はあなたが休んでいる病室の隣に居るわ。一緒に行きましょう」
お姉様とミラ様に連れられ、隣の病室へと向かう。そこにはベッドに横たわるアーサー様の姿が!
「アーサー様!」
急いでベッドに駆け寄り、アーサー様の手を握る。温かい…確かに生きている!アーサー様の温もりを感じた瞬間、一気に涙が溢れだした。アーサー様は生きている!生きているのよ!
その時だった
「「アーサー!」」
すごい勢いで、お義父様とお義母様が病室に入って来た。
「あぁ、アーサー、何て事なの…」
ベッドで眠るアーサー様を見て、お義母様は声を上げて泣き出してしまった。その姿を見て、私もさらに涙が込み上げる。結局二人で抱き合って泣いた。
私たちが泣いているところに入って来たのは、お医者様だ。
「先生、アーサーの容体はどうなのですか?」
必死にお義父様が、お医者様に詰め寄っている。
「一命は取り留めました。さすが騎士団長をしているお方だけの事はある。凄い生命力です。ただ…巨大コブラの毒をもろに受けていますので、意識が戻るかどうかは…」
「そんな、それじゃあ、アーサーはずっとこのまま眠ったままなのですか?お金ならいくらでもお支払いします!どうかアーサーを助けてください。お願いします!」
必死にお義母様が、お医者様に頭を下げている。
「夫人、申し訳ないが、私たちが出来る治療はここまでです。後は本人の生命力次第です。明日目覚めるかもしれないし、二度と目覚めないかもしれない。神のみが知る事ですから」
そう言って去って行った先生。
「そんな…アーサー、今すぐ起きなさい!ローラちゃんのお腹にはあなたの子供がいるのよ。ローラちゃんとお腹の子供を守らなくてどうするのよ。アーサー!」
アーサー様に向かって必死に叫ぶお義母様。そんなお義母様に
「落ち着きなさい!お前が取り乱してどうする。一番辛いのは、ローラだろう!ローラのお腹には子供がいるんだぞ。ローラのケアを行う事が先決だ!」
そう言ってお義父様がなだめていた。
「そうよね、ごめんなさい。私が取り乱したら駄目よね。ローラちゃんもごめんね」
そう言って私を抱きしめてくれたお義母様。
自分の息子の意識が戻らない中でも、私の事を気に掛けて下さるなんて…本当にお優しい義両親だ。
「レオナルド、メイソン、アーサーの付き添いで来てくれたんだな。ありがとう。ここはもう大丈夫だから、魔物討伐に戻りなさい。騎士団長でもあるアーサーが居ないんだ。副騎士団長の君まで居なかったら、団員たちは不安だろう。ただでさえ凶暴な魔物たちなんだから」
「お気遣いありがとうございます。魔物たちは全て倒し終わって、後は帰り支度をして王都に帰って来るだけなので、俺が居なくてももう問題はないです。最後の巨大コブラにアーサーはやられたので。それでもアーサーは、巨大コブラを倒したのです。本当に強い男だ」
そう言うと、悔しそうに唇を噛んだレオナルド様。ずっとアーサー様の側で戦って来たレオナルド様。きっと彼が一番悔しい思いをしているのだろう。
「そうか、最後のアーサーの様子を教えてくれてありがとう。とにかく二人共討伐で疲れているだろう。ゆっくり休んでくれ。夫人たちも、ローラに付き添って来てくれたんだね。ありがとう」
そう言ってお姉様とミラ様にも頭を下げたお義父様。とりあえず、私と義両親でアーサー様の側に付き添う事になり、他の皆には一旦帰ってもらう事になった。
私も妊娠中という事で、屋敷に帰る様言われたが、正直今はアーサー様から離れたくはない。隣の病室を私の休憩室として使わせてもらえる様にお願いして、何とか病室に置いてもらえる事になった。
今はただ、アーサー様が目覚めるとこを祈るしかない。
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