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第50話:ワイアット様に閉じ込められてしまいました
「ワイアット様、話しを聞いて下さい!これには訳が…」
「黙れ!とにかく王宮に帰るぞ!話はそれからだ!」
無理やり馬車に乗せられ、王宮を目指す。物凄い怖い顔のワイアット様、恐怖から、それ以上話しかける事なんて出来ない。
長い沈黙が続く…この沈黙が、たまらなく辛い…
しばらく走ると王宮に着いた。有無も言わさず私を引きずり出すと、そのまま浴槽に放り投げられた。
「今すぐアリアの体を隅々まで洗え!」
近くにいたメイドに指示を出したワイアット様。物凄く驚いているメイド達。それでもすぐに我に返り、ドレスを脱がすと丁寧に洗い始めた。自然と涙が溢れる。
あぁ、どうして私はワイアット様の言いつけを破って、カーター様に会いに行ってしまったのだろう。私が会いに行かなければ、ワイアット様を傷つける事も無かったのに。それにカーター様も…
いくらお優しいワイアット様でも、国家反逆罪で捕まえたカーター様を、そのまま釈放するとは考え難い。下手をすると、極刑も考えられるわ。そう、私の浅はかな行動のせいで…
私が泣いている間に、体をキレイに洗ってくれたメイドたちによって、着替えまで完了していた。着替えが終わると、待ち構えていたワイアット様に再び腕を掴まれ、歩きはじめた。
向かった先は、私たちが結婚した後に使う夫婦の寝室だ。そして本棚を移動させたワイアット様。そこには扉が…その扉を開けると
「アリア、今日からしばらくここで暮らしてもらう!」
6畳くらいの小さな部屋に、小さなベッドが1台と小さなチェストが置いてあるだけ。奥にはトイレと浴槽が付いている。ただ部屋には窓が無く、寝る時に使う専用のあかりが灯されていた。恐怖でギューッとワイアット様に抱き着くが、すかさず引き離され、そのまま手と足を鎖で繋がれた。
「ワイアット様…約束を破ってごめんなさい!でもこれだけは信じて下さい!私が愛しているのは、あなた様だけです!」
「アリア、今更そんな嘘を付かなくてもいい!君が愛しているのはカーターだろう?俺はすっかり君の演技に騙されていたよ!まさかあの場所で密会しようとしていたなんてね。もしかして、2人で他国にでも逃げるつもりだったのかい?でも残念だったな!君は俺からは逃げられない!あの男を処分するまでは、ここで生活をして貰うよ!そうだな、最低でも1ヶ月はここに居てもらおう!俺から逃げるとどうなるか、身をもって体験してもらわないとね!」
ニヤリと笑ったワイアット様。
「そうそう、アリアは暗いところが苦手だったね。でも、君が悪いんだよ!ここでしっかり反省するんだ!もちろん、アリアは俺と結婚して王妃になってもらう!それは決定事項だ!とにかくこれからは、俺の言う事をよく聞く事だな!アリア、これ以上俺を怒らせるな!いいな、分かったな!!」
そう言うと、部屋から出て行こうとするワイアット様。嫌…こんなにも薄暗いと所に、私を置いて行かないで…
「ワイアット様、お待ちください!私が悪かったです、どうかこの部屋に置いて行かないで下さい!お願いします!お願いします!」
必死にワイアット様に訴える。
「アリア、君が悪いんだよ!悪い子にはお仕置きが必要だろう…俺が良いと言うまで、ここで反省していなさい!」
そう言うと、扉を閉めてしまったワイアット様。
ガチャリ
と、鍵が掛かる音も聞こえた。
「ワイアット様、お待ちください!ワイアット様!」
何度も扉を叩くが、もちろん開く事はない。
どうしてこんな事になってしまったの…
見渡す限り、本当に真っ暗だ。唯一寝る時に使う専用の明かりだけが頼りだ!チェストを開けると、私の洋服や下着、さらにタオルが入っていた。
本当に真っ暗な部屋だ。恐怖から、ベッドの上で丸くなる。最低でも1ヶ月は出してもらえないと言っていた。こんな場所で1ヶ月も生活するなんて…
再び涙が溢れだす。しばらく泣いていると、再びドアが開いた。部屋に入って来たのは、ワイアット様だ。
「ワイアット様!」
嬉しくてワイアット様に飛びついた。そんな私を、すかさず離す。
「食事を持ってきただけだ!食事は1日に1回だけ運ぶ。ここに3食分の食事を入れておくから、自分で考えて食べなさい!それから、着替えなどはこの箱に入れておく事!いいかい?君は今、罰を受けているんだ!俺もここには1日1回しか来ないつもりだ!しっかり反省するんだよ、いいね!」
そう言って再び出て行ってしまったワイアット様。そんな…
「ワイアット様…ごめんなさい…ここから出してください…お願いします…」
決して聞こえるはずがないのは分かっている。それでも無意識に言葉にしてしまうのだ。私が悪いのは分かっている…分かってはいるが、どうしようもない気持ちが溢れてくるのだ。
私が愛しているのは、ワイアット様ただ1人です。どうか信じて下さい…
心の中で何度も何度も呟くアリアであった。
「黙れ!とにかく王宮に帰るぞ!話はそれからだ!」
無理やり馬車に乗せられ、王宮を目指す。物凄い怖い顔のワイアット様、恐怖から、それ以上話しかける事なんて出来ない。
長い沈黙が続く…この沈黙が、たまらなく辛い…
しばらく走ると王宮に着いた。有無も言わさず私を引きずり出すと、そのまま浴槽に放り投げられた。
「今すぐアリアの体を隅々まで洗え!」
近くにいたメイドに指示を出したワイアット様。物凄く驚いているメイド達。それでもすぐに我に返り、ドレスを脱がすと丁寧に洗い始めた。自然と涙が溢れる。
あぁ、どうして私はワイアット様の言いつけを破って、カーター様に会いに行ってしまったのだろう。私が会いに行かなければ、ワイアット様を傷つける事も無かったのに。それにカーター様も…
いくらお優しいワイアット様でも、国家反逆罪で捕まえたカーター様を、そのまま釈放するとは考え難い。下手をすると、極刑も考えられるわ。そう、私の浅はかな行動のせいで…
私が泣いている間に、体をキレイに洗ってくれたメイドたちによって、着替えまで完了していた。着替えが終わると、待ち構えていたワイアット様に再び腕を掴まれ、歩きはじめた。
向かった先は、私たちが結婚した後に使う夫婦の寝室だ。そして本棚を移動させたワイアット様。そこには扉が…その扉を開けると
「アリア、今日からしばらくここで暮らしてもらう!」
6畳くらいの小さな部屋に、小さなベッドが1台と小さなチェストが置いてあるだけ。奥にはトイレと浴槽が付いている。ただ部屋には窓が無く、寝る時に使う専用のあかりが灯されていた。恐怖でギューッとワイアット様に抱き着くが、すかさず引き離され、そのまま手と足を鎖で繋がれた。
「ワイアット様…約束を破ってごめんなさい!でもこれだけは信じて下さい!私が愛しているのは、あなた様だけです!」
「アリア、今更そんな嘘を付かなくてもいい!君が愛しているのはカーターだろう?俺はすっかり君の演技に騙されていたよ!まさかあの場所で密会しようとしていたなんてね。もしかして、2人で他国にでも逃げるつもりだったのかい?でも残念だったな!君は俺からは逃げられない!あの男を処分するまでは、ここで生活をして貰うよ!そうだな、最低でも1ヶ月はここに居てもらおう!俺から逃げるとどうなるか、身をもって体験してもらわないとね!」
ニヤリと笑ったワイアット様。
「そうそう、アリアは暗いところが苦手だったね。でも、君が悪いんだよ!ここでしっかり反省するんだ!もちろん、アリアは俺と結婚して王妃になってもらう!それは決定事項だ!とにかくこれからは、俺の言う事をよく聞く事だな!アリア、これ以上俺を怒らせるな!いいな、分かったな!!」
そう言うと、部屋から出て行こうとするワイアット様。嫌…こんなにも薄暗いと所に、私を置いて行かないで…
「ワイアット様、お待ちください!私が悪かったです、どうかこの部屋に置いて行かないで下さい!お願いします!お願いします!」
必死にワイアット様に訴える。
「アリア、君が悪いんだよ!悪い子にはお仕置きが必要だろう…俺が良いと言うまで、ここで反省していなさい!」
そう言うと、扉を閉めてしまったワイアット様。
ガチャリ
と、鍵が掛かる音も聞こえた。
「ワイアット様、お待ちください!ワイアット様!」
何度も扉を叩くが、もちろん開く事はない。
どうしてこんな事になってしまったの…
見渡す限り、本当に真っ暗だ。唯一寝る時に使う専用の明かりだけが頼りだ!チェストを開けると、私の洋服や下着、さらにタオルが入っていた。
本当に真っ暗な部屋だ。恐怖から、ベッドの上で丸くなる。最低でも1ヶ月は出してもらえないと言っていた。こんな場所で1ヶ月も生活するなんて…
再び涙が溢れだす。しばらく泣いていると、再びドアが開いた。部屋に入って来たのは、ワイアット様だ。
「ワイアット様!」
嬉しくてワイアット様に飛びついた。そんな私を、すかさず離す。
「食事を持ってきただけだ!食事は1日に1回だけ運ぶ。ここに3食分の食事を入れておくから、自分で考えて食べなさい!それから、着替えなどはこの箱に入れておく事!いいかい?君は今、罰を受けているんだ!俺もここには1日1回しか来ないつもりだ!しっかり反省するんだよ、いいね!」
そう言って再び出て行ってしまったワイアット様。そんな…
「ワイアット様…ごめんなさい…ここから出してください…お願いします…」
決して聞こえるはずがないのは分かっている。それでも無意識に言葉にしてしまうのだ。私が悪いのは分かっている…分かってはいるが、どうしようもない気持ちが溢れてくるのだ。
私が愛しているのは、ワイアット様ただ1人です。どうか信じて下さい…
心の中で何度も何度も呟くアリアであった。
感想
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