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第52話:パーティー当日を迎えました
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お兄様が帰国してから約1ヶ月、やっと学院主催のパーティー当日を迎えた。今日は朝から準備があるだろうと、学院はお休み。お昼からパーティーが開始されるのだ。
その為、朝から準備に大忙しだ。いくら貴族制度が廃止されたからと言っても、やはりパーティーはドレスで参加するのが一般的。
メイドたち3人がかりで体を洗われ、ドレスを着せられる。今日のドレスは、私の瞳の色に合わせたエメラルドグリーンだ。実はこのドレス、お母様が準備してくれたのだ。
そして耳には大きなエメラルドグリーンのイヤリングを付けた。これもお母様が宝石商から取り寄せてくれたものだ。お母様は昔から、ドレスや宝石を私の為に準備するのが好きで、何かあると必ず準備してくれる。
なんだかんだ言って、私の事を気に掛けてくれているのかな?と、勝手に期待してしまう。
「お嬢様、とっても素敵ですよ。このドレス、本当にお嬢様によくお似合いです」
メイドたちからも好評のようだ。
準備が出来たところで、お兄様の元へと向かう。
「ローズ、とてもよく似合っているよ。こんなに小さかったローズが、しばらく見ない間に立派なレディに成長したね」
「ありがとうございます。お兄様も素敵ですわよ」
「それじゃあ、そろそろ行こうか。今日は君の交友関係を知るいい機会だからね。それにこの国の状況も知りたいし」
「はい、分かっておりますわ。それでは参りましょう」
お兄様と一緒に馬車に乗り込み、学院を目指す。なんだかお兄様と一緒に学院に行くなんて、変な感じね。
しばらくすると、学院が見えてきた。
「あれがセントラル学院か。初めて来たが、立派な学院だな。ただ、グラシュ国のラーディエンス学院に比べれば、やはり規模は小さいな」
学院を見ながら、お兄様がそんな事を呟いている。ラーディエンス学院は、お兄様が留学していた学院で、今度教授として教える予定になっているところだ。きっとかなり規模が大きな学院なんだろう。
門のところに来ると、既にたくさんの馬車で渋滞を起こしていた。いつもはもっとスムーズに進むのに、珍しいわね。
しばらく待って、なんとか馬車から降りることが出来た。
「ローズ、行こうか?」
「はい」
お兄様と一緒に、ホールへと向かう。今日の会場は、学院内にある大ホールだ。ホールに入ると、たくさんの生徒とその保護者が来ていた。
私とお兄様を見て、なぜか皆チラチラとこちらを見ている。
「兄が保護者として参加するのは珍しいからね。だから皆チラチラとこちらを見ているんだろう。それにしても、この国は偏見の塊だな。別に兄が保護者として参加しても、何らおかしなことではないのに…偏見に囚われている国では、この先発展は見込めないな」
お兄様が深くため息を付いている。
「お兄様、私のせいで嫌な思いをさせてしまい、申し訳ございません」
「どうしてローズが謝るんだい?君は悪い事をしていないだろう?堂々としていればいいんだ。さあ、君の友達を紹介してくれ。そういえば、カルミア嬢やファリサ嬢とは、今でも仲がいいのだろう?」
「はい、彼女たちには、色々と助けられておりますわ。あっ、噂をすればあそこに」
カルミアとファリサ、さらに2人のご両親もいた。
「カルミア、ファリサ!」
彼女たちに声を掛け近づくと、2組の親子もこちらに来てくれた。
「ローズ、ここにいたのね。もしかして、お隣にいらっしゃるがローランド様?」
「ええ、そうよ」
「カルミア嬢、ファリサ嬢、久しぶりだね。しばらく見ない間に、立派な令嬢になったね」
お兄様がカルミアとファリサに挨拶をした。なぜか顔を赤くして固まる2人、どうしたのかしら?
「やあ、ローランド殿、久しぶりだね。どうだい?グラシュ国は?」
「ええ、とても素晴らしいところですよ。この国では学べない事を、しっかり学べています」
「そうか、それはよかった。実はグラシュ国に知り合いがいてね。今度教授になるそうじゃないか。おめでとう」
「ありがとうございます」
お兄様とカルミアのお父様が話をしている。さらにファリサのお父様もその話に加わり、3人で盛り上がり始めた。
「ちょっとローズ、ローランド様、しばらく見ない間に、とても素敵な殿方になっているじゃない!」
「そうよ、びっくりしたわ。私なんて、見とれてしまったわ」
私に小声で話しかけてくるのは、カルミアとファリサだ。
「そうかしら?あまり変わっていない気がするけれど…そうそう、お兄様、今度結婚する事になったのよ」
「「まあ、そうなの…残念」」
なぜか2人が声を合わせて残念がっている。
「まあ、ファリサもカルミアちゃんも、ローランド殿を狙っていたのね。残念だったわね」
「本当に…ローズちゃん、今日はお兄様が参加してくれて、よかったわね。中には嫌味を言う人もいるかもしれないけれど、気にしちゃだめよ」
「はい、ありがとうございます」
カルミアとファリサのお母様が、私を気遣ってくれた。その後は少し女性4人で話したのであった。
その為、朝から準備に大忙しだ。いくら貴族制度が廃止されたからと言っても、やはりパーティーはドレスで参加するのが一般的。
メイドたち3人がかりで体を洗われ、ドレスを着せられる。今日のドレスは、私の瞳の色に合わせたエメラルドグリーンだ。実はこのドレス、お母様が準備してくれたのだ。
そして耳には大きなエメラルドグリーンのイヤリングを付けた。これもお母様が宝石商から取り寄せてくれたものだ。お母様は昔から、ドレスや宝石を私の為に準備するのが好きで、何かあると必ず準備してくれる。
なんだかんだ言って、私の事を気に掛けてくれているのかな?と、勝手に期待してしまう。
「お嬢様、とっても素敵ですよ。このドレス、本当にお嬢様によくお似合いです」
メイドたちからも好評のようだ。
準備が出来たところで、お兄様の元へと向かう。
「ローズ、とてもよく似合っているよ。こんなに小さかったローズが、しばらく見ない間に立派なレディに成長したね」
「ありがとうございます。お兄様も素敵ですわよ」
「それじゃあ、そろそろ行こうか。今日は君の交友関係を知るいい機会だからね。それにこの国の状況も知りたいし」
「はい、分かっておりますわ。それでは参りましょう」
お兄様と一緒に馬車に乗り込み、学院を目指す。なんだかお兄様と一緒に学院に行くなんて、変な感じね。
しばらくすると、学院が見えてきた。
「あれがセントラル学院か。初めて来たが、立派な学院だな。ただ、グラシュ国のラーディエンス学院に比べれば、やはり規模は小さいな」
学院を見ながら、お兄様がそんな事を呟いている。ラーディエンス学院は、お兄様が留学していた学院で、今度教授として教える予定になっているところだ。きっとかなり規模が大きな学院なんだろう。
門のところに来ると、既にたくさんの馬車で渋滞を起こしていた。いつもはもっとスムーズに進むのに、珍しいわね。
しばらく待って、なんとか馬車から降りることが出来た。
「ローズ、行こうか?」
「はい」
お兄様と一緒に、ホールへと向かう。今日の会場は、学院内にある大ホールだ。ホールに入ると、たくさんの生徒とその保護者が来ていた。
私とお兄様を見て、なぜか皆チラチラとこちらを見ている。
「兄が保護者として参加するのは珍しいからね。だから皆チラチラとこちらを見ているんだろう。それにしても、この国は偏見の塊だな。別に兄が保護者として参加しても、何らおかしなことではないのに…偏見に囚われている国では、この先発展は見込めないな」
お兄様が深くため息を付いている。
「お兄様、私のせいで嫌な思いをさせてしまい、申し訳ございません」
「どうしてローズが謝るんだい?君は悪い事をしていないだろう?堂々としていればいいんだ。さあ、君の友達を紹介してくれ。そういえば、カルミア嬢やファリサ嬢とは、今でも仲がいいのだろう?」
「はい、彼女たちには、色々と助けられておりますわ。あっ、噂をすればあそこに」
カルミアとファリサ、さらに2人のご両親もいた。
「カルミア、ファリサ!」
彼女たちに声を掛け近づくと、2組の親子もこちらに来てくれた。
「ローズ、ここにいたのね。もしかして、お隣にいらっしゃるがローランド様?」
「ええ、そうよ」
「カルミア嬢、ファリサ嬢、久しぶりだね。しばらく見ない間に、立派な令嬢になったね」
お兄様がカルミアとファリサに挨拶をした。なぜか顔を赤くして固まる2人、どうしたのかしら?
「やあ、ローランド殿、久しぶりだね。どうだい?グラシュ国は?」
「ええ、とても素晴らしいところですよ。この国では学べない事を、しっかり学べています」
「そうか、それはよかった。実はグラシュ国に知り合いがいてね。今度教授になるそうじゃないか。おめでとう」
「ありがとうございます」
お兄様とカルミアのお父様が話をしている。さらにファリサのお父様もその話に加わり、3人で盛り上がり始めた。
「ちょっとローズ、ローランド様、しばらく見ない間に、とても素敵な殿方になっているじゃない!」
「そうよ、びっくりしたわ。私なんて、見とれてしまったわ」
私に小声で話しかけてくるのは、カルミアとファリサだ。
「そうかしら?あまり変わっていない気がするけれど…そうそう、お兄様、今度結婚する事になったのよ」
「「まあ、そうなの…残念」」
なぜか2人が声を合わせて残念がっている。
「まあ、ファリサもカルミアちゃんも、ローランド殿を狙っていたのね。残念だったわね」
「本当に…ローズちゃん、今日はお兄様が参加してくれて、よかったわね。中には嫌味を言う人もいるかもしれないけれど、気にしちゃだめよ」
「はい、ありがとうございます」
カルミアとファリサのお母様が、私を気遣ってくれた。その後は少し女性4人で話したのであった。
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