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第39話:アジトか?~ゼルス視点~
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可愛いリリアの笑顔が見られた事で、俺のやる気もみなぎる。
そんな思いで、部下が待つマルック通りに戻ろうとしていた時だった。
俺の横を、フードを被った男と数名の男たちが歩いていったのだ。なんだ、この違和感は…
そもそもここは人通りがかなり多い通りだ。さすがにこんな場所で人さらいは現れない。こんなところで人を攫えば、すぐに捕まってしまうからだ。だが、なんだか妙に胸騒ぎがする。
そっと男たちの後を付ける。
“それじゃあ後は頼んだよ。うまくやってくれたら、報酬は弾むから”
“はい、任せて下さい!それではまた後程”
フードの男とその他の男たちが、別々の方に向かって歩き出したのだ。きっとあのフードの男が、指示役なのだろう。
俺はすぐに通信機を手に取った。
“隊長、どうされましたか?”
「今俺の前に、人さらいの実行犯と思われる男たちと指示役と思われる男がいる。実行犯の男たちは今、マルック通りに向かって歩いて行った。多分そこで女子供を誘拐するはずだ。俺は指示役と思われる男の後を追うから、そっちは頼んだぞ。男たちの特徴は…」
“承知しました。隊長、俺たちも応援に行きます。位置情報をオンにしておいてください”
「ああ、分かった。それじゃあ頼んだぞ」
通信を切ると、そのままフードの男の後を付ける。人通りが多いこの通りを選んで犯人たちに指示を出していただなんて。とにかく、この男だけは逃がさない。そんな思いで後を付ける。
すると、港にやって来た男。港には海外に輸出する製品を保管しておく建屋が、所狭しと立ち並んでいるのだ。そのうちの1つに入っていく。
もしかしてここが、アジトなのか?
そっと中に入ると、そこには数名の男たちの姿が。
「遅かったな。それでよさそうな駒たちは見つかったか?」
「ああ、金も渡してきたよ。それにしても、最近騎士団たちが活発に動いているみたいで、中々うまく行かないな。昨日雇ったやつらも、失敗して捕まっていたし」
「そうだな、まあ、あいつらをどんなに尋問しようが、俺たちまではたどり着かないがな。あいつらは、俺たちの居場所も正体も知らないのだから」
「そうだな、とにかく俺たちは駒を使って、荒稼ぎをするまでだ。さて、今日は成功するかな?」
やっぱりあいつらが、連続誘拐事件の主犯格なのだな。今すぐつかまえたいが、万が一逃げられては大変だ。今は様子を見よう。
しばらく様子を見ていると、1人の男がやって来たのだ。
「今日も失敗だ。あいつら、あっさりと騎士団に捕まったよ。本当に役に立たない奴らだ」
「今日も失敗か…仕方ないな、とにかく今まで捕まえた女子供を売りに出すか」
どうやらまだ、誘拐された女子供たちは無事な様だ。その時だった。
“ゼルス、待たせたね。今隊員たちがこの建屋を囲んだから、もういつでも大丈夫だよ”
俺の元にやって来たのは、ルークだ。
“どうしてルークがここにいるんだ。お前にはスワックス通りを任せていたはずだぞ”
“主犯格が見つかったのだろう?それなら、こっちの方が優先だよ。それにスワックス通りは、他の隊員たちが見回っているから大丈夫。さあ、あいつらを捕まえよう”
ニヤリと笑ったルーク。確かにルークの言う通りだ、こいつらを捕まえないと。
「お前たち、そこまでだ!」
「まさかこんなところに潜んでいただなんてね」
2人で男たちの前に出ていく。すると
「お前たちは…隊長のゼルスと副隊長のルークじゃないか。どうしてここに?」
「へぇ~、俺たちの名前を知っているのか?さすがだな」
「話が早くて助かるよ。君たちを、今回の連続誘拐事件の主犯格として捕まえさせてもらうよ」
ルークと一緒に、一気に男たちに襲い掛かる。
「お前たち、逃げるぞ!」
1人の男がそう叫んだが、誰が逃がすか!一気に男たちをなぎ倒し、縛り上げる。
「隊長、副隊長!」
「いいところに来たな。お前たち、こいつらを連れて行ってくれ。それから、どうやらまだ誘拐された人たちは売られていないようだ。俺はこいつらの尋問を行うから、残りの者たちは、誘拐された人たちの捜索に当たってくれ。多分この建屋のどこかにいるはずだ」
「「「はい!」」」」
そんな思いで、部下が待つマルック通りに戻ろうとしていた時だった。
俺の横を、フードを被った男と数名の男たちが歩いていったのだ。なんだ、この違和感は…
そもそもここは人通りがかなり多い通りだ。さすがにこんな場所で人さらいは現れない。こんなところで人を攫えば、すぐに捕まってしまうからだ。だが、なんだか妙に胸騒ぎがする。
そっと男たちの後を付ける。
“それじゃあ後は頼んだよ。うまくやってくれたら、報酬は弾むから”
“はい、任せて下さい!それではまた後程”
フードの男とその他の男たちが、別々の方に向かって歩き出したのだ。きっとあのフードの男が、指示役なのだろう。
俺はすぐに通信機を手に取った。
“隊長、どうされましたか?”
「今俺の前に、人さらいの実行犯と思われる男たちと指示役と思われる男がいる。実行犯の男たちは今、マルック通りに向かって歩いて行った。多分そこで女子供を誘拐するはずだ。俺は指示役と思われる男の後を追うから、そっちは頼んだぞ。男たちの特徴は…」
“承知しました。隊長、俺たちも応援に行きます。位置情報をオンにしておいてください”
「ああ、分かった。それじゃあ頼んだぞ」
通信を切ると、そのままフードの男の後を付ける。人通りが多いこの通りを選んで犯人たちに指示を出していただなんて。とにかく、この男だけは逃がさない。そんな思いで後を付ける。
すると、港にやって来た男。港には海外に輸出する製品を保管しておく建屋が、所狭しと立ち並んでいるのだ。そのうちの1つに入っていく。
もしかしてここが、アジトなのか?
そっと中に入ると、そこには数名の男たちの姿が。
「遅かったな。それでよさそうな駒たちは見つかったか?」
「ああ、金も渡してきたよ。それにしても、最近騎士団たちが活発に動いているみたいで、中々うまく行かないな。昨日雇ったやつらも、失敗して捕まっていたし」
「そうだな、まあ、あいつらをどんなに尋問しようが、俺たちまではたどり着かないがな。あいつらは、俺たちの居場所も正体も知らないのだから」
「そうだな、とにかく俺たちは駒を使って、荒稼ぎをするまでだ。さて、今日は成功するかな?」
やっぱりあいつらが、連続誘拐事件の主犯格なのだな。今すぐつかまえたいが、万が一逃げられては大変だ。今は様子を見よう。
しばらく様子を見ていると、1人の男がやって来たのだ。
「今日も失敗だ。あいつら、あっさりと騎士団に捕まったよ。本当に役に立たない奴らだ」
「今日も失敗か…仕方ないな、とにかく今まで捕まえた女子供を売りに出すか」
どうやらまだ、誘拐された女子供たちは無事な様だ。その時だった。
“ゼルス、待たせたね。今隊員たちがこの建屋を囲んだから、もういつでも大丈夫だよ”
俺の元にやって来たのは、ルークだ。
“どうしてルークがここにいるんだ。お前にはスワックス通りを任せていたはずだぞ”
“主犯格が見つかったのだろう?それなら、こっちの方が優先だよ。それにスワックス通りは、他の隊員たちが見回っているから大丈夫。さあ、あいつらを捕まえよう”
ニヤリと笑ったルーク。確かにルークの言う通りだ、こいつらを捕まえないと。
「お前たち、そこまでだ!」
「まさかこんなところに潜んでいただなんてね」
2人で男たちの前に出ていく。すると
「お前たちは…隊長のゼルスと副隊長のルークじゃないか。どうしてここに?」
「へぇ~、俺たちの名前を知っているのか?さすがだな」
「話が早くて助かるよ。君たちを、今回の連続誘拐事件の主犯格として捕まえさせてもらうよ」
ルークと一緒に、一気に男たちに襲い掛かる。
「お前たち、逃げるぞ!」
1人の男がそう叫んだが、誰が逃がすか!一気に男たちをなぎ倒し、縛り上げる。
「隊長、副隊長!」
「いいところに来たな。お前たち、こいつらを連れて行ってくれ。それから、どうやらまだ誘拐された人たちは売られていないようだ。俺はこいつらの尋問を行うから、残りの者たちは、誘拐された人たちの捜索に当たってくれ。多分この建屋のどこかにいるはずだ」
「「「はい!」」」」
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