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第38話:リリアが可愛すぎる~ゼルス視点~
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俺も情報を集めるために、居酒屋にでも行くか。
いや…
「すまない、すぐ戻るからここは頼んでもいいか?」
「はい、もちろんです」
近くにいた隊員にこの場を預け、俺は急いである場所へと向かった。
「ゼルス様?おかえりなさい。今日は随分早かったのですね。すぐにお食事の準備をしますね」
リリアが笑顔で迎えてくれたのだ。街中が一大事の時に家に帰ってくるだなんて、俺は隊長失格だな。
リリアにどうしても会いたくて、家に帰って来てしまったのだから。
「ただいま、リリア。と言いたいところだが、すまない。食事を頂いたら、すぐにまた仕事に行かないといけないんだ」
「まあ、そうなのですね。お忙しいのに、わざわざ帰って来てくださったのですか?嬉しいです。温かいうちに食べて下さい」
「ありがとう、リリアも座ってくれ。一緒に食べよう」
「はい、頂きますわ」
嬉しそうに座ったリリア。やっぱりリリアは可愛いな…
「今日は何をしていたのだい?最近人さらいが活発に動いているから、あまり遠くに行っていないだろうね」
「はい、今日は近所の市場に午前中買い物に行った以外は、外出をしておりませんわ」
「そうか。それ以外の時間は、何をして過ごしていたのだい?いつもの様に、絵をかいていたのかい?」
「はい、明日くらいには絵が完成しそうですわ」
「そうか、完成したら俺にも見せてくれ。せっかくだから、隊長室にリリアの絵を飾りたくてね」
「今描いている絵は、その…ちょっと失敗してしまったので、次描く絵をゼルス様にお渡しいたします。ですからその…」
頬を赤くしたリリアが、急にモジモジしだしたのだ。
何なんだ、この可愛い生き物は…今すぐ抱きしめたい!そんな衝動に駆られるのを、ぐっと堪えた。
「一体どんな絵を描いているのだい?そんな風に可愛い顔をされると、増々見てみたくなるな。とはいえ、これ以上リリアを困らせるのもよくないだろう。それじゃあ、次の絵をもらってもいいかな?」
「はい、もちろんですわ。隊長室に飾って頂けるだなんて。一体どんな絵をかいたらいいのかしら?」
今度は腕を組んで考え出したのだ。その姿もまた愛おしい。このままずっとリリアの傍にいたい。でも今は、リリアが安心して暮らせる街をつくる事が専決だ。
リリアとの会話を楽しみつつも、急ぎめで食事を済ませた。
「それじゃあ、また行ってくる。いいかい?しっかり戸締りをするのだよ。それから、今日は遅くなるから、リリアは先に休んでいてくれ」
「はい、かしこまりました。あの、ゼルス様、これ。簡単な物ですが、お腹がすいたら召し上がってください」
リリアが手渡してくれたのは、さっき食べた俺の大好物、牛タンシチューとパンだ。汁がこぼれない様に、しっかり密封された容器に入れられている。
「ありがとう、リリア。腹が減ったら頂くよ。それじゃあ、行ってくるから。俺が外に出たら、すぐに鍵をかけるのだよ」
「はい、お気をつけて行ってらっしゃいませ」
不安そうなリリアの顔を見ると、胸が張り裂けそうになる。こんな夜に、たった1人で留守番させられるだなんて、不安でたまらないだろう。特に今、人さらいがこの辺をウロウロしているのだ。
本来俺が傍にいてリリアを守ってやるべきなのに…
そっとリリアを抱き寄せた。
「すまない、人さらいがいるこの街で、女性でもあるリリアを夜1人ぼっちにさせるだなんて。怖くて不安だよな」
「いえ、違うんです。1人で待っていることが不安というよりかは、ゼルス様が悪い人に襲われてケガなどをなさらないか心配で。私、こう見えて強いので、1人でも大丈夫ですわ」
俺が怪我をしないか心配してくれていただと?なんて優しいんだ!
「ありがとう、リリア。でも俺は強いから、そう簡単にはやられないよ。とはいえ、これ以上君を不安にさせる訳にはいかないから、さっさと誘拐犯の組織を捕まえてくるから、待っていてくれ」
「はい、分かりましたわ。ゼルス様、どうかご無理はなさらないで下さいね。私はこの家で、大人しくなっておりますので。どうかお気をつけて」
俺を安心させるかのように、にっこりとリリアが笑ったのだ。やっぱり家に帰って来てよかった。リリアに会えただけで俺は、力がみなぎるのだから。
いや…
「すまない、すぐ戻るからここは頼んでもいいか?」
「はい、もちろんです」
近くにいた隊員にこの場を預け、俺は急いである場所へと向かった。
「ゼルス様?おかえりなさい。今日は随分早かったのですね。すぐにお食事の準備をしますね」
リリアが笑顔で迎えてくれたのだ。街中が一大事の時に家に帰ってくるだなんて、俺は隊長失格だな。
リリアにどうしても会いたくて、家に帰って来てしまったのだから。
「ただいま、リリア。と言いたいところだが、すまない。食事を頂いたら、すぐにまた仕事に行かないといけないんだ」
「まあ、そうなのですね。お忙しいのに、わざわざ帰って来てくださったのですか?嬉しいです。温かいうちに食べて下さい」
「ありがとう、リリアも座ってくれ。一緒に食べよう」
「はい、頂きますわ」
嬉しそうに座ったリリア。やっぱりリリアは可愛いな…
「今日は何をしていたのだい?最近人さらいが活発に動いているから、あまり遠くに行っていないだろうね」
「はい、今日は近所の市場に午前中買い物に行った以外は、外出をしておりませんわ」
「そうか。それ以外の時間は、何をして過ごしていたのだい?いつもの様に、絵をかいていたのかい?」
「はい、明日くらいには絵が完成しそうですわ」
「そうか、完成したら俺にも見せてくれ。せっかくだから、隊長室にリリアの絵を飾りたくてね」
「今描いている絵は、その…ちょっと失敗してしまったので、次描く絵をゼルス様にお渡しいたします。ですからその…」
頬を赤くしたリリアが、急にモジモジしだしたのだ。
何なんだ、この可愛い生き物は…今すぐ抱きしめたい!そんな衝動に駆られるのを、ぐっと堪えた。
「一体どんな絵を描いているのだい?そんな風に可愛い顔をされると、増々見てみたくなるな。とはいえ、これ以上リリアを困らせるのもよくないだろう。それじゃあ、次の絵をもらってもいいかな?」
「はい、もちろんですわ。隊長室に飾って頂けるだなんて。一体どんな絵をかいたらいいのかしら?」
今度は腕を組んで考え出したのだ。その姿もまた愛おしい。このままずっとリリアの傍にいたい。でも今は、リリアが安心して暮らせる街をつくる事が専決だ。
リリアとの会話を楽しみつつも、急ぎめで食事を済ませた。
「それじゃあ、また行ってくる。いいかい?しっかり戸締りをするのだよ。それから、今日は遅くなるから、リリアは先に休んでいてくれ」
「はい、かしこまりました。あの、ゼルス様、これ。簡単な物ですが、お腹がすいたら召し上がってください」
リリアが手渡してくれたのは、さっき食べた俺の大好物、牛タンシチューとパンだ。汁がこぼれない様に、しっかり密封された容器に入れられている。
「ありがとう、リリア。腹が減ったら頂くよ。それじゃあ、行ってくるから。俺が外に出たら、すぐに鍵をかけるのだよ」
「はい、お気をつけて行ってらっしゃいませ」
不安そうなリリアの顔を見ると、胸が張り裂けそうになる。こんな夜に、たった1人で留守番させられるだなんて、不安でたまらないだろう。特に今、人さらいがこの辺をウロウロしているのだ。
本来俺が傍にいてリリアを守ってやるべきなのに…
そっとリリアを抱き寄せた。
「すまない、人さらいがいるこの街で、女性でもあるリリアを夜1人ぼっちにさせるだなんて。怖くて不安だよな」
「いえ、違うんです。1人で待っていることが不安というよりかは、ゼルス様が悪い人に襲われてケガなどをなさらないか心配で。私、こう見えて強いので、1人でも大丈夫ですわ」
俺が怪我をしないか心配してくれていただと?なんて優しいんだ!
「ありがとう、リリア。でも俺は強いから、そう簡単にはやられないよ。とはいえ、これ以上君を不安にさせる訳にはいかないから、さっさと誘拐犯の組織を捕まえてくるから、待っていてくれ」
「はい、分かりましたわ。ゼルス様、どうかご無理はなさらないで下さいね。私はこの家で、大人しくなっておりますので。どうかお気をつけて」
俺を安心させるかのように、にっこりとリリアが笑ったのだ。やっぱり家に帰って来てよかった。リリアに会えただけで俺は、力がみなぎるのだから。
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