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第23話:平穏な日々に感謝です
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ソフィー様の事件が解決したその日、家族にソフィー様と仲良くなった事を伝えた。最初はソフィー様の事を悪く言っていた両親だったが、根気強く説得した結果、何とか納得してくれた。
ちなみにお兄様はと言うと、毛染め剤で頭がいっぱいで、ほとんど聞いていなかった。今までなら我先に話に入って来て文句を言いそうなものなのに。どうやら私は毛染め剤に負けた様だ…
そんな毛染め剤だが、ついに第1号が完成したそうで、途中から話がすり替わった。
「見てくれ、ミレニア。ついに第1号が完成したよ!」
嬉しそうなお兄様。
「さすがお兄様ね。それじゃあ、早速明日その毛染め剤を使って、学院に行くわ!」
「ああ、そうしてくれ!」
ご機嫌のお兄様から毛染め剤を預かり、早速翌日髪を黒く染める。
染めてくれたファリアが
「これはとても染まりやすいですね」
そう言って満足そうな顔をしていた。確かに以前の毛染めもどきに比べると、美しく染まっている。髪を染め終わると、早速お兄様に見せた。
「さすがお兄様ね、随分と奇麗に染まっているわ」
「本当だ!奇麗に染まっている。ちょっと髪を触らせてもらうよ」
どうやら髪の傷み具合を確認している様だ。
「うん、今のところ大丈夫そうだ!とりあえず今夜毛染め剤を落とした時、髪の傷み具合を見せてくれ!それじゃあ、俺は引き続き研究があるからもう行くね」
そう言うと、物凄い勢いで去っていくお兄様。いつからあんなに研究熱心になったのかしら?おっといけない、私も学院に行かないと遅刻するわ。
急いで馬車の乗り込み、学院を目指す。久しぶりの黒髪だ。皆どんな反応を示すかしら?
学院に着くと、早速令嬢たちが話しかけて来た。
「まあ、ミレニア様!また髪を黒く染めたのですね。今回はさらにツヤがあって美しいですわ。本当によくお似合いですよ」
「兄が毛染め剤を開発していて、第1号が出来たので早速試しに染めてみましたの」
「まあ、第1弾がですか!それは素晴らしいですわ。早く商品化をして頂きたいものですわね!」
そう言えば、令嬢たちも毛染めに興味津々だったのよね。
「今別の色も開発中なの。ただ、今はまだ実験中だから、もう少しマシなものが出来たら学院に持ってくるわ。その時はぜひ試してみて」
「それ本当ですか!楽しみだわ」
嬉しそうに笑う令嬢たち。
「ミレニア、おはよう。今日は髪を黒くして来たんだね。よく似合っているよ」
私の黒髪を優しく撫でるのは、クラウド様だ。
「クラウド様、おはよう!毛染め剤第1号が出来ましたのよ!」
すかさずクラウド様にすり寄る。やっぱりクラウド様に触れると落ち着くわ!クラウド様も優しく抱きしめてくれる。
そんな私たちの姿を見た令嬢たちに
「こうやって見ると、本当にベストカップルですわね。クラウド殿下とミレニア様。髪の色も同じだから、さらにお似合いに見えますわ」
「本当ね。なんだか神秘的だわ!美男美女が黒髪だと、まるで芸術作品の様ね。黒は神秘の色なのですわ!」
と、なぜか絶賛された。確かに髪を黒くすると、お揃い感が出ていいわね。
「あら、そうでしょうか?やっぱりミレニア様には金髪がお似合いですわ」
「確かにソフィーの言う通りだ。ミレニアは金髪が似合う」
話に入って来たのは、ソフィー様と王太子だ。ソフィー様が嬉しそうに私にくっ付いて来た。
「おはようございます、ミレニア様!」
「おはよう、ソフィー様。実は兄が毛染め剤を開発していて、第1号が出来たから早速試しに染めて見たの。あまり似合わないかしら?」
私の言葉に急に慌てだすソフィー様。
「まあ、ミレニア様のお兄様が。とても優秀なお兄様ですわね。お似合いにならない事は無いのですが…クラウド殿下とお揃いというのがちょっと…」
なぜか最後の方があまりよく聞き取れなかった。ふとクラウド様の方を見ると、なぜかソフィー様を睨んでいる。
「へ~、毛染め剤か。面白そうだね!俺も毛染めをしてみたいな。ミレニア、俺にも第1号を譲ってくれないかい?」
「申し訳ございません。まだ実験段階でして…それに、今他の色も開発していますので、もう少々お待ちください」
「他の色もか!それはいいな。そのうち洋服の様に、髪の色もその日の気分で変える日が来るのかもしれないな」
確かに王太子に言う通り、そんな日が来るのかもしれないわね。
ふと周りを見渡すと、クラスの皆が集まってきていた。何だかんだで、もうこのクラスには孤立している人は居なくなった。こうやって、皆が楽しそうに過ごせるのって、なんだかいいな。
こんな日々がずっと続くといいのに…
その後も先生が来るまで、毛染めの話で盛り上がった。
「お前たち、席に着け」
先生登場で、急いで席に着く。
「もうこのクラスの生徒全員が知っていると思うが、昨日ソフィー嬢が他のクラスの令嬢たちからイジメを受けた。ミレニア嬢によって、しっかり証拠も残っている。通常なら退学になるところだが、ソフィー嬢たっての願いで、謹慎10日間になったから報告しておく」
謹慎10日ですって!どうして!あんなに酷い事をされたのに、ソフィー様は許したの?
授業終了後、すぐにソフィー様の元へと向かった。
「ソフィー様、謹慎10日とは一体どういう事?あれほど酷い仕打ちをされたのになぜ?」
ソフィー様の行動が理解できない。
「確かに彼女たちは、私に酷い事をしました。でも、私もミレニア様に酷い事をしたのです!それなのに、私は一切罰を受けず、彼女達だけ罰を受けるのは、なんか違うかなって思いまして…それに、貴族学院を退学になったら、将来にも関わります。まだ16歳なのに、お可哀そうですわ」
そうだった、この子は物凄く優しいのだ。小説でも、本来処刑される予定だった私を、ソフィー様が王太子とソフィー様の本当の父親、ファーム王国の国王に話を付けてくれたおかげで、国外追放になったのだ。
「ソフィー様は本当にお優しいのですね。ソフィー様がそう決めたのなら、私はこれ以上何も言いませんわ」
ソフィー様の手をそっと握った。
「ありがとうございます、ミレニア様」
私の手を握り返し、笑顔を向けるソフィー様。そんな私たちの元に、令嬢たちが集まって来た。
「ソフィー様もミレニア様も本当に心が広いのね。私が同じ事をされたら、退学にして!って、間違いなく叫ぶわ」
「本当ですわ!こんなにお優しい人たちが同じクラスだなんて、私たちも鼻が高いわ!そうですわ。せっかく同じクラスになれたのですもの。これからはもっと令嬢たちで仲良くしましょう。手始めに、今日の放課後お茶をすると言うのはどうでしょう?」
「それ、いいですわね。楽しそう!」
何だかんだで、このクラスの令嬢たちは良い子ばかりだ。どうやら私は、クラスメートたちにも恵まれている様ね。ソフィー様も嬉しそうだし。
そしてお昼休み!
物凄いスピードでクラウド様に腕を掴まれ、向かった先は校舎裏だ。
教室を出る時
「待ってミレニア様!」
そう叫ぶソフィー様の声が聞こえたが、もちろん立ち止まっている余裕はない!
「ハーハー、クラウド様、一体どうされたのですか?」
全速力で走ったので、息が切れてしまった。
「だって、こうでもしないと君と2人きりになれないだろう。早速昼食を食べよう。おいで、ミレニア」
私が息を整えている間に敷物を準備し、既に座っているクラウド様。私も急いで隣に座る。
もちろん、今日もお弁当をシェアする。
「今日も卵焼きを作ってきてくれたのかい?でも、今日は四角い形をしているんだね」
何回も何回も練習して、やっと長方形に作れるようになったのだ。本当ならハートとか作りたいが、さすがにそんな技術は無い。
「クラウド様、これが本来の卵焼きの姿です。早速食べてみてください」
今回はだし巻き卵だ。昆布と野菜(かつお節が無い為野菜で代用)で、しっかりだしを取った。味も悪くなった。きっと大丈夫よね!
でも、なぜか食べないクラウド様。もしかして、食べたくない?1人ショックを受けていると、どうやらそうではなかった様で…
「今日は食べさせてくれないのかい?」
そうか、食べさせろという事か!急いで卵焼きをクラウド様の口の中に放り込んだ。
「今日は甘くないんだね。うん、初めて食べる味だけれど、とても美味しいよ!もう1つ食べたいな」
クラウド様の可愛らしいおねだりを受け、再び卵焼きを口に放り込む。
「やっぱりミレニアに食べさせてもらうと、よりおいしいね。今度は僕が食べさせてあげるね」
そう言うと、私の口に食べ物を入れてくれた。まさか、クラウド様に食べさせてもらえるなんて!嬉しくて頬が緩む。
「クラウド様に食べさせてもらうご飯は、なんて美味しいのでしょう!幸せだわ」
嬉しくてついクラウド様にすり寄った。
「ミレニアは本当に甘えん坊だね!」
そう言って抱きしめてくれた。そのまま顔が近づいてきて…
今度こそ!そう思い目を閉じる。
「ミレニア様!ここにいらしたのですね」
この声は…
声の方を見ると、ソフィー様が嬉しそうに走って来る姿が目に入った。結局また邪魔された様だ。でも、嬉しそうなソフィー様を見たら、どうしても許してしまうのよね。どうやら私はヒロインにも弱い様だ。
「クソ、まさかここまで探しに来るなんて、どれだけ図々しい女なんだ…」
クラウド様が何やら呟いたが、声が小さすぎて聞こえなかった。
その後ソフィー様に少し遅れて、王太子や他の令嬢、令息たちもやって来たので、結局昨日と同様、皆で仲良くお昼ご飯を食べたのであった。
ちなみにお兄様はと言うと、毛染め剤で頭がいっぱいで、ほとんど聞いていなかった。今までなら我先に話に入って来て文句を言いそうなものなのに。どうやら私は毛染め剤に負けた様だ…
そんな毛染め剤だが、ついに第1号が完成したそうで、途中から話がすり替わった。
「見てくれ、ミレニア。ついに第1号が完成したよ!」
嬉しそうなお兄様。
「さすがお兄様ね。それじゃあ、早速明日その毛染め剤を使って、学院に行くわ!」
「ああ、そうしてくれ!」
ご機嫌のお兄様から毛染め剤を預かり、早速翌日髪を黒く染める。
染めてくれたファリアが
「これはとても染まりやすいですね」
そう言って満足そうな顔をしていた。確かに以前の毛染めもどきに比べると、美しく染まっている。髪を染め終わると、早速お兄様に見せた。
「さすがお兄様ね、随分と奇麗に染まっているわ」
「本当だ!奇麗に染まっている。ちょっと髪を触らせてもらうよ」
どうやら髪の傷み具合を確認している様だ。
「うん、今のところ大丈夫そうだ!とりあえず今夜毛染め剤を落とした時、髪の傷み具合を見せてくれ!それじゃあ、俺は引き続き研究があるからもう行くね」
そう言うと、物凄い勢いで去っていくお兄様。いつからあんなに研究熱心になったのかしら?おっといけない、私も学院に行かないと遅刻するわ。
急いで馬車の乗り込み、学院を目指す。久しぶりの黒髪だ。皆どんな反応を示すかしら?
学院に着くと、早速令嬢たちが話しかけて来た。
「まあ、ミレニア様!また髪を黒く染めたのですね。今回はさらにツヤがあって美しいですわ。本当によくお似合いですよ」
「兄が毛染め剤を開発していて、第1号が出来たので早速試しに染めてみましたの」
「まあ、第1弾がですか!それは素晴らしいですわ。早く商品化をして頂きたいものですわね!」
そう言えば、令嬢たちも毛染めに興味津々だったのよね。
「今別の色も開発中なの。ただ、今はまだ実験中だから、もう少しマシなものが出来たら学院に持ってくるわ。その時はぜひ試してみて」
「それ本当ですか!楽しみだわ」
嬉しそうに笑う令嬢たち。
「ミレニア、おはよう。今日は髪を黒くして来たんだね。よく似合っているよ」
私の黒髪を優しく撫でるのは、クラウド様だ。
「クラウド様、おはよう!毛染め剤第1号が出来ましたのよ!」
すかさずクラウド様にすり寄る。やっぱりクラウド様に触れると落ち着くわ!クラウド様も優しく抱きしめてくれる。
そんな私たちの姿を見た令嬢たちに
「こうやって見ると、本当にベストカップルですわね。クラウド殿下とミレニア様。髪の色も同じだから、さらにお似合いに見えますわ」
「本当ね。なんだか神秘的だわ!美男美女が黒髪だと、まるで芸術作品の様ね。黒は神秘の色なのですわ!」
と、なぜか絶賛された。確かに髪を黒くすると、お揃い感が出ていいわね。
「あら、そうでしょうか?やっぱりミレニア様には金髪がお似合いですわ」
「確かにソフィーの言う通りだ。ミレニアは金髪が似合う」
話に入って来たのは、ソフィー様と王太子だ。ソフィー様が嬉しそうに私にくっ付いて来た。
「おはようございます、ミレニア様!」
「おはよう、ソフィー様。実は兄が毛染め剤を開発していて、第1号が出来たから早速試しに染めて見たの。あまり似合わないかしら?」
私の言葉に急に慌てだすソフィー様。
「まあ、ミレニア様のお兄様が。とても優秀なお兄様ですわね。お似合いにならない事は無いのですが…クラウド殿下とお揃いというのがちょっと…」
なぜか最後の方があまりよく聞き取れなかった。ふとクラウド様の方を見ると、なぜかソフィー様を睨んでいる。
「へ~、毛染め剤か。面白そうだね!俺も毛染めをしてみたいな。ミレニア、俺にも第1号を譲ってくれないかい?」
「申し訳ございません。まだ実験段階でして…それに、今他の色も開発していますので、もう少々お待ちください」
「他の色もか!それはいいな。そのうち洋服の様に、髪の色もその日の気分で変える日が来るのかもしれないな」
確かに王太子に言う通り、そんな日が来るのかもしれないわね。
ふと周りを見渡すと、クラスの皆が集まってきていた。何だかんだで、もうこのクラスには孤立している人は居なくなった。こうやって、皆が楽しそうに過ごせるのって、なんだかいいな。
こんな日々がずっと続くといいのに…
その後も先生が来るまで、毛染めの話で盛り上がった。
「お前たち、席に着け」
先生登場で、急いで席に着く。
「もうこのクラスの生徒全員が知っていると思うが、昨日ソフィー嬢が他のクラスの令嬢たちからイジメを受けた。ミレニア嬢によって、しっかり証拠も残っている。通常なら退学になるところだが、ソフィー嬢たっての願いで、謹慎10日間になったから報告しておく」
謹慎10日ですって!どうして!あんなに酷い事をされたのに、ソフィー様は許したの?
授業終了後、すぐにソフィー様の元へと向かった。
「ソフィー様、謹慎10日とは一体どういう事?あれほど酷い仕打ちをされたのになぜ?」
ソフィー様の行動が理解できない。
「確かに彼女たちは、私に酷い事をしました。でも、私もミレニア様に酷い事をしたのです!それなのに、私は一切罰を受けず、彼女達だけ罰を受けるのは、なんか違うかなって思いまして…それに、貴族学院を退学になったら、将来にも関わります。まだ16歳なのに、お可哀そうですわ」
そうだった、この子は物凄く優しいのだ。小説でも、本来処刑される予定だった私を、ソフィー様が王太子とソフィー様の本当の父親、ファーム王国の国王に話を付けてくれたおかげで、国外追放になったのだ。
「ソフィー様は本当にお優しいのですね。ソフィー様がそう決めたのなら、私はこれ以上何も言いませんわ」
ソフィー様の手をそっと握った。
「ありがとうございます、ミレニア様」
私の手を握り返し、笑顔を向けるソフィー様。そんな私たちの元に、令嬢たちが集まって来た。
「ソフィー様もミレニア様も本当に心が広いのね。私が同じ事をされたら、退学にして!って、間違いなく叫ぶわ」
「本当ですわ!こんなにお優しい人たちが同じクラスだなんて、私たちも鼻が高いわ!そうですわ。せっかく同じクラスになれたのですもの。これからはもっと令嬢たちで仲良くしましょう。手始めに、今日の放課後お茶をすると言うのはどうでしょう?」
「それ、いいですわね。楽しそう!」
何だかんだで、このクラスの令嬢たちは良い子ばかりだ。どうやら私は、クラスメートたちにも恵まれている様ね。ソフィー様も嬉しそうだし。
そしてお昼休み!
物凄いスピードでクラウド様に腕を掴まれ、向かった先は校舎裏だ。
教室を出る時
「待ってミレニア様!」
そう叫ぶソフィー様の声が聞こえたが、もちろん立ち止まっている余裕はない!
「ハーハー、クラウド様、一体どうされたのですか?」
全速力で走ったので、息が切れてしまった。
「だって、こうでもしないと君と2人きりになれないだろう。早速昼食を食べよう。おいで、ミレニア」
私が息を整えている間に敷物を準備し、既に座っているクラウド様。私も急いで隣に座る。
もちろん、今日もお弁当をシェアする。
「今日も卵焼きを作ってきてくれたのかい?でも、今日は四角い形をしているんだね」
何回も何回も練習して、やっと長方形に作れるようになったのだ。本当ならハートとか作りたいが、さすがにそんな技術は無い。
「クラウド様、これが本来の卵焼きの姿です。早速食べてみてください」
今回はだし巻き卵だ。昆布と野菜(かつお節が無い為野菜で代用)で、しっかりだしを取った。味も悪くなった。きっと大丈夫よね!
でも、なぜか食べないクラウド様。もしかして、食べたくない?1人ショックを受けていると、どうやらそうではなかった様で…
「今日は食べさせてくれないのかい?」
そうか、食べさせろという事か!急いで卵焼きをクラウド様の口の中に放り込んだ。
「今日は甘くないんだね。うん、初めて食べる味だけれど、とても美味しいよ!もう1つ食べたいな」
クラウド様の可愛らしいおねだりを受け、再び卵焼きを口に放り込む。
「やっぱりミレニアに食べさせてもらうと、よりおいしいね。今度は僕が食べさせてあげるね」
そう言うと、私の口に食べ物を入れてくれた。まさか、クラウド様に食べさせてもらえるなんて!嬉しくて頬が緩む。
「クラウド様に食べさせてもらうご飯は、なんて美味しいのでしょう!幸せだわ」
嬉しくてついクラウド様にすり寄った。
「ミレニアは本当に甘えん坊だね!」
そう言って抱きしめてくれた。そのまま顔が近づいてきて…
今度こそ!そう思い目を閉じる。
「ミレニア様!ここにいらしたのですね」
この声は…
声の方を見ると、ソフィー様が嬉しそうに走って来る姿が目に入った。結局また邪魔された様だ。でも、嬉しそうなソフィー様を見たら、どうしても許してしまうのよね。どうやら私はヒロインにも弱い様だ。
「クソ、まさかここまで探しに来るなんて、どれだけ図々しい女なんだ…」
クラウド様が何やら呟いたが、声が小さすぎて聞こえなかった。
その後ソフィー様に少し遅れて、王太子や他の令嬢、令息たちもやって来たので、結局昨日と同様、皆で仲良くお昼ご飯を食べたのであった。
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