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番外編
今からですか?心の準備が出来ていません
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民たちへの挨拶が終わった後、貴族たちの爵位が正式に発表された。ちなみにずっとオーフェン様の父親役をやっていたバザフと、マドレアおば様の息子が公爵として就任した。さらに卒業パーティーの時、協力者として大活躍した令息も、公爵に就任したとの事。
どうやら私を直接守った人たち本人や家族が、公爵という爵位を与えられたそうだ。もちろん他の家臣たちも、侯爵以上の爵位が与えられていた。
「王妃様のおかげで、家の息子も公爵ですよ!ありがとうございます。バージレーション王国では男爵だったのに、まさか公爵にしてもらえるなんてね。それに私がメイド長ですよ!本当に人生何が起こるか分からないですわね」
そう言って豪快に笑ったのはマドレアおば様だ。その後も貴族を集め、パーティーが行われた。今後王妃として、とにかく新しい貴族たちの名前と顔を覚えないといけない。とりあえず、マドレアおば様の息子夫婦と、バザフの子供たち(と言っても、私と同じぐらいの令嬢と令息だが)とは仲良くなれた。
それにしても、今日は物凄く疲れた。ぐったりと自室に戻る。すると、部屋で待ち構えていたマドレアおば様始め、私専属のメイドたちによって体の隅から隅まで洗われる。
そして柔らかな絹のネグリジェを着せられた。
「さあ王妃様、こちらへどうぞ」
なぜか自室に備え付けられている扉を開けて待っているマドレアおば様。いつもは自室のベッドで眠っているのだが…
警戒しつつ、ゆっくり開かれた扉を通ると、そこには5人以上は寝られるのではないかと言うくらい、大きなベッドが置いてあった。これは、夫婦の寝室よね。
待って!という事は…
「もうすぐ陛下もいらっしゃいますから。それでは、私たちはこれで失礼します」
そう言って去っていくマドレアおば様率いるメイドたち。ちょっと待って!確かにオーフェン様と結婚したから、こういう事もいずれ行うと覚悟していたわ。でも、まさかそれが今日だなんて!心の準備が全く出来ていない。どうしよう!
完全に動揺してしまい、部屋の中をウロウロする。すると、反対側の扉が開いた。もちろん、中に入って来たのはオーフェン様だ。
「サーラ、初夜が遅くなってすまない!本当は婚姻を結んだその日にすませたかったのだが、せっかくならこの国で行いたいと思ってね。でも帰国後忙しすぎて、今日になってしまった。さあ、こっちにおいで。僕の可愛いサーラ」
ベッドに腰を掛けたオーフェン様が、両手を広げている。そんな事を言われたら、行かない訳にはいかない。オーフェン様の腕の中に飛び込んだ。お互い薄着だ。いつも以上にオーフェン様の温もりを感じる。
そのままベッドに倒れ込み、唇を塞がれる。温かく柔らかなオーフェン様の唇。正直まだ心の準備は出来ていなかったけれど、このまま流されてもいいかも…そもそも、私たちは夫婦なのだ!そう思ったら、もう拒む理由もない。
そのまま、オーフェンを受け入れたサーラであった。
翌日
ふと目が覚めると、美しいオレンジ色の瞳と目が合った。
「おはようございます、オーフェン様。もう起きていらしたのね。それなら、起こしてくれたらよかったですのに」
「サーラの顔を眺めていたんだ。僕は君とこの国を手に入れる為、数ヶ月もの間、ずっと離れ離れだったからね。でも今は、ずっとサーラといられる。それが嬉しくてね」
そう言ってギューッと抱きしめてくれたオーフェン様。よく考えたら、何も身にまとっていない。ダイレクトに感じるオーフェン様の肌に、一気に心臓の音がうるさくなる。
「サーラ、急に顔を赤らめてどうしたの?」
そう言ってクスクス笑っているオーフェン様。
「何でもありませんわ。それよりも、私の服を知りませんか?」
とにかく何か着ないと、恥ずかしすぎる!
「服?さあ、どこだろうね。それよりも、王妃の一番の仕事はなんだか知っているかい?」
耳元で呟くオーフェン様。王妃の一番の仕事?
「世継ぎを産む事ですか?」
「ああ、そうだよ。僕は側室を持つつもりは無いからね。だから、僕達が今一番しなければいけないのは…」
そう言って再び私に触れるオーフェン様。
「お待ちください!確かに世継ぎを産む事も大切ですが、5ヶ月後には結婚式も控えています。ですから、お手柔らかに!」
必死に訴えたものの…
「そう言えば、父上と母上の結婚式の時には、既にお腹に姉上がいたそうだ。兄上と義姉上の結婚式の時にも、既にお腹に赤ちゃんがいたしね。だから、大丈夫だよ」
にっこり笑ったオーフェン様。
「でも、今は朝ですし、明るいですし…」
完全にパニックになった私の唇を塞いだオーフェン様。
「サーラ、少し黙ろうか」
これ以上反論するのは得策ではない。なんとなくそんな気がした。その後、何度も愛し合った2人。結局サーラが解放されたのは、翌朝だったとの事です。
どうやら私を直接守った人たち本人や家族が、公爵という爵位を与えられたそうだ。もちろん他の家臣たちも、侯爵以上の爵位が与えられていた。
「王妃様のおかげで、家の息子も公爵ですよ!ありがとうございます。バージレーション王国では男爵だったのに、まさか公爵にしてもらえるなんてね。それに私がメイド長ですよ!本当に人生何が起こるか分からないですわね」
そう言って豪快に笑ったのはマドレアおば様だ。その後も貴族を集め、パーティーが行われた。今後王妃として、とにかく新しい貴族たちの名前と顔を覚えないといけない。とりあえず、マドレアおば様の息子夫婦と、バザフの子供たち(と言っても、私と同じぐらいの令嬢と令息だが)とは仲良くなれた。
それにしても、今日は物凄く疲れた。ぐったりと自室に戻る。すると、部屋で待ち構えていたマドレアおば様始め、私専属のメイドたちによって体の隅から隅まで洗われる。
そして柔らかな絹のネグリジェを着せられた。
「さあ王妃様、こちらへどうぞ」
なぜか自室に備え付けられている扉を開けて待っているマドレアおば様。いつもは自室のベッドで眠っているのだが…
警戒しつつ、ゆっくり開かれた扉を通ると、そこには5人以上は寝られるのではないかと言うくらい、大きなベッドが置いてあった。これは、夫婦の寝室よね。
待って!という事は…
「もうすぐ陛下もいらっしゃいますから。それでは、私たちはこれで失礼します」
そう言って去っていくマドレアおば様率いるメイドたち。ちょっと待って!確かにオーフェン様と結婚したから、こういう事もいずれ行うと覚悟していたわ。でも、まさかそれが今日だなんて!心の準備が全く出来ていない。どうしよう!
完全に動揺してしまい、部屋の中をウロウロする。すると、反対側の扉が開いた。もちろん、中に入って来たのはオーフェン様だ。
「サーラ、初夜が遅くなってすまない!本当は婚姻を結んだその日にすませたかったのだが、せっかくならこの国で行いたいと思ってね。でも帰国後忙しすぎて、今日になってしまった。さあ、こっちにおいで。僕の可愛いサーラ」
ベッドに腰を掛けたオーフェン様が、両手を広げている。そんな事を言われたら、行かない訳にはいかない。オーフェン様の腕の中に飛び込んだ。お互い薄着だ。いつも以上にオーフェン様の温もりを感じる。
そのままベッドに倒れ込み、唇を塞がれる。温かく柔らかなオーフェン様の唇。正直まだ心の準備は出来ていなかったけれど、このまま流されてもいいかも…そもそも、私たちは夫婦なのだ!そう思ったら、もう拒む理由もない。
そのまま、オーフェンを受け入れたサーラであった。
翌日
ふと目が覚めると、美しいオレンジ色の瞳と目が合った。
「おはようございます、オーフェン様。もう起きていらしたのね。それなら、起こしてくれたらよかったですのに」
「サーラの顔を眺めていたんだ。僕は君とこの国を手に入れる為、数ヶ月もの間、ずっと離れ離れだったからね。でも今は、ずっとサーラといられる。それが嬉しくてね」
そう言ってギューッと抱きしめてくれたオーフェン様。よく考えたら、何も身にまとっていない。ダイレクトに感じるオーフェン様の肌に、一気に心臓の音がうるさくなる。
「サーラ、急に顔を赤らめてどうしたの?」
そう言ってクスクス笑っているオーフェン様。
「何でもありませんわ。それよりも、私の服を知りませんか?」
とにかく何か着ないと、恥ずかしすぎる!
「服?さあ、どこだろうね。それよりも、王妃の一番の仕事はなんだか知っているかい?」
耳元で呟くオーフェン様。王妃の一番の仕事?
「世継ぎを産む事ですか?」
「ああ、そうだよ。僕は側室を持つつもりは無いからね。だから、僕達が今一番しなければいけないのは…」
そう言って再び私に触れるオーフェン様。
「お待ちください!確かに世継ぎを産む事も大切ですが、5ヶ月後には結婚式も控えています。ですから、お手柔らかに!」
必死に訴えたものの…
「そう言えば、父上と母上の結婚式の時には、既にお腹に姉上がいたそうだ。兄上と義姉上の結婚式の時にも、既にお腹に赤ちゃんがいたしね。だから、大丈夫だよ」
にっこり笑ったオーフェン様。
「でも、今は朝ですし、明るいですし…」
完全にパニックになった私の唇を塞いだオーフェン様。
「サーラ、少し黙ろうか」
これ以上反論するのは得策ではない。なんとなくそんな気がした。その後、何度も愛し合った2人。結局サーラが解放されたのは、翌朝だったとの事です。
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