27 / 62
第27話:過去の自分の行いを反省しました
しおりを挟む
クタクタになりながら、なんとか家に帰って来た。ドレスを脱ぎ、湯あみを済ますと、ベッドに横になった。その時だった。通信が入ったのだ。
なぜか初めて騎士団の稽古を見に行って以降、通信機をずっと持っている。すぐに返そうと思ったのだが、ライアンが“何があるか分からないから、ずっと持っていろ”と言われたため、結局私が持つことになった。
ただ、ほぼ家に置きっぱなしなんだけれどね…
急いで通信機を手に取り、ボタンを押す。
“マリア、起きてたか?”
「ライアン、一体どうしたの?通信してくるなんて、珍しいわね」
“ああ…あの後お前、他の令息とずっと踊っていたから、最後話が出来たかったから…そもそも、あんなにたくさんの令息どもと踊らなくてもいいんだぞ!”
「あら、他の令息たちとも踊った事で、殿下が私にとって特別な存在ではないという証明になったと、お母様が言っていたわ。きっと私の為に、みんな気を使って踊ってくれたのよ。皆には感謝しているくらいあんだから!」
“お前な…まあいい、それより、俺が贈ったネックレス。明日からちゃんと付けて来いよ。あれは普段付けてもいい様にデザインしてあるんだ。大体お前は、通信機を持ち歩けってあれほど言っているのに、すぐに家に置きっぱなしにするからな”
「ネックレス?」
ふとライアンに貰ったアクセサリーを手に取った。このネックレス、普段使いにも使えそうね。それにとても可愛いし。
「確かにこのネックレス、可愛いものね。わかったわ、これからずっと付けておくわ」
“それなら今すぐ首につけろ。どうせそこらへんにおいてあるのだろう?”
「ライアン、あなたどうして私の行動が分かるのよ?まさか映像が映し出せる道具でも置いてあるとか?」
“そんな訳ないだろう。大体俺たち、何年一緒にいると思っているんだ。お前の行動なんて、お見通しだ。ただ…たまに予想だにしなかった行動をとるときがあるから、目が離せないけれどな”
「何よそれ、失礼ね」
文句を言いながらも、ライアンに貰ったネックレスを首につけた。
“とにかく、そのネックレスは肌身離さず持っていろよ。それじゃあ、また明日な、おやすみ”
「ええ、おやすみなさい」
通信機を切った後、ベッドに潜り込んだ。
今日は本当に疲れた。それに、あの令嬢たち、目を吊り上げてプリプリ怒っていて、はっきり言って美しさのかけらもなかったわね。あんなに嫉妬心をむき出しにして、恥ずかしくないのかしら。でも…
一度目の生の時の私も、きっとあんな感じだったのだろう。目を吊り上げ、いつも令嬢たちにマウントをとって。クラシエ様にも、酷い事をした。
きっとそんな姿を見ていたヒューゴ様は、私に嫌気がさしたのだろう。今ならわかる…
あの孤独な6年間は、私がそれまでに行ってきた行いに対する、罰だったのかもしれない。
本当は自分でもわかっていた。あんな風に令嬢たちの醜い争いを見せられたら、ヒューゴ様だって嫌になるだろうという事。だから6年もの間、私の元に来てくれなかったいう事も。
だから今回の生では、争いには参加しない様心がけているつもりだ。
いつかクラシエ様に謝れたらいいな…
なんて、今謝ったところで、何の事やらさっぱりって感じだろうけど。
とにかく私は、お妃候補争いに参加するつもりもないし、ヒューゴ様とどうこうなりたいとも思っていない。
その事だけは、変わらない事実。
「さあ、明日も早いし、そろそろ寝ましょう」
ゆっくり目を閉じ、眠りについたのであった。
翌日、朝食を食べるため食堂へと向かうと、既に両親が座っていた。ただ、食事は摂ってない様だ。
「おはよう、マリア。昨日ライアンが渡してくれた録音を聞いたよ。酷い暴言だ!早速今日、令嬢たちの家に抗議文を出そうと思っている。今回王宮で起こった事だから、陛下にもこの録音を聞いてもらって、然るべき対応ととってもらうつもりだ」
珍しくお父様が眉間に皺を寄せて怒っている。
「お父様、抗議文を出すのはよろしいのですが、陛下にお話しするのはお止めください。私は大事にしたくはないので」
抗議文は今後の抑止力になる為必要だろう。でも、わざわざ陛下に報告して、彼女たちの評価を下げる必要は無い。私はそう思っているのだ。
「マリア、あなたは本当に優しいのね。でも、こんな醜い暴言を吐く令嬢が、万が一王妃になったら大変よ。ここはしっかり報告しておいた方がいいわ」
醜い暴言を吐く令嬢か…
1度目の生の私は、まさに彼女たちみたいな感じだった。私の様な心の汚い令嬢が、王妃だったのだ。ヒューゴ様も気の毒よね…
ダメだ、考えれば考えるほど、1度目の生の時の黒歴史が…
そうよ、私が今回の生で幸せになる為には、1度目の生の時の行いを悔い反省して、同じ過ちを繰り返さない事なんだわ。
今回令嬢に絡まれた事で、自分の過去の醜さを再認識できた。その点に関しては、彼女たちに感謝しないと。
「とにかく、我が家からの抗議文だけで大丈夫ですわ。いいですね、くれぐれも陛下や王太子殿下など、王族には内緒にしておいてくださいね」
王妃様はともかく、ヒューゴ様が知ったら彼女たちに幻滅してしまうかもしれない。そんな事になれば、今後のお妃候補にも影響が出るだろう。
過去に戻った当初は心のどこかで、ヒューゴ様を憎んでいた。でも今は、あんな私なら嫌われても仕方がないと思っている。
どうかヒューゴ様も、クラシエ様やお妃候補の子たちと幸せになって欲しい。
今はそう願っている。
なぜか初めて騎士団の稽古を見に行って以降、通信機をずっと持っている。すぐに返そうと思ったのだが、ライアンが“何があるか分からないから、ずっと持っていろ”と言われたため、結局私が持つことになった。
ただ、ほぼ家に置きっぱなしなんだけれどね…
急いで通信機を手に取り、ボタンを押す。
“マリア、起きてたか?”
「ライアン、一体どうしたの?通信してくるなんて、珍しいわね」
“ああ…あの後お前、他の令息とずっと踊っていたから、最後話が出来たかったから…そもそも、あんなにたくさんの令息どもと踊らなくてもいいんだぞ!”
「あら、他の令息たちとも踊った事で、殿下が私にとって特別な存在ではないという証明になったと、お母様が言っていたわ。きっと私の為に、みんな気を使って踊ってくれたのよ。皆には感謝しているくらいあんだから!」
“お前な…まあいい、それより、俺が贈ったネックレス。明日からちゃんと付けて来いよ。あれは普段付けてもいい様にデザインしてあるんだ。大体お前は、通信機を持ち歩けってあれほど言っているのに、すぐに家に置きっぱなしにするからな”
「ネックレス?」
ふとライアンに貰ったアクセサリーを手に取った。このネックレス、普段使いにも使えそうね。それにとても可愛いし。
「確かにこのネックレス、可愛いものね。わかったわ、これからずっと付けておくわ」
“それなら今すぐ首につけろ。どうせそこらへんにおいてあるのだろう?”
「ライアン、あなたどうして私の行動が分かるのよ?まさか映像が映し出せる道具でも置いてあるとか?」
“そんな訳ないだろう。大体俺たち、何年一緒にいると思っているんだ。お前の行動なんて、お見通しだ。ただ…たまに予想だにしなかった行動をとるときがあるから、目が離せないけれどな”
「何よそれ、失礼ね」
文句を言いながらも、ライアンに貰ったネックレスを首につけた。
“とにかく、そのネックレスは肌身離さず持っていろよ。それじゃあ、また明日な、おやすみ”
「ええ、おやすみなさい」
通信機を切った後、ベッドに潜り込んだ。
今日は本当に疲れた。それに、あの令嬢たち、目を吊り上げてプリプリ怒っていて、はっきり言って美しさのかけらもなかったわね。あんなに嫉妬心をむき出しにして、恥ずかしくないのかしら。でも…
一度目の生の時の私も、きっとあんな感じだったのだろう。目を吊り上げ、いつも令嬢たちにマウントをとって。クラシエ様にも、酷い事をした。
きっとそんな姿を見ていたヒューゴ様は、私に嫌気がさしたのだろう。今ならわかる…
あの孤独な6年間は、私がそれまでに行ってきた行いに対する、罰だったのかもしれない。
本当は自分でもわかっていた。あんな風に令嬢たちの醜い争いを見せられたら、ヒューゴ様だって嫌になるだろうという事。だから6年もの間、私の元に来てくれなかったいう事も。
だから今回の生では、争いには参加しない様心がけているつもりだ。
いつかクラシエ様に謝れたらいいな…
なんて、今謝ったところで、何の事やらさっぱりって感じだろうけど。
とにかく私は、お妃候補争いに参加するつもりもないし、ヒューゴ様とどうこうなりたいとも思っていない。
その事だけは、変わらない事実。
「さあ、明日も早いし、そろそろ寝ましょう」
ゆっくり目を閉じ、眠りについたのであった。
翌日、朝食を食べるため食堂へと向かうと、既に両親が座っていた。ただ、食事は摂ってない様だ。
「おはよう、マリア。昨日ライアンが渡してくれた録音を聞いたよ。酷い暴言だ!早速今日、令嬢たちの家に抗議文を出そうと思っている。今回王宮で起こった事だから、陛下にもこの録音を聞いてもらって、然るべき対応ととってもらうつもりだ」
珍しくお父様が眉間に皺を寄せて怒っている。
「お父様、抗議文を出すのはよろしいのですが、陛下にお話しするのはお止めください。私は大事にしたくはないので」
抗議文は今後の抑止力になる為必要だろう。でも、わざわざ陛下に報告して、彼女たちの評価を下げる必要は無い。私はそう思っているのだ。
「マリア、あなたは本当に優しいのね。でも、こんな醜い暴言を吐く令嬢が、万が一王妃になったら大変よ。ここはしっかり報告しておいた方がいいわ」
醜い暴言を吐く令嬢か…
1度目の生の私は、まさに彼女たちみたいな感じだった。私の様な心の汚い令嬢が、王妃だったのだ。ヒューゴ様も気の毒よね…
ダメだ、考えれば考えるほど、1度目の生の時の黒歴史が…
そうよ、私が今回の生で幸せになる為には、1度目の生の時の行いを悔い反省して、同じ過ちを繰り返さない事なんだわ。
今回令嬢に絡まれた事で、自分の過去の醜さを再認識できた。その点に関しては、彼女たちに感謝しないと。
「とにかく、我が家からの抗議文だけで大丈夫ですわ。いいですね、くれぐれも陛下や王太子殿下など、王族には内緒にしておいてくださいね」
王妃様はともかく、ヒューゴ様が知ったら彼女たちに幻滅してしまうかもしれない。そんな事になれば、今後のお妃候補にも影響が出るだろう。
過去に戻った当初は心のどこかで、ヒューゴ様を憎んでいた。でも今は、あんな私なら嫌われても仕方がないと思っている。
どうかヒューゴ様も、クラシエ様やお妃候補の子たちと幸せになって欲しい。
今はそう願っている。
81
あなたにおすすめの小説
【完結】妖精姫と忘れられた恋~好きな人が結婚するみたいなので解放してあげようと思います~
塩羽間つづり
恋愛
お気に入り登録やエールいつもありがとうございます!
2.23完結しました!
ファルメリア王国の姫、メルティア・P・ファルメリアは、幼いころから恋をしていた。
相手は幼馴染ジーク・フォン・ランスト。
ローズの称号を賜る名門一族の次男だった。
幼いころの約束を信じ、いつかジークと結ばれると思っていたメルティアだが、ジークが結婚すると知り、メルティアの生活は一変する。
好きになってもらえるように慣れないお化粧をしたり、着飾ったりしてみたけれど反応はいまいち。
そしてだんだんと、メルティアは恋の邪魔をしているのは自分なのではないかと思いあたる。
それに気づいてから、メルティアはジークの幸せのためにジーク離れをはじめるのだが、思っていたようにはいかなくて……?
妖精が見えるお姫様と近衛騎士のすれ違う恋のお話
切なめ恋愛ファンタジー
【完結】愛しき冷血宰相へ別れの挨拶を
川上桃園
恋愛
「どうかもう私のことはお忘れください。閣下の幸せを、遠くから見守っております」
とある国で、宰相閣下が結婚するという新聞記事が出た。
これを見た地方官吏のコーデリアは突如、王都へ旅立った。亡き兄の友人であり、年上の想い人でもある「彼」に別れを告げるために。
だが目当ての宰相邸では使用人に追い返されて途方に暮れる。そこに出くわしたのは、彼と結婚するという噂の美しき令嬢の姿だった――。
新聞と涙 それでも恋をする
あなたの照らす道は祝福《コーデリア》
君のため道に灯りを点けておく
話したいことがある 会いたい《クローヴィス》
これは、冷血宰相と呼ばれた彼の結婚を巡る、恋のから騒ぎ。最後はハッピーエンドで終わるめでたしめでたしのお話です。
第22回書き出し祭り参加作品
2025.1.26 女性向けホトラン1位ありがとうございます
2025.2.14 後日談を投稿しました
私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
前世の記憶が蘇ったので、身を引いてのんびり過ごすことにします
柚木ゆず
恋愛
※明日(3月6日)より、もうひとつのエピローグと番外編の投稿を始めさせていただきます。
我が儘で強引で性格が非常に悪い、筆頭侯爵家の嫡男アルノー。そんな彼を伯爵令嬢エレーヌは『ブレずに力強く引っ張ってくださる自信に満ちた方』と狂信的に愛し、アルノーが自ら選んだ5人の婚約者候補の1人として、アルノーに選んでもらえるよう3年間必死に自分を磨き続けていました。
けれどある日無理がたたり、倒れて後頭部を打ったことで前世の記憶が覚醒。それによって冷静に物事を見られるようになり、ようやくアルノーは滅茶苦茶な人間だと気付いたのでした。
「オレの婚約者候補になれと言ってきて、それを光栄に思えだとか……。倒れたのに心配をしてくださらないどころか、異常が残っていたら候補者から脱落させると言い出すとか……。そんな方に夢中になっていただなんて、私はなんて愚かなのかしら」
そのためエレーヌは即座に、候補者を辞退。その出来事が切っ掛けとなって、エレーヌの人生は明るいものへと変化してゆくことになるのでした。
片想い婚〜今日、姉の婚約者と結婚します〜
橘しづき
恋愛
姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。
私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。
だが当日、姉は結婚式に来なかった。 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛しい人。そこで自分の口から声が出た。
「私が……蒼一さんと結婚します」
姉の身代わりに結婚した咲良。好きな人と夫婦になれるも、心も体も通じ合えない片想い。
あなたに未練などありません
風見ゆうみ
恋愛
「本当は前から知っていたんだ。君がキャロをいじめていた事」
初恋であり、ずっと思いを寄せていた婚約者からありえない事を言われ、侯爵令嬢であるわたし、アニエス・ロロアルの頭の中は真っ白になった。
わたしの婚約者はクォント国の第2王子ヘイスト殿下、幼馴染で親友のキャロラインは他の友人達と結託して嘘をつき、私から婚約者を奪おうと考えたようだった。
数日後の王家主催のパーティーでヘイスト殿下に婚約破棄されると知った父は激怒し、元々、わたしを憎んでいた事もあり、婚約破棄後はわたしとの縁を切り、わたしを家から追い出すと告げ、それを承認する書面にサインまでさせられてしまう。
そして、予告通り出席したパーティーで婚約破棄を告げられ絶望していたわたしに、その場で求婚してきたのは、ヘイスト殿下の兄であり病弱だという事で有名なジェレミー王太子殿下だった…。
※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。
※中世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物などは現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観となっています。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる