9 / 21
09 キス
しおりを挟む
エアネストの私室で、ウォルフと二人きり。目を合わせられないまま、エアネストはぽつりとつぶやいた。
「その、本当に、いいのか……?」
「はい」
これまで何度となく意思を確認したが、ウォルフの答えは変わらなかった。
ウォルフは呪術師の正体を見抜けなかった事に責任を感じているらしく、呪いを解くための相手になると真っ先に名乗り出てくれた。
エアネストとしても見ず知らずの男娼を宛がわれるよりは、信頼のおける相手の方がいい。そう思って申し出を受け入れたのだが、その判断が正しかったのかどうか今となっては自信がない。
恥をさらすのであれば、二度と会う機会のない他人の方が良かったのではないかと後悔の念がよぎるが、今更ウォルフの善意を無下には出来ない。
「それでは、失礼します」
逡巡するエアネストの背に、迷いのないウォルフの手が回される。薄い夜着越しにウォルフの掌の熱を感じる。大剣を難なく扱い、魔獣の首をへし折る力を持つ腕に抱き寄せられて、心臓が跳ね上がる。
「初めて、ですか」
「その……そう、だ。すまない……」
教会によって組織された聖寵騎士団に所属するという事は、修道士になる事と同義である。生涯を神に捧げ、独身である事が求められる。だが平民出身者からなる従士はそれほど強く戒律に縛られない。著しく不道徳な行いをしない限り、多少の火遊びは黙認されていた。
ウォルフにも少なからず色事の経験があるのだろう。エアネストから見たウォルフは、この手の行為に抵抗がないばかりか、手慣れた様子に思えた。
エアネストを片手で抱いたまま、もう片方の手で頬を撫でる。親指が唇に触れただけでエアネストは体を震わせてしまう。
ウォルフはエアネストの柔い唇を指で弄びながら、囁く。
「今から、唇を合わせます。俺の舌をエアネスト様の口の中に入れるが、噛まないでください」
淡々と業務のように事を進めるウォルフがいっそ憎らしい。
いや、それは言いがかりだ。厭わしい上官と交わらねばならないウォルフの方がよほど辛いだろう。普段から足を引っ張る立場だというのに、下劣な呪いを解く相手までさせている。手間ばかりかけてしまうのが申し訳なかった。
「…………よろしく頼む」
ウォルフの瞳を直視できず、目を伏せながら言葉を振り絞る。
すぐにウォルフの唇がエアネストの唇に重ねられた。様子を見るように一瞬だけ触れて、すぐに離れ、またほんの少し触れる。
どれだけ鍛えられた体をしていても、唇は柔らかい。そんな当たり前の事を考える余裕があった。ウォルフの舌がエアネストの唇を割るまでは。
「――っ!」
ぬるりとした生々しい肉の感触が衝撃的で、咄嗟に背を仰け反らせてしまう。それを読んでいたように、ウォルフはエアネストの後頭部を抑え、より一層深く口づけた。
分厚いウォルフの舌が、我が物顔でエアネストの口内を蹂躙する。塗られた蜜を舐めるかのように、執拗に舌の上を舌で擦られる。その度に背筋がぞわぞわとして、身悶えてしまう。
「っ、ふ……! は、あ……」
息もできないでいると、ウォルフの唇が離れていった。ウォルフは初めての口づけに息があがってしまったエアネストの顎に指先を添えて、口を開かせた。舌の上にはなおも六芒星が刻まれたままだった。
「消えませんね。もう一度」
「ん、ふ……!」
呼吸が整わないうちに、再び唇が重ねられる。
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながらエアネストの唇を食み、舌で嬲る。あふれた唾液まで舐めとられ、舌を吸われる。
唇を合わせて舌を入れる、という説明だったが、こんな風に口の中をかき回すとは聞いていない。抗議するようにウォルフのシャツの胸元を握りしめたが、ウォルフはエアネストをより強く抱きしめて、熱心に舌を絡めた。
「んっ、う……」
エアネストがもらしたか細い悲鳴は、ウォルフの口に飲み込まれる。交わりが深くなり、呼吸もままならない。
酸欠で倒れる寸前でウォルフはエアネストを解放した。
「まだ、消えないな……」
エアネストの舌を確認して、ぽつりとつぶやく。顔を真っ赤に染めて荒い呼吸を繰り返していたエアネストだったが、さっと血の気が引く思いだった。
呪いの刻印が消えなければ、死を待つしかない。真に聖女の騎士になるという志も半ばで、ウォルフに恥を晒した挙句に死ぬしかないのか。
戦場に赴く時はいつ死んでもいいという覚悟はあったが、こんな死に方はさすがに受け入れがたい。
「口淫、というのはわかりますか」
「こういん……?」
まだ手立てがあるのだろうか。項垂れていたエアネストは、縋るようにウォルフを見上げた。
「つまり……アレを口に入れるんです」
「あれ、というのは」
「だから……アレです、男の……アレの事をどう丁寧に言えってんだ……」
独り言のようにぶつぶつと言葉をもらすウォルフに、エアネストは首をかしげながらも説明の続きを待つ。ウォルフはしばらく考え込んでからばりばりと粗雑に頭を掻きむしった。
「――くそっ、閨事で敬語なんか使ってらんねえよ! 悪いが地で行かせてもらう」
「あ、ああ……好きなように話してくれて構わな……!」
こんな時ではあるが、対等な友人のように語りかけられて喜ばしい。しかしエアネストが言いきらないうちに、ウォルフはエアネストの手を引き寄せて股間に触れさせた。そこに存在する男性器が熱を帯びて硬くなっているのが布越しにはっきりとわかって、エアネストは体を強張らせた。
性的な交わりをする為にウォルフに協力してもらっている。だが他人の性器になど初めて触れた。エアネストは動揺を隠すことができなかったが、次にウォルフが口にした事の方がより一層衝撃的だった。
「口淫ってのは、これを舐めたりしゃぶったりして、口で奉仕して射精させるっていう意味だ」
これ。これ、というのは、今エアネストが触れている――。
「……な!? そっ、そのような冒涜的な行為を……!?」
男性器を舐めしゃぶるなど。
子を授かるための男女の交わりについては教師に習ったが、そんな事は初めて聞いた。
「市井の人々は、皆がそのような交わりをするものなのか……?」
「いいや、それほど一般的なもんじゃない。ほんの一部の、その手の色事が好きな奴らがやる、っていう程度のもんだ」
「な、なるほど……」
なるほどと言葉にはしたが、エアネストには全く理解しがたい行いだった。戸惑うエアネストをよそに、ウォルフは淡々と話を進める。
「それさえやれば呪いが消えるっていう確証はないが、可能性はある」
つまりは、エアネストがウォルフの性器を口に含むという事だ。
まさか、あまりに閨事に疎いが為にからかわれているのだろうか。エアネストの胸に疑念が沸く。
「嫌だとは思うが、試してみたい。――あんたを死なせたくない」
硬直してしまったエアネストの両手を握りしめて、ウォルフは懇願するように目を細めた。
ウォルフの真摯な眼差しに射抜かれて、エアネストはほんのわずかでも疑念を抱いた事を恥じた。自分の為に文字通り体を張って救おうとしてくれている相手を疑うなど、なんと無礼な事か。未知の行為に尻込みしている場合ではない。
「わかった! その、こういん? というもののやり方を教えてくれ! 精一杯務めて見せる!」
「あ、ああ……」
無垢な瞳を輝かせて奮い立つエアネストに、ウォルフはほんの少し不安げに眉尻を下げた。
「その、本当に、いいのか……?」
「はい」
これまで何度となく意思を確認したが、ウォルフの答えは変わらなかった。
ウォルフは呪術師の正体を見抜けなかった事に責任を感じているらしく、呪いを解くための相手になると真っ先に名乗り出てくれた。
エアネストとしても見ず知らずの男娼を宛がわれるよりは、信頼のおける相手の方がいい。そう思って申し出を受け入れたのだが、その判断が正しかったのかどうか今となっては自信がない。
恥をさらすのであれば、二度と会う機会のない他人の方が良かったのではないかと後悔の念がよぎるが、今更ウォルフの善意を無下には出来ない。
「それでは、失礼します」
逡巡するエアネストの背に、迷いのないウォルフの手が回される。薄い夜着越しにウォルフの掌の熱を感じる。大剣を難なく扱い、魔獣の首をへし折る力を持つ腕に抱き寄せられて、心臓が跳ね上がる。
「初めて、ですか」
「その……そう、だ。すまない……」
教会によって組織された聖寵騎士団に所属するという事は、修道士になる事と同義である。生涯を神に捧げ、独身である事が求められる。だが平民出身者からなる従士はそれほど強く戒律に縛られない。著しく不道徳な行いをしない限り、多少の火遊びは黙認されていた。
ウォルフにも少なからず色事の経験があるのだろう。エアネストから見たウォルフは、この手の行為に抵抗がないばかりか、手慣れた様子に思えた。
エアネストを片手で抱いたまま、もう片方の手で頬を撫でる。親指が唇に触れただけでエアネストは体を震わせてしまう。
ウォルフはエアネストの柔い唇を指で弄びながら、囁く。
「今から、唇を合わせます。俺の舌をエアネスト様の口の中に入れるが、噛まないでください」
淡々と業務のように事を進めるウォルフがいっそ憎らしい。
いや、それは言いがかりだ。厭わしい上官と交わらねばならないウォルフの方がよほど辛いだろう。普段から足を引っ張る立場だというのに、下劣な呪いを解く相手までさせている。手間ばかりかけてしまうのが申し訳なかった。
「…………よろしく頼む」
ウォルフの瞳を直視できず、目を伏せながら言葉を振り絞る。
すぐにウォルフの唇がエアネストの唇に重ねられた。様子を見るように一瞬だけ触れて、すぐに離れ、またほんの少し触れる。
どれだけ鍛えられた体をしていても、唇は柔らかい。そんな当たり前の事を考える余裕があった。ウォルフの舌がエアネストの唇を割るまでは。
「――っ!」
ぬるりとした生々しい肉の感触が衝撃的で、咄嗟に背を仰け反らせてしまう。それを読んでいたように、ウォルフはエアネストの後頭部を抑え、より一層深く口づけた。
分厚いウォルフの舌が、我が物顔でエアネストの口内を蹂躙する。塗られた蜜を舐めるかのように、執拗に舌の上を舌で擦られる。その度に背筋がぞわぞわとして、身悶えてしまう。
「っ、ふ……! は、あ……」
息もできないでいると、ウォルフの唇が離れていった。ウォルフは初めての口づけに息があがってしまったエアネストの顎に指先を添えて、口を開かせた。舌の上にはなおも六芒星が刻まれたままだった。
「消えませんね。もう一度」
「ん、ふ……!」
呼吸が整わないうちに、再び唇が重ねられる。
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながらエアネストの唇を食み、舌で嬲る。あふれた唾液まで舐めとられ、舌を吸われる。
唇を合わせて舌を入れる、という説明だったが、こんな風に口の中をかき回すとは聞いていない。抗議するようにウォルフのシャツの胸元を握りしめたが、ウォルフはエアネストをより強く抱きしめて、熱心に舌を絡めた。
「んっ、う……」
エアネストがもらしたか細い悲鳴は、ウォルフの口に飲み込まれる。交わりが深くなり、呼吸もままならない。
酸欠で倒れる寸前でウォルフはエアネストを解放した。
「まだ、消えないな……」
エアネストの舌を確認して、ぽつりとつぶやく。顔を真っ赤に染めて荒い呼吸を繰り返していたエアネストだったが、さっと血の気が引く思いだった。
呪いの刻印が消えなければ、死を待つしかない。真に聖女の騎士になるという志も半ばで、ウォルフに恥を晒した挙句に死ぬしかないのか。
戦場に赴く時はいつ死んでもいいという覚悟はあったが、こんな死に方はさすがに受け入れがたい。
「口淫、というのはわかりますか」
「こういん……?」
まだ手立てがあるのだろうか。項垂れていたエアネストは、縋るようにウォルフを見上げた。
「つまり……アレを口に入れるんです」
「あれ、というのは」
「だから……アレです、男の……アレの事をどう丁寧に言えってんだ……」
独り言のようにぶつぶつと言葉をもらすウォルフに、エアネストは首をかしげながらも説明の続きを待つ。ウォルフはしばらく考え込んでからばりばりと粗雑に頭を掻きむしった。
「――くそっ、閨事で敬語なんか使ってらんねえよ! 悪いが地で行かせてもらう」
「あ、ああ……好きなように話してくれて構わな……!」
こんな時ではあるが、対等な友人のように語りかけられて喜ばしい。しかしエアネストが言いきらないうちに、ウォルフはエアネストの手を引き寄せて股間に触れさせた。そこに存在する男性器が熱を帯びて硬くなっているのが布越しにはっきりとわかって、エアネストは体を強張らせた。
性的な交わりをする為にウォルフに協力してもらっている。だが他人の性器になど初めて触れた。エアネストは動揺を隠すことができなかったが、次にウォルフが口にした事の方がより一層衝撃的だった。
「口淫ってのは、これを舐めたりしゃぶったりして、口で奉仕して射精させるっていう意味だ」
これ。これ、というのは、今エアネストが触れている――。
「……な!? そっ、そのような冒涜的な行為を……!?」
男性器を舐めしゃぶるなど。
子を授かるための男女の交わりについては教師に習ったが、そんな事は初めて聞いた。
「市井の人々は、皆がそのような交わりをするものなのか……?」
「いいや、それほど一般的なもんじゃない。ほんの一部の、その手の色事が好きな奴らがやる、っていう程度のもんだ」
「な、なるほど……」
なるほどと言葉にはしたが、エアネストには全く理解しがたい行いだった。戸惑うエアネストをよそに、ウォルフは淡々と話を進める。
「それさえやれば呪いが消えるっていう確証はないが、可能性はある」
つまりは、エアネストがウォルフの性器を口に含むという事だ。
まさか、あまりに閨事に疎いが為にからかわれているのだろうか。エアネストの胸に疑念が沸く。
「嫌だとは思うが、試してみたい。――あんたを死なせたくない」
硬直してしまったエアネストの両手を握りしめて、ウォルフは懇願するように目を細めた。
ウォルフの真摯な眼差しに射抜かれて、エアネストはほんのわずかでも疑念を抱いた事を恥じた。自分の為に文字通り体を張って救おうとしてくれている相手を疑うなど、なんと無礼な事か。未知の行為に尻込みしている場合ではない。
「わかった! その、こういん? というもののやり方を教えてくれ! 精一杯務めて見せる!」
「あ、ああ……」
無垢な瞳を輝かせて奮い立つエアネストに、ウォルフはほんの少し不安げに眉尻を下げた。
41
あなたにおすすめの小説
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
悪役令嬢と呼ばれた侯爵家三男は、隣国皇子に愛される
木月月
BL
貴族学園に通う主人公、シリル。ある日、ローズピンクな髪が特徴的な令嬢にいきなりぶつかられ「悪役令嬢」と指を指されたが、シリルはれっきとした男。令嬢ではないため無視していたら、学園のエントランスの踊り場の階段から突き落とされる。骨折や打撲を覚悟してたシリルを抱き抱え助けたのは、隣国からの留学生で同じクラスに居る第2皇子殿下、ルシアン。シリルの家の侯爵家にホームステイしている友人でもある。シリルを突き落とした令嬢は「その人、悪役令嬢です!離れて殿下!」と叫び、ルシアンはシリルを「護るべきものだから、守った」といい始めーー
※この話は小説家になろうにも掲載しています。
声なき王子は素性不明の猟師に恋をする
石月煤子
BL
第一王子である腹違いの兄から命を狙われた、妾の子である庶子のロスティア。
毒薬によって声を失った彼は城から逃げ延び、雪原に倒れていたところを、猟師と狼によって助けられた。
「王冠はあんたに相応しい。王子」
貴方のそばで生きられたら。
それ以上の幸福なんて、きっと、ない。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる