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プロローグ 魔王との遭遇編
5 街を滅ぼしてみよう
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俺はなんでか解らんが魔王に召喚されたらしい。
そんで、魔王の作った鳥籠の中の荒野で120年も飼われてたらしい。
「お前、何回死んだんだろうな?1000迄は数えてたんだけど、それ以降は数えるのを止めたんだよ。生き残る可能性は無いかもなと思って。」
「はぁ・・・・俺も死んだ回数なんて数えて無かったっす。でも俺が本当に死んだらどうしたんです?」
「別のヤツを鳥籠に入れるだけさ。
でもお前は死ななかった。いや死んだけどな?くそっ、紛らわしいな・・・・言い方を変えると生きるのを諦め無かった。だから今ここに居るんだ。」
(へー、俺、生きるのを諦め無かったんだ?どこかで生に執着してたんだな。)
「生きるのを諦めてたらどうなったんですかね?」
「魂が消滅するな。まっ、魂の欠片くらいは俺が回収して天に還してやったけどな。」
(コワッ!この人コワッ!こんなにイケメンなのにコワッ!)
「まあ、安心しろ。あの鳥籠をぶっ壊して出て来たんだ。ちょっとやそっとじゃ死なねーよ。後10000年は大丈夫じゃないか?」
「い、10000年ですか!?・・・・・それはあまりにも長生き過ぎませんかね?」
「あ?まあ、2000年はどうやっても死なないが、それ以降は任意だ。死にたくなったら死ねばいい。」
「に、2000年ですか・・・それもまた長生きですね・・・・」
「あー、悪りぃな。今喧嘩してる神のヤロウ達は長いんだよ・・・・怒り出すと。1000年、2000年は当たり前の喧嘩なんだよ。だからお前に魔王をやってて貰わないと困るんだ。すまんな。」
スケールのでかい喧嘩だ事。
「あの、それでですね、魔王の仕事って何をすればいいですかね?」
「うん?魔物が増えすぎたら魔物を、人間が増えすぎたら人間を間引けばいい。その後は恐怖と畏怖を抱かせりゃいい。簡単なお仕事だ。」
(そんなハローワークみたいに言われても・・・・)
「そ、そ、そっすか・・・・・」
「お前なら簡単だろ?もう既に魔力操作出来るんだろ?」
「はぁ、魔力を感じる事は出来る様になったんですけど、調整まではまだ・・・・・」
「そうなのか?それならちょっと来い。」
現魔王様は立ち上がり、南の窓際に向かった。そして遠くにちっちゃく見える街?を指差して言った。
「あそこに見える街を破壊してみろ。人口は10万程だ。1発で消し去ってみろ。」
「ええぇっ!な、な、なんでですか?」
「あの街にはな、馬鹿な教会と勇者と呼ばれるバカ者が居るんだ。だから消し去るんだよ。」
「・・・・・・・・・教会と勇者・・・・・・・」
「ああ、そうだ。人の心を惑わす最悪の教会がな。権力と金が欲しいだけの教会と、その教会に勇者とおだてられて調子に乗ってる馬鹿が居る街だ。別に滅ぼしても構わん。どうせ30年もしたら新しい街が出来ている。」
「教会はわかりますけど勇者もですか?話せば分かると思うんですが・・・・」
「金と女にしか興味無いヤツだぞ?正義なんて無い。それに暫くしたらここにも攻めて来る。それが勇者ってヤツだ。」
「そうなんですか・・・・では街の市民達は・・・・・」
「細かい事は気にするな。人間の繁殖力はゴキブリ並みだぞ?あっと言う間に増えるからな。」
(管理する者から見ればそう見えるのか・・・・・なるほどな)
「お前今、正義がどうこうとか考えてるのか?向こうに正義なんて無いぞ。こちらから見れば、どんどん自然を破壊して世界を滅ぼしにかかってるのが人間だ。全然遠慮する事は無い。人間同士でもしょっ中戦争してるしな。」
「そうですね。それはその通りだと思います。『正義』の反対は自分と考えが違う『正義』ですもんね。争いは絶えないでしょうね。」
「なんだお前、解ってんじゃん!じゃあチャッチャとやっちまえよ。」
なんか言いくるめられた様な気がしないでも無いが、納得したからやっちまうか。
「では行きますよ!」
俺は窓を開けて、両手を街の方向に向けて目を瞑り、出来るだけ大きい火の玉をイメージしてカッと目を開けて叫んだ。
「メテオっ!」
すると数秒後、空からバカでかい隕石が街に落ちて来た。
『ドゴーーーーーーーーン!!!』
「馬鹿ヤロウ!!!やり過ぎだ!」
現魔王様は街の周りに魔法を掛けて他に被害が及ばない様にしてくれたみたいだ。
「す、すみません!10万も住んでる大きな街と聞いたものですから、つ、つい力が入りすぎてしまいました・・・」
「今の魔法だったら100分の1の力でいいぞ。100分の1でも強い位だ。俺が防御魔法とあの隕石を縮小させなかったらこの大陸の半分はブッ飛んでたぞ!」
「す、す、す、すみませんてした!」
「あー、お前にはまだ魔王は荷が重いな・・・・もう一度鳥籠の中に入れ。それで魔法の練習をしてこい。間違っても全力で撃つなよ?」
「ハッハイー!!!!」
そんで、魔王の作った鳥籠の中の荒野で120年も飼われてたらしい。
「お前、何回死んだんだろうな?1000迄は数えてたんだけど、それ以降は数えるのを止めたんだよ。生き残る可能性は無いかもなと思って。」
「はぁ・・・・俺も死んだ回数なんて数えて無かったっす。でも俺が本当に死んだらどうしたんです?」
「別のヤツを鳥籠に入れるだけさ。
でもお前は死ななかった。いや死んだけどな?くそっ、紛らわしいな・・・・言い方を変えると生きるのを諦め無かった。だから今ここに居るんだ。」
(へー、俺、生きるのを諦め無かったんだ?どこかで生に執着してたんだな。)
「生きるのを諦めてたらどうなったんですかね?」
「魂が消滅するな。まっ、魂の欠片くらいは俺が回収して天に還してやったけどな。」
(コワッ!この人コワッ!こんなにイケメンなのにコワッ!)
「まあ、安心しろ。あの鳥籠をぶっ壊して出て来たんだ。ちょっとやそっとじゃ死なねーよ。後10000年は大丈夫じゃないか?」
「い、10000年ですか!?・・・・・それはあまりにも長生き過ぎませんかね?」
「あ?まあ、2000年はどうやっても死なないが、それ以降は任意だ。死にたくなったら死ねばいい。」
「に、2000年ですか・・・それもまた長生きですね・・・・」
「あー、悪りぃな。今喧嘩してる神のヤロウ達は長いんだよ・・・・怒り出すと。1000年、2000年は当たり前の喧嘩なんだよ。だからお前に魔王をやってて貰わないと困るんだ。すまんな。」
スケールのでかい喧嘩だ事。
「あの、それでですね、魔王の仕事って何をすればいいですかね?」
「うん?魔物が増えすぎたら魔物を、人間が増えすぎたら人間を間引けばいい。その後は恐怖と畏怖を抱かせりゃいい。簡単なお仕事だ。」
(そんなハローワークみたいに言われても・・・・)
「そ、そ、そっすか・・・・・」
「お前なら簡単だろ?もう既に魔力操作出来るんだろ?」
「はぁ、魔力を感じる事は出来る様になったんですけど、調整まではまだ・・・・・」
「そうなのか?それならちょっと来い。」
現魔王様は立ち上がり、南の窓際に向かった。そして遠くにちっちゃく見える街?を指差して言った。
「あそこに見える街を破壊してみろ。人口は10万程だ。1発で消し去ってみろ。」
「ええぇっ!な、な、なんでですか?」
「あの街にはな、馬鹿な教会と勇者と呼ばれるバカ者が居るんだ。だから消し去るんだよ。」
「・・・・・・・・・教会と勇者・・・・・・・」
「ああ、そうだ。人の心を惑わす最悪の教会がな。権力と金が欲しいだけの教会と、その教会に勇者とおだてられて調子に乗ってる馬鹿が居る街だ。別に滅ぼしても構わん。どうせ30年もしたら新しい街が出来ている。」
「教会はわかりますけど勇者もですか?話せば分かると思うんですが・・・・」
「金と女にしか興味無いヤツだぞ?正義なんて無い。それに暫くしたらここにも攻めて来る。それが勇者ってヤツだ。」
「そうなんですか・・・・では街の市民達は・・・・・」
「細かい事は気にするな。人間の繁殖力はゴキブリ並みだぞ?あっと言う間に増えるからな。」
(管理する者から見ればそう見えるのか・・・・・なるほどな)
「お前今、正義がどうこうとか考えてるのか?向こうに正義なんて無いぞ。こちらから見れば、どんどん自然を破壊して世界を滅ぼしにかかってるのが人間だ。全然遠慮する事は無い。人間同士でもしょっ中戦争してるしな。」
「そうですね。それはその通りだと思います。『正義』の反対は自分と考えが違う『正義』ですもんね。争いは絶えないでしょうね。」
「なんだお前、解ってんじゃん!じゃあチャッチャとやっちまえよ。」
なんか言いくるめられた様な気がしないでも無いが、納得したからやっちまうか。
「では行きますよ!」
俺は窓を開けて、両手を街の方向に向けて目を瞑り、出来るだけ大きい火の玉をイメージしてカッと目を開けて叫んだ。
「メテオっ!」
すると数秒後、空からバカでかい隕石が街に落ちて来た。
『ドゴーーーーーーーーン!!!』
「馬鹿ヤロウ!!!やり過ぎだ!」
現魔王様は街の周りに魔法を掛けて他に被害が及ばない様にしてくれたみたいだ。
「す、すみません!10万も住んでる大きな街と聞いたものですから、つ、つい力が入りすぎてしまいました・・・」
「今の魔法だったら100分の1の力でいいぞ。100分の1でも強い位だ。俺が防御魔法とあの隕石を縮小させなかったらこの大陸の半分はブッ飛んでたぞ!」
「す、す、す、すみませんてした!」
「あー、お前にはまだ魔王は荷が重いな・・・・もう一度鳥籠の中に入れ。それで魔法の練習をしてこい。間違っても全力で撃つなよ?」
「ハッハイー!!!!」
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