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プロローグ 魔王との遭遇編
6 魔法はイメージだ
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俺は今、魔王様の作った鳥籠の中にまた入っている。魔法の使い方と言うか、威力の調整の為だけどね。
(この鳥籠って多分、空間魔法だろ?スゲーなぁ・・・・小説だと空間魔法は大体生き物は入れない設定が多かったけど、普通に入れてるもんな。)
『おい、聞こえるか?』
「は、はい!しっかりと聞こえてます!」
『おう、今回の鳥籠はちょっとやそっとじゃ壊れないからな。でも最大級の魔法を試すんじゃないぞ!どの位の力でどの位の魔法が発動するのか、お前自身が確認する為の場所なんだからな!いいな?』
「はい!心得て折ります!」
『そうか、じゃ、頑張れよ。あ・・・言い忘れてたわ。魔法は想像力だ。つまり頭で、心で思い描く事が大事なんだ。人間共は属性に分けて考えて、使いやすくしてるみたいだが、実際には属性なんぞ無いんだ。それを肝に命じとけ。』
「はい!有り難う御座います!」
(そうか、属性なんて無いんだ・・・・そう考えると自分のオリジナル魔法とか出来そうでワクワクするな。)
俺はまず、土魔法で鉄位の固さの壁をイメージして、高さ5m、厚さ5cmの壁をつくり上げた。
(良し、コレに攻撃魔法をぶつけて徐々に破壊出来る所までやってみよう。)
まずは一番最初に覚えたファイヤーボールからだ。
少し離れた所から撃ち出す。
「ファイヤーボール!」
出来るだけ弱く調整したはずなのに、壁が溶けた・・・
「あ、あれーー?」
今まで強く、出来るだけ強くのイメージで練習してたからその弊害か?
それからは魔法を撃つのを止めて、座禅を組んだ。
兎に角イメージ、想像力だ。自分が全ての魔法を撃っている場面を想像し、敵の壊れ具合をイメージした。
相手はオーク。ファイヤーボールで火傷を負うイメージ。ウォーターカッター、ウインドカッターで皮膚を切るイメージ。
これを何千、何百回と繰り返した。
しっかりとしたイメージが固まった時、一回、土塊でオークの人形を作り、魔法を放ってみた。
これが思った通り、火魔法では表面が焦げ、風、水魔法では土塊に切り込みを入れる程度の威力にする事出来た。
(ヨシ、これなら本物にも同じ様な効果を入れられるだろう。前と同じなら狩りをしていた場所に魔物がいる筈。)
そう思った俺は、走りだして魔物を探した。
魔物はすぐに見つかった。しかしオークでは無く、ゴブリンの集団だった。このゴブリンの集団には必ずリーダーと言うか、命令を出しているでかい個体が居る。そいつ以外は邪魔なのでサッと片付けた。
リーダーの個体と向かい合い、すぐに火魔法を放つ。
練習通りゴブリンの皮膚を焦がしただけで魔法が消えた。
(やった!出来た!次は切りつける魔法だな!)
ゴブリンが怒って向かって来たので魔力を極力薄く纏い、腕、足を狙ってウインドカッターを複数放った。するとスパスパッと思った通り、皮膚を切り裂いて魔法が消えた。
次は魔力を少し厚めに纏い、同じ様に魔法を放ってみた。すると腕、足が吹っ飛び、ダルマになった。
(ふーむ、魔力の強弱でも威力が替わるのか・・・・)
色々試したかったので、次は威力を抑えた水魔法を細く鋭く速くをイメージして、倒れているゴブリンに放ってみた。
音も無くゴブリンの胸に穴が空いて絶命した。
(おおう、スゲーな!レーザービームみたいだな!)
もっと戦闘で色々試したいけど、鳥籠の中の魔物のリポップまでは時間が掛かるからな・・・・違う系統の魔法を練習するか。
それからは探知魔法、飛翔魔法、防御魔法の練習を丸1日やった。結果から言うと、全部成功した・・・と思う。防御魔法だけはちょっと解りづらいんだよね。探知魔法は、使えばこの鳥籠は四角い部屋であり、今は俺以外の生物は居ないのが解る。飛翔魔法はもう自由自在に飛べる様になった。調子に乗って高く飛び過ぎて天井に頭をぶつけたけど。
1日が経ち、魔物がリポップしてきた。今度はリザードマンだった。俺はコイツの使う魔法のおかげで、魔法が使えると理解し、今に至る訳だ。コイツには感謝しかない。俺は攻撃を受ける為に、防御魔法を自分に掛けて仁王立ちしてみた。リザードマン達は戸惑っていたが水魔法を放って来た。するとリザードマンの放った水魔法は、俺の手前で弾けて消えた。
(うん!防御魔法もしっかりと機能してるな。コイツらが放った魔法、槍の攻撃も完璧に防いでる。言う事ないな。)
俺は満足して自分の体を見た時、改めて気付いてしまった。俺は裸であると・・・・・この世界に来てからずっとこの姿だった為、気にならなくなっていた。
下を向くと仁王立ちした股の間からかなり立派な物がブラブラしてるし・・・・魔王様にもこの姿でずっと接していたと思い出すと、カアッと顔が熱くなった。ハズカチイ・・・・・・
俺はさっきから俺目掛けて一生懸命攻撃しているリザードマン達の頭目掛けて、水魔法でレーザービームを作り吹っ飛した。
(コイツらの皮で服を作るか。魔法はイメージだ。何とかなるだろ。)
(この鳥籠って多分、空間魔法だろ?スゲーなぁ・・・・小説だと空間魔法は大体生き物は入れない設定が多かったけど、普通に入れてるもんな。)
『おい、聞こえるか?』
「は、はい!しっかりと聞こえてます!」
『おう、今回の鳥籠はちょっとやそっとじゃ壊れないからな。でも最大級の魔法を試すんじゃないぞ!どの位の力でどの位の魔法が発動するのか、お前自身が確認する為の場所なんだからな!いいな?』
「はい!心得て折ります!」
『そうか、じゃ、頑張れよ。あ・・・言い忘れてたわ。魔法は想像力だ。つまり頭で、心で思い描く事が大事なんだ。人間共は属性に分けて考えて、使いやすくしてるみたいだが、実際には属性なんぞ無いんだ。それを肝に命じとけ。』
「はい!有り難う御座います!」
(そうか、属性なんて無いんだ・・・・そう考えると自分のオリジナル魔法とか出来そうでワクワクするな。)
俺はまず、土魔法で鉄位の固さの壁をイメージして、高さ5m、厚さ5cmの壁をつくり上げた。
(良し、コレに攻撃魔法をぶつけて徐々に破壊出来る所までやってみよう。)
まずは一番最初に覚えたファイヤーボールからだ。
少し離れた所から撃ち出す。
「ファイヤーボール!」
出来るだけ弱く調整したはずなのに、壁が溶けた・・・
「あ、あれーー?」
今まで強く、出来るだけ強くのイメージで練習してたからその弊害か?
それからは魔法を撃つのを止めて、座禅を組んだ。
兎に角イメージ、想像力だ。自分が全ての魔法を撃っている場面を想像し、敵の壊れ具合をイメージした。
相手はオーク。ファイヤーボールで火傷を負うイメージ。ウォーターカッター、ウインドカッターで皮膚を切るイメージ。
これを何千、何百回と繰り返した。
しっかりとしたイメージが固まった時、一回、土塊でオークの人形を作り、魔法を放ってみた。
これが思った通り、火魔法では表面が焦げ、風、水魔法では土塊に切り込みを入れる程度の威力にする事出来た。
(ヨシ、これなら本物にも同じ様な効果を入れられるだろう。前と同じなら狩りをしていた場所に魔物がいる筈。)
そう思った俺は、走りだして魔物を探した。
魔物はすぐに見つかった。しかしオークでは無く、ゴブリンの集団だった。このゴブリンの集団には必ずリーダーと言うか、命令を出しているでかい個体が居る。そいつ以外は邪魔なのでサッと片付けた。
リーダーの個体と向かい合い、すぐに火魔法を放つ。
練習通りゴブリンの皮膚を焦がしただけで魔法が消えた。
(やった!出来た!次は切りつける魔法だな!)
ゴブリンが怒って向かって来たので魔力を極力薄く纏い、腕、足を狙ってウインドカッターを複数放った。するとスパスパッと思った通り、皮膚を切り裂いて魔法が消えた。
次は魔力を少し厚めに纏い、同じ様に魔法を放ってみた。すると腕、足が吹っ飛び、ダルマになった。
(ふーむ、魔力の強弱でも威力が替わるのか・・・・)
色々試したかったので、次は威力を抑えた水魔法を細く鋭く速くをイメージして、倒れているゴブリンに放ってみた。
音も無くゴブリンの胸に穴が空いて絶命した。
(おおう、スゲーな!レーザービームみたいだな!)
もっと戦闘で色々試したいけど、鳥籠の中の魔物のリポップまでは時間が掛かるからな・・・・違う系統の魔法を練習するか。
それからは探知魔法、飛翔魔法、防御魔法の練習を丸1日やった。結果から言うと、全部成功した・・・と思う。防御魔法だけはちょっと解りづらいんだよね。探知魔法は、使えばこの鳥籠は四角い部屋であり、今は俺以外の生物は居ないのが解る。飛翔魔法はもう自由自在に飛べる様になった。調子に乗って高く飛び過ぎて天井に頭をぶつけたけど。
1日が経ち、魔物がリポップしてきた。今度はリザードマンだった。俺はコイツの使う魔法のおかげで、魔法が使えると理解し、今に至る訳だ。コイツには感謝しかない。俺は攻撃を受ける為に、防御魔法を自分に掛けて仁王立ちしてみた。リザードマン達は戸惑っていたが水魔法を放って来た。するとリザードマンの放った水魔法は、俺の手前で弾けて消えた。
(うん!防御魔法もしっかりと機能してるな。コイツらが放った魔法、槍の攻撃も完璧に防いでる。言う事ないな。)
俺は満足して自分の体を見た時、改めて気付いてしまった。俺は裸であると・・・・・この世界に来てからずっとこの姿だった為、気にならなくなっていた。
下を向くと仁王立ちした股の間からかなり立派な物がブラブラしてるし・・・・魔王様にもこの姿でずっと接していたと思い出すと、カアッと顔が熱くなった。ハズカチイ・・・・・・
俺はさっきから俺目掛けて一生懸命攻撃しているリザードマン達の頭目掛けて、水魔法でレーザービームを作り吹っ飛した。
(コイツらの皮で服を作るか。魔法はイメージだ。何とかなるだろ。)
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