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新魔王の日常編
9 商業ギルド
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俺は商業ギルドに向かっている。荷馬車の絵が描いてある建物だそうだ。
ギルドはすぐに見つかった。これだけデカデカと荷馬車と『商業ギルド』って描いてあれば誰でも判るわ。
ギルドの扉を開けて中に入ると、右手にカウンター、左手に商談用だろうかテーブルと椅子が何組か置いてある。異世界小説を書いてるヤツは、異世界に来た事があるのだろうか?小説に書いてる通りに、受付嬢が3人ほどカウンターに居る。
その中の1人に話掛けてみる。
「スミマセン、ギルド会員じゃ無いんですが、魔物の買い取りとかして貰えるんでしょうか?」
「いらっしゃいませ。はい。買い取りは可能です。会員でない方の買い取りは少々お安くなりますが。」
やった!多少安くなるのは全然構わないからな!
「そ、それじゃあ、お願いします!」
「畏まりました。では魔物の部位をこちらに持ってきて貰えますか?」
(ああ、俺が手ぶらだから外にあると思ってるのか。)
「あのー、申し訳在りません。此処に出すと人が入れなくなりますがいいですか?」
「??それはどう言う事でしょうか?」
「その、解体してなくてですね・・・・物が大きいんです。」
「?はあ、兎に角1度見せて貰えないでしょうか。査定出来ませんので。」
親切心で言ってやってるのに・・・・まあ、結果はわかってるけど出してやるか。
俺はデカイ蛇をアイテムボックスからドンと出した。
「ッ!ヒッヒァーーー!!!」
「あのどうしましょうか?査定出来ますか?」
「しっしっしっ収納してくださいーーー!」
騒ぎを聞きつけたギルド職員が裏からワラワラ出て来た。蛇はアイテムボックスに収納した。
「どうしたんだ!?セクハラか?」
カウンターの3人はアワアワして喋れない。
「ボウズ、何かしたのか?」
「いえ、買い取りして欲しい物が大きいですよってちゃんと言ったんですよ。此処に出さない方がいいとも言ったんです。それでも査定するから出してくださいと言われまして、出したら大声で叫び出しまして困惑してます。」
「そんなにデカイのか?」
「はあ、20m位あります。」
「20mだとぅ?アイテムボックス持ちか?物は何なんだ?」
「蛇です。」
アイテムボックスって結構メジャーなのかな?あんまり驚いて無かったな。
「・・・・・・・裏にまわっくれ。俺の後に付いて来い。」
そう言われたので、ハゲ親父の後を付いていくと、裏庭に連れていかれた。
「此処なら大丈夫だ。出してみな。」
「はあ。」
蛇の頭と胴体をドンとまたアイテムボックスから出した。まだ胴体はピクピク動いている。うん、新鮮だ。
「ンガ!なんじゃこりゃあーーー!!」
そんな・・・松田○作のモノマネをしなくても・・・・
「どうですか?お金になりますか?」
「・・・・・あ、ああ、なるよ。しっかりした査定しないと何とも言えんが、かなりの金額だな。」
「お金はすぐ貰えるんですかね?」
「すぐには無理だな。そうだな・・・・3日後には用意しよう。」
えー、3日後ってアホか!俺はすぐに欲しいんだよ!
「あの、あなたのざっと見の査定だと、どのくらいの金額になると思いますか?」
「そうだな・・・・・皮と肉だけの査定なら・・・・金貨150枚ってとこだな。もし、魔石があるのなら、大きさにも依るが、全部で金貨250枚はくだらねぇと思うよ。」
「そうですか。コレを金貨50枚でお売ります。なのでお金をすぐに用意出来ますか?」
「は?な、な、何い?金貨50枚だけで良いのか?本当だな?本当にいいんたな?それならすぐに用意するから待ってろ!」
ハゲ親父は走って行ってしまった。女の子が呼びに来たので建物の中に入る。
「おう!コッチだ!金貨10枚を纏めたヤツが5個で50枚だ、確認してくれ。」
「・・・・はい、確かに。それじゃ。」
「待て!待ってくれ!お前、本当に良いのか?たった金貨50枚だけで・・・・・200枚以上は損してるんだぞ!」
「はい、問題ありませんよ。狩りをしてる時にたまたま遭遇しただけですから。それに狙ってた獲物じゃありませんしね。それに今日必要な物があるんですよ。」
「靴か?靴を買いたいだけの為に金貨200以上を捨てるのか?」
「それもありますが、他にもあるんです。それでは。」
「あっ、ちょっと・・・・・・」
ハゲ親父が五月蝿いので強引に商業ギルドを出た。
さて、これで味気無い食事からおさらば出来るぞ!
塩、胡椒、唐辛子、砂糖これらは絶対買うぞ!
(あっ、失敗したな。調味料売ってる店聞いとくんだった。それにしてもギルド周辺は食べ物屋が多いな。おっ、あそこに食堂があるじゃん。食べながら聞いてみるか。)
「いらしっゃい!ごめんね、忙しくて。今昼時だから空いてる所に座って!日替り定食でいいよね?いいよね?」
「は、はい!それでお願いします。」
今昼時だったんだ・・・・全然気付かなかったわ。それにしても流行ってる店なんたな。ほぼ満席たもんな。
「はい、日替りお待ちー!今日はオークのしょうが焼きだよ!銀貨1枚頂きまーす。」
「スミマセン、金貨ですけど良いですか?」
「ちっ、面倒臭いね!こんな所で金貨なんか使うんじゃ無いよ!忙しいのに99枚も銀貨を数えなきゃならないんだ!勘弁しとくれよ!」
お、怒られた・・・・何でよ・・・・
「じゃ、じゃあ金貨を預けて置きます!食べ終わったらギルドで両替してきますから!」
「話が分かるじゃないか!わかった!金貨は預かって置くよ。」
情緒不安定なのかな?機嫌が良くなったり悪くなったり激しい人だ。
それよりも!味付けされた食事は久し振りだな~♪
どれどれ・・・・
(ッ!?何コレ!?うんま!スッゲー旨い!)
本当に驚いた!こんなに旨い物があるなんて・・・・白飯が無いのが悔やまれる。パンかぁ・・・・
スープも骨か何かでしっかり出汁を取ってるんだろう。薄味なのにコクがあって旨い!
1口1口を噛み締めて食べてたら、いつの間にか客が少くなっていた。
「ご馳走様でした!両替に行って来ますね。」
「ハイよ。慌てなくても良いからね。」
なんだ結構優しいオバチャンなんじゃないか。
2軒隣の商業ギルドにまたお邪魔して、理由を話して両替してもらった。
「申し訳ありませんでした。はい、銀貨です。」
「謝らなくて良いよ。怒っては無いからね。ハイ金貨を返すよ。」
「あ、あの、迷惑ついでに調味料を売ってる所を教えて頂きたいんですが・・・・」
「あんた調味料の買い出しに来てたのかい?」
「はい、そうなんです。」
「はあ、それで金貨なんて持ってたんだね。私はてっきり貴族のボンボンかと思ってたよ。アハハ」
食堂のオバチャンに場所を教えて貰って、目的の調味料を買いに向かった。
ギルドはすぐに見つかった。これだけデカデカと荷馬車と『商業ギルド』って描いてあれば誰でも判るわ。
ギルドの扉を開けて中に入ると、右手にカウンター、左手に商談用だろうかテーブルと椅子が何組か置いてある。異世界小説を書いてるヤツは、異世界に来た事があるのだろうか?小説に書いてる通りに、受付嬢が3人ほどカウンターに居る。
その中の1人に話掛けてみる。
「スミマセン、ギルド会員じゃ無いんですが、魔物の買い取りとかして貰えるんでしょうか?」
「いらっしゃいませ。はい。買い取りは可能です。会員でない方の買い取りは少々お安くなりますが。」
やった!多少安くなるのは全然構わないからな!
「そ、それじゃあ、お願いします!」
「畏まりました。では魔物の部位をこちらに持ってきて貰えますか?」
(ああ、俺が手ぶらだから外にあると思ってるのか。)
「あのー、申し訳在りません。此処に出すと人が入れなくなりますがいいですか?」
「??それはどう言う事でしょうか?」
「その、解体してなくてですね・・・・物が大きいんです。」
「?はあ、兎に角1度見せて貰えないでしょうか。査定出来ませんので。」
親切心で言ってやってるのに・・・・まあ、結果はわかってるけど出してやるか。
俺はデカイ蛇をアイテムボックスからドンと出した。
「ッ!ヒッヒァーーー!!!」
「あのどうしましょうか?査定出来ますか?」
「しっしっしっ収納してくださいーーー!」
騒ぎを聞きつけたギルド職員が裏からワラワラ出て来た。蛇はアイテムボックスに収納した。
「どうしたんだ!?セクハラか?」
カウンターの3人はアワアワして喋れない。
「ボウズ、何かしたのか?」
「いえ、買い取りして欲しい物が大きいですよってちゃんと言ったんですよ。此処に出さない方がいいとも言ったんです。それでも査定するから出してくださいと言われまして、出したら大声で叫び出しまして困惑してます。」
「そんなにデカイのか?」
「はあ、20m位あります。」
「20mだとぅ?アイテムボックス持ちか?物は何なんだ?」
「蛇です。」
アイテムボックスって結構メジャーなのかな?あんまり驚いて無かったな。
「・・・・・・・裏にまわっくれ。俺の後に付いて来い。」
そう言われたので、ハゲ親父の後を付いていくと、裏庭に連れていかれた。
「此処なら大丈夫だ。出してみな。」
「はあ。」
蛇の頭と胴体をドンとまたアイテムボックスから出した。まだ胴体はピクピク動いている。うん、新鮮だ。
「ンガ!なんじゃこりゃあーーー!!」
そんな・・・松田○作のモノマネをしなくても・・・・
「どうですか?お金になりますか?」
「・・・・・あ、ああ、なるよ。しっかりした査定しないと何とも言えんが、かなりの金額だな。」
「お金はすぐ貰えるんですかね?」
「すぐには無理だな。そうだな・・・・3日後には用意しよう。」
えー、3日後ってアホか!俺はすぐに欲しいんだよ!
「あの、あなたのざっと見の査定だと、どのくらいの金額になると思いますか?」
「そうだな・・・・・皮と肉だけの査定なら・・・・金貨150枚ってとこだな。もし、魔石があるのなら、大きさにも依るが、全部で金貨250枚はくだらねぇと思うよ。」
「そうですか。コレを金貨50枚でお売ります。なのでお金をすぐに用意出来ますか?」
「は?な、な、何い?金貨50枚だけで良いのか?本当だな?本当にいいんたな?それならすぐに用意するから待ってろ!」
ハゲ親父は走って行ってしまった。女の子が呼びに来たので建物の中に入る。
「おう!コッチだ!金貨10枚を纏めたヤツが5個で50枚だ、確認してくれ。」
「・・・・はい、確かに。それじゃ。」
「待て!待ってくれ!お前、本当に良いのか?たった金貨50枚だけで・・・・・200枚以上は損してるんだぞ!」
「はい、問題ありませんよ。狩りをしてる時にたまたま遭遇しただけですから。それに狙ってた獲物じゃありませんしね。それに今日必要な物があるんですよ。」
「靴か?靴を買いたいだけの為に金貨200以上を捨てるのか?」
「それもありますが、他にもあるんです。それでは。」
「あっ、ちょっと・・・・・・」
ハゲ親父が五月蝿いので強引に商業ギルドを出た。
さて、これで味気無い食事からおさらば出来るぞ!
塩、胡椒、唐辛子、砂糖これらは絶対買うぞ!
(あっ、失敗したな。調味料売ってる店聞いとくんだった。それにしてもギルド周辺は食べ物屋が多いな。おっ、あそこに食堂があるじゃん。食べながら聞いてみるか。)
「いらしっゃい!ごめんね、忙しくて。今昼時だから空いてる所に座って!日替り定食でいいよね?いいよね?」
「は、はい!それでお願いします。」
今昼時だったんだ・・・・全然気付かなかったわ。それにしても流行ってる店なんたな。ほぼ満席たもんな。
「はい、日替りお待ちー!今日はオークのしょうが焼きだよ!銀貨1枚頂きまーす。」
「スミマセン、金貨ですけど良いですか?」
「ちっ、面倒臭いね!こんな所で金貨なんか使うんじゃ無いよ!忙しいのに99枚も銀貨を数えなきゃならないんだ!勘弁しとくれよ!」
お、怒られた・・・・何でよ・・・・
「じゃ、じゃあ金貨を預けて置きます!食べ終わったらギルドで両替してきますから!」
「話が分かるじゃないか!わかった!金貨は預かって置くよ。」
情緒不安定なのかな?機嫌が良くなったり悪くなったり激しい人だ。
それよりも!味付けされた食事は久し振りだな~♪
どれどれ・・・・
(ッ!?何コレ!?うんま!スッゲー旨い!)
本当に驚いた!こんなに旨い物があるなんて・・・・白飯が無いのが悔やまれる。パンかぁ・・・・
スープも骨か何かでしっかり出汁を取ってるんだろう。薄味なのにコクがあって旨い!
1口1口を噛み締めて食べてたら、いつの間にか客が少くなっていた。
「ご馳走様でした!両替に行って来ますね。」
「ハイよ。慌てなくても良いからね。」
なんだ結構優しいオバチャンなんじゃないか。
2軒隣の商業ギルドにまたお邪魔して、理由を話して両替してもらった。
「申し訳ありませんでした。はい、銀貨です。」
「謝らなくて良いよ。怒っては無いからね。ハイ金貨を返すよ。」
「あ、あの、迷惑ついでに調味料を売ってる所を教えて頂きたいんですが・・・・」
「あんた調味料の買い出しに来てたのかい?」
「はい、そうなんです。」
「はあ、それで金貨なんて持ってたんだね。私はてっきり貴族のボンボンかと思ってたよ。アハハ」
食堂のオバチャンに場所を教えて貰って、目的の調味料を買いに向かった。
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