俺を召喚したのは神じゃなくて魔王かよ!

オグリギャップ

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新魔王の明るい家族計画

18 戦闘服を作ってみた

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俺は変身を遂げて、予定の第2段階が終了した。

(着るものを作らないとね。体が急にでかくなったせいで、俺の服がボロボロだし。)

アイテムボックスからいろんな厚さと大きさの布地を出して、どんな服にしようか考察する。

(魔王らしくて、威厳がある、それでいて死を予見してしまう様な服って無いかな?)

頭の中で、今まで見て来たアニメの服を思い出していた。

(色々あるが、やっぱり軍服系が良いよな、。将軍クラスの。軍服の上から襟が高いマントかコートを羽織れば・・・・クーッ!カッコ良すぎる!この世界のヤツに伝わるか分からんが)

俺はあるアニメの帝国軍の将校の軍服をイメージして服を作った。色は基本黒。絹の様に光沢のあるヤツにした。光の当たり方によっては暗い青色にも見える。
軍服だから学生服みたいな感じにならない様に、左肩から胸にかけて獣が大きくクチを開けている金の大きな刺繍を入れた。牙がいいねぇ!服の中央には首から腹にかけて縦に銀ボタンが4つ並ぶ。ズボンも同じ色だからワンポイントを入れる。右の太ももから膝に掛けて東洋の竜を銀の刺繍で入れた。
靴は膝下までの真っ黒なブーツにした。あとは上着だが、襟高のロングコートにした。色は漆黒。コートの縁取りに赤いラインを入れた。

(ヤッベ!ヤベーよ!超カッコいいんですけど!)

中二病全開の服装だが、ここには笑う者なんて居ない。寧ろ褒め称えてくれる者しか居ない。
早速出来立ての服に袖を通してみる。うん、動きには支障無いな。詰襟は多少気になるが許容範囲だ。全て身に着けて、姿見に写してみる。

(お、おおお!?顔が美しいせいか、似合うと言うより神々しさがあるな。銀髪が黒い服に映える。なんか自分がフィギアになったみたいだ。)

「ほえー・・・・・・・魔王なんか凄い。」
「・・・・・うん。凄いね。」

2人供感嘆の声を上げていた。この服装の良さを感じてくれた様だ。

「そうか?有り難う。俺もこの服装は気にいった。暫くはこの服装でいく。」

「うん!僕もその服好きだ。」
「・・・・いいなぁ・・・」

勿論2人の服も作るつもりだ。どんなのが良いかな?
まずはひろしからだな。ひろしにはスーツを着せたいが、コイツは戦闘狂の暴れん坊だからダメだな。ジャージ?は可哀想だな。う~ん・・・・いっそアイ○ンマンみたいなボティースーツにしちゃおうか・・・・アリだな!そうしよう!買ってきた布地と魔物の革を合わせて凄く伸縮性のあるボティースーツを作った。色は黒と金だ。ちょっと仮面○イダーチックになったがいいだろう。ちゃんとデーモン○暮閣下の要素も取り入れてある。だから正義の味方みたいな感じは無い。

「ひろし、これを着てみろ。」

「うん!ありかとう!・・・でもどうやって着るの?」

「これは良く伸びるから、首の所から足を入れて着るんだ。」

「うん、分かった。」

ひろしは、うんしょ、うんしょとボティースーツを纏っていく。

「うわあ・・・強そうに見える!魔王有り難う!」

確かに筋肉ムキムキのひろしの体にフィットして強そうに見える。で、でも・・・舘ひ○しがコスプレしている様にしか見えない。プッ、ブフ・・・笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ、笑っちゃダメなんだようー!!!!
碇シ○ジ君の名セリフを思い浮かべて、何とか笑いを堪えた。

次ははるかだな。どうするかなあ・・・横では物凄く期待した目をしてはるかが待っている。
オーソドックスに魔法少女風にするか?それとも戦隊物風にしようか?
いや、はるかはライダースジャケットと革パンにショートブーツにしよう!スゲー似合いそうだ!
はるかはきょぬーだし、尻もでかい。ボンッキュッボンのスタイルだから、似合うハズ!
早速魔物の革を使って、真っ赤なライダースセットを作り上げた。

「これははるかの服だ。着てみろ。」

「うん!ありかとう!」

パパッと着ている服を脱ぎ散らかし、赤いライダーセットを着ていく・・・・

「はぁ・・・・わたしじゃ無いみたい・・・カッコ良い!」

「どうだ?2人供。気にいったか?」

「うん!凄くいいよ!」
「わたしもこれ好き!」

2人供姿見の前でポーズをとりまくっている。気に入った様でなによりだ。






今回は短くなってしまいました。スイマセン!


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