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戦争介入編
48 バカ兄貴と勤勉な弟
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俺達は元第一王子を連れて王都にテレポートした。さて、王城にどうやって入ろうかな?正面から堂々と行っても入れないだろうし。あ、いや、簡単に倒せるよ?でも今回は元第一王子と王の戦いが見てみたい。だから騒ぎは起こしたく無い。そうだ!暫く使って無いけど、ヒロシが得意な気配を消す魔法で王の前まで行ってみるか。
城の中には簡単に入れた。兵士が其処ら中に居て、城の中も守っている。ウ~ム、やっぱり城の中は広い。どうやって探すかな。人も一杯いるし。人が一杯居る所に行けば王が居るかな?そう思った俺は、兵士が多い所を見て回った。大広間、待機所、謁見の間。王らしき人物は見つからない。多分自室か、執務室に居るんだろうけど、そこが何処か分からない。気配察知を使った所で人が多すぎてどれだか分からないし、どうしたもんかな。そう言えば、映画で国の重要人物の部屋の前には、2人の近衛兵やSPなんかが居たな。そんな場所を探して見るか。
俺は3階から探し始めた。3階からなのは部屋数が少ないと思ったからだ。3階の部屋の前には、殆ど2人1組で近衛兵?がいた。その近衛兵に雷魔法の弱いヤツ、スタンガンを浴びせて1人づつ寝て貰った。部屋を確かめていくと、そこは王の家族の居住区だった。女子供しか居ない。それじゃ続いて2階に行くとしますか。2階は2ヶ所に近衛兵が2人居た。俺は豪華な扉の部屋に王が居ると睨んで、近衛兵におねんねして貰って部屋に入っていった。中では豪華な衣装を纏った中肉中背の若い男が書き物をしていた。ビンゴ!多分王だろう。
俺は隠蔽魔法を解いて王の前にたった。
「お前が王か?」
「・・・・ッ!!無礼者!ノックも無しに王の部屋に入るとは何事だ!」
「それは済まなかったな。城内中を探し回ってやっと見つけたんでな。」
「城内中とな?・・・・お前は何者だ。」
「ん?俺か?魔王だ。」
「・・・・?魔王?だ・・・と?」
俺は頭のターバンを外して少し空中に浮いてみた。少しは魔王らしく威厳が有るようにみえるか?
「お前の兄がお前と決闘をしたいと言ってたのでな、連れて来た。」
「ッ!あ、兄上だと!?」
「そうだ。今回の内乱の中心人物だ。お前に取っても都合が良いだろ?」
「!?すると・・・・お前が兄上を唆して内乱を・・・」
「バカな事を言うな!俺はお前の軍に紛れてあの街の兵を倒してやったんだぞ!それに俺はそんな小さな事にまで干渉しないわ!やるなら国ごと滅ぼすわ!」
「・・・・・・・・・」
「それでどうするんだ?決闘を受けるのか?」
「それは構わぬが・・・・・兄上は何処に?」
「俺の空間魔法の中に居る。」
「・・・・・そうか、では謁見の間にまでご足労願おう。」
「分かった。」
なんだろな。俺が魔王だと分かっても、全然動じないのな。流石はこの国の王と言うか・・・・でも魔王らしく折角カッコつけたのに!もうちょっと何かあってもいいだろうに!
俺は王の後に続き、1階の謁見の間まで歩いて行った。謁見の間の入り口と中には、兵士が王を守ろうと押し寄せて来た。これじゃ身動きが出来ん!
「王よ、この兵士共を何とかしろ。邪魔だ!俺が片付けてもいいが、余計な死体を増やすのは好まんだろ?」
「・・・・・・分かった。皆の者、この部屋を出るのだ!入り口に待機せよ!」
「し、しかし!」
「王命である!入り口で待機せよ!」
「ハッ!」
兵士達が部屋を出た後で玉座にゆっくりと座り、1つ溜め息をついた後に俺に言った。
「魔王よ、兄上を出してくれぬか?」
「分かった。しかしヤツには剣を持たせてある。お前も何か武器を持っていた方がいいんじゃないか?」
「今は必要無い。この玉座には守りの魔法が掛かっている。それよりも兄上と話がしたい。」
それならばと鳥籠から元第一王子、ヒロシ、ハルカを出した。
「魔王、もう着いたの?早いわね。」
「コイツ戦えるのかな?ずっと震えてるよ?」
「・・・・・・・・」
「コイツが兄で間違い無いな?」
「うむ、間違い無い。兄上久し振りであるな。」
「クッ!エ、エリオット!その玉座は私の席だ!」
「フッ・・・何を言うかと思えば愚かな事を。」
「な、な、な、何を!」
「腰巾着の貴族達にチヤホヤされ、良いように使われて争いを起こし・・・・・今のこの様を見たら父上が、いや、国の民達が何と言うかわからぬか?」
「うっ・・・・・うるさい!父上は関係ないだろう!王の座を寄越せ!」
「・・・恩情で領地を与えたのが間違いであった様だな。私が直々に成敗してくれよう。衛兵!剣を持て!」
うん、典型的なバカ兄貴と優秀な弟の構図だな。バカ兄貴の方は、第一王子だから将来は約束されてると思い込み、政治の勉強をせず、統治者としての勉強もせず、ただアマアマに日常を過ごして居たのだろう。
対して弟の方は反面教師が居たせいなのか、しっかりと勉強し、自分に厳しく生きて来たのだろう。
そんな事を考えていると衛兵が剣を持って来た。その剣はけして豪華な物でなく、実用的に作られている武芸者の剣だ。王はその剣を受け取ると立ち上がり、兄の前に歩み出た。
「さあ、構えよ!兄上が王の器だと言うのであれば、見事私から奪ってみせよ!」
「ねえ、魔王、どう考えても領主殺されるよ。」
「そうだな。別に俺はどっちが勝ってもいいからな。ただ面白そうだから連れて来ただけだからな。」
領主の兄貴の方は、震えながらへっぴり腰で剣を構える。それに対して弟の王の方はやはり武芸を嗜んでいる様でキリッと格好が良く、両手剣を中段に構える。
「では、始め!」
俺が掛け声を掛けると同時に王が動きだし、バカ兄貴の剣を凪ぎ払い、心臓に剣を突き刺した。10秒も掛からなかった。バカ兄貴はそのままズルリと崩れ落ちた。
「・・・・・魔王よ、礼を言う。王族の恥部を私自身で始末出来た事を。」
「別に礼なんかいいさ。俺は面白そうだから連れて来ただけだからな。それに戦争が拡大して、この大陸に被害が出るようなら俺は迷う事なく人間を滅ぼす。それを忘れん様にな。」
「ああ、肝に銘じて置く。」
「ヒロシ、ハルカ、そろそろ帰るぞ。テレポートするから鳥籠に入れ。」
2人は不満そうな顔をしながら渋々鳥籠に戻った。鳥籠から出したばっかりだったな。スマン。
それからすぐにテレポートで魔王城に戻った。何でそんなに急いで帰ったのかって?いきなり目の前から消えたら相手は驚くし、カッコいいじゃん!
城の中には簡単に入れた。兵士が其処ら中に居て、城の中も守っている。ウ~ム、やっぱり城の中は広い。どうやって探すかな。人も一杯いるし。人が一杯居る所に行けば王が居るかな?そう思った俺は、兵士が多い所を見て回った。大広間、待機所、謁見の間。王らしき人物は見つからない。多分自室か、執務室に居るんだろうけど、そこが何処か分からない。気配察知を使った所で人が多すぎてどれだか分からないし、どうしたもんかな。そう言えば、映画で国の重要人物の部屋の前には、2人の近衛兵やSPなんかが居たな。そんな場所を探して見るか。
俺は3階から探し始めた。3階からなのは部屋数が少ないと思ったからだ。3階の部屋の前には、殆ど2人1組で近衛兵?がいた。その近衛兵に雷魔法の弱いヤツ、スタンガンを浴びせて1人づつ寝て貰った。部屋を確かめていくと、そこは王の家族の居住区だった。女子供しか居ない。それじゃ続いて2階に行くとしますか。2階は2ヶ所に近衛兵が2人居た。俺は豪華な扉の部屋に王が居ると睨んで、近衛兵におねんねして貰って部屋に入っていった。中では豪華な衣装を纏った中肉中背の若い男が書き物をしていた。ビンゴ!多分王だろう。
俺は隠蔽魔法を解いて王の前にたった。
「お前が王か?」
「・・・・ッ!!無礼者!ノックも無しに王の部屋に入るとは何事だ!」
「それは済まなかったな。城内中を探し回ってやっと見つけたんでな。」
「城内中とな?・・・・お前は何者だ。」
「ん?俺か?魔王だ。」
「・・・・?魔王?だ・・・と?」
俺は頭のターバンを外して少し空中に浮いてみた。少しは魔王らしく威厳が有るようにみえるか?
「お前の兄がお前と決闘をしたいと言ってたのでな、連れて来た。」
「ッ!あ、兄上だと!?」
「そうだ。今回の内乱の中心人物だ。お前に取っても都合が良いだろ?」
「!?すると・・・・お前が兄上を唆して内乱を・・・」
「バカな事を言うな!俺はお前の軍に紛れてあの街の兵を倒してやったんだぞ!それに俺はそんな小さな事にまで干渉しないわ!やるなら国ごと滅ぼすわ!」
「・・・・・・・・・」
「それでどうするんだ?決闘を受けるのか?」
「それは構わぬが・・・・・兄上は何処に?」
「俺の空間魔法の中に居る。」
「・・・・・そうか、では謁見の間にまでご足労願おう。」
「分かった。」
なんだろな。俺が魔王だと分かっても、全然動じないのな。流石はこの国の王と言うか・・・・でも魔王らしく折角カッコつけたのに!もうちょっと何かあってもいいだろうに!
俺は王の後に続き、1階の謁見の間まで歩いて行った。謁見の間の入り口と中には、兵士が王を守ろうと押し寄せて来た。これじゃ身動きが出来ん!
「王よ、この兵士共を何とかしろ。邪魔だ!俺が片付けてもいいが、余計な死体を増やすのは好まんだろ?」
「・・・・・・分かった。皆の者、この部屋を出るのだ!入り口に待機せよ!」
「し、しかし!」
「王命である!入り口で待機せよ!」
「ハッ!」
兵士達が部屋を出た後で玉座にゆっくりと座り、1つ溜め息をついた後に俺に言った。
「魔王よ、兄上を出してくれぬか?」
「分かった。しかしヤツには剣を持たせてある。お前も何か武器を持っていた方がいいんじゃないか?」
「今は必要無い。この玉座には守りの魔法が掛かっている。それよりも兄上と話がしたい。」
それならばと鳥籠から元第一王子、ヒロシ、ハルカを出した。
「魔王、もう着いたの?早いわね。」
「コイツ戦えるのかな?ずっと震えてるよ?」
「・・・・・・・・」
「コイツが兄で間違い無いな?」
「うむ、間違い無い。兄上久し振りであるな。」
「クッ!エ、エリオット!その玉座は私の席だ!」
「フッ・・・何を言うかと思えば愚かな事を。」
「な、な、な、何を!」
「腰巾着の貴族達にチヤホヤされ、良いように使われて争いを起こし・・・・・今のこの様を見たら父上が、いや、国の民達が何と言うかわからぬか?」
「うっ・・・・・うるさい!父上は関係ないだろう!王の座を寄越せ!」
「・・・恩情で領地を与えたのが間違いであった様だな。私が直々に成敗してくれよう。衛兵!剣を持て!」
うん、典型的なバカ兄貴と優秀な弟の構図だな。バカ兄貴の方は、第一王子だから将来は約束されてると思い込み、政治の勉強をせず、統治者としての勉強もせず、ただアマアマに日常を過ごして居たのだろう。
対して弟の方は反面教師が居たせいなのか、しっかりと勉強し、自分に厳しく生きて来たのだろう。
そんな事を考えていると衛兵が剣を持って来た。その剣はけして豪華な物でなく、実用的に作られている武芸者の剣だ。王はその剣を受け取ると立ち上がり、兄の前に歩み出た。
「さあ、構えよ!兄上が王の器だと言うのであれば、見事私から奪ってみせよ!」
「ねえ、魔王、どう考えても領主殺されるよ。」
「そうだな。別に俺はどっちが勝ってもいいからな。ただ面白そうだから連れて来ただけだからな。」
領主の兄貴の方は、震えながらへっぴり腰で剣を構える。それに対して弟の王の方はやはり武芸を嗜んでいる様でキリッと格好が良く、両手剣を中段に構える。
「では、始め!」
俺が掛け声を掛けると同時に王が動きだし、バカ兄貴の剣を凪ぎ払い、心臓に剣を突き刺した。10秒も掛からなかった。バカ兄貴はそのままズルリと崩れ落ちた。
「・・・・・魔王よ、礼を言う。王族の恥部を私自身で始末出来た事を。」
「別に礼なんかいいさ。俺は面白そうだから連れて来ただけだからな。それに戦争が拡大して、この大陸に被害が出るようなら俺は迷う事なく人間を滅ぼす。それを忘れん様にな。」
「ああ、肝に銘じて置く。」
「ヒロシ、ハルカ、そろそろ帰るぞ。テレポートするから鳥籠に入れ。」
2人は不満そうな顔をしながら渋々鳥籠に戻った。鳥籠から出したばっかりだったな。スマン。
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