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二年生
異変
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2年生の秋になり、もう、運動会も終わった。
最近は、弓ちゃんは、失恋から吹っ切れたらしく、すっかり、受験モードだ。
なんだか彼女、張り切っちゃって、楽しそう。
受験で楽しそうなところは、変わってるって思うけど、あの嫌なヤツの奏のこと忘れられて良かった良かった。
彼女がお休み時間中に話しかけてきた。
「この間の運動会は、リレーに選ばれてたんでしょ。なんで、出なかったの?」
「う、うん。残念だったけど……文化祭には、顔出しまくるよ。色々、頼まれちゃって。創作部のしおり作るの頼まれてるし、園芸部のアロマ石鹸のビニール入れと、うちのクラスの出し物のお化け屋敷の机の設置しないとね」
「それは、忙しそう。私は、文化祭は、パスするよ。内申書に響かないみたいだし、塾行かないと」
「そうか。来てもらいたかったけど。仕方ないね」
昼休みになって、私達は、いつも通り、お弁当を一緒に食べた。
私は、お弁当を食べながら、彼女に言った。
「そういえば、弓ちゃん、運動会の時、大活躍だったね。凄いなー」
「うん。先生に頼まれて、仕方なくね。でも、最近、勉強ばかりで体鈍っちゃってたから、いい運動になったよ。気分転換になるしね」
運動会が気分転換か。私は、運動会終わると毎回、ヘトヘトだけどな。
そんなことを考えながら、鳥の唐揚げを食べてると、箸からポロリと制服のスカートの上に落としてしまった。
「あっ!」
彼女は、その様子を見てすぐに立ち上がって、ハンカチ片手に教室を出ようとした。
私は、彼女に慌てて声をかけた。
「弓ちゃーん! 大丈夫だよ。私、自分でスカート綺麗にしてくるから」
「いいの。いいの。さっちゃんは、ちゃんと汚れ落とさないでしょ。この前も、おかず落として、戻ってきたら、まだ汚れてたでしょ」
「ごめん。ごめん。でも、悪いよ」
「大丈夫だから、大人しく待ってなさい」
「ごめんなさい。ありがとう」
彼女は、少しすると、濡らしたハンカチを持って、私のところに戻ってきた。
彼女は、私のスカートの唐揚げの油で汚れ部分を手早く、でも、丁寧に拭いてくれた。
拭きながら、彼女は、私に注意した。
「もう、ほっといたら、シミになっちゃうよ。それに、話しに夢中になりすぎるから、落としちゃうんだよ」
「ごめんなさい。でも、弓ちゃんは、良いお嫁さんになるね」
彼女は、呆れ顔で言った。
「まったく、のんびりしたこと言っちゃって」
私は、頭を掻きながら、舌を出しておどけてみせた。
でも、内心、気にしてた。
実は、最近、家でも、食事中におかずをよく落とす。
さっきも、気をつけて食べていたつもりだった。
「さっちゃん、気をつけなよー」
「わかった。わかった。ごめんよ」
私は、そう言いながら、苦笑いをした。
足も躓くどころでは、なくなっていた。
歩く時に、足が固まって歩き辛い。
不安で不安で仕方ない。
自分の身体に何が起こっているのか。
でも、いつもは、忘れるようにしてる。
止めどなく考えてしまって、心が壊れてしまいそうだから。
大丈夫。皆には、バレてない。
将来の自分を守らないと……。
レールから外れるのが怖い。
文化祭の日になった。
私は、忙しなく色々な文化部を回った。
まず、園芸部の出店している教室に行って石鹸を次々とビニールに詰めた。
私は、手伝ったお礼に石鹸を2個貰った。
次に、創作部に行って白い短冊形の紙に、ひたすら今、流行っているアニメキャラを描いて、教室の入り口に重ねて置いていった。
手作りの絵本を見にきたお客さん達が私と創作部のクラスメートが作ったしおりを次々と持って帰っていった。
描いても描いても終わらないし、速くしないとすぐに無くなってしまうので、焦りまくって描いた。
やっと一段落つくとクラスメートが私に話しかけた。
「佐々木さん。そろそろ、お化け屋敷のところに行かないといけないんじゃ……」
私は、すっかり忘れてて、クラスメートに謝った。
「あっ! そうだ! ごめん。もう行くね。大丈夫かな?」
「大丈夫。大丈夫。はい、これ」
クラスメートは、そう言うと、自分の描いたしおりを渡してくれた。
「いいの? お客さんに渡す分足りないのに……」
「いいの。いいの。佐々木さんには、手伝ってもらって感謝してるから。ほら、もう行きな」
「ありがとう。嬉しい。じゃあね!」
私は、教室を急いで出て、お化け屋敷をしている教室に向かった。
教室に来た途端、5、6人のクラスメートに囲まれた。
「佐々木さん。遅いんですけど」
「ごめんなさい。他の……」
「他のー、クラスでやるここがメインでしょ。他のって」
「そうよ。まったく。皆、待ってたんだから」
「せめて、走ってきなさいよ」
私は、平謝りした。
「本当にごめんなさい。ごめんなさい」
私は、心の中で思ってた。
走れるものなら、走りたいと。
私は、けしかけられながら、机を積んでいった。
あとで、積み上げた机に黒い布を被せて、迷路のようにして、そこから、白い布を被ったお化けが出てくる仕組みだ。
一緒に作業しているクラスメートに叱られっぱなしだった。
「もう、速くやってよ」
「ごめんね」
あぁ、これは、嫌な思い出になりそうだな。
うちのクラスの出し物は、大盛況だった。
あのクラスメート達も何事もなかったようにご機嫌だった。
その中の1人のクラスメートが言った。
「じゃあね。佐々木さん。いっぱいお客さん来てくれて良かったね。バイバイ!」
私は、さっきとのあまりの違いに狼狽えながら応えた。
「う、うん。そうだね。バイバイ!」
私が全てが終わってホッとして、通路を歩いていると中学の頃の友達2人が楽しそうに話しながら、こちらに歩いているのを見かけた。
私と目が合った途端、彼女達は、気まずそうな顔をした。
うーん。
思い当たる。
確かに、中学を卒業してから、うちは、エスカレーター式だから、同じクラスではなくても、話す機会は、あったはずだ。
でも、見かけても軽く会釈する程度だった。
私は、そんなものなのかなって思ってたけど、2人は、まだ仲良く話してたんだ。
ふーん。
私は、そんな思いをひた隠して彼女達に話しかけた。
「久しぶりー……」
彼女達も私が話しかけると、最初の方こそ、強張った表情をしていたもののだんだん昔に戻ったみたいに話に花が咲いた。
その時だった。
後ろから男子達の声が聞こえた。
「あのー、俺達と話さない?」
私は、思わず応えた。
「えっ? 何?」
私の友達の1人が男子達に食って掛かった。
「私達になんか用? 何なの? 言いなさいよ!」
「俺達は、別に……ボウリングでも一緒にどうかなと思って……」
「私達、そんなの無理だから!!」
「わ、わかったよ。行こ」
男子達は、そそくさと私達から離れていった。
ワ・タ・シ・ノ・セ・イ・シ・ュ・ン・ガ
まあ、良かったか……。
下心丸出しだしな。
でも、真ん中の子、ちょっとタイプだったな。
友達が私を小突いて言った。
「もう、まともに相手しようとして」
「ごめん。ごめん」
私は、彼女達と別れて家に向かい、もう少しで家に着く少し手前で親戚にばったりあった。
いとこ違いの山口明人(やまぐちあきと)。
彼は、自転車を降りて、私に話しかけてきた。
「やぁ、華(はな)ちゃん!」
私は、華恋なのに、彼は、私のことをなぜだが昔からそう呼ぶんだ。
「今さー。華ちゃんの文化祭行ってきたよ」
「えっ!あー、確認しにまた行ったんだね」
確認とは、私と彼の間だけ通じる言葉で彼は、いかに自分がモテるか確認するため、あらゆる学校の文化祭に顔を出すの。
彼は、甘い顔立ちで生まれ持った茶色のサラサラヘアーで薄い茶色の瞳で白肌の子だった。
「どうだった? また、いっぱい声掛けられた?」
彼は、少し心配そうな顔をした。
「華ちゃんさー。足悪いの?」
「なんで?」
「辛そうに歩いてたから。おじさんとかおばさんとかには、言ってないの?」
「うん。自分でも、なんでこんな歩き方しかできないのかわからないし……それよりも、さっきの続き! どうだったの?」
私は、そう言って話をはぐらかした。
そうか。
いつも近くにいると、変化がわからないんだ。
彼とは、長い間、会ってなかったから、気づかれちゃったんだな。
「うん。いっぱい声掛けられたよ。そう言えば、1人だけ連絡先交換した」
「えっ? 珍しい! 誰? 誰?」
「なんか華(はな)ちゃんの友達って聞いて。高里弓子さんていう人」
最近は、弓ちゃんは、失恋から吹っ切れたらしく、すっかり、受験モードだ。
なんだか彼女、張り切っちゃって、楽しそう。
受験で楽しそうなところは、変わってるって思うけど、あの嫌なヤツの奏のこと忘れられて良かった良かった。
彼女がお休み時間中に話しかけてきた。
「この間の運動会は、リレーに選ばれてたんでしょ。なんで、出なかったの?」
「う、うん。残念だったけど……文化祭には、顔出しまくるよ。色々、頼まれちゃって。創作部のしおり作るの頼まれてるし、園芸部のアロマ石鹸のビニール入れと、うちのクラスの出し物のお化け屋敷の机の設置しないとね」
「それは、忙しそう。私は、文化祭は、パスするよ。内申書に響かないみたいだし、塾行かないと」
「そうか。来てもらいたかったけど。仕方ないね」
昼休みになって、私達は、いつも通り、お弁当を一緒に食べた。
私は、お弁当を食べながら、彼女に言った。
「そういえば、弓ちゃん、運動会の時、大活躍だったね。凄いなー」
「うん。先生に頼まれて、仕方なくね。でも、最近、勉強ばかりで体鈍っちゃってたから、いい運動になったよ。気分転換になるしね」
運動会が気分転換か。私は、運動会終わると毎回、ヘトヘトだけどな。
そんなことを考えながら、鳥の唐揚げを食べてると、箸からポロリと制服のスカートの上に落としてしまった。
「あっ!」
彼女は、その様子を見てすぐに立ち上がって、ハンカチ片手に教室を出ようとした。
私は、彼女に慌てて声をかけた。
「弓ちゃーん! 大丈夫だよ。私、自分でスカート綺麗にしてくるから」
「いいの。いいの。さっちゃんは、ちゃんと汚れ落とさないでしょ。この前も、おかず落として、戻ってきたら、まだ汚れてたでしょ」
「ごめん。ごめん。でも、悪いよ」
「大丈夫だから、大人しく待ってなさい」
「ごめんなさい。ありがとう」
彼女は、少しすると、濡らしたハンカチを持って、私のところに戻ってきた。
彼女は、私のスカートの唐揚げの油で汚れ部分を手早く、でも、丁寧に拭いてくれた。
拭きながら、彼女は、私に注意した。
「もう、ほっといたら、シミになっちゃうよ。それに、話しに夢中になりすぎるから、落としちゃうんだよ」
「ごめんなさい。でも、弓ちゃんは、良いお嫁さんになるね」
彼女は、呆れ顔で言った。
「まったく、のんびりしたこと言っちゃって」
私は、頭を掻きながら、舌を出しておどけてみせた。
でも、内心、気にしてた。
実は、最近、家でも、食事中におかずをよく落とす。
さっきも、気をつけて食べていたつもりだった。
「さっちゃん、気をつけなよー」
「わかった。わかった。ごめんよ」
私は、そう言いながら、苦笑いをした。
足も躓くどころでは、なくなっていた。
歩く時に、足が固まって歩き辛い。
不安で不安で仕方ない。
自分の身体に何が起こっているのか。
でも、いつもは、忘れるようにしてる。
止めどなく考えてしまって、心が壊れてしまいそうだから。
大丈夫。皆には、バレてない。
将来の自分を守らないと……。
レールから外れるのが怖い。
文化祭の日になった。
私は、忙しなく色々な文化部を回った。
まず、園芸部の出店している教室に行って石鹸を次々とビニールに詰めた。
私は、手伝ったお礼に石鹸を2個貰った。
次に、創作部に行って白い短冊形の紙に、ひたすら今、流行っているアニメキャラを描いて、教室の入り口に重ねて置いていった。
手作りの絵本を見にきたお客さん達が私と創作部のクラスメートが作ったしおりを次々と持って帰っていった。
描いても描いても終わらないし、速くしないとすぐに無くなってしまうので、焦りまくって描いた。
やっと一段落つくとクラスメートが私に話しかけた。
「佐々木さん。そろそろ、お化け屋敷のところに行かないといけないんじゃ……」
私は、すっかり忘れてて、クラスメートに謝った。
「あっ! そうだ! ごめん。もう行くね。大丈夫かな?」
「大丈夫。大丈夫。はい、これ」
クラスメートは、そう言うと、自分の描いたしおりを渡してくれた。
「いいの? お客さんに渡す分足りないのに……」
「いいの。いいの。佐々木さんには、手伝ってもらって感謝してるから。ほら、もう行きな」
「ありがとう。嬉しい。じゃあね!」
私は、教室を急いで出て、お化け屋敷をしている教室に向かった。
教室に来た途端、5、6人のクラスメートに囲まれた。
「佐々木さん。遅いんですけど」
「ごめんなさい。他の……」
「他のー、クラスでやるここがメインでしょ。他のって」
「そうよ。まったく。皆、待ってたんだから」
「せめて、走ってきなさいよ」
私は、平謝りした。
「本当にごめんなさい。ごめんなさい」
私は、心の中で思ってた。
走れるものなら、走りたいと。
私は、けしかけられながら、机を積んでいった。
あとで、積み上げた机に黒い布を被せて、迷路のようにして、そこから、白い布を被ったお化けが出てくる仕組みだ。
一緒に作業しているクラスメートに叱られっぱなしだった。
「もう、速くやってよ」
「ごめんね」
あぁ、これは、嫌な思い出になりそうだな。
うちのクラスの出し物は、大盛況だった。
あのクラスメート達も何事もなかったようにご機嫌だった。
その中の1人のクラスメートが言った。
「じゃあね。佐々木さん。いっぱいお客さん来てくれて良かったね。バイバイ!」
私は、さっきとのあまりの違いに狼狽えながら応えた。
「う、うん。そうだね。バイバイ!」
私が全てが終わってホッとして、通路を歩いていると中学の頃の友達2人が楽しそうに話しながら、こちらに歩いているのを見かけた。
私と目が合った途端、彼女達は、気まずそうな顔をした。
うーん。
思い当たる。
確かに、中学を卒業してから、うちは、エスカレーター式だから、同じクラスではなくても、話す機会は、あったはずだ。
でも、見かけても軽く会釈する程度だった。
私は、そんなものなのかなって思ってたけど、2人は、まだ仲良く話してたんだ。
ふーん。
私は、そんな思いをひた隠して彼女達に話しかけた。
「久しぶりー……」
彼女達も私が話しかけると、最初の方こそ、強張った表情をしていたもののだんだん昔に戻ったみたいに話に花が咲いた。
その時だった。
後ろから男子達の声が聞こえた。
「あのー、俺達と話さない?」
私は、思わず応えた。
「えっ? 何?」
私の友達の1人が男子達に食って掛かった。
「私達になんか用? 何なの? 言いなさいよ!」
「俺達は、別に……ボウリングでも一緒にどうかなと思って……」
「私達、そんなの無理だから!!」
「わ、わかったよ。行こ」
男子達は、そそくさと私達から離れていった。
ワ・タ・シ・ノ・セ・イ・シ・ュ・ン・ガ
まあ、良かったか……。
下心丸出しだしな。
でも、真ん中の子、ちょっとタイプだったな。
友達が私を小突いて言った。
「もう、まともに相手しようとして」
「ごめん。ごめん」
私は、彼女達と別れて家に向かい、もう少しで家に着く少し手前で親戚にばったりあった。
いとこ違いの山口明人(やまぐちあきと)。
彼は、自転車を降りて、私に話しかけてきた。
「やぁ、華(はな)ちゃん!」
私は、華恋なのに、彼は、私のことをなぜだが昔からそう呼ぶんだ。
「今さー。華ちゃんの文化祭行ってきたよ」
「えっ!あー、確認しにまた行ったんだね」
確認とは、私と彼の間だけ通じる言葉で彼は、いかに自分がモテるか確認するため、あらゆる学校の文化祭に顔を出すの。
彼は、甘い顔立ちで生まれ持った茶色のサラサラヘアーで薄い茶色の瞳で白肌の子だった。
「どうだった? また、いっぱい声掛けられた?」
彼は、少し心配そうな顔をした。
「華ちゃんさー。足悪いの?」
「なんで?」
「辛そうに歩いてたから。おじさんとかおばさんとかには、言ってないの?」
「うん。自分でも、なんでこんな歩き方しかできないのかわからないし……それよりも、さっきの続き! どうだったの?」
私は、そう言って話をはぐらかした。
そうか。
いつも近くにいると、変化がわからないんだ。
彼とは、長い間、会ってなかったから、気づかれちゃったんだな。
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