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1章 農村の子供
第1話 転生先へ
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真っ暗な視界の中で白く靄のかかった人間が話しかけてくる。
「勇者くん、おはよう。気分はどうだい?」
その時俺はさっき死にかけていたことを思い出した。しかし、動くことが出来ない。
「ん?勇者くん、どうかした?」
「う、動けないんだ。」
「そりゃそうだよ、死んだんだから。」
白い人間はいわゆるイケボで話しかけてくる。その声は無性に頭の中で響いて気分が悪い。
「それと、勇者くん。願いは叶えてあげるよ凄い能力もあげる。でも条件がある。」
「条件?」
「君の頭の中にあるハーレムは無理だよ。」
「え…そこをなんとか頼みますよ!」
「そうすると、ちょっと普通の人より強いぐらいになるし君の嫌いな努力をしなくちゃいけないんだよ?」
努力、確かに嫌いだ、でも異世界へ行って努力しないで勇者になって楽しいだろうか。否、楽しくない。それと頭の中を詠まれているとは思わなかったが、ハーレムは憧れる。でも、絶対に出来るとも言っていないのか。
「やっぱ悩むよね、勇者くん。」
「うわ、詠まれてたのか。」
「君の好きにしなよ、あの高校生達助けた、ご褒美で選ばせてあげてるんだから。」
「神様、俺努力します。だからせめて顔はかっこ良く」
「神様ね…あと勇者くん顔は選べないから運にまかせて、ちなみに勇者くんが引き込もりやってた時の顔はおみくじで言う凶だから。じゃあ送るよ!」
「あ、ちょ…」
一瞬、俺の周りが明るくなり体が燃えるように暑かった。焼け死にそう。死んでるんだけど。
次に明るくなると俺は何者かに持ち上げられて、なにか言われた。
その時、神様から声がした。
「ごめん、翻訳つけるの忘れてた。」
その声が響き終わる頃には、彼等の話す声の内容が伝わってきた。
「司祭様、この子に勇者の資質があるというのは本当ですか!?」
恐らく父親だろう。まだ若く見える外見。
それから司祭と呼ばれている年老いた男はゆっくりと答えた。
「間違い無い。それと鑑定中に新しいスキルの翻訳が加わったから、言葉もわかるはず。そうだろう。」
二人は俺を見ている。
「はい、話せます。」
久しぶりに出した声は高くて今までのピザ声ではなかった。
俺が驚いているのと同時に父親はかなり驚いていた。
俺、何歳ぐらいなんだろう。
「お父さんですか?」
「あ、ああそうだぞ、お前のお父さんだ。」
「鏡を見せて貰ってもよろしいでしょうか?」
「よし、わかった。待ってろよ。」
鏡を見ると俺の髪は綺麗な金髪だった。しかし、父親と髪の色が違う。父親の髪は茶色っぽかったのだ。
「それで、お父さん。お母さんは?」
「……」
「お父さん?」
「ごめんな、お前の本当の父親では無いんだ……」
えっ!マジか急展開だ。というか人生ハードモードだな。
「司祭様、僕はどこから来たのか分かりますか?」
「残念ながら…しかし、年齢は五歳。名前はまだ無く、勇者としての資格を持っている。」
「お父さんは、何をしているのですか?」
「あ、えっと俺は、呼吸?」
小学生かよ。
「そ、そういうことでは無く仕事などです。」
「あっ、そっちか、ガハハハ。俺は農家だな。それとこの村の自警団のリーダーをやっている。」
「そうですか。なら、これからよろしくお願いします。お父さん。」
「よろしくな、えっと名前はそうだな。フェイズでどうだ?」
「それは、どういう意味ですか?」
「えっと、それはだな。確か古の神のえっと…いや、まあいい名前だよ。」
「そうですか、ありがとうございます。」
今度こそ、人当たりの良い立派は人になってやる。そう考えながら、俺は古ぼけた教会へ五歳児として転生した。
「勇者くん、おはよう。気分はどうだい?」
その時俺はさっき死にかけていたことを思い出した。しかし、動くことが出来ない。
「ん?勇者くん、どうかした?」
「う、動けないんだ。」
「そりゃそうだよ、死んだんだから。」
白い人間はいわゆるイケボで話しかけてくる。その声は無性に頭の中で響いて気分が悪い。
「それと、勇者くん。願いは叶えてあげるよ凄い能力もあげる。でも条件がある。」
「条件?」
「君の頭の中にあるハーレムは無理だよ。」
「え…そこをなんとか頼みますよ!」
「そうすると、ちょっと普通の人より強いぐらいになるし君の嫌いな努力をしなくちゃいけないんだよ?」
努力、確かに嫌いだ、でも異世界へ行って努力しないで勇者になって楽しいだろうか。否、楽しくない。それと頭の中を詠まれているとは思わなかったが、ハーレムは憧れる。でも、絶対に出来るとも言っていないのか。
「やっぱ悩むよね、勇者くん。」
「うわ、詠まれてたのか。」
「君の好きにしなよ、あの高校生達助けた、ご褒美で選ばせてあげてるんだから。」
「神様、俺努力します。だからせめて顔はかっこ良く」
「神様ね…あと勇者くん顔は選べないから運にまかせて、ちなみに勇者くんが引き込もりやってた時の顔はおみくじで言う凶だから。じゃあ送るよ!」
「あ、ちょ…」
一瞬、俺の周りが明るくなり体が燃えるように暑かった。焼け死にそう。死んでるんだけど。
次に明るくなると俺は何者かに持ち上げられて、なにか言われた。
その時、神様から声がした。
「ごめん、翻訳つけるの忘れてた。」
その声が響き終わる頃には、彼等の話す声の内容が伝わってきた。
「司祭様、この子に勇者の資質があるというのは本当ですか!?」
恐らく父親だろう。まだ若く見える外見。
それから司祭と呼ばれている年老いた男はゆっくりと答えた。
「間違い無い。それと鑑定中に新しいスキルの翻訳が加わったから、言葉もわかるはず。そうだろう。」
二人は俺を見ている。
「はい、話せます。」
久しぶりに出した声は高くて今までのピザ声ではなかった。
俺が驚いているのと同時に父親はかなり驚いていた。
俺、何歳ぐらいなんだろう。
「お父さんですか?」
「あ、ああそうだぞ、お前のお父さんだ。」
「鏡を見せて貰ってもよろしいでしょうか?」
「よし、わかった。待ってろよ。」
鏡を見ると俺の髪は綺麗な金髪だった。しかし、父親と髪の色が違う。父親の髪は茶色っぽかったのだ。
「それで、お父さん。お母さんは?」
「……」
「お父さん?」
「ごめんな、お前の本当の父親では無いんだ……」
えっ!マジか急展開だ。というか人生ハードモードだな。
「司祭様、僕はどこから来たのか分かりますか?」
「残念ながら…しかし、年齢は五歳。名前はまだ無く、勇者としての資格を持っている。」
「お父さんは、何をしているのですか?」
「あ、えっと俺は、呼吸?」
小学生かよ。
「そ、そういうことでは無く仕事などです。」
「あっ、そっちか、ガハハハ。俺は農家だな。それとこの村の自警団のリーダーをやっている。」
「そうですか。なら、これからよろしくお願いします。お父さん。」
「よろしくな、えっと名前はそうだな。フェイズでどうだ?」
「それは、どういう意味ですか?」
「えっと、それはだな。確か古の神のえっと…いや、まあいい名前だよ。」
「そうですか、ありがとうございます。」
今度こそ、人当たりの良い立派は人になってやる。そう考えながら、俺は古ぼけた教会へ五歳児として転生した。
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