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ないないないん -曖昧な存在-
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「要にはさ、将来の夢があるんだ。」
ゆっくりと、話し始めた。
「…モデルになりたくてさ。」
「モデルかぁ。」
「迷惑かな。お母さんやお父さんに負担がかかるかな。要にはそこらへんあんま分かんないからさ…。」
「負担も迷惑も、きっとかけるだろうね。」
「じゃあ…」
「止めなくていい。やりきれ。負担だって迷惑だって、それくらい受け止められるよ、家族だもん。なんで変な遠慮するのさ。らしくない。私には遠慮しない癖にー。」
きっと、私のその言葉にはほんの少しの皮肉が混じっていただろうが、それくらいは、せいぜい受け止めてほしいところだ。まあもっとも、ドMの要なら問題無いだろうけど。
「…お母さんに言っても、お父さんに言っても聞く耳持ってくれなくてさ。」
そう。その言葉をずっと待っていた。私はその言葉に対してどのように返そうかずっと考えていたのだ。どうすれば良いのかを。まあ、熟考した結果がこんなものか、と言われても仕方はない出来だけれど。
それでも一応、私なりに「親しき仲にも礼儀あり」を意識して考えたつもりだ。礼儀というか遠慮である。さっきの話とやや食い違うような気がするかもしれないけれど、そこは華麗にスルーをお願いしたい。
こんな些細な矛盾さえもスルーできないようではこの世の中に溢れている矛盾に押しつぶされてしまうよ!…きっと!(適当)
「…それは多分、成績が問題かな。」
「あーなるほど納得。」
「ふふっ。」
「あはっ。」
「「あははははっ!!」」
それからはもう笑った、笑った、笑った。悩んだり、くよくよしたりなんてしてるだけ無駄かもしれなかった。
ただまあ、それが分かるのはやはり、くよくよして、悩んで、笑った者だけなのだけれどね。「物は試し」である。いや、これは誤用かもしれない…あー語彙力が足りないや。これ以上隠しきれないし逃げきれない深刻な問題である。
「よし、そうと決まれば!」
私は要の次の言葉に期待する。ここで、台詞が繋がったらそこそこ格好いいフィナーレを飾れるからだ。
「金を貰っていざ上京!」
「違うでしょ!折角のフィナーレを格好悪くしないで!」
うん。まあ、予想通りと言えば予想通りではあった。しかしこれでは格好悪いどころかこれではフィナーレにもならない。困ったものだ。
「ほら、こないだ習わなかった?歴史でさ…いざ鎌倉!って。」
「…要はいつで記憶がストップしてるのかな?」
「はいはい。分かってるよ、勉強でしょ。」
「その通り。できればその単語は、さっき言って欲しかったけどね。」
「うん、そこそこ頑張る。一緒に頑張ろう!」
「…そこそこって。」
私は小声でそう呟いた。そしてその後、楽観的な要の為に私が差を作ってやる!と意気込んだのだった。
ゆっくりと、話し始めた。
「…モデルになりたくてさ。」
「モデルかぁ。」
「迷惑かな。お母さんやお父さんに負担がかかるかな。要にはそこらへんあんま分かんないからさ…。」
「負担も迷惑も、きっとかけるだろうね。」
「じゃあ…」
「止めなくていい。やりきれ。負担だって迷惑だって、それくらい受け止められるよ、家族だもん。なんで変な遠慮するのさ。らしくない。私には遠慮しない癖にー。」
きっと、私のその言葉にはほんの少しの皮肉が混じっていただろうが、それくらいは、せいぜい受け止めてほしいところだ。まあもっとも、ドMの要なら問題無いだろうけど。
「…お母さんに言っても、お父さんに言っても聞く耳持ってくれなくてさ。」
そう。その言葉をずっと待っていた。私はその言葉に対してどのように返そうかずっと考えていたのだ。どうすれば良いのかを。まあ、熟考した結果がこんなものか、と言われても仕方はない出来だけれど。
それでも一応、私なりに「親しき仲にも礼儀あり」を意識して考えたつもりだ。礼儀というか遠慮である。さっきの話とやや食い違うような気がするかもしれないけれど、そこは華麗にスルーをお願いしたい。
こんな些細な矛盾さえもスルーできないようではこの世の中に溢れている矛盾に押しつぶされてしまうよ!…きっと!(適当)
「…それは多分、成績が問題かな。」
「あーなるほど納得。」
「ふふっ。」
「あはっ。」
「「あははははっ!!」」
それからはもう笑った、笑った、笑った。悩んだり、くよくよしたりなんてしてるだけ無駄かもしれなかった。
ただまあ、それが分かるのはやはり、くよくよして、悩んで、笑った者だけなのだけれどね。「物は試し」である。いや、これは誤用かもしれない…あー語彙力が足りないや。これ以上隠しきれないし逃げきれない深刻な問題である。
「よし、そうと決まれば!」
私は要の次の言葉に期待する。ここで、台詞が繋がったらそこそこ格好いいフィナーレを飾れるからだ。
「金を貰っていざ上京!」
「違うでしょ!折角のフィナーレを格好悪くしないで!」
うん。まあ、予想通りと言えば予想通りではあった。しかしこれでは格好悪いどころかこれではフィナーレにもならない。困ったものだ。
「ほら、こないだ習わなかった?歴史でさ…いざ鎌倉!って。」
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「はいはい。分かってるよ、勉強でしょ。」
「その通り。できればその単語は、さっき言って欲しかったけどね。」
「うん、そこそこ頑張る。一緒に頑張ろう!」
「…そこそこって。」
私は小声でそう呟いた。そしてその後、楽観的な要の為に私が差を作ってやる!と意気込んだのだった。
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