43 / 57
第1章 転生
38話 最速
しおりを挟む
ドアを押し開けるとカランカランとカウベルの音。
「こんにちは~」
「いらっしゃいませ、注文の品はもう出来上がっていますよ。
ズボン2本とジャケットを2着、それとポンチョね。
ここで着てみてくれるかしら、大丈夫だと思うけど大きな調整が必要ならすぐ合わせますよ」
「あの、襟付きのジャケットの色なんですけど」
ニーナは何か間違ってしまったのかと思い、ハッとした表情になる。
「え、間違ってましたか? 間違っていたのならすぐに染め直します」
「いえ、頼んだ色に出来上がっています。
だけど出来上がりをみると違う色の方が良かったかなと思ったので、濃い紺色にできるならお願いしたいんですけど」
「間違ってなかったのね、良かった。
色の変更なら大丈夫ですよ、外の生地だけ染め直してくるので他の服を試着してサイズを確認してください」
カーテンに隠れて服を着替えると動きやすくてちょうど良さそうだったので着たまま染め直しに行ったニーナを待っていると作業場から戻ってきた。
「あら、ちょうど良さそうね。
ミスリル糸で織り上げて作った生地をミスリル糸で縫ったものに物理耐性を付与しているから強度も十分よ、プレートアーマーと比べて優っていても劣る事はないはずよ。
魔法防御も付けたから安心してね、もちろん防汚と防臭機能もついているわ。
それとこれ、色はこのくらいの濃さで良かったかしら」
ニーナが手にしているジャケットをみるととてもい感じに染めなおされていた。
「ありがとうございます、すごくいい感じです。
ダンジョンに入る前に欲しかったので助かります」
そう言って、L2風のジャケットを着ると。他の服はマジックバッグに入れた。
「あれ、そういえば今日はお弟子さんたちはいないんですか?」
「あの子たちね、ジン君の服を仕立て終わったから今日からお休み。
先週もあの2人はダンジョンに行ってたのよ、フロアボスを倒したら綺麗な宝石箱が出たらしくて、もう一つ欲しいからと言ってフロアボスが再生する日に合わせて出かけて行ったわ」
「え、デルタダンジョンはDランク以上の冒険者じゃないと入れないんじゃないんですか?」
「あの子達ああ見えてBランクの冒険者だから何も問題ないわよ」
「え、Bランクなんですか。
でもまだ子供にしか見えないんですけど、成人しないと冒険者になれないと聞きましたが」
「あの子達はヒューマンじゃないのよ、それから年齢はジン君より上よ。
ピクリット族っていうすごく珍しい種族で、小さい頃に成長が一度止まっちゃうから200歳くらいになって老化が始まるまではあの姿のままなのよ。
そのせいで変な趣味の貴族や商人達が奴隷に欲しがるから、悪い奴隷商人に攫われる事件が絶えなかったのよね。
そんな理由で強力な結界を張った隠れ里から出てこなくなったから滅多に見ることはできない種族なのよ」
「そうなんですか、成人しているとは思いませんでした。
でも、あの2人がダンジョンでモンスターと戦っていると思うとなんだかすごいですね」
「エイラは短剣だから見てもそんなに驚かないけど、アイラは重量級のポールアックスを振り回してるから、知らない人が見たら驚いて動けなくなっちゃうみたい」
「それはそうですよ、普通の子供はポールアックスを振りまわすどころか持ち上げるのも大変ですからね」
「ジン君も行ってみたら?
今朝行ったばかりだから、6階層か12階層のフロアボスのところに行けば会えるかもしれないわよ」
「行きたいのですがこれから冒険者ギルドに行くのでその後に考えてみます。
あ、そうだ。
ニーナさん、時間がなくてまだベルンハルトさんに糸を渡してないんですよ。
今日はこれからアラバスタの町の件で冒険者ギルドに行くので作成をお願いした事は言っておきますから、この糸でカレンさんの服を作ってください」
持っていた糸をマジックバッグから出すと全部机の上に置いた。
「あと、ニーナさんは男物の下着を作ったりしますか?
もし作っているのならお願いしたいのですが」
「大丈夫よ、肌触りが良くて丈夫なやつをつくってあげる」
「それなら上下2着ずつお願いします、カレンさんの分と合わせて費用が足りなければ後で請求してください」
「こんな沢山のメタルワームの糸を貰ったら、足りないなんて事は絶対言わないわよ。
いいわ、責任を持ってカレンの服も作る。目一杯付与しておくから心配しないで」
「よろしくお願いします」
ジンはそう言うとニーナの店を後にして冒険者ギルドへ向かった。
ギルドハウスに入るとアラバスタから戻ってきた53人の冒険者がテーブルの周りに腰掛けていた。
「ラージカミカゼアントを倒した人は受付カウンターに来てください」
ソフィーの声が聞こえると20人ほどの冒険者がカウンターに並んだ。
順番にギルドタグを出して機械に差し込んで記録の確認をしていき、最後のジンの番になった。
「こんにちは、お願いします」
「本命が来たわね、あの大群が消えたのに他の冒険者で一番多く倒したSランクの人でも251匹だったのよ。自爆した数は総数に比べると僅かだったとマスターが言っていたから残りは全部ジン君ってことかしら」
ギルドタグを機械に入れると表示された数をソフィーが記録している。
「今回の討伐数は
ラージカミカゼアント 15779匹
ラージカミカゼアントソルジャー 853匹
ラージカミカゼアントキャプテン 131匹
合計1万6763匹って機械が壊れたわけじゃないわよね」
夢でも見ているのか?というような感じでソフィーが数を再確認した。
「ま、間違いないわ。はいどうぞ」
そう言ってソフィーがギルドタグを渡すと横にいたベルンハルトが大きな声で話し始めた。
「今回の報告を始めるぞ。
今回のラージカミカゼアントの暴走は仕組まれたものだったが、とりあえず全員依頼達成ということで報酬が出る。
報酬は大金貨2枚の予定だったがアラバスタの被害が想定に比べて極めて少なかったので大金貨3枚になった」
冒険者の間からは「オォー」という声が上がった、想定外だったようだ。
「それから、ラージカミカゼアントを倒した者には一匹につき大銀貨5枚、それから敵の間者を捕まえたこのギルドには追加の褒賞が出たから一人につき金貨5枚を追加で渡すからあとで取りに来い」
再び喜びの声が全員から上がった。
「それでだ、これからはちょっと物騒な話になる。
王立騎士団の調査によると今回の件はケタール王国が関与していた。というのも捕まえた2人はケタールの諜報部隊だということが分かったからだ。
ケタール王国はここ数年間国民に重税を強いて軍事力強化をしていたという情報をギルド情報部から聞いていたが、どの国に戦争を仕掛けようとしているのか不明だった。
だがどうやら今回の事や様々な調査結果を鑑みてターゲットはどうやらこのフナイ王国のようだ。
イシーヤ領のゲイズ子爵の娘がケタールの第一王子イーライ・マーミフの第2夫人に嫁いだので鎖国を解いて我が国との国交が再開される予定だったのだが何故か今回のようなテロ行為を仕掛けてきた。
理由はわからんが、どうやら王が病に倒れて相続争いをしている王子が実績を作って次期王の座を確実にしようと功を焦ってやった事のようだ。
先代の王が倒れた時の王位争いの時も隣の伯爵領のエレザスでラージカミカゼアントが溢れて町が1つ消えたんだが、今考えるとそれもケタールの仕業だったのでははないかという話だ。
今回ばかりはエドワード王も激怒していらっしゃるので戦争になる可能性が高い。
冒険者は国家の争いには関わらないが戦争に関連した依頼が出てくるかもしれないから受ける時は注意してくれ。
それじゃあ解散だ」
冒険者達が次々とカウンターに行き報酬を受け取って引き上げていく。
「ジン、話があるから残ってくれ」
ベルンハルトが列に並んでいたジンに声をかけてきた。
全員が報奨金をもらうのを待って最後にカウンターに行くとベルンハルトが中で待っていた。
「ジン、ちょっと聞きにくいことを聞くがいいか?」
「なんですか、大概のことは大丈夫ですよ」
「お前、レベル幾つだ?」
周りに他の人が残っていないのを確認して答えた。
「今回で97になりました」
「97か、お前ユニークスキル持ちだろ。じゃないとあの魔法は説明がつかない」
「はい、詳しくは話せませんが持っています。他の人に言わないでくださいね」
「それは大丈夫だ、なんで聞いたかというと今回の依頼とアントの討伐でお前のギルドポイントが1万を超したから、冒険者ランクを上げようか現状維持にしようか考えていたからだ」
「そうなんですか。それじゃあ現状維持でお願いします」
「いや、お前にはランクアップしてもらう。
前も言ったがシルバーバックを単独討伐したりラージカミカゼアントを1万匹以上倒したりするやつがBランクにいたら、依頼料の安いお前に指名依頼が集中してAランクのやつらに行くはずの仕事が減ってしまうからな。
Aランクの連中から恨まれたくないだろ、だからAランクに昇格だ」
「でもSランク冒険者の推薦が必要なんじゃありませんか?」
「シズラーがSランク冒険者だ。正規職員じゃなくて嘱託だから問題ない。
思うところもあるだろうが諦めてランクアップしてくれ」
「わかりました、ランクアップします」
何を言ってもランクアップしないとダメなようだったので諦めた。
まだ冒険者を始めて2週間しか経たないのに、こんなに早くAランクになると他の冒険者からの風当たりが厳しくならないか心配だが、ランクアップしなくてAランクの冒険者に恨まれるよりは良さそうだと思ったからだ。
こうして登録後最速でのAランク冒険者が生まれることになったのであった。
「こんにちは~」
「いらっしゃいませ、注文の品はもう出来上がっていますよ。
ズボン2本とジャケットを2着、それとポンチョね。
ここで着てみてくれるかしら、大丈夫だと思うけど大きな調整が必要ならすぐ合わせますよ」
「あの、襟付きのジャケットの色なんですけど」
ニーナは何か間違ってしまったのかと思い、ハッとした表情になる。
「え、間違ってましたか? 間違っていたのならすぐに染め直します」
「いえ、頼んだ色に出来上がっています。
だけど出来上がりをみると違う色の方が良かったかなと思ったので、濃い紺色にできるならお願いしたいんですけど」
「間違ってなかったのね、良かった。
色の変更なら大丈夫ですよ、外の生地だけ染め直してくるので他の服を試着してサイズを確認してください」
カーテンに隠れて服を着替えると動きやすくてちょうど良さそうだったので着たまま染め直しに行ったニーナを待っていると作業場から戻ってきた。
「あら、ちょうど良さそうね。
ミスリル糸で織り上げて作った生地をミスリル糸で縫ったものに物理耐性を付与しているから強度も十分よ、プレートアーマーと比べて優っていても劣る事はないはずよ。
魔法防御も付けたから安心してね、もちろん防汚と防臭機能もついているわ。
それとこれ、色はこのくらいの濃さで良かったかしら」
ニーナが手にしているジャケットをみるととてもい感じに染めなおされていた。
「ありがとうございます、すごくいい感じです。
ダンジョンに入る前に欲しかったので助かります」
そう言って、L2風のジャケットを着ると。他の服はマジックバッグに入れた。
「あれ、そういえば今日はお弟子さんたちはいないんですか?」
「あの子たちね、ジン君の服を仕立て終わったから今日からお休み。
先週もあの2人はダンジョンに行ってたのよ、フロアボスを倒したら綺麗な宝石箱が出たらしくて、もう一つ欲しいからと言ってフロアボスが再生する日に合わせて出かけて行ったわ」
「え、デルタダンジョンはDランク以上の冒険者じゃないと入れないんじゃないんですか?」
「あの子達ああ見えてBランクの冒険者だから何も問題ないわよ」
「え、Bランクなんですか。
でもまだ子供にしか見えないんですけど、成人しないと冒険者になれないと聞きましたが」
「あの子達はヒューマンじゃないのよ、それから年齢はジン君より上よ。
ピクリット族っていうすごく珍しい種族で、小さい頃に成長が一度止まっちゃうから200歳くらいになって老化が始まるまではあの姿のままなのよ。
そのせいで変な趣味の貴族や商人達が奴隷に欲しがるから、悪い奴隷商人に攫われる事件が絶えなかったのよね。
そんな理由で強力な結界を張った隠れ里から出てこなくなったから滅多に見ることはできない種族なのよ」
「そうなんですか、成人しているとは思いませんでした。
でも、あの2人がダンジョンでモンスターと戦っていると思うとなんだかすごいですね」
「エイラは短剣だから見てもそんなに驚かないけど、アイラは重量級のポールアックスを振り回してるから、知らない人が見たら驚いて動けなくなっちゃうみたい」
「それはそうですよ、普通の子供はポールアックスを振りまわすどころか持ち上げるのも大変ですからね」
「ジン君も行ってみたら?
今朝行ったばかりだから、6階層か12階層のフロアボスのところに行けば会えるかもしれないわよ」
「行きたいのですがこれから冒険者ギルドに行くのでその後に考えてみます。
あ、そうだ。
ニーナさん、時間がなくてまだベルンハルトさんに糸を渡してないんですよ。
今日はこれからアラバスタの町の件で冒険者ギルドに行くので作成をお願いした事は言っておきますから、この糸でカレンさんの服を作ってください」
持っていた糸をマジックバッグから出すと全部机の上に置いた。
「あと、ニーナさんは男物の下着を作ったりしますか?
もし作っているのならお願いしたいのですが」
「大丈夫よ、肌触りが良くて丈夫なやつをつくってあげる」
「それなら上下2着ずつお願いします、カレンさんの分と合わせて費用が足りなければ後で請求してください」
「こんな沢山のメタルワームの糸を貰ったら、足りないなんて事は絶対言わないわよ。
いいわ、責任を持ってカレンの服も作る。目一杯付与しておくから心配しないで」
「よろしくお願いします」
ジンはそう言うとニーナの店を後にして冒険者ギルドへ向かった。
ギルドハウスに入るとアラバスタから戻ってきた53人の冒険者がテーブルの周りに腰掛けていた。
「ラージカミカゼアントを倒した人は受付カウンターに来てください」
ソフィーの声が聞こえると20人ほどの冒険者がカウンターに並んだ。
順番にギルドタグを出して機械に差し込んで記録の確認をしていき、最後のジンの番になった。
「こんにちは、お願いします」
「本命が来たわね、あの大群が消えたのに他の冒険者で一番多く倒したSランクの人でも251匹だったのよ。自爆した数は総数に比べると僅かだったとマスターが言っていたから残りは全部ジン君ってことかしら」
ギルドタグを機械に入れると表示された数をソフィーが記録している。
「今回の討伐数は
ラージカミカゼアント 15779匹
ラージカミカゼアントソルジャー 853匹
ラージカミカゼアントキャプテン 131匹
合計1万6763匹って機械が壊れたわけじゃないわよね」
夢でも見ているのか?というような感じでソフィーが数を再確認した。
「ま、間違いないわ。はいどうぞ」
そう言ってソフィーがギルドタグを渡すと横にいたベルンハルトが大きな声で話し始めた。
「今回の報告を始めるぞ。
今回のラージカミカゼアントの暴走は仕組まれたものだったが、とりあえず全員依頼達成ということで報酬が出る。
報酬は大金貨2枚の予定だったがアラバスタの被害が想定に比べて極めて少なかったので大金貨3枚になった」
冒険者の間からは「オォー」という声が上がった、想定外だったようだ。
「それから、ラージカミカゼアントを倒した者には一匹につき大銀貨5枚、それから敵の間者を捕まえたこのギルドには追加の褒賞が出たから一人につき金貨5枚を追加で渡すからあとで取りに来い」
再び喜びの声が全員から上がった。
「それでだ、これからはちょっと物騒な話になる。
王立騎士団の調査によると今回の件はケタール王国が関与していた。というのも捕まえた2人はケタールの諜報部隊だということが分かったからだ。
ケタール王国はここ数年間国民に重税を強いて軍事力強化をしていたという情報をギルド情報部から聞いていたが、どの国に戦争を仕掛けようとしているのか不明だった。
だがどうやら今回の事や様々な調査結果を鑑みてターゲットはどうやらこのフナイ王国のようだ。
イシーヤ領のゲイズ子爵の娘がケタールの第一王子イーライ・マーミフの第2夫人に嫁いだので鎖国を解いて我が国との国交が再開される予定だったのだが何故か今回のようなテロ行為を仕掛けてきた。
理由はわからんが、どうやら王が病に倒れて相続争いをしている王子が実績を作って次期王の座を確実にしようと功を焦ってやった事のようだ。
先代の王が倒れた時の王位争いの時も隣の伯爵領のエレザスでラージカミカゼアントが溢れて町が1つ消えたんだが、今考えるとそれもケタールの仕業だったのでははないかという話だ。
今回ばかりはエドワード王も激怒していらっしゃるので戦争になる可能性が高い。
冒険者は国家の争いには関わらないが戦争に関連した依頼が出てくるかもしれないから受ける時は注意してくれ。
それじゃあ解散だ」
冒険者達が次々とカウンターに行き報酬を受け取って引き上げていく。
「ジン、話があるから残ってくれ」
ベルンハルトが列に並んでいたジンに声をかけてきた。
全員が報奨金をもらうのを待って最後にカウンターに行くとベルンハルトが中で待っていた。
「ジン、ちょっと聞きにくいことを聞くがいいか?」
「なんですか、大概のことは大丈夫ですよ」
「お前、レベル幾つだ?」
周りに他の人が残っていないのを確認して答えた。
「今回で97になりました」
「97か、お前ユニークスキル持ちだろ。じゃないとあの魔法は説明がつかない」
「はい、詳しくは話せませんが持っています。他の人に言わないでくださいね」
「それは大丈夫だ、なんで聞いたかというと今回の依頼とアントの討伐でお前のギルドポイントが1万を超したから、冒険者ランクを上げようか現状維持にしようか考えていたからだ」
「そうなんですか。それじゃあ現状維持でお願いします」
「いや、お前にはランクアップしてもらう。
前も言ったがシルバーバックを単独討伐したりラージカミカゼアントを1万匹以上倒したりするやつがBランクにいたら、依頼料の安いお前に指名依頼が集中してAランクのやつらに行くはずの仕事が減ってしまうからな。
Aランクの連中から恨まれたくないだろ、だからAランクに昇格だ」
「でもSランク冒険者の推薦が必要なんじゃありませんか?」
「シズラーがSランク冒険者だ。正規職員じゃなくて嘱託だから問題ない。
思うところもあるだろうが諦めてランクアップしてくれ」
「わかりました、ランクアップします」
何を言ってもランクアップしないとダメなようだったので諦めた。
まだ冒険者を始めて2週間しか経たないのに、こんなに早くAランクになると他の冒険者からの風当たりが厳しくならないか心配だが、ランクアップしなくてAランクの冒険者に恨まれるよりは良さそうだと思ったからだ。
こうして登録後最速でのAランク冒険者が生まれることになったのであった。
121
あなたにおすすめの小説
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!
日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」
見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。
神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。
特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。
突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。
なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。
・魔物に襲われている女の子との出会い
・勇者との出会い
・魔王との出会い
・他の転生者との出会い
・波長の合う仲間との出会い etc.......
チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。
その時クロムは何を想い、何をするのか……
このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる