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第4章 異能編
能力開発研究所 4
「えっと、鷹郷さんも異能家門の出身なんですよね?」
「ああ、私も家門出身だ」
「やっぱり! そんな感じします!」
「……」
異能の家門。
それらが国の管理下にあって、そこで生まれた異能者が鷹郷さんのような役職に就く。
そういう仕組みなんだろう。
本当に凄いことだよ。
「でも、それだと、現在の異能者の数は多すぎですよね?」
「その通り。継続的に異能を生む家門といっても、家の者全てが異能者というわけではないのだから数には合わない」
「ですよねぇ」
「ふむ……。例外的なことだが、一般の家庭からも異能者が生まれることがあるのだよ」
なるほど。
「その多くは些少な異能を持つだけ。ただ、極稀に古野白君のような強い力を持つ異能者が生まれることもある」
「……」
「楓季ちゃん、異能家門の出身じゃないんだ!」
「ええ、私は一般的な家庭で生まれ育ったわ」
「発芽した能力を持て余しているところを私がスカウトしたというわけだ」
「そうなんだぁ。大変だったんだね、楓季ちゃん」
「……」
「それで、何歳で異能に目覚めたの?」
「中学の頃ね」
「一般家庭で中学生の頃かぁ。ホント、大変だぁ」
「……まあ、それなりにはね」
異能に関係のない家で、異能が何かも分からない状態での発現。
苦労したんだろうな。
「……」
武志も古野白さんと似たような状況か……。
「それでも、自然発現の古野白君はまだ救いがある方ともいえる」
「自然発現ですか?」
「異能者には、何をするでもなくある日突然能力に目覚める者と、根源的な欲求から異能の発現へと繋がる者がいるんだよ」
「前者が自然発現、古野白さんがそうだと?」
「そうよ。私は自然発現だから、ましな方なの」
「ましですか?」
「ええ。欲求から異能に目覚める者は、大変な苦悩の末に目覚めるらしいから。一歩間違えると死に至るほどだと聞いたわ」
死に至るほど!
「そこまでの苦悩なんですね」
「欲求の内容にもよるが、概ね発現者の欲求は負の感情に根差していることが多い。つまり、怒り、悲しみ、恨みなどの感情だな。それゆえ、多くの苦痛を伴うようだ。過去には異能発現直後に自死を選んだ者もいる」
自死を選ぶなんて、相当だぞ。
ん? ちょっと待て。
武志は、大丈夫なんだろうな?
まさか、前回の時間軸での武志の死は自死だったとか?
それはないよな?
「……」
分からない。
前回は、事情を聞けなかったから……。
ただ、先日の廃墟ビル屋上での様子を見る限りでは、自死を選ぶようには見えない。
なら、やはり事故だった。
その可能性の方が高い、か。
「ねえ、武上くんはどうなの? 自然発現なの?」
「彼は50家門以外の家門出身。発現は自然発現よ」
「それなら、苦しんでないんだね」
「ええ、武上君は数世代異能者を輩出していない家門の出だけど、ご両親が異能についての詳しい知識を持っていたから。だから、発現後の対応も適切だったみたい」
「よかったぁ。でも武上くんが苦悩って、柄じゃないか」
「そうよ。柄じゃないわ。苦労知らずのお気楽者って感じでしょ」
冗談交じりの口調の古野白さん。
とはいえ、本音でもあるのだろう。
「武上が苦労を全く知らないわけではないだろうが、古野白君ほどでないのは事実だ。まあ、古野白君に限らず一般家庭に生まれた異能者は概ね苦労する傾向にあるのだがね」
そうすると、武志も……。
って、和見家は一般家庭だよな?
「古野白君はよく頑張っているよ。今ではウチの心強い戦力だ。私もいつも助けてもらっている」
「鷹郷さん、私の話はいいですから」
珍しい。
古野白さんが照れてるな。
「有馬君、もう聞きたいことはないの?」
「いえ……屋上にいた異能者たちの出自を聞いても?」
「橘は家門の出身。橘と共に逃走した少年は身元の確認が取れていないため不明だ」
ボス的存在の橘は家門出身か。
まあ、そんな感じはするな。
で、武志は身元が知られていないと。
「捕らえた3名は、一般家庭の出身が1人、2人は家門ね」
やはり、あの幽霊少年の話は出てこない。
「あの3人は今どうしているんですか?」
里村、いい質問だ。
「本部で再教育を施している」
「再教育ですか……。でも、異能者の扱いって難しいですよね。何かやり方があるんですか? 例えば異能を抑える手段とか?」
「鋭いわね、里村君」
「鋭い?」
「ええ」
「里村君、これだ」
そう言ってテーブルの上に置かれたのは、鷹郷さんがポケットの中から取り出した金属製の腕輪のようなもの。
「何です、これ?」
「異能を抑える道具だよ。それを腕にはめると、異能の発動を抑えることができる」
「やっぱり、あるんだ!」
「研究所の研究の成果ね」
「すごいなぁ。楓季ちゃん、ちょっと触ってもいい?」
「それは……鷹郷さん?」
「里村君と有馬君なら、触っても構わない。ただし、壊さないように」
笑みを浮かべている鷹郷さん。
つまり、簡単には壊れないってことだよな。
「もちろんです」
ということで、里村とふたりじっくりと眺めてみる。
「……」
「……」
銀色の金属で作られたそれは重量感があり、特別な雰囲気があるような気がする。
それでも、一見したところでは、男性用のバングルやブレスレットのように見えるだけで表面上変わったところは見られない。特殊な道具だとは思えないな。
「それ、ウチの開発部が総力を結集して作り上げた高価な拘束具なのよ。だから、効果は折り紙付き」
「そうなんですね」
とてもシンプルに見えるこの異能抑制具。
実は、高度な技術によって製造された超高級品らしい。
これを装着された後は特製の鍵を用いずに外すことはできないので、拘束された異能者が自ら腕輪を取り外して異能を発動することなどほぼ不可能。
非常に有効な拘束道具である。
「これがあれば安心だね」
「そうだな」
こんな道具があるなら、異能者を尋問する際も問題ないか。
橘みたいな瞬間移動の異能を持つ者の逃走も完全に防ぐことができる。
大した発明だよ。
ちなみに鑑定で調べてみると、異能抑制用の腕輪、とだけ表示された。
人に対する鑑定以外では、相変わらずの性能だ。
「どうだろう? 現在の異能を取り巻く状況については理解してくれたかな?」
「ええ」
「はい」
これで、質問タイムは終了。
以降は、俺たちに対する聞き取りの時間が待っている。
と、警戒していたのだが……。
里村は聞かれた内容全てに正直に答え、俺も話すことができる範囲で丁寧に説明を。
鷹郷さんは、その都度相槌を打ち、頷き、話を進めてくれた。
まさに聞き上手って感じだったな。
ということで、鷹郷さんとの面談も無事終了。
やっと肩の荷が下りたよ。
古野白さんと最初に出会ったあの日から、こんな面談がいつかあるだろうとずっと気になっていたからな。
ほんと、気が楽になった。
面談終了後。
鷹郷さん、古野白さん、里村と俺が応接室を出て、職員の皆さんが働いている仕事場に戻るべく歩を進める。
鷹郷さんを先頭に廊下を歩いていると……。
「なっ!?」
「えっ!?」
前を歩く鷹郷さんと古野白さんから驚いたような声。
何だ?
「やっとお出ましか。ずいぶん待たせてもらったよ」
この声は?
古野白さんの脇から覗いた仕事場の中には。
「!?」
倒れ伏す職員たち!
その傍らに橘と武志、さらに見知らぬ女性1人が俺たちを待ち構えていた!
「ああ、私も家門出身だ」
「やっぱり! そんな感じします!」
「……」
異能の家門。
それらが国の管理下にあって、そこで生まれた異能者が鷹郷さんのような役職に就く。
そういう仕組みなんだろう。
本当に凄いことだよ。
「でも、それだと、現在の異能者の数は多すぎですよね?」
「その通り。継続的に異能を生む家門といっても、家の者全てが異能者というわけではないのだから数には合わない」
「ですよねぇ」
「ふむ……。例外的なことだが、一般の家庭からも異能者が生まれることがあるのだよ」
なるほど。
「その多くは些少な異能を持つだけ。ただ、極稀に古野白君のような強い力を持つ異能者が生まれることもある」
「……」
「楓季ちゃん、異能家門の出身じゃないんだ!」
「ええ、私は一般的な家庭で生まれ育ったわ」
「発芽した能力を持て余しているところを私がスカウトしたというわけだ」
「そうなんだぁ。大変だったんだね、楓季ちゃん」
「……」
「それで、何歳で異能に目覚めたの?」
「中学の頃ね」
「一般家庭で中学生の頃かぁ。ホント、大変だぁ」
「……まあ、それなりにはね」
異能に関係のない家で、異能が何かも分からない状態での発現。
苦労したんだろうな。
「……」
武志も古野白さんと似たような状況か……。
「それでも、自然発現の古野白君はまだ救いがある方ともいえる」
「自然発現ですか?」
「異能者には、何をするでもなくある日突然能力に目覚める者と、根源的な欲求から異能の発現へと繋がる者がいるんだよ」
「前者が自然発現、古野白さんがそうだと?」
「そうよ。私は自然発現だから、ましな方なの」
「ましですか?」
「ええ。欲求から異能に目覚める者は、大変な苦悩の末に目覚めるらしいから。一歩間違えると死に至るほどだと聞いたわ」
死に至るほど!
「そこまでの苦悩なんですね」
「欲求の内容にもよるが、概ね発現者の欲求は負の感情に根差していることが多い。つまり、怒り、悲しみ、恨みなどの感情だな。それゆえ、多くの苦痛を伴うようだ。過去には異能発現直後に自死を選んだ者もいる」
自死を選ぶなんて、相当だぞ。
ん? ちょっと待て。
武志は、大丈夫なんだろうな?
まさか、前回の時間軸での武志の死は自死だったとか?
それはないよな?
「……」
分からない。
前回は、事情を聞けなかったから……。
ただ、先日の廃墟ビル屋上での様子を見る限りでは、自死を選ぶようには見えない。
なら、やはり事故だった。
その可能性の方が高い、か。
「ねえ、武上くんはどうなの? 自然発現なの?」
「彼は50家門以外の家門出身。発現は自然発現よ」
「それなら、苦しんでないんだね」
「ええ、武上君は数世代異能者を輩出していない家門の出だけど、ご両親が異能についての詳しい知識を持っていたから。だから、発現後の対応も適切だったみたい」
「よかったぁ。でも武上くんが苦悩って、柄じゃないか」
「そうよ。柄じゃないわ。苦労知らずのお気楽者って感じでしょ」
冗談交じりの口調の古野白さん。
とはいえ、本音でもあるのだろう。
「武上が苦労を全く知らないわけではないだろうが、古野白君ほどでないのは事実だ。まあ、古野白君に限らず一般家庭に生まれた異能者は概ね苦労する傾向にあるのだがね」
そうすると、武志も……。
って、和見家は一般家庭だよな?
「古野白君はよく頑張っているよ。今ではウチの心強い戦力だ。私もいつも助けてもらっている」
「鷹郷さん、私の話はいいですから」
珍しい。
古野白さんが照れてるな。
「有馬君、もう聞きたいことはないの?」
「いえ……屋上にいた異能者たちの出自を聞いても?」
「橘は家門の出身。橘と共に逃走した少年は身元の確認が取れていないため不明だ」
ボス的存在の橘は家門出身か。
まあ、そんな感じはするな。
で、武志は身元が知られていないと。
「捕らえた3名は、一般家庭の出身が1人、2人は家門ね」
やはり、あの幽霊少年の話は出てこない。
「あの3人は今どうしているんですか?」
里村、いい質問だ。
「本部で再教育を施している」
「再教育ですか……。でも、異能者の扱いって難しいですよね。何かやり方があるんですか? 例えば異能を抑える手段とか?」
「鋭いわね、里村君」
「鋭い?」
「ええ」
「里村君、これだ」
そう言ってテーブルの上に置かれたのは、鷹郷さんがポケットの中から取り出した金属製の腕輪のようなもの。
「何です、これ?」
「異能を抑える道具だよ。それを腕にはめると、異能の発動を抑えることができる」
「やっぱり、あるんだ!」
「研究所の研究の成果ね」
「すごいなぁ。楓季ちゃん、ちょっと触ってもいい?」
「それは……鷹郷さん?」
「里村君と有馬君なら、触っても構わない。ただし、壊さないように」
笑みを浮かべている鷹郷さん。
つまり、簡単には壊れないってことだよな。
「もちろんです」
ということで、里村とふたりじっくりと眺めてみる。
「……」
「……」
銀色の金属で作られたそれは重量感があり、特別な雰囲気があるような気がする。
それでも、一見したところでは、男性用のバングルやブレスレットのように見えるだけで表面上変わったところは見られない。特殊な道具だとは思えないな。
「それ、ウチの開発部が総力を結集して作り上げた高価な拘束具なのよ。だから、効果は折り紙付き」
「そうなんですね」
とてもシンプルに見えるこの異能抑制具。
実は、高度な技術によって製造された超高級品らしい。
これを装着された後は特製の鍵を用いずに外すことはできないので、拘束された異能者が自ら腕輪を取り外して異能を発動することなどほぼ不可能。
非常に有効な拘束道具である。
「これがあれば安心だね」
「そうだな」
こんな道具があるなら、異能者を尋問する際も問題ないか。
橘みたいな瞬間移動の異能を持つ者の逃走も完全に防ぐことができる。
大した発明だよ。
ちなみに鑑定で調べてみると、異能抑制用の腕輪、とだけ表示された。
人に対する鑑定以外では、相変わらずの性能だ。
「どうだろう? 現在の異能を取り巻く状況については理解してくれたかな?」
「ええ」
「はい」
これで、質問タイムは終了。
以降は、俺たちに対する聞き取りの時間が待っている。
と、警戒していたのだが……。
里村は聞かれた内容全てに正直に答え、俺も話すことができる範囲で丁寧に説明を。
鷹郷さんは、その都度相槌を打ち、頷き、話を進めてくれた。
まさに聞き上手って感じだったな。
ということで、鷹郷さんとの面談も無事終了。
やっと肩の荷が下りたよ。
古野白さんと最初に出会ったあの日から、こんな面談がいつかあるだろうとずっと気になっていたからな。
ほんと、気が楽になった。
面談終了後。
鷹郷さん、古野白さん、里村と俺が応接室を出て、職員の皆さんが働いている仕事場に戻るべく歩を進める。
鷹郷さんを先頭に廊下を歩いていると……。
「なっ!?」
「えっ!?」
前を歩く鷹郷さんと古野白さんから驚いたような声。
何だ?
「やっとお出ましか。ずいぶん待たせてもらったよ」
この声は?
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