10 / 17
幼い恋の憧憬
しおりを挟む
翌朝――とんとん、と扉を叩く音が響いていた。
「羅華様?お加減が悪いのですか?」
梅の控えめな声が、聞こえてくる。陽が高くなっても、僕が起き出してこないから、心配させちゃってるんだ。
「ふぐ……」
僕は寝床に丸くなったまま、もぞりと身じろぐ。掛け布団の隙間から、眩しい朝日が差し込んできた。僕は日を嫌う屍鬼のように、布団に丸まる。
「……だいじょうぶ。ちょっと、よふかししたの。ねむくって……」
何とか絞り出した声は、がらがらしていた。たぶん、夜通し泣いていたからだ、って思うと情けなくって、心が萎れちゃう。梅にも伝わったのか、返事の声は曇っていた。
「まあ……お風邪でしょうか。薬師をお呼びしましょうか?」
「ううん、いい……もうすこし、ねかせて……」
梅は、しばらく逡巡したあと、「おやすみなさいませ」と言い、去っていった。遠ざかる足音を聞きながら、僕はほうと息を吐いた。
心配性のねえやだけれど、強引に部屋に入ってきたりはしない。お姉様と「羅華が許さないことは、しちゃだめ」と主従の誓いを交わしているんだって。
――これも、主従のブ……なんだよね。
そう思うと、寂しくて胸がぎゅっと痛んだ。そのおかげで、みっともない顔を見せずに済んでいるのに、わがままかな……。僕は自嘲し、布団をかぶったままもぞもぞと身を起こす。
衣架けに掛けた紅の衣が、目に入る。ほとんど完成間近で、向き合う鳳凰と玄武が朝陽にきらきらしていた。
「……ううっ」
夜通し泣いて、熱を持つ頬にまた涙が伝う。
「辰さん……どうして、好きって言ってくれなかったの……?」
僕は昨夜の出来事を思い出し、ひぐっとしゃくりあげた。
かつてプロポーズしてくれた場所で、聞いてしまった辰さんと剛さんの密談。命令で、愛していない相手と結婚するなって怒る剛さんに、辰さんは言ったんだ。
『命令であれ、拒む理由などない。――もともと、玄家に拾われなければ、ならず者になるしか道がなかった俺だ。この美しい夢を前に、俺の気持ちなどは些細なこと』
淡々とした声で紡がれた言葉に、僕はぶわっと涙がこみ上げて来て。必死に、音を立てないように、その場を離れたの。心配する梅に気取られないよう、「刺繍をするから」って部屋に籠って……。
それで、一晩泣き明かして――今に至るんだけれど。僕は、ぐすぐすと鼻を啜る。
「め、めいれいって。俺の気持ちなどは、ささいなこと……って」
あんまり悲しい言葉に、胸が詰まった。
聞いたことがないほど辛辣な声も、淡々とした口ぶりも……なんだか、結婚を嬉しくないって言ってるみたいで。いつも、優しくほほ笑んでくれていた辰さんと、全然違う。
『あのね、お式では桃のお菓子がたっくさん出るんですって!僕、辰さんと半分こしたいですー!』
『いいですよ、あなたの望むままに』
結婚に浮かれて、話しまくる僕を、優しく見つめてくれていた辰さん。でも……よく考えたら、辰さんから「どうしたい」とか、希望を聞いたことない気がする。
――そういえば、接吻だって……一度も、してくれない!
あの時の、どこか堪えるような、気まずそうな顔を思い出し――さあっ、と全身から血の気が引く。
「……じゃ、じゃあ……ほんとうに。お兄様が……僕と結婚するようにって言ったから……プロポーズしてくれたの?」
昨夜、剛さんが言っていたように――。
考えただけで、胸がつぶされそう。ぶんぶんと頭を振って、嫌な考えを振り払う。
「そ、そんなこと、ないよ。辰さんは嘘なんか、つかないもん……!」
あの桃の花が咲き乱れていた夜を思い、心を奮い立たせた。あの夜の、辰さんの真剣な眼差しは、嘘なんかついていなかったと思う。
僕は立ち上がって、衣架けに駆け寄った。紅の衣を、そっと抱きしめる。
「婚礼衣装、楽しみにしてるって……言ってくれたもの。僕が、辰さんの衣を縫うって夢……小さいころから、ずっと……」
ずっと、大好きで追っかけてきた人。
「お嫁様になってって、言ってくれたんだ……!!」
その言葉が嘘かも知れないなんて、思いたくないよ。
紅の衣に涙がつかないよう、おんおんと泣いた。
次第に泣きつかれて、僕は眠ってしまっていた。
*
小さい僕が、辰さんを物陰から見つめていた。
「辰さん、がんばって……」
玄家の敷地内にある鍛錬場では、見習の武人の人達が鍛錬していたんだ。列になった見習の人達に、怖い顔したお師匠さまが檄を飛ばしている。
「雑に振るうな! 型をおろそかにしてはならぬ!」
「はい!」
少年たちが声を合わせ、木剣を構える。
強き剣は、美しさも備えるもの――というのが玄家に伝わる剣の極意。一撃を必殺の力で振るいながらも、その姿は舞のように美しくなければならない。何十通りもある基本の型を覚え、完ぺきにこなすためには、ひたすらに鍛えて鍛えて、鍛えるのみ。ひたすら木剣を構え、振る。気が遠くなるような反復練習に、見習の武人さん達は、バタバタと石床に倒れ込んでいった。
――うわああ……きびしい……
僕は、壁にかじりついてさあっと青ざめた。数十人いた少年たちは、いつしか三人しか立っていない。硬そうな黒髪のがっしりした少年と、ひょろりと背の高い少年。僕の目を引くのは、鉄色の髪の華奢な少年――辰さん、だった。
――辰さん、すごい……!
辰さんは汗みずくで、荒い息を吐いていた。
「辰! 軸が振れておるぞ!」
「……ッ!」
鉄扇で肩を打たれ、辰さんがよろめく。僕は悲鳴を上げかけて、ぐっと堪える。――ここで駆け寄っては、辰さんの邪魔をしてしまうのだと、お姉様に言われていたんだ。泣きたい気持ちで見守っていると、「申し訳ありません」と辰さんが立ち上がった。
――辰さん……!
闘志を漲らせ、木剣を手に構える姿は、しなやかな樹のように綺麗だった。
お師匠様が、満足そうに頷く。
「そなたらはあと百回素振りをし、上がるがいい。倒れたものは鍛錬場の掃除をせよと伝えておけ」
「はい!」
辰さん達が礼をすると、お師匠様は去っていく。
「……辰さん、まっててね!」
僕も、いつのまにか濡れていた頬を袖で拭うと、部屋に戻った。お薬を取りに行ったんだよ。それで、戻ってきたら――辰さんはすでにいなくて、他の人達がお掃除してた。
「辰さん、辰さん……」
僕は、恋しい人の姿を探し、屋敷をさ迷った。桃の並木を歩いていると……大きな岩の上に座る、鉄色の後ろ頭を見つけたんだ。肩肌を脱いだ腕に、真っ赤な痣が出来ている。恋しい人が傷ついていて、ぶわ、と涙が溢れた。
「辰さんっ!」
「……えっ?」
驚いて振り返った辰さん。僕は泣きながら駆け寄って――木の根に躓いて、すっころんだ。
べしゃ。
両手を掲げていたせいで、顔から倒れ込む。辰さんが慌てて、抱き起してくれた。
「あてて……」
「何をやってるんです、あなたは! 足下には気をつけて。転ぶときは、ちゃんと手をついて!」
頭から角の幻がみえそうなほど、辰さんは怒っていた。僕は、しゅんと小さくなった。
「ご、ごめんなさいっ……あのっ……お薬、守らなきゃって」
「え?」
心配そうに、鼻についた泥を拭ってくれる辰さんに、僕はお薬を差し出した。貝殻に入った練り薬は、お姉様が作ってくださったもので、とっても良く効くの。
「これ塗ったら、痛いのなおるんです。だから……辰さんにあげたくて……っ」
「……私に?」
緑色の目を丸くしている辰さんに、僕はそっと近づく。薬をとって、赤い痣にそっと塗ってあげる。痛かったのか、息を詰めた辰さんに、胸がズキズキした。大切な人が痛いのが、辛くて。
「ごめんね、辰さん……僕、もっとしゅぎょうしますっ。いたいの、なおせるように……っ」
「羅華様……」
しくしく泣きながら、薬を塗りつける。辰さんは、少し狼狽えたような、不思議な顔をしていた。
大きな手が伸びて、頬に触れる前に握られる。代わりに布が押し付けられて、目を瞬くと……辰さんは微笑んでいた。
「あなたを守るのが、俺の仕事ですよ」
風が吹きあがり、湿った土の匂いが鼻をくすぐる。
「あ……」
木漏れ日を受けた、辰さんの笑顔があんまり綺麗で――息が出来なかったの。
「羅華様?お加減が悪いのですか?」
梅の控えめな声が、聞こえてくる。陽が高くなっても、僕が起き出してこないから、心配させちゃってるんだ。
「ふぐ……」
僕は寝床に丸くなったまま、もぞりと身じろぐ。掛け布団の隙間から、眩しい朝日が差し込んできた。僕は日を嫌う屍鬼のように、布団に丸まる。
「……だいじょうぶ。ちょっと、よふかししたの。ねむくって……」
何とか絞り出した声は、がらがらしていた。たぶん、夜通し泣いていたからだ、って思うと情けなくって、心が萎れちゃう。梅にも伝わったのか、返事の声は曇っていた。
「まあ……お風邪でしょうか。薬師をお呼びしましょうか?」
「ううん、いい……もうすこし、ねかせて……」
梅は、しばらく逡巡したあと、「おやすみなさいませ」と言い、去っていった。遠ざかる足音を聞きながら、僕はほうと息を吐いた。
心配性のねえやだけれど、強引に部屋に入ってきたりはしない。お姉様と「羅華が許さないことは、しちゃだめ」と主従の誓いを交わしているんだって。
――これも、主従のブ……なんだよね。
そう思うと、寂しくて胸がぎゅっと痛んだ。そのおかげで、みっともない顔を見せずに済んでいるのに、わがままかな……。僕は自嘲し、布団をかぶったままもぞもぞと身を起こす。
衣架けに掛けた紅の衣が、目に入る。ほとんど完成間近で、向き合う鳳凰と玄武が朝陽にきらきらしていた。
「……ううっ」
夜通し泣いて、熱を持つ頬にまた涙が伝う。
「辰さん……どうして、好きって言ってくれなかったの……?」
僕は昨夜の出来事を思い出し、ひぐっとしゃくりあげた。
かつてプロポーズしてくれた場所で、聞いてしまった辰さんと剛さんの密談。命令で、愛していない相手と結婚するなって怒る剛さんに、辰さんは言ったんだ。
『命令であれ、拒む理由などない。――もともと、玄家に拾われなければ、ならず者になるしか道がなかった俺だ。この美しい夢を前に、俺の気持ちなどは些細なこと』
淡々とした声で紡がれた言葉に、僕はぶわっと涙がこみ上げて来て。必死に、音を立てないように、その場を離れたの。心配する梅に気取られないよう、「刺繍をするから」って部屋に籠って……。
それで、一晩泣き明かして――今に至るんだけれど。僕は、ぐすぐすと鼻を啜る。
「め、めいれいって。俺の気持ちなどは、ささいなこと……って」
あんまり悲しい言葉に、胸が詰まった。
聞いたことがないほど辛辣な声も、淡々とした口ぶりも……なんだか、結婚を嬉しくないって言ってるみたいで。いつも、優しくほほ笑んでくれていた辰さんと、全然違う。
『あのね、お式では桃のお菓子がたっくさん出るんですって!僕、辰さんと半分こしたいですー!』
『いいですよ、あなたの望むままに』
結婚に浮かれて、話しまくる僕を、優しく見つめてくれていた辰さん。でも……よく考えたら、辰さんから「どうしたい」とか、希望を聞いたことない気がする。
――そういえば、接吻だって……一度も、してくれない!
あの時の、どこか堪えるような、気まずそうな顔を思い出し――さあっ、と全身から血の気が引く。
「……じゃ、じゃあ……ほんとうに。お兄様が……僕と結婚するようにって言ったから……プロポーズしてくれたの?」
昨夜、剛さんが言っていたように――。
考えただけで、胸がつぶされそう。ぶんぶんと頭を振って、嫌な考えを振り払う。
「そ、そんなこと、ないよ。辰さんは嘘なんか、つかないもん……!」
あの桃の花が咲き乱れていた夜を思い、心を奮い立たせた。あの夜の、辰さんの真剣な眼差しは、嘘なんかついていなかったと思う。
僕は立ち上がって、衣架けに駆け寄った。紅の衣を、そっと抱きしめる。
「婚礼衣装、楽しみにしてるって……言ってくれたもの。僕が、辰さんの衣を縫うって夢……小さいころから、ずっと……」
ずっと、大好きで追っかけてきた人。
「お嫁様になってって、言ってくれたんだ……!!」
その言葉が嘘かも知れないなんて、思いたくないよ。
紅の衣に涙がつかないよう、おんおんと泣いた。
次第に泣きつかれて、僕は眠ってしまっていた。
*
小さい僕が、辰さんを物陰から見つめていた。
「辰さん、がんばって……」
玄家の敷地内にある鍛錬場では、見習の武人の人達が鍛錬していたんだ。列になった見習の人達に、怖い顔したお師匠さまが檄を飛ばしている。
「雑に振るうな! 型をおろそかにしてはならぬ!」
「はい!」
少年たちが声を合わせ、木剣を構える。
強き剣は、美しさも備えるもの――というのが玄家に伝わる剣の極意。一撃を必殺の力で振るいながらも、その姿は舞のように美しくなければならない。何十通りもある基本の型を覚え、完ぺきにこなすためには、ひたすらに鍛えて鍛えて、鍛えるのみ。ひたすら木剣を構え、振る。気が遠くなるような反復練習に、見習の武人さん達は、バタバタと石床に倒れ込んでいった。
――うわああ……きびしい……
僕は、壁にかじりついてさあっと青ざめた。数十人いた少年たちは、いつしか三人しか立っていない。硬そうな黒髪のがっしりした少年と、ひょろりと背の高い少年。僕の目を引くのは、鉄色の髪の華奢な少年――辰さん、だった。
――辰さん、すごい……!
辰さんは汗みずくで、荒い息を吐いていた。
「辰! 軸が振れておるぞ!」
「……ッ!」
鉄扇で肩を打たれ、辰さんがよろめく。僕は悲鳴を上げかけて、ぐっと堪える。――ここで駆け寄っては、辰さんの邪魔をしてしまうのだと、お姉様に言われていたんだ。泣きたい気持ちで見守っていると、「申し訳ありません」と辰さんが立ち上がった。
――辰さん……!
闘志を漲らせ、木剣を手に構える姿は、しなやかな樹のように綺麗だった。
お師匠様が、満足そうに頷く。
「そなたらはあと百回素振りをし、上がるがいい。倒れたものは鍛錬場の掃除をせよと伝えておけ」
「はい!」
辰さん達が礼をすると、お師匠様は去っていく。
「……辰さん、まっててね!」
僕も、いつのまにか濡れていた頬を袖で拭うと、部屋に戻った。お薬を取りに行ったんだよ。それで、戻ってきたら――辰さんはすでにいなくて、他の人達がお掃除してた。
「辰さん、辰さん……」
僕は、恋しい人の姿を探し、屋敷をさ迷った。桃の並木を歩いていると……大きな岩の上に座る、鉄色の後ろ頭を見つけたんだ。肩肌を脱いだ腕に、真っ赤な痣が出来ている。恋しい人が傷ついていて、ぶわ、と涙が溢れた。
「辰さんっ!」
「……えっ?」
驚いて振り返った辰さん。僕は泣きながら駆け寄って――木の根に躓いて、すっころんだ。
べしゃ。
両手を掲げていたせいで、顔から倒れ込む。辰さんが慌てて、抱き起してくれた。
「あてて……」
「何をやってるんです、あなたは! 足下には気をつけて。転ぶときは、ちゃんと手をついて!」
頭から角の幻がみえそうなほど、辰さんは怒っていた。僕は、しゅんと小さくなった。
「ご、ごめんなさいっ……あのっ……お薬、守らなきゃって」
「え?」
心配そうに、鼻についた泥を拭ってくれる辰さんに、僕はお薬を差し出した。貝殻に入った練り薬は、お姉様が作ってくださったもので、とっても良く効くの。
「これ塗ったら、痛いのなおるんです。だから……辰さんにあげたくて……っ」
「……私に?」
緑色の目を丸くしている辰さんに、僕はそっと近づく。薬をとって、赤い痣にそっと塗ってあげる。痛かったのか、息を詰めた辰さんに、胸がズキズキした。大切な人が痛いのが、辛くて。
「ごめんね、辰さん……僕、もっとしゅぎょうしますっ。いたいの、なおせるように……っ」
「羅華様……」
しくしく泣きながら、薬を塗りつける。辰さんは、少し狼狽えたような、不思議な顔をしていた。
大きな手が伸びて、頬に触れる前に握られる。代わりに布が押し付けられて、目を瞬くと……辰さんは微笑んでいた。
「あなたを守るのが、俺の仕事ですよ」
風が吹きあがり、湿った土の匂いが鼻をくすぐる。
「あ……」
木漏れ日を受けた、辰さんの笑顔があんまり綺麗で――息が出来なかったの。
131
あなたにおすすめの小説
夫には好きな相手がいるようです。愛されない僕は針と糸で未来を縫い直します。
伊織
BL
裕福な呉服屋の三男・桐生千尋(きりゅう ちひろ)は、行商人の家の次男・相馬誠一(そうま せいいち)と結婚した。
子どもの頃に憧れていた相手との結婚だったけれど、誠一はほとんど笑わず、冷たい態度ばかり。
ある日、千尋は誠一宛てに届いた女性からの恋文を見つけてしまう。
――自分はただ、家からの援助目当てで選ばれただけなのか?
失望と涙の中で、千尋は気づく。
「誠一に頼らず、自分の力で生きてみたい」
針と糸を手に、幼い頃から得意だった裁縫を活かして、少しずつ自分の居場所を築き始める。
やがて町の人々に必要とされ、笑顔を取り戻していく千尋。
そんな千尋を見て、誠一の心もまた揺れ始めて――。
涙から始まる、すれ違い夫婦の再生と恋の物語。
※本作は明治時代初期~中期をイメージしていますが、BL作品としての物語性を重視し、史実とは異なる設定や表現があります。
※誤字脱字などお気づきの点があるかもしれませんが、温かい目で読んでいただければ嬉しいです。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
六年目の恋、もう一度手をつなぐ
高穂もか
BL
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
そのうえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやしてしまう。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
僕の彼氏は僕のことを好きじゃないⅠ/Ⅱ
MITARASI_
BL
I
彼氏に愛されているはずなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
「好き」と言ってほしくて、でも返ってくるのは沈黙ばかり。
揺れる心を支えてくれたのは、ずっと隣にいた幼なじみだった――。
不器用な彼氏とのすれ違い、そして幼なじみの静かな想い。
すべてを失ったときに初めて気づく、本当に欲しかった温もりとは。
切なくて、やさしくて、最後には救いに包まれる救済BLストーリー。
Ⅱ
高校を卒業し、同じ大学へ進学した陸と颯馬。
別々の学部に進みながらも支え合い、やがて同棲を始めた二人は、通学の疲れや家事の分担といった小さな現実に向き合いながら、少しずつ【これから】を形にしていく。
未来の旅行を計画し、バイトを始め、日常を重ねていく日々。
恋人として選び合った関係は、穏やかに、けれど確かに深まっていく。
そんな中、陸の前に思いがけない再会をする。
過去と現在が交差するその瞬間が、二人の日常に小さな影を落としていく。
不安も、すれ違いも、言葉にできない想いも抱えながら。
それでも陸と颯馬は、互いの手を離さずに進もうとする。
高校編のその先を描く大学生活編。
選び続けることの意味を問いかける、二人の新たな物語。
続編執筆中
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる