剣と魔法とデスゲーム -転生先の異世界でデスゲーム勃発!?絶対に死にたくねぇ…だったら敵の能力を奪って生き残ってやる!-

泥水すする

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第4章 騒乱と死闘

9話 かつての仲間は亡者となりて

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「お、おい、グイン?嘘…だよな…」


「……」
 返事はなかった。
 ないが、俺には興味を示したようで、手に持った[黒百合の竜尾剣]を構えては迫り来る。
 そんなグインに続き、ゾロゾロとは向かってくるマーガレット・アーマーズ
 最早かつての意識はないのだろう。
 ただ俺を敵と認識しては襲いくる脅威となっただけなのだろう。
 分かっている。分かっているよそんなこと…



 それなのに、何で俺は未だに…



『目の前の現実を、否定したがっているのだろうか?』








ステータス展開中…  
----------------------------


亡者
【グイン・アルマーニ】


LV  : 28
HP : 3067 / 3067
MP : 1845 / 1845



ATK攻撃 : 2598
DEF防御 : 1620
MAT魔法攻撃 : 873
MAE魔法防御 : 792


【装備】
・黒百合の竜尾剣   ランク[S] レア度[★★★★★★]
×ラクスマリア城の制服 ランク[B+] レア度[★★★] 
×紅バラの鎖帷子くさりかたびら ランク[AA] レア度[★★★★]



【称号スキル】



【魔法スキル】
※現在の閲覧権限で閲覧できません。

【固有スキル】
※現在の閲覧権限で閲覧できません。

【通常スキル】
※現在の閲覧権限で閲覧できません。




----------------------------






 [スキル]心眼にて展開されたグインのステータスが全てを物語っていた。
 疑う余地もない、ただそれだけ現実に過ぎない。
 グインもまた、スラム街で葬った無数の亡者達と何ら変わらなくて、ルコンド城下町で潰してきた亡者と同様には操らていて、その事に変わりはなくて、否定しようにも否定のしようがなくて…リアルで、リアル過ぎて、俺は…



「ぐ、グイン…頼むよ。まだ…戻れる…そうだよな?」


「……」
 返事はなかった。
 でも、それは仕方がないと思った。
 何故ならグインの喉元には、刃物にて一突きされたのであろう痛々しい刺し傷があるわけで、だから喋る事ができなくて当然、そんな風に思った。


 だから本当は喋りたくても、喋れなくて、今こうしてフラフラと歩いている状況もただただ俺に助けを求めてやってきている、つまりはそういうことだよな?


「だろ?そうなんだろグイン?俺は分かってるよ…苦しかったんだよなぁ?」


 唐突に、俺の目から涙がこぼれ落ちていた。
 しかもそれは止め処なく、大粒の涙がボロボロと滝のようには流れ落ちていく。


『あれ、あれ…おかしいな?何で俺は…泣いているのか?』


 折角せっかくこうして再び生きて会えた。
 確かにグインは傷を負ってるけど、それでもこうして歩いているじゃないか?
 生きてる。グインは生きているんだ。
 死んでない。死んだ者が動いたりするもんか。
 それじゃあまるでゾンビじゃねーか。
 馬鹿言うなよ。
 ここは異世界ベルハイムだぜ?
 B級ゾンビ映画じゃないんだ。
 なぁ、そうだろ?
 グイン、お前はただ、俺を驚かせようとしているだけなんだろ?
 なぁ、そうなんだろ…なぁ!?


「…もう嫌だ、こんなの…嫌だ…」


 俺はただ幸せになりたかった。
 ただそれだけで良かった。
 守りたい者を全力で守る、俺はただそれだけで良かった。
 別に無理に人から何かを奪ったり、壊したりしたいわけじゃなかったんだよ…
 本当に、違うんだって。
 俺は確かに外道だけど、それでも良識はわきまえた分別のつく外道だぞ?



 ただ非道に徹しなければならないというのであれば、ただそれに必要な分だけ奪うっていう、ただそれだけの存在。
 ノブナガよりも非道にならなくちゃ、お前らを守れないと思ったから、だから悪魔の力に手を染めた。
 ただそれだけの…クソ野郎さ。
 アルテマだって、アルバートだって、本当は奪いたくなかったし、破壊したくはなかった。
 嘘じゃない、あれは何かの間違いだ。
 あれは俺じゃない、俺の中には巣食う化け物がそうさせたんだ。


 そ、そうだ!
 あいつが悪い!
 アンヘルとか言う糞ピエロ野郎に俺は騙されたんだよ!
 感情を取られたんだ!
 非道に徹するようには仕組まれてしまったんだ!
 そうだ…そうだよ!
 あいつが全ての元凶で間違いない。
 俺を俺でなくしてしまった…あいつが…









『何を言ってるんだ、俺は…』















「なぁ、グイン。その傷だって、寝れば…治るよな?」


「……」


「また、あの日常に…戻れるはずだよな?」


「……」


「ラクシャータがいて、お前がいて、俺がいて…そこに糞みたいにムカつくブルドック大臣を混ぜたっていい。俺はそれでも構わない。もしもあの日常が戻るのであれば、それでもいいから…」


「……」


「な、なぁ!?何か…何か言ってくれよ?あ、いや違うか。言えないん、だよな?そうなんだよな?じゃ、じゃざあ…ゥゥ…ぜめでぇ…ゥゥ…わらっで、ぐれよぉお…頼む…頼むがらぁ…」



「……」



「ぞんなぁ…顔じないでぐれよぉぉ…グイン…」



「……」
 返事はない。
 そのかわりと言って、握り締めた[黒百合の竜尾剣]が振り翳されるのを、俺は見た。


「違うッ!!グイン!!俺ガァッ!!俺が望んでいるものはぁッ…ぞんなんじゃぁあ!!」
 俺はグインの[黒百合の竜尾剣]を同じく剣にて弾き飛ばした。
 俺よりも剣の腕があるとされていた、グインの剣を容易に弾き飛ばしたのだ。
 弾き飛ばして、俺は傷ついたグインの体を強く抱き締めた。


 傷ついているから、もしかしたら痛い思いするかもしれない、もっともっと傷つけてしまうかもしれない。
 ただそれでも、俺は抱き締められずにはいられなかった。


 そんな俺たち周りを、かつてマーガレット・アーマーズの亡者達が集まってくる、
 ワラワラと、群がるようには、俺たちを囲んだ。





「もういいんだよグインッ!!俺はぁっ…俺はここにいる!ラクシャータの剣、たけしが帰って来たんだぁッ!!もう心配するな!!お前らを傷つける者から、守ってやるッ…だからぁッ」


「……」


「ずっと、ずっとずっと!!お前らの隣で!!ずっと側で守ってやるからぁあ…ゥゥ…だからぁ…なぁ?頼むよ、グイン」


「……」


「…グイン?」


「……」


「……イン…」


「……」


「……」



 


----------------------------

【固有スキル】
・スキルドレイン LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用)
※一対象に対してスキルドレインとスキルブレイクの併用は不可とする

----------------------------

システムを起動中…

----------------------------
Now loading…
----------------------------
Now loading…
----------------------------

システムの起動を確認しました。
スキルドレインの発動条件をクリアしました。
 
----------------------------

スキルドレインを発動します。
本当によろしいですか?

----------------------------

 [はい]
 [いいえ]

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「…駄目、なのか?もう、戻れない…そうなのか?」


「……」





----------------------------

【固有スキル】
・スキルドレイン LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用)
※一対象に対してスキルドレインとスキルブレイクの併用は不可とする

----------------------------

システムを起動中…

----------------------------
Now loading…
----------------------------
Now loading…
----------------------------

システムの起動を確認しました。
スキルドレインの発動条件をクリアしました。
 
----------------------------

スキルドレインを発動します。
本当によろしいですか?

----------------------------

→[はい]
 [いいえ]

----------------------------
Now loading…



----------------------------

スキルドレインを発動中…





「…そう、なのか…そうか…」


「……」




Now loading…
----------------------------


【通常スキル】
・連投舞劇 LV:3 を習得しました。
・ミラージュレイン LV:2 を習得しました。
・龍水の陣 LV:5をしました。
・魔燈槍ソウ撃 LV:2を習得しました。
・二つ陰 LV:3を習得しました。
・逃げ足 LV:4を習得しました。
・背水の陣 LV:3を習得しました。
・後手追撃 LV:1を習得しました。



Now loading…
----------------------------





「……だったらーー」


「……」


「ーーだったらせめて、俺と一つになろう…」




Now loading…
----------------------------


【魔法スキル】
・水射砲 LV:2を習得しました。
・ヒーリング LV:3を習得しました。
・アタックバイカ LV:2を習得しました。
・ガードキョウカ LV:1を習得しました。



Now loading…
----------------------------





「ずっと、俺の中で…グイン、お前は生き続けるんだ。そしたら、お前も寂しくないよな?」



 

----------------------------



【メソッド】
・LV:23まで残り経験値1001を達成しました。
・LV:24まで残り経験値1077を達成しました。
・LV:25まで残り経験値1152を達成しました。
・LV:26まで残り経験値1225を達成しました。
・LV:27まで残り経験値1306を達成しました。
・LV:28まで残り経験値1399を達成しました。
・LV:29まで残り経験値1484を達成しました。




Now loading…
----------------------------




「後は、任せろ。絶対に、仇、取ってやるからな…」



「……」



「お前をこんな目に合わせた奴を、俺は許さない…」


「……」


「許さない…許さない。許さない…許さない、許さない、許さない許さない許さない。許さない…許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない…」






 ステータス展開中…
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class : jokerジョーカー
【たけし】


LV  : 29
HP : 3681 / 3681
MP : 2013 / 2889



ATK攻撃 : 4252
DEF防御 : 3196
MAT魔法攻撃 : 2439
MAE魔法防御 : 1952


【装備】
・アルテマの剣   ランク[AA+] レア度[★★★★★]


【称号スキル】
・アルテマ・スコットスミス LV:3

【魔法スキル】
・スモールフレイム LV:1
・水射砲 LV:2
・ヒーリング LV:3
・アタックバイカ LV:2
・ガードキョウカ LV:1


【固有スキル】
・スキルドレイン LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用可能)
・スキルブレイク LV :xxx  (一対象につき一回のみ使用可能)
※一対象に対してスキルドレインとスキルブレイクの併用は不可とする
・罪の在り方 LV:xxx (使用可能時期に制限があります)
・心眼 LV:2 


【通常スキル】
・見切り LV:5 
・流水の型 LV:3 
・鉄壁の構え LV:4
・闇足 LV:4 
・火剣 LV:2 
・氷剣 LV:2 
・雷の剣鳴 LV:3 
・先陣の先駆け LV:3 
・水狐の寵愛 LV:xxx (ただいま使用できません)
※水狐との契約が解除されました。
※スキル発動には再度契約する必要があります。
・剣鬼形態 LV:1 
・リバースマジック LV:2 
・熱血心 LV:2
・リバウンドリアクション LV:3
・エリアドロップ LV:3
・エリアスリーパー LV:5 
・隼の舞 LV:4
・影分身 LV:1
・連投舞劇 LV:3 
・ミラージュレイン LV:2 
・龍水の陣 LV:5
・魔燈槍ソウ撃 LV:2
・二つ陰 LV:3
・逃げ足 LV:4
・背水の陣 LV:3
・後手追撃 LV:1





【メソッド】
・ LV :30まで残り経験値1573


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『許さない』





 俺は燃え盛るラクスマリア城を目指した。
 背に大量の屍を築いて、かつての仲間を葬って、それでも俺は前に進む。
 今はただ、進むことしか、俺にはできない。
 

 全力で俺は駆け出した。
 そうして咆哮するは、憎しみの種。
 俺に絶望を見せた、仇敵の名である。






「のぶながぁあああああああああああッッ!!!」



 復讐を、俺は誓った。




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