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第二章 ゲーム開始
030 公爵令嬢と噂話
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決意も新たにしたメリーローズとシルヴィアは、今日も今日とて生徒会室に遊びに行く。
行くときは毎回、差し入れと称して菓子折りも欠かさず持参するので、常にお腹を空かせ気味の男子と、甘いものに目がない女子、両方のハートと胃袋をしっかり掴んでいた。
生徒会の正式メンバーでは、女子はミュリエル一人だけなのだが、許可を得て友人のヘザーがいつも同席している。
今日は来ていないものの、あれからしょっちゅうフェリクスも遊びにきているので、なんだかんだと生徒会室は賑やかだった。
そんな中、やはり文句を言うのがフィルバートである。
「正式なメンバーでもない人間が、毎日うろちょろするのは、目障りだ!」
確かに、その点はフィルバートの言い分が正しい。
しかし、生徒会は常に人員不足で、猫の手も借りたい状態なので、遊びに来つつ手伝いもしていけば、それなりの大義名分がたつ。
「他のメンバーが仕事に追われているっていうのに、仕事もしないでカウチで寝ている奴もいるからな」
更にアーネストに嫌味を言われて、フィルバートも口をつぐんだ。
「メリーローズも正式な生徒会メンバーに推薦できたら、よかったんだけどね」
アルフレッドの言葉に、メリーローズが眉を下げて謝る。
「申し訳ございません。わたくし、今回の入学試験でトップファイブから落ちてしまいましたの」
「そうは言っても六位だから、たったの一番違いじゃないか」
すかさず、メルヴィンが助け船を出したが、淑やかに首を振った。
「決まりは、決まりですわ」
生徒会メンバーになるためには、各学年トップファイブ内の成績保持者という条件があるので、現在メリーローズはその資格がない。
これまで中等学院では、常に学年トップファイブ以内の成績を保っていたのだが、外部からの新入生であるミュリエルが一位になった分、繰り下がって六位になってしまった。
記憶が戻る前のメリーローズが、体を壊すことも厭わず頑張って保とうとした成績から、遂に陥落してしまったわけだ。
シルヴィアだけは、その理由を知っている。
(勉強に使っていた時間のほとんどを、BL小説の執筆に使っているわけだから、成績が落ちるのも仕方がない)
また、こうも思う。
(以前は必死で勉強してトップファイブに入っていたが、今は勉強もせずにトップシックスにいるということは、ナツミ様は案外優秀な方なのかも知れない)
自室で「アルたん、萌えー」と、謎の歌を歌いながらBL小説を書いている姿からは、想像もつかないことである。
行くときは毎回、差し入れと称して菓子折りも欠かさず持参するので、常にお腹を空かせ気味の男子と、甘いものに目がない女子、両方のハートと胃袋をしっかり掴んでいた。
生徒会の正式メンバーでは、女子はミュリエル一人だけなのだが、許可を得て友人のヘザーがいつも同席している。
今日は来ていないものの、あれからしょっちゅうフェリクスも遊びにきているので、なんだかんだと生徒会室は賑やかだった。
そんな中、やはり文句を言うのがフィルバートである。
「正式なメンバーでもない人間が、毎日うろちょろするのは、目障りだ!」
確かに、その点はフィルバートの言い分が正しい。
しかし、生徒会は常に人員不足で、猫の手も借りたい状態なので、遊びに来つつ手伝いもしていけば、それなりの大義名分がたつ。
「他のメンバーが仕事に追われているっていうのに、仕事もしないでカウチで寝ている奴もいるからな」
更にアーネストに嫌味を言われて、フィルバートも口をつぐんだ。
「メリーローズも正式な生徒会メンバーに推薦できたら、よかったんだけどね」
アルフレッドの言葉に、メリーローズが眉を下げて謝る。
「申し訳ございません。わたくし、今回の入学試験でトップファイブから落ちてしまいましたの」
「そうは言っても六位だから、たったの一番違いじゃないか」
すかさず、メルヴィンが助け船を出したが、淑やかに首を振った。
「決まりは、決まりですわ」
生徒会メンバーになるためには、各学年トップファイブ内の成績保持者という条件があるので、現在メリーローズはその資格がない。
これまで中等学院では、常に学年トップファイブ以内の成績を保っていたのだが、外部からの新入生であるミュリエルが一位になった分、繰り下がって六位になってしまった。
記憶が戻る前のメリーローズが、体を壊すことも厭わず頑張って保とうとした成績から、遂に陥落してしまったわけだ。
シルヴィアだけは、その理由を知っている。
(勉強に使っていた時間のほとんどを、BL小説の執筆に使っているわけだから、成績が落ちるのも仕方がない)
また、こうも思う。
(以前は必死で勉強してトップファイブに入っていたが、今は勉強もせずにトップシックスにいるということは、ナツミ様は案外優秀な方なのかも知れない)
自室で「アルたん、萌えー」と、謎の歌を歌いながらBL小説を書いている姿からは、想像もつかないことである。
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