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第2章 生活
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その後、アルフレッドさん達はこちらの世界に意識が戻りみんなで朝食を取った。
今は食後のコーヒーといったところか。
アルフレッドさんとイヴァンさんはコーヒー、クラウスさんは紅茶、私はミルクティーを飲んでいる。
「あ、フィルスに行くとき誰を連れていく?」
アルフレッドさんが思い出したかのようにクラウスさんとイヴァンさんに聞く。
「そうねぇ。リックはいるわよ、あの場にいたんだし。」
「あと、あの場にいたのはアランとテオですね。3人とも同行させるということでいいですか?」
「そうだな…テオはいいだろ。置いていこう」
「そうね」
「そうですね」
「ちょ、ちょっと!酷くないですか!?
俺もあの場にいたんだから重要参考人!」
どこから来たのかいつしかの朱色の髪の人が出てきた。
「お前…何してんだ?つか、なんで近くにいるんだ?」
「そ、そそそそりゃあ、朝食を食べに…」
「ふーん。じゃあ、なんでいま柱の影から出てきたのかしらぁ?アンタ、柱で飯食うのが好きなの?ん?」
「えっとですねー。んー、本日もご機嫌麗しゅう!!」
アルフレッドさんが即座に立ち上がりテオさんの髪を思いっきり引っ張る。
「いたたたたたたたた、痛い!抜けちゃうっハゲる~っ!!」
「おうおう、ハゲろハゲろ。今日からお前もダンテの仲間だな。」
本当に髪が抜けるくらい引っ張っている。
私は見ていてハラハラしているのに、クラウスさんとイヴァンさんは動じず何事もないようにカップに口をつける。
「すんません、本当にすんませんっ」
「あ?何に謝ってんだよ?
しょーじきに言ってみろ。何してた?」
「エレナちゃんを見てましたっ!すんません!だって、だってこんな可愛いもんっ!昨日も可愛いかったけど黒いシルクの生地に繊細にあしらわれたレース。そして足もとの大きめなフリル。歩く度に揺れるリボン。なにこれ!歩く天使だ!って、いたたたたたた」
「なるほどなぁ。そこまで細かく観察し眺めていたと?そして、昨日?昨日も見ていたと。ふーん、へえー」
「ボス!!ボスだってさっき抱っこ要求されてたじゃないですか!!可愛いですよね!?これじゃあ見ちゃうのも仕方ないっだだだだだだだだ!抜けるっ髪が抜ける!あっ、プチっていった!!抜けてる~!!」
「可愛いのは知ってんだよこのバカが。
やっぱ、お前は置いていく。おい、クラウス!テオに何か仕事をつけろ!」
「ふふふっそうねぇー。じゃあ、今週1週間3.4階の掃除。あと、食堂の皿洗いね。」
「そ、そんなぁ!?」
「あ、ついでに武器庫の整理もしとけ。銃も磨いてナイフは研いでおけよ。」
「イヴァンさんまで!!酷いっ!」
「今回はこの程度にしておく。次はねぇぞ」
アルフレッドさんとは思えない、地を這うような低い声に背筋が伸びる。
テオさんもシャキっと立ち上がり「了解しました!」と敬礼して走って食堂の調理場に駆け込んでいった。
なんか可哀想…というか不憫だ。
「エレナ、あいつは気にしないでください。ものすごくアホで変態なんです。」
「へんたい…」
「まぁ、もうないと思いますがまた近づいてきたり話しかけてきたら言ってくださいね?」
「はい…?」
イヴァンさん、ニコニコしてるのに何か怖い。黒い笑顔?
「さて、そろそろ行こうか。」
「そうねぇ」
「じゃあ、僕はアランとリックを呼んできます。」
今は食後のコーヒーといったところか。
アルフレッドさんとイヴァンさんはコーヒー、クラウスさんは紅茶、私はミルクティーを飲んでいる。
「あ、フィルスに行くとき誰を連れていく?」
アルフレッドさんが思い出したかのようにクラウスさんとイヴァンさんに聞く。
「そうねぇ。リックはいるわよ、あの場にいたんだし。」
「あと、あの場にいたのはアランとテオですね。3人とも同行させるということでいいですか?」
「そうだな…テオはいいだろ。置いていこう」
「そうね」
「そうですね」
「ちょ、ちょっと!酷くないですか!?
俺もあの場にいたんだから重要参考人!」
どこから来たのかいつしかの朱色の髪の人が出てきた。
「お前…何してんだ?つか、なんで近くにいるんだ?」
「そ、そそそそりゃあ、朝食を食べに…」
「ふーん。じゃあ、なんでいま柱の影から出てきたのかしらぁ?アンタ、柱で飯食うのが好きなの?ん?」
「えっとですねー。んー、本日もご機嫌麗しゅう!!」
アルフレッドさんが即座に立ち上がりテオさんの髪を思いっきり引っ張る。
「いたたたたたたたた、痛い!抜けちゃうっハゲる~っ!!」
「おうおう、ハゲろハゲろ。今日からお前もダンテの仲間だな。」
本当に髪が抜けるくらい引っ張っている。
私は見ていてハラハラしているのに、クラウスさんとイヴァンさんは動じず何事もないようにカップに口をつける。
「すんません、本当にすんませんっ」
「あ?何に謝ってんだよ?
しょーじきに言ってみろ。何してた?」
「エレナちゃんを見てましたっ!すんません!だって、だってこんな可愛いもんっ!昨日も可愛いかったけど黒いシルクの生地に繊細にあしらわれたレース。そして足もとの大きめなフリル。歩く度に揺れるリボン。なにこれ!歩く天使だ!って、いたたたたたた」
「なるほどなぁ。そこまで細かく観察し眺めていたと?そして、昨日?昨日も見ていたと。ふーん、へえー」
「ボス!!ボスだってさっき抱っこ要求されてたじゃないですか!!可愛いですよね!?これじゃあ見ちゃうのも仕方ないっだだだだだだだだ!抜けるっ髪が抜ける!あっ、プチっていった!!抜けてる~!!」
「可愛いのは知ってんだよこのバカが。
やっぱ、お前は置いていく。おい、クラウス!テオに何か仕事をつけろ!」
「ふふふっそうねぇー。じゃあ、今週1週間3.4階の掃除。あと、食堂の皿洗いね。」
「そ、そんなぁ!?」
「あ、ついでに武器庫の整理もしとけ。銃も磨いてナイフは研いでおけよ。」
「イヴァンさんまで!!酷いっ!」
「今回はこの程度にしておく。次はねぇぞ」
アルフレッドさんとは思えない、地を這うような低い声に背筋が伸びる。
テオさんもシャキっと立ち上がり「了解しました!」と敬礼して走って食堂の調理場に駆け込んでいった。
なんか可哀想…というか不憫だ。
「エレナ、あいつは気にしないでください。ものすごくアホで変態なんです。」
「へんたい…」
「まぁ、もうないと思いますがまた近づいてきたり話しかけてきたら言ってくださいね?」
「はい…?」
イヴァンさん、ニコニコしてるのに何か怖い。黒い笑顔?
「さて、そろそろ行こうか。」
「そうねぇ」
「じゃあ、僕はアランとリックを呼んできます。」
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