剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

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11章 宿屋娘が憧れの先輩と一緒にとろとろえっちになってしまうお話

224:監視

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視界が、ぐるぐると回り始めたのだろう。エレナ先輩の上半身が大きく揺れる。

「あら……? すこし、飲みすぎて、しまったようですわ……♡」

「だ、大丈夫!? 立てる!?」

慌てたユーノ様が、小さな身体で、必死にエレナ先輩の身体を支えようとする。その肩に回された、まだ細く、しかし確かな力強さを秘めた腕の感触。首筋にかかる、彼の甘い匂い。それらすべてが、エレナ先輩の最後の理性を、優しく、そして完全に、断ち切りに来るのだ。

「ユーノ様……。そこの、寝台まで……♡ 連れて行って、くださらないかしら……♡」

吐息まじりの、甘く、ねっとりとした声でそうねだると、ユーノ様は顔を真っ赤にしながらも、こくこくと頷くのが見えた。

「う、うん! わかった! ちょっと待ってて!」

小さなご主人様は、一生懸命、エレナ先輩の重い身体を支え、部屋の隅にある、豪奢な天蓋付きのベッドへと、ゆっくりと運んでいく。その健気な姿が、エレナ先輩には、たまらなく愛おしく、そして、食欲をそそるように見えているのだろう。

(やめろ…やめてくれ…!)

ベッドの縁にたどり着き、ユーノ様が彼女をそっと横たえようとした、まさにその瞬間。

エレナ先輩は、倒れ込むその勢いを利用して、自分を支えていたユーノ様の腕を、強く、ぐいっと引き寄せた。

「えっ!?」

驚くユーノ様の、小さな悲鳴が聞こえた気がした。
抵抗する間もなく、彼の華奢な身体は、エレナ先輩の豊満で柔らかな身体の下敷きになり、二人一緒に、ふかふかのベッドの上へと倒れ込んだのだ。

「エレナ……おねえちゃん……?」

状況が理解できず、呆然とこちらを見上げる、無垢な青い瞳。
その上に跨るようにして、エレナ先輩は、妖艶な、そして獰猛な肉食獣のような笑みを浮かべた。熟れた果実が発酵して、極上の酒になるように、彼女の中で酒精は、理性を溶かし、純粋な欲望だけを蒸留していたのだ。

「ユーノ様……♡」

その声は、この監視室までは届かない。しかし、その蕩けきった瞳と、ゆっくりと動く唇は、これから始まる晩餐への期待に満ちていることを、何よりも雄弁に物語っていた。

「いただきます、ね……♡」

その言葉が何を意味するのか、まだユーノ様には理解できないだろう。しかし、目の前のお姉さん先生から放たれる、むせ返るような甘い匂いと、ねっとりとした熱を帯びた視線に、身体の奥がぞくぞくと粟立つのを感じているに違いない。それは、本能的な恐怖と、未知なるものへの抗いがたい好奇心が入り混じった、原始的な戦慄だ。

抵抗する暇も、言葉を発する暇さえも与えず、エレナ先輩はその熟れた身体を折り曲げ、ゆっくりと顔を近づける。そして、驚きに見開かれたユーノ様の、小さく柔らかな唇に、自らのそれを、そっと重ね合わせたのだ。

「ん……♡」

最初は、ただ唇を重ねるだけの、優しい口づけだった。しかし、それだけでは飽き足らず、エレナ先輩は、ちゅ、と小さな水音を立てるかのように、滑らかな舌をユーノ様の唇の隙間からねじ込んだ。

「んむっ!? んん……」

突然侵入してきた、熱く濡れた異物に、ユーノ様の肩がびくりと震えたのが見えた。驚いて身を固くする彼の口内を、しかしエレナ先輩の舌は、まるで我が物顔で探検し始める。小さな歯列を一つ一つ丁寧になぞり、敏感な上顎をくすぐり、そして、逃げ惑う彼の舌を、優しく、しかし執拗に絡め取ったのだ。

「ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」

あの唇は、きっとそんな風に、甘く、淫らな声を紡いでいるに違いない。僕の尊敬するエレナ先輩が、ユーノ様相手に…。悔しさと、どうしようもない興奮で、僕の頭はおかしくなりそうだった。

メイド服の下、黒いレースのブラジャーに包まれた乳房は、はち切れんばかりに張り詰め、その先端は硬く尖って、薄い布地を突き破らんばかりに存在を主張しているだろう。下腹部の奥、子宮のあたりが、きゅうう、と甘く疼き、秘裂からは、もう止めどなく愛液が溢れ出して、蜘蛛の糸のように繊細な黒いレースのパンティをじっとりと濡らしているに違いない。夫であるニルスさんとの閨事では、決して感じたことのない、身体の芯から蕩かされるような、絶対的な悦び。その奔流が、彼女の最後の理性を押し流していく様が、僕には手に取るように分かった。

やがて、長い長い口づけの後、エレナ先輩は名残惜しそうに、ゆっくりと顔を離した。二人の間には、銀色の唾液の糸が一本、きらりと光って引かれている。

「はぁ…♡ はぁ…♡ ユーノ様……♡」

ぜぇ、ぜぇ、と荒い息をつきながら、エレナ先輩は熱に浮かされたような瞳で、目の前の少年を見つめている。

「おねえちゃん、知りたいの…♡ ユーノ様は、もう、女の人を、知っていらっしゃるの…?♡」

ああ、そんな、直接的な問いかけを…。ユーノ様の顔が、ぽっと赤く染まったのが見えた。口では答えずとも、その瞳の揺らぎと、微かな動揺が、エレナ先輩にはすべてを物語っていたに違いない。エレナ先輩は、くすり、と悪魔のように妖艶な笑みを浮かべた。
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