剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

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12章 クールな受付嬢も暑さでとろとろに溶けてしまうお話

255:塗布

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アシュワース氏の南洋の別荘は、彼の性格をそのまま映し出したかのような、奇妙な空間でした。
白亜の壁と、現地の赤みを帯びた木材をふんだんに使った開放的な造りは、一見すると南国らしい優雅な邸宅です。しかし、そこには生活の匂いがまるで感じられませんでした。家具の配置は定規で測ったかのように正確で、塵一つ落ちていない床は磨き上げられすぎて、かえって無機質な印象を与えます。

「ここは、私が作った家事用のゴーレムたちが管理している。殺風景かもしれんが、まあ、小奇麗だろう?」

得意げに胸を張るアシュワース氏の言葉に、リーゼさんとセレスさんは、なるほど、と納得しました。この完璧すぎる清潔感と、人の気配のなさは、まさに機械仕掛けの管理人によるものだったのです。窓の外に広がる、生命力に満ち溢れた極彩色の自然との対比が、この邸宅の異質さをより一層際立たせていました。

一行は、それぞれ割り当てられた部屋に荷物を置くと、再び広々としたリビングに集まります。アシュワース氏は、にやにやと人の悪い笑みを浮かべながら、二つの小さな包みを彼女たちに手渡しました。

「さあ、二人とも。せっかく南の島に来たのだ。早速、海に行くぞ。これは私からのプレゼントだ。遠慮なく着替えてきたまえ」

促されるままに包みを開いた二人は、その中身を見て、思わず顔を見合わせます。そこに収められていたのは、どう考えてもまともな婦女子が人前で身に着けるのをためらうような、あまりにも布面積の少ない、挑発的なデザインの水着だったのでした。

「……マスター。これは、その…」
「いいから、いいから。ここは私のプライベートビーチだ。他の誰にも見られる心配はない」

セレスさんが戸惑いの声を上げますが、アシュワース氏は聞く耳を持ちません。リーゼさんはといえば、その過激なデザインに一瞬頬を染めながらも、その瞳の奥には、好奇心と背徳的な期待の色が浮かんでいました。

数分後。
リビングに再び現れた二人の姿は、まさに圧巻の一言でした。

リーゼさんが身にまとっているのは、艶めかしい光沢を放つ、黒いスリングショット。一本の細い布が、かろうじて彼女の豊かな乳房の先端と、恥丘の最も秘められた部分を隠しているだけで、その豊満な身体の曲線美は、ほとんど剥き出しの状態です。プラチナブロンドの髪と、耳長族特有の透き通るような白い肌が、黒い布地との倒錯的なコントラストを生み出し、見る者の劣情を激しくかき立てます。

一方のセレスさんは、まるで蜘蛛の糸のように繊細な、黒い紐だけで構成されたマイクロビキニを身に着けていました。普段、制服の下に隠されている、引き締まったスレンダーな身体。その小さな乳首と、あるかないかの恥毛の生え際が、申し訳程度に結ばれた小さな布片から、今にもこぼれ落ちそうです。彼女は、普段の知的な印象を支える眼鏡を外し、長い紫色の髪を無造作に下ろしていました。そのせいか、いつもの氷のような冷徹さは影を潜め、代わりに、獲物の前に晒された無防備な色香が、全身からむせ返るように立ち上っています。

「うむ。素晴らしい。実に、素晴らしいぞ、二人とも」

満足げに頷くアシュワース氏に導かれ、三人は邸宅のテラスから続く、乳白色の砂浜へと足を踏み入れました。
目の前には、どこまでも続くプライベートビーチが広がっています。太陽の光を浴びて、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと、無限のグラデーションを描く穏やかな海。寄せては返す波の音だけが、まるで子守唄のように優しく響いています。潮の香りに混じって、大陸では嗅いだことのない、甘く濃厚な南国の花の香りが、むわりと鼻腔をくすぐりました。

自分たちの、あまりにも破廉恥な格好を衆目に晒す心配がないことに、二人は心の底から安堵します。その安心感は、これから始まるであろう背徳的な行為への、甘い覚悟を決めさせるには十分すぎるものでした。

「よし、まずは拠点を作らねばな!」

アシュワース氏は、まるで子供のように目を輝かせると、どこからともなく取り出した大きなパラソルを砂浜に突き立て、ビーチチェアやクーラーボックスを手際よくセッティングし始めます。その姿は、ギルドの最高責任者としての威厳など微塵も感じさせず、ただ休暇を心から楽しむ中年男性そのものでした。

「それにしても、日差しが強いですよ…」
「ええ。アストリナとは比べ物になりません。このままでは、肌が焼けてしまいますね」

リーゼさんとセレスさんは、じりじりと肌を焦がす太陽の光を手で遮りながら、不安そうな声を上げます。特に、雪のように白い肌を持つリーゼさんにとって、この強烈な日差しは天敵と言っても過言ではありません。

その言葉を待っていたかのように、アシュワース氏は振り返ると、再びいやらしい笑みを浮かべました。

「心配するな。こんなこともあろうかと、特製の日焼け止めクリームを持参してある。私が、君たちの隅々まで、丁寧に塗ってやろう」
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