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12章 クールな受付嬢も暑さでとろとろに溶けてしまうお話
256:塗布
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アシュワース氏は、大きなビーチタオルの上に、リーゼさんとセレスさんを並べてうつ伏せに寝かせました。乳白色の砂は、太陽の熱を吸って、じんわりと温かく、彼女たちの柔らかな肌に心地よい刺激を与えます。
「では、まずリーゼ君からだな」
アシュワース氏は、小さな壺から、真珠色のクリームをたっぷりとした指ですくい上げました。それは、月光華(げっこうか)の精油と、三日月真珠の粉末を贅沢に練り込んだ、彼特製の魔導クリーム。肌の魔力循環を活性化させ、日焼けを防ぐだけでなく、肌そのものを若返らせるという、秘薬中の秘薬です。ふわりとあたりに漂う、甘く、それでいてどこか心を落ち着かせる香りが、リーゼさんの理性の箍をゆっくりと緩めていきました。
「ひゃあっ♡♡♡!?」
冷たいクリームが足の裏に触れた瞬間、リーゼさんは可愛らしい悲鳴を上げて、びくんと身体を震わせます。
「な、何を…♡♡♡♡♡いきなり、そんなところから…♡♡♡♡♡んん゛ッ♡♡♡♡♡」
「日焼け止めは、足の裏から指の間まで、丁寧に塗るのが基本だぞ、リーゼ君」
アシュワース氏の太く、節くれだった指が、彼女の小さな足指の一本一本を、ねぶるように愛撫しながら、クリームを塗り込んでいきます。その執拗な動きに、リーゼさんの身体から力が抜け、甘い吐息が漏れ始めました。
指は、くるぶしを撫で、アキレス腱をなぞり、そして、ふっくらとした脹脛をゆっくりと揉み上げていきます。筋肉のしなやかな感触を確かめるかのように、じっくりと、丹念に。リーゼさんの白い肌は、彼の指が這った跡から、みるみるうちに薄紅色に染まっていきました。
「あ…♡♡♡♡♡も、もう、だめ…♡♡♡♡♡そ、そんな、いやらしい触り方…♡♡♡♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡」
やがて指は、柔らかく、弾力に満ちた太ももへと到達します。内側の、最も敏感な皮膚を、わざとらしく何度も往復し、そのたびにリーゼさんの腰が、くねん、と妖しく蠢きました。彼女の下腹部に刻まれた淫紋『蕩婦の嘆き』が、主人のどす黒い欲望に呼応して、ずくん、ずくんと熱く脈打ち始めます。スリングショットの細い布一枚で隔てられた秘裂からは、すでに恥ずかしいほどの蜜が溢れ、純白の砂を濡らしていました。
「くっ…♡♡♡♡♡こ、この…♡♡♡♡♡なんて、いやらしい…♡♡♡♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡」
アシュワース氏の掌は、丸く、豊満な臀部を、わし掴みにするように包み込みます。二つの肉丘を、まるでパン生地でもこねるかのように、むにゅ、むにゅと変形させ、その割れ目に、ためらいもなく指を滑り込ませました。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡な、なにこれぇ♡♡♡♡♡すっごく、きもち、いいぃ♡♡♡♡♡ん゛ん゛~~~~!!!!」
口では拒絶の言葉を紡ぎながらも、リーゼさんの身体は正直でした。嬌声はもはや隠しようもなく、その声色には恍惚の色が濃く滲んでいます。
クリームを塗るという名目で行われる、執拗なセクハラ行為。背中、うなじ、そして肩から腕へ。彼の指が触れるたびに、リーゼさんの身体は歓喜の震えを刻み、そのたびに、隣でその一部始終を見せつけられているセレスさんの眉間の皺が、一層深くなるのでした。
(みっともない…)
セレスさんは、氷のような仮面の下で、心の中で毒づきます。マスターの、あのいやらしい手つき。そして、それに抗うどころか、とろとろに蕩かされて、恥も外聞もなく喘ぎ声を上げる同僚の姿。そのすべてが、彼女の美意識に反するものでした。
(だらしない。あんなものに、簡単に屈してしまって…)
しかし、そう思う一方で、セレスさんの身体の奥底では、自分でも気づかないうちに、じわりと熱が生まれ始めていました。リーゼさんの甘い嬌声が耳朶を打つたびに、自分の秘裂がきゅん、と疼くのを感じます。アシュワース氏の、あの女性の身体を知り尽くした、いやらしい指の動き。それがもし、自分の肌の上を這ったなら…?
そんな想像をしてしまった自分に、セレスさんは愕然とします。そして、その想像が、恐怖よりも、抗いがたい期待感を伴っていることに、さらに狼狽するのでした。
(私は、何を考えているんの…)
夫エミールの、優しく、しかしどこか物足りない愛撫を思い出す。そして、目の前で繰り広げられる、濃厚で、支配的で、あまりにも淫らな光景。その落差が、彼女の中に眠っていた、過去のトラウマと固く結びついた、歪んだ欲望の扉を、少しずつ、しかし確実にこじ開けていくのでした。
(早く、終わってしまえばいい。…ううん、違う。早く、私の番が来ればいい…)
その唇から、諦観とも、期待ともつかない、熱い溜息が、白い砂の上へと、ぽつりとこぼれ落ちたのでした。
アシュワース氏のねっとりとした指の動きに、リーゼさんの身体はもう、びくびくとけいれんするばかりでした。うつ伏せのまま、白い砂の上にだらしなく四肢を投げ出し、その豊満な臀部は、彼の指が這うたびに、くねん、くねんと妖しく蠢いています。
「では、まずリーゼ君からだな」
アシュワース氏は、小さな壺から、真珠色のクリームをたっぷりとした指ですくい上げました。それは、月光華(げっこうか)の精油と、三日月真珠の粉末を贅沢に練り込んだ、彼特製の魔導クリーム。肌の魔力循環を活性化させ、日焼けを防ぐだけでなく、肌そのものを若返らせるという、秘薬中の秘薬です。ふわりとあたりに漂う、甘く、それでいてどこか心を落ち着かせる香りが、リーゼさんの理性の箍をゆっくりと緩めていきました。
「ひゃあっ♡♡♡!?」
冷たいクリームが足の裏に触れた瞬間、リーゼさんは可愛らしい悲鳴を上げて、びくんと身体を震わせます。
「な、何を…♡♡♡♡♡いきなり、そんなところから…♡♡♡♡♡んん゛ッ♡♡♡♡♡」
「日焼け止めは、足の裏から指の間まで、丁寧に塗るのが基本だぞ、リーゼ君」
アシュワース氏の太く、節くれだった指が、彼女の小さな足指の一本一本を、ねぶるように愛撫しながら、クリームを塗り込んでいきます。その執拗な動きに、リーゼさんの身体から力が抜け、甘い吐息が漏れ始めました。
指は、くるぶしを撫で、アキレス腱をなぞり、そして、ふっくらとした脹脛をゆっくりと揉み上げていきます。筋肉のしなやかな感触を確かめるかのように、じっくりと、丹念に。リーゼさんの白い肌は、彼の指が這った跡から、みるみるうちに薄紅色に染まっていきました。
「あ…♡♡♡♡♡も、もう、だめ…♡♡♡♡♡そ、そんな、いやらしい触り方…♡♡♡♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡」
やがて指は、柔らかく、弾力に満ちた太ももへと到達します。内側の、最も敏感な皮膚を、わざとらしく何度も往復し、そのたびにリーゼさんの腰が、くねん、と妖しく蠢きました。彼女の下腹部に刻まれた淫紋『蕩婦の嘆き』が、主人のどす黒い欲望に呼応して、ずくん、ずくんと熱く脈打ち始めます。スリングショットの細い布一枚で隔てられた秘裂からは、すでに恥ずかしいほどの蜜が溢れ、純白の砂を濡らしていました。
「くっ…♡♡♡♡♡こ、この…♡♡♡♡♡なんて、いやらしい…♡♡♡♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡」
アシュワース氏の掌は、丸く、豊満な臀部を、わし掴みにするように包み込みます。二つの肉丘を、まるでパン生地でもこねるかのように、むにゅ、むにゅと変形させ、その割れ目に、ためらいもなく指を滑り込ませました。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡な、なにこれぇ♡♡♡♡♡すっごく、きもち、いいぃ♡♡♡♡♡ん゛ん゛~~~~!!!!」
口では拒絶の言葉を紡ぎながらも、リーゼさんの身体は正直でした。嬌声はもはや隠しようもなく、その声色には恍惚の色が濃く滲んでいます。
クリームを塗るという名目で行われる、執拗なセクハラ行為。背中、うなじ、そして肩から腕へ。彼の指が触れるたびに、リーゼさんの身体は歓喜の震えを刻み、そのたびに、隣でその一部始終を見せつけられているセレスさんの眉間の皺が、一層深くなるのでした。
(みっともない…)
セレスさんは、氷のような仮面の下で、心の中で毒づきます。マスターの、あのいやらしい手つき。そして、それに抗うどころか、とろとろに蕩かされて、恥も外聞もなく喘ぎ声を上げる同僚の姿。そのすべてが、彼女の美意識に反するものでした。
(だらしない。あんなものに、簡単に屈してしまって…)
しかし、そう思う一方で、セレスさんの身体の奥底では、自分でも気づかないうちに、じわりと熱が生まれ始めていました。リーゼさんの甘い嬌声が耳朶を打つたびに、自分の秘裂がきゅん、と疼くのを感じます。アシュワース氏の、あの女性の身体を知り尽くした、いやらしい指の動き。それがもし、自分の肌の上を這ったなら…?
そんな想像をしてしまった自分に、セレスさんは愕然とします。そして、その想像が、恐怖よりも、抗いがたい期待感を伴っていることに、さらに狼狽するのでした。
(私は、何を考えているんの…)
夫エミールの、優しく、しかしどこか物足りない愛撫を思い出す。そして、目の前で繰り広げられる、濃厚で、支配的で、あまりにも淫らな光景。その落差が、彼女の中に眠っていた、過去のトラウマと固く結びついた、歪んだ欲望の扉を、少しずつ、しかし確実にこじ開けていくのでした。
(早く、終わってしまえばいい。…ううん、違う。早く、私の番が来ればいい…)
その唇から、諦観とも、期待ともつかない、熱い溜息が、白い砂の上へと、ぽつりとこぼれ落ちたのでした。
アシュワース氏のねっとりとした指の動きに、リーゼさんの身体はもう、びくびくとけいれんするばかりでした。うつ伏せのまま、白い砂の上にだらしなく四肢を投げ出し、その豊満な臀部は、彼の指が這うたびに、くねん、くねんと妖しく蠢いています。
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