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13章 ボクっ娘魔術師奥様がとろとろえっちの報告をするおはなし
305:未知
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……あーあ。テオドア、イっちゃった。
ボクは君の熱い迸りを受け止めた自分の手を、月明かりにかざして、やさしく微笑む。これからが良いところだったのに。君は、ボクの話の最後まで、ちゃんと聞いてくれるって約束したじゃない。
「まったく、しょうがないんだから……♡」
君の腕の中で、ボクは慈しむように、その濡れた頬を優しく撫でる。君は、こくりと頷くだけで、言葉にならない。その震える肩が、愛おしくて、たまらない。
「大丈夫だよ。ボクの心は、ちゃあんと君のものだからね。……でも、ふふっ。そんな可愛い顔して、今からそんなに泣いてたら、最後まで身体がもたないよ?」
ボクは、悪戯っぽく微笑んで、君の耳元に唇を寄せる。
「だって、ボクたちの夜は、まだ始まったばかり。水晶の中の貸し出し記録は、まだまだ、これからが本番なんだから。さあ、ちゃんと見ててね?君の知らないボクが、もっともっと、めちゃくちゃに蕩かされていく様を……♡」
ボクが悪魔のように囁くと、テオドアと水晶の中のボクが、ぴくり、と身じろぎした。
……ふふっ、テオドアのそこ、もう復活の気配はないね。本当に、かわいいんだから。まあいいや。
ねぇ、テオドア。水晶に映るボクの顔、見て? 完全にイっちゃって、焦点も合ってない。唇はだらしなく開いて、銀色の糸が彼の逞しい腹筋へと垂れている。彼の岩みたいな背中に必死にしがみついて、まるで嵐の中の小舟みたいに、ただ揺さぶられるまま。自分でも、こんなにはしたない顔、信じられないよ。
◇◇◇
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡む、無理ぃ♡♡♡♡♡こ、こわれちゃうぅ♡♡♡♡♡い、いぐぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡ん゛ん゛!!~~~ッッッ♡♡♡♡!、!!」
うわごとみたいに、意味のない言葉を叫び続けてる。彼の楔が、ボクの子宮の、そのさらに奥の、誰も知らなかった聖域を抉るたびに、身体の芯から灼けるような快感が爆発して、びゅっ、びゅっ、て音を立てて、また新しい潮がシーツを濡らしていく。もう、彼の周りはボクの愛液で湖みたいになってるんじゃないかな。ボクの血が、この圧倒的な雄の支配に歓喜して、身体中の魔力を快感に変換して、暴走させちゃってるんだ。
どれくらいそうしていただろう。水晶の中のボクは、もうぐったりとして、痙攣するだけの人形みたいになってる。その時だった。あれだけ荒々しくボクの奥を穿っていたガラハッドの動きが、ふ、と優しくなったんだ。まるで、壊れかけのおもちゃを慈しむみたいに、ゆっくりと、ゆっくりと、その熱い楔を抜いて……いや、違う。完全に抜くんじゃなくて、子宮口のあたりで、とぷん、とぷん、て、優しく揺らすだけ。
その、あまりに予想外の優しさに、ボクの蕩けきった頭は、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、冷静さを取り戻した。え……? なに、この人……。ただの脳筋じゃ、なかったの……? その無骨な指先が、汗で額に張り付いたボクの髪を、そっと優しく払ってくれる。その仕草に、不覚にも、きゅん、て胸が締め付けられちゃった。
「……へっ。降参するなら、今のうちだぜ、嬢ちゃん?」
耳元で、意地悪く笑う声。ボクは、はっと我に返った。そうだ、この男は敵だ。ボクのプライドを、君への愛を、試しているんだ。
「……ふ、ふん♡こ、降参なんて、するわけないでしょ……♡ボクのテオドアは、あなたなんかより、ずぅっと、すごくて、気持ちいいんだから……♡」
口から出たのは、そんな精一杯の強がり。でもね、テオドア。水晶の中のボクの身体を見てよ。彼の楔が少しでも動くたびに、びくん、びくんって、正直に腰が跳ねちゃってる。君の名前を出しながら、他の男の人に、こんなに感じてる。ごめんね……でも、興奮するでしょ?♡
「がっはっは!そいつは傑作だ!」
ガラハッドは腹を抱えて笑うと、再びボクの唇を、有無を言わさずその分厚い唇で塞いだ。そして、さっきまでの優しさが嘘みたいに、ゆっくりと、しかし確実に、腰を動き始めたんだ。
「ん゛ん゛ーーーッッ♡♡♡んむっ♡んちゅ、ぅ♡」
だめ、息が、できない。彼の舌が、またボクの口の中を蹂躙する。そして、それと同時に、彼の楔が、ぐ、ぐ、と、ボクの子宮の入り口を、的確に、何度も、何度も、押し潰すように突いてくる。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡んん、そこ、あ゛~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
口を塞がれてるから、大きな声は出せない。でも、そのぶん、快感が全部身体の中に籠って、内側から爆発しそうになる。びくん、びくん、と全身が痙攣して、彼の腕の中で、なすすべもなく快楽に溺れるしかない。情けないよ。本当に、情けない。でも、気持ちいいんだから、仕方ないじゃない……♡
どれだけそうしていただろう。彼がぱ、と唇を解放した時、ボクはもう、ぜえぜえと息も絶え絶えだった。
「どうした、嬢ちゃん。もう終わりか?」
「はぁっ、はぁっ……♡ば、馬鹿にしないで……♡あなたの、そんな、粗末なもので、ボクが堕ちるわけ、ないでしょ……♡」
言っちゃった。自分でも、何を言ってるんだろうって思ったよ。だって、テオドア……君の可愛らしいのと比べたら、彼のなんて、それこそ攻城兵器だよ。黒光りする巨塔だよ。そんなこと、ボクの身体がいちばんよく知ってるのに。
ボクは君の熱い迸りを受け止めた自分の手を、月明かりにかざして、やさしく微笑む。これからが良いところだったのに。君は、ボクの話の最後まで、ちゃんと聞いてくれるって約束したじゃない。
「まったく、しょうがないんだから……♡」
君の腕の中で、ボクは慈しむように、その濡れた頬を優しく撫でる。君は、こくりと頷くだけで、言葉にならない。その震える肩が、愛おしくて、たまらない。
「大丈夫だよ。ボクの心は、ちゃあんと君のものだからね。……でも、ふふっ。そんな可愛い顔して、今からそんなに泣いてたら、最後まで身体がもたないよ?」
ボクは、悪戯っぽく微笑んで、君の耳元に唇を寄せる。
「だって、ボクたちの夜は、まだ始まったばかり。水晶の中の貸し出し記録は、まだまだ、これからが本番なんだから。さあ、ちゃんと見ててね?君の知らないボクが、もっともっと、めちゃくちゃに蕩かされていく様を……♡」
ボクが悪魔のように囁くと、テオドアと水晶の中のボクが、ぴくり、と身じろぎした。
……ふふっ、テオドアのそこ、もう復活の気配はないね。本当に、かわいいんだから。まあいいや。
ねぇ、テオドア。水晶に映るボクの顔、見て? 完全にイっちゃって、焦点も合ってない。唇はだらしなく開いて、銀色の糸が彼の逞しい腹筋へと垂れている。彼の岩みたいな背中に必死にしがみついて、まるで嵐の中の小舟みたいに、ただ揺さぶられるまま。自分でも、こんなにはしたない顔、信じられないよ。
◇◇◇
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡む、無理ぃ♡♡♡♡♡こ、こわれちゃうぅ♡♡♡♡♡い、いぐぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡ん゛ん゛!!~~~ッッッ♡♡♡♡!、!!」
うわごとみたいに、意味のない言葉を叫び続けてる。彼の楔が、ボクの子宮の、そのさらに奥の、誰も知らなかった聖域を抉るたびに、身体の芯から灼けるような快感が爆発して、びゅっ、びゅっ、て音を立てて、また新しい潮がシーツを濡らしていく。もう、彼の周りはボクの愛液で湖みたいになってるんじゃないかな。ボクの血が、この圧倒的な雄の支配に歓喜して、身体中の魔力を快感に変換して、暴走させちゃってるんだ。
どれくらいそうしていただろう。水晶の中のボクは、もうぐったりとして、痙攣するだけの人形みたいになってる。その時だった。あれだけ荒々しくボクの奥を穿っていたガラハッドの動きが、ふ、と優しくなったんだ。まるで、壊れかけのおもちゃを慈しむみたいに、ゆっくりと、ゆっくりと、その熱い楔を抜いて……いや、違う。完全に抜くんじゃなくて、子宮口のあたりで、とぷん、とぷん、て、優しく揺らすだけ。
その、あまりに予想外の優しさに、ボクの蕩けきった頭は、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、冷静さを取り戻した。え……? なに、この人……。ただの脳筋じゃ、なかったの……? その無骨な指先が、汗で額に張り付いたボクの髪を、そっと優しく払ってくれる。その仕草に、不覚にも、きゅん、て胸が締め付けられちゃった。
「……へっ。降参するなら、今のうちだぜ、嬢ちゃん?」
耳元で、意地悪く笑う声。ボクは、はっと我に返った。そうだ、この男は敵だ。ボクのプライドを、君への愛を、試しているんだ。
「……ふ、ふん♡こ、降参なんて、するわけないでしょ……♡ボクのテオドアは、あなたなんかより、ずぅっと、すごくて、気持ちいいんだから……♡」
口から出たのは、そんな精一杯の強がり。でもね、テオドア。水晶の中のボクの身体を見てよ。彼の楔が少しでも動くたびに、びくん、びくんって、正直に腰が跳ねちゃってる。君の名前を出しながら、他の男の人に、こんなに感じてる。ごめんね……でも、興奮するでしょ?♡
「がっはっは!そいつは傑作だ!」
ガラハッドは腹を抱えて笑うと、再びボクの唇を、有無を言わさずその分厚い唇で塞いだ。そして、さっきまでの優しさが嘘みたいに、ゆっくりと、しかし確実に、腰を動き始めたんだ。
「ん゛ん゛ーーーッッ♡♡♡んむっ♡んちゅ、ぅ♡」
だめ、息が、できない。彼の舌が、またボクの口の中を蹂躙する。そして、それと同時に、彼の楔が、ぐ、ぐ、と、ボクの子宮の入り口を、的確に、何度も、何度も、押し潰すように突いてくる。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡んん、そこ、あ゛~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
口を塞がれてるから、大きな声は出せない。でも、そのぶん、快感が全部身体の中に籠って、内側から爆発しそうになる。びくん、びくん、と全身が痙攣して、彼の腕の中で、なすすべもなく快楽に溺れるしかない。情けないよ。本当に、情けない。でも、気持ちいいんだから、仕方ないじゃない……♡
どれだけそうしていただろう。彼がぱ、と唇を解放した時、ボクはもう、ぜえぜえと息も絶え絶えだった。
「どうした、嬢ちゃん。もう終わりか?」
「はぁっ、はぁっ……♡ば、馬鹿にしないで……♡あなたの、そんな、粗末なもので、ボクが堕ちるわけ、ないでしょ……♡」
言っちゃった。自分でも、何を言ってるんだろうって思ったよ。だって、テオドア……君の可愛らしいのと比べたら、彼のなんて、それこそ攻城兵器だよ。黒光りする巨塔だよ。そんなこと、ボクの身体がいちばんよく知ってるのに。
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