剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

文字の大きさ
336 / 370
14章 ドジっ子くのいち娘が遊郭っぽい施設でたいへんえっちになるおはなし

327:女男

しおりを挟む
 ごくり、と小雪さんの可憐な喉が、甘い音を立てて鳴りました。
 目の前で、まるでそれ自体が一個の生命体であるかのように脈打つ、恐ろしくも魅力的な楔。その表面をぬらぬらと濡らす粘液が、部屋の魔導灯の妖しい光を反射して、きらり、と淫靡な輝きを放っています。若き主君ユーノくんが作り出した妙薬の影響で、身体の奥が疼いて、疼いて、もうどうにかなってしまいそうでした。

 早く、あれを。
 もう一度、自分の最も奥深くに迎え入れて、めちゃくちゃにかき混ぜてほしい。そして、その灼熱の生命力のすべてを、この身の内に注ぎ込んでほしい。
 そんな、あまりにも背徳的で、抗いがたい欲望が、シノビとしての彼女の思考を、甘い毒のようにじゅくじゅくと蝕んでいきます。

 恐る恐る、というよりは、むしろ神聖な祭壇に供物を捧げるかのように、小雪さんは男の岩盤のように硬い身体に、そっと跨りました。そして、熱く滾り、今にも爆発しそうなほどの魔力を放つ楔の先端を、自らの濡れそぼった秘裂の入り口に、そろり、とあてがいます。

「♡ひゃぅッ♡♡♡あ、あづい…♡♡♡ですぅ…♡♡♡」

 先端が触れただけで、全身の神経を焼き尽くすかのような、鋭い快感が走り抜けました。秘裂は、まるで灼熱の鉄塊に触れた雪のように、じゅわ、と音を立てて蜜を溢れさせ、待ち侘びていたとばかりに、きゅううん、と愛らしく収縮します。男の分身を迎え入れるために、その入り口はさらに柔らかく、そして大きく開かれていくのでした。

 小雪さんは、息を止め、ゆっくりと、まるで薄氷の上を歩くかのように、ミリ単位でその細い腰を下ろしていきました。
 ぬるり、と巨大な亀頭が、熱い蜜でぬるぬるになった肉壁を押し広げ、むずむずとした甘い痺れを伴いながら侵入してきます。これまで幾人もの男を受け入れてきたはずの膣の襞の一枚一枚が、その異次元の存在感を確かめるようにねっとりと絡みつき、歓喜のあまりぶるぶると震えました。

「んぅ…♡♡♡ふ、ぁ…♡♡♡おっき、いですぅ…♡♡♡♡こんなの、はいんな…♡♡♡」

 ゆっくり、ゆっくりと、小雪さんは腰を下ろしていきます。男の楔が、彼女の身体の最も奥深く、まだ誰も触れたことのない魂の聖域へと進んでいく感覚に、恍惚のため息が漏れました。そのすべてが胎内に収まった時、固く閉ざされていた子宮がずくん、と重く疼き、とてつもない充足感が彼女の全身を、まるで温かい毛布のように優しく、しかし確実に包み込んだのです。

 男は、気持ちよさそうに目を細め、満足げに喉を鳴らしています。その表情を見て、小雪さんの心に、ほんの少しだけ、いたずらな気持ちが芽生えました。これだけ気持ちよさそうにしているのなら、少しくらい、自分が優位に立っても許されるかもしれません。それは、シノビとしての、最後の矜持でした。

「ユーゴ様。そんなに気持ちがいいのですか?♡」
 小雪さんは、悪戯っぽく、そしてどこまでも蠱惑的に微笑みかけました。
「でしたら、わたくしが先に、ユーゴ様をイかせてさしあげます♡♡♡」

 そして、彼女は、ほとんど狂気にも似た、究極の賭けを持ちかけたのです。

「もし、わたくしより先にユーゴ様が果ててしまわれたら、本日のお代は倍、いただきます。その代わり、もしわたくしが先に果ててしまったら…♡♡その時は、好きなだけ、お腹の中にユーゴ様の胤をくださいな…♡♡♡♡♡」

 それは、遊女を演じるという刹那的な興と、妙薬に蝕まれた身体が本能的に求める、雄への絶対的な渇望が入り混じった、魂を賭けた遊戯でした。
 男は、その突拍子もない提案に少し驚いたような顔をしましたが、やがて心の底から愉快そうに、喉を震わせて笑いました。

「へぇ、面白い。いいだろう、その勝負、受けた。でも、本当にきもちいよ。これは、負けてしまうかもしれないなぁ」

 男の余裕綽々な言葉に、小雪さんは、逆に勝利を確信しました。男性を悦ばせる技術、すなわち「閨術」ならば、故郷の里で先輩くのいちから嫌というほど、その身体に直接叩き込まれています。許嫁の早瀬くんとの、あの淡白でどこか義務的だった閨事では、一度もその真価を発揮したことはありませんでしたが、今こそ、シノビとしての技を存分に振るう時でした。もちろん、この男が歴戦の猛者であり、その身体に常人とは比較にならないほどの精力と持久力を得ていることなど、今の小雪さんには知る由もなかったのです。

「では、いきますよ…♡♡♡覚悟、してくださいね…♡♡♡」

 小雪さんはまず、ゆっくりと、深く、大きな円を描くように腰を回し始めました。それは、彼女が習得した閨術の初歩、膣の内部を、まるで石臼が穀物を挽くかのように、ねっとりと、しかし力強く締め付けながら、楔の全体を内側から包み込むように愛撫します。亀頭の傘の裏、そして表面に浮き出た血管の筋の一本一本を、まるで舌で舐め上げるかのように、執拗に刺激していくのです。
 男の口から、く、と苦悶とも快感ともつかない声が漏れました。

(ん゛ッ♡♡♡♡き、もち、い゛ぃ…♡♡♡♡♡)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

屋上の合鍵

守 秀斗
恋愛
夫と家庭内離婚状態の進藤理央。二十五才。ある日、満たされない肉体を職場のビルの地下倉庫で慰めていると、それを同僚の鈴木哲也に見られてしまうのだが……。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...