剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

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15章 宿屋娘が憧れの先輩と一緒にどろどろえっちになってしまうお話

346:罰

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(ああ、わたくしは、なんて馬鹿なことを…)

このまま、ご主人様に見捨てられてしまったら? もう二度と、あの熱い指で、めちゃくちゃにいじめてはもらえないのでしょうか。その、あまりにも恐ろしい想像に、リリアさんの潤んだ瞳が、絶望の色に染まりかけた、その時でした。

「おねえちゃん、ただいま!」

先ほどよりも、さらにぱたぱたと慌ただしい足音と共に、ユーノくんが戻ってきました。その小さな両手には、琥珀色に輝く液体がなみなみと注がれた、美しいカットの入ったクリスタルの杯が、大切そうに抱えられています。それは、先ほどエレナさんの理性をいとも簡単に麻痺させた、あの悪魔的な葡萄酒でした。

「これ、さっきエレナお姉ちゃんが美味しいって言ってくれた葡萄酒だよ。もし、ちゃんとお話ししてくれたら、これを、リリアお姉ちゃんにもあげちゃう!」

こてん、と小首を傾げ、上目遣いでそうおねだりするユーノくん。その姿は、あまりにも愛らしく、そして抗いがたい魔力を秘めていました。長い睫毛に縁どられた大きな青い瞳が、期待にきらきらと輝いています。その無垢な笑顔の裏に、どれほど恐ろしい計算が隠されているのかも知らずに、リリアさんの心は、いとも簡単に揺れ動いてしまうのでした。

床には、先ほどまで自慰に耽っていた証である、白い愛液が点々と飛び散っています。たくし上げられたスカートの下からは、蜜でぐっしょりと濡れた赤いレースの下着が無防備に覗き、その姿は、およそ淑女とは呼べない、あまりにも情けないものでした。その格好のまま、リリアさんは、まるで主人の手から餌をもらうのを待つ仔犬のように、震える手で、その杯を受け取ってしまいました。

(……そうだわ…♡)

リリアさんの脳裏に、一つの、あまりにも背徳的な考えが、まるで天啓のように閃きました。

(エレナ先輩がそうしたように、この葡萄酒の力を借りてしまえばいいんだわ…!)

そうです。この悪魔的なまでに美味な液体で、残っている理性をすべて麻痺させてしまえばいい。そうすれば、この恥ずかしい状況を、うやむやにできるかもしれない。先ほどのエレナさんのように、この愛らしくも恐ろしいご主人様に自分から襲いかかり、その若く逞しい身体を、この身で味わい尽くすことができるかもしれない。それは、あまりにも情けなく、卑小な逃避でした。しかし、快感に脳を焼かれ、嫉妬に心を焦がされた今の彼女には、それしか考えられなかったのです。

「…いただきますわ…♡♡」

リリアさんは、ユーノくんの問いかけを巧みにはぐらかしながら、震える手で杯を呷りました。熟成された葡萄の芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、舌の上でとろけるような、濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。ごくり、と喉を鳴らしてその液体を飲み下すと、身体の内側から、まるで炎が燃え上がるかのように、熱いものがこみ上げてきました。

(あら…?♡)

それは、ただの酔いではありませんでした。体内の魔力が、強制的に活性化させられていくような、不思議な感覚。ユーノくんが、この葡萄酒に、ただならぬ魔術的な細工を施していることは明らかでした。しかし、その危険な兆候さえも、今のリリアさんにとっては、自らの背徳的な計画を後押ししてくれる、甘い追い風にしか感じられませんでした。

◇◇◇

「ふふふ♡」

リリアさんは、ふ、と妖艶に微笑むと、震える指先をご主人様に向けました。彼女の指先に、淡い翠色の魔力の光が集まります。

「え?」
「わっ!?」

次の瞬間、ユーノくんの身体が、ふわり、と宙に浮き上がりました。エレナさんに教えてもらったばかりの、風の魔術。まだおぼつかない手つきでしたが、その効果は絶大でした。穏やかで優しい風が、まるで柔らかな手に包み込むようにユーノくんの身体を支え、ゆっくりと、使用人室の簡素なベッドの上へと運んでいきます。驚いたふりをしながらも、その瞳は楽しそうにきらきらと輝いておりました。

「さあ、ユーノ様。本当の『お勉強』の時間ですわ」

リリアさんは、勝ち誇ったように微笑むと、ゆっくりと立ち上がりました。そして、ベッドの上で無防備に横たわるご主人様を見下ろしながら、一歩、また一歩と、なまめかしい足取りで近づいていきます。その表情は、先程までの怯えた仔羊のものではなく、獲物を前にした、飢えた雌豹のそれでした。

「これより、このリリアお姉様の、特別教育タイムですわよ♡ 先輩なんかに、負けていられませんもの♡♡♡♡♡」

そう宣言すると、彼女は自らのメイド服の、胸元の一番上のボタンに、そっと指をかけました。小さな貝殻で作られたボタンを、焦らすように、ゆっくりと外していきます。一つ、ボタンが外れるたびに、はち切れんばかりに豊満な胸の谷間が、赤いレースのブラジャーに縁どられて、ちらり、と姿を現します。二つ、三つと外していくうちに、その圧倒的な存在感が、これでもかというほど露わになっていきました。
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