剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

文字の大きさ
49 / 370
3章 受付嬢も冒険者になってえっちな冒険に挑むお話

45:虜囚

しおりを挟む
どれほどの時間が過ぎたのでしょうか。
ふと意識が浮上した時、私はひんやりとした石の床に座り込んでいました。辺りは薄暗く、湿った土と黴の匂いが鼻をつきます。どうやら、どこかの牢獄の一室のようです。

手足を動かそうとしても、ぴくりとも動きません。それどころか、声を出そうとしても、喉がひゅうと微かな音を立てるだけでした。けれど不思議なことに、心は湖の水面のように静まり返っています。恐怖も、不安も、何も感じません。

首筋に、冷たくて重い感触がありました。見ようとしても首が動かないので確かめられませんが、どうやら下品な作りの鉄の首輪をはめられているようです。

その時、目の前の鉄格子の向こうで、二人の男が話しているのが聞こえました。一人は岩のように大柄で、顔中に深い傷跡を持つ、いかにも盗賊の親玉といった風貌の強面の男。もう一人は、痩せぎすで、蛇のようにねちっこい視線をこちらに向ける、魔法使いらしき男です。

「だんなぁ。やっとこさ効きやしたぜ。やっぱり耳長の嬢ちゃんにゃあ、催眠魔法も一筋縄ではいかねぇ。ちっとばかし骨が折れやすねぇ」

魔法使いの男が、げへげへと下品な笑い声を立てました。

「がたがた言うな。報酬はきっちり支払ってんだろうが」

親方と呼ばれた男が、不機嫌そうに答えます。

「へいへい。それにしても、どうするんですかい? 荷物だけかすめときゃいいものを、わざわざシスターなんぞさらってきてからに」

「こいつぁ一人で、でっけえ荷物を抱えてたからよ。おまけに、身なりもそこらの修道女たぁ違う。高そうな服を着てやがった。こいつをネタに教会をゆすりゃあ、たんまりふんだくれるって寸法よ」

「なるほどねぇ。それで、どこのどいつか聞き出そうって魂胆ですかい? 別に催眠なんぞ使わなくても、普通に聞けばよかったんじゃねぇですかい。ていうか、持ち物に教会の身分証がありましたぜ。名前は『リセ』。荷の中身は薬品と旅支度。まあ、どこぞの教会に薬を届けるお使いの途中ってとこでしょうな」

「……まあいい。ついでに色々と吹き込んで、心も体もこっちのもんにしちまえば、後々もっと楽しめるってもんだ。バチは当たるめぇよ」

「……当たるとは思いますけどねぇ。まあ、あっしは構いやせんが。じゃあ、どうぞ。尋問でも洗脳でも、お好きになすってくださいまし」

魔法使いはそう言うと、興味を失ったように壁に寄りかかりました。

親方の男が鉄格子の鍵をじゃらりと開け、私の前にずかずかと入ってきます。そして、私の目の前に無骨な椅子を置いてどっかりと腰を下ろし、その獰猛な目を私に向けました。

「シスター。あんたの名前はなんだ」

男の威圧的な声が、牢内に響きます。私の唇が、私の意志とは関係なく、勝手に震え始めました。

「…わ、たし…の、なまえ、は……リ、ゼ……」

「どこから来た」

「…あすとりな、の…まち……」

「目的は何だ」

「…おくすりを…ヴェールウッドの街の、きょうかいに…とどける、ため、です…」

私の答えを聞いて、後ろで控えていた魔法使いが呆れたように声を上げました。

「なんちゅうか、普通ですね。ただのパシリじゃねぇですかい。こいつ、本当に人質の価値なんざあるんですかねぇ?」

「うるせえ! …おい、シスター。何か、てめえの秘密を言ってみやがれ!」

親方が、苛立ったように怒鳴ります。秘密。私の、秘密……。

「…あのひとへのお土産に…せ、りょくのつく…お酒を、買おうと、おもって……ました……。そうしたら…あのひとも…もっと、ながもち…するんじゃないかなって…」

「…ほう? シスター、てめえ、亭主持ちか。…続けろ」

男の目の色が変わりました。ねっとりとした好奇の色が、私を頭のてっぺんから爪先まで、舐めるように這い回ります。

「は、ひ……。けっこんして、よんじゅうねんに、なります…。でも、さいきん、あのひとは…たんぱくで……。わ、わたしは……もっと、いやらしく…せめられるほうが、すき、なんです……♡ あ……♡ いまのは、ひみつ、ですぅ……♡」

「…シスター…てめえのその秘密とやらを、もっと詳しく話してみろ」

「は、ひぃ♡ ……あいを、ささやかれながら…えっちに、いじめられるのが、すき、ですぅ♡♡ いっぱいいっぱい、いじめてもらってから…おくに、だされると…ほんとうに、しあわせを、かんじますの……♡♡♡ でも、あのひとは、もう、そんなげんきは、ないみたいで…。これも、ひみつ、ですぅ……♡」

「…親方。なんか、おかしくねぇですかい、こいつ。本当にシスターなんですかね?」

「黙ってろ! ……決めた! おい、魔法使い! アレを持ってこい!」

親方は何かを決心したように叫びました。

「へっ? 親方、まさかアレを使っちまうんですかい? まあ、この耳長の嬢ちゃんには、あれくらいやらねえと効果がねえかもしれやせんが……」

魔法使いは心底呆れたという顔をしながらも、部屋の奥から一本の禍々しい杖を持ってきました。黒曜石を削り出したかのようなその杖は、まるで闇そのものが凝り固まったかのように、どす黒い魔力を絶えず滲み出させています。見ているだけで、吸い込まれそうな邪悪な気配でした。

親方はその杖を受け取ると、にたりと下品な笑みを浮かべて立ち上がりました。

「シスター。今日からてめえは、俺たち盗賊団の愛人だ。俺たちが、その飢えた体を、たっっぷりと愛してやる。だから、シスターも、その愛に応えるんだぞ。いいな?」

私の体が、びくん、と大きく震えました。愛人。この人たちの。その言葉が、なぜかとても甘美な響きをもって、私の心に染み渡っていきます。

「俺たちからの、最初の愛の証だ。ありがたく受け取りやがれ!」

親方はそう言うと、私に向かって黒い杖を振りかざしました。杖の先端から、どす黒い魔力の塊が撃ち出され、それは一直線に私の下腹部へと吸い込まれていきます。

「ん゛あ゛ッ♡♡!? っ、あ゛ッ♡♡♡♡」

熱い。 熱くて、気持ちいい。 まるで灼けた鉄の杭を、子宮の奥の奥まで直接ねじ込まれたかのような、強烈な衝撃と快感が全身を駆け巡りました。びくん、びくんと、私の体が勝手に痙攣します。

「この『淫紋』がありゃあ、てめえは俺たちの愛を、より強く、深く、感じることができるだろうよ。感謝しろ、シスター」

親方の言葉が、まるで神の御言葉のように、私の魂に直接刻み込まれていくのを感じました。そうだ、私は感謝しなければ。この方たちの、深い愛に。

「…は、ひぃ♡♡♡ おやかた、さま…♡♡ ありが、とう…ございますぅ……♡♡♡ みなさんの、あいに、こたえられるように…わたし、がんばり、ますぅ……♡♡♡♡♡」

催眠と魔力によって蕩けきった頭で、私はうっとりとそう答えていました。

(ステータス:淫紋(従属・発情)を獲得しました)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

屋上の合鍵

守 秀斗
恋愛
夫と家庭内離婚状態の進藤理央。二十五才。ある日、満たされない肉体を職場のビルの地下倉庫で慰めていると、それを同僚の鈴木哲也に見られてしまうのだが……。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...