80 / 370
5章 人妻エルフとえっちな呪いのお話
76:支配人
しおりを挟む
空は抜けるように青く、港湾要塞都市アストリナに降り注ぐ陽光は、磨き上げられた石畳を白く輝かせている。海鳥の甲高い鳴き声が、潮の香りをたっぷりと含んだ風に乗って運ばれ、活気ある市場の喧騒と混じり合って、街全体を陽気な活気で満たしていた。リーゼ・シルバーリングは、冒険者ギルドの重厚な樫の扉の前でふと空を見上げ、そのサファイアのような青い目に、眩しい光を一瞬だけ映した。
プラチナブロンドのショートヘアが、海からの風を受けてさらさらと優雅に揺れる。ギルドマスターの趣味と噂される、身体の線を強調する制服は、今日も彼女の均整の取れた肉体を、まるで第二の皮膚のようにぴったりと包み込んでいる。純白のシャツは、その下で豊かに実った双丘の丸みをあからさまに拾い、短く切り詰められた黒のプリーツスカートの下からは、シルクの黒いストッキングに包まれた、しなやかで肉感的な脚線美が惜しげもなく伸びていた。道行く男たちの多くが、その男好きのする肢体に、粘つくような欲望の視線を投げかけるのを、彼女は知っている。その視線が、まるで実体を持ったかのように自身の肌にまとわりつくのを感じるたび、下腹部の奥深く、皮膚の下に刻まれた呪印が、微かに、しかし確かな熱を持って疼くことを、彼女だけが知っていた。
夫を愛している。その清らかな気持ちに嘘はない。だが、かつて「疾風」と謳われたほどの冒険者であった彼が、原因不明の病に倒れてからというもの、満たされることのない肉体的な渇望が、彼女の内側で静かに、しかし確実に渦を巻いていた。そして、あの忌まわしい盗賊団によってその身に刻まれた呪いの淫紋『蕩婦の嘆き』は、彼女が心の奥底に秘めていた欲望を白日の下に晒し、周囲の男たちが放つ欲望の波に感応して、抗いようもなく発情する淫らな肉体へと、彼女を変えてしまったのだ。
伝説の大淫魔が戯れに創造したとされるこの呪印は、異性の欲望を感知するアンテナとして機能する。男の視線、荒い息遣い、思考の片隅にある劣情すらも捉え、それを媚薬のように甘美な痺れとしてリーゼの全身に駆け巡らせる。穏やかな昼下がりの光景とは裏腹に、彼女の思考はすでに、これから執り行われるであろう、おぞましくも甘美な背徳の儀式に囚われていた。
◇◇◇
「♡ぁ゛ぅ...っ、あ゛♡、っ...ふぁ゛...っぁ゛...っ♡♡う゛...♡」
黒ずんだ巨石を無骨に積み上げたギルドの一室、来賓用の宿泊室に、熟れすぎた果実が潰れるような、甘く淫らな嬌声がねっとりと響き渡っていた。かつてアストリナが本当の要塞であった時代、ここは司令官の寝室として使われていたという。そのため、分厚い石壁はあらゆる音を外界から遮断する。さらに壁の内側には、ギルドマスターであるアシュワースが自らの魔術知識を注ぎ込んで改良を施した「静寂のルーン」が、青白い燐光を放ちながらびっしりと刻まれていた。魔力を音響エネルギーに変換し、それを無音の熱として拡散させるこの古代語魔術は完璧に機能し、中でどれほどの痴態が繰り広げられようと、一歩外に出れば墓場のような静寂が支配するのみである。
豪奢な天蓋付きベッドの上で、屈辱的な四つん這いの姿勢を強いられ、大きく臀部を天に突き出しているのは、先ほどまで淑やかな受付嬢を完璧に演じていたリーゼであった。そのプラチナブロンドの髪は、玉の汗で肌に濡れて張り付き、青い瞳は蕩けるような快楽に潤んで、もはや焦点を結ぶことができない。彼女の背後には、醜悪な脂肪をぶよぶよと揺らす恰幅の良い中年男、ギルドマスターが獣のように跨っている。その抜け目のない目は今、ぎらぎらとした獣性の欲望に濁り、リーゼの汗に濡れた白い背中と、眼前でわななく豊満な尻の渓谷を、舌なめずりするようにねめつけていた。
彼の怒張しきった赤黒いペニスが、ゆっくりと、しかし一切の躊躇なく、リーゼの濡れそぼった陰裂をぐじゅりとこじ開けていく。それは尋常な人間のものとは思えぬほどの太さと硬度を誇り、表面にはまるで魔物のそれのように、微細な棘のような突起がいくつも浮かび上がっていた。その先端が彼女の秘所の一番奥、夫のそれとは比べ物にならないほど深く、淫紋によって敏感になった場所に突き当たると、リーゼの喉からは悲鳴のような嬌声が迸った。
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っぁあなたぁ♡ん、っ♡...んぁ...み♡♡みないでぇ♡ん♡♡」
懇願するような言葉とは裏腹に、彼女の身体は男を拒絶する素振りを一切見せない。むしろ、淫紋の呪いによって絶え間なく湧き出るおびただしい量の愛液が、自らペニスを迎え入れ、ぬるぬるとした卑猥な水音を立てながら、抵抗なくその侵入を許している。膣の壁は、男の欲望に呼応して常に熱を帯び、敏感に蠢いてペニスの一突きごとにきゅうきゅうと痙攣し、さらなる快楽をねだるように、その異形の猛りを締め付けた。
これまでに行われた数度の交わりによって、最高級のビロードのシーツには、彼女の愛液と男の精液が混じり合った染みが、いくつも醜い地図のように広がっている。部屋に充満する汗と、鉄錆にも似た精液の匂い、そしてリーゼの蜜の甘い香りが混じり合った空気が、むせ返るような熱気となって二人を包んでいた。
プラチナブロンドのショートヘアが、海からの風を受けてさらさらと優雅に揺れる。ギルドマスターの趣味と噂される、身体の線を強調する制服は、今日も彼女の均整の取れた肉体を、まるで第二の皮膚のようにぴったりと包み込んでいる。純白のシャツは、その下で豊かに実った双丘の丸みをあからさまに拾い、短く切り詰められた黒のプリーツスカートの下からは、シルクの黒いストッキングに包まれた、しなやかで肉感的な脚線美が惜しげもなく伸びていた。道行く男たちの多くが、その男好きのする肢体に、粘つくような欲望の視線を投げかけるのを、彼女は知っている。その視線が、まるで実体を持ったかのように自身の肌にまとわりつくのを感じるたび、下腹部の奥深く、皮膚の下に刻まれた呪印が、微かに、しかし確かな熱を持って疼くことを、彼女だけが知っていた。
夫を愛している。その清らかな気持ちに嘘はない。だが、かつて「疾風」と謳われたほどの冒険者であった彼が、原因不明の病に倒れてからというもの、満たされることのない肉体的な渇望が、彼女の内側で静かに、しかし確実に渦を巻いていた。そして、あの忌まわしい盗賊団によってその身に刻まれた呪いの淫紋『蕩婦の嘆き』は、彼女が心の奥底に秘めていた欲望を白日の下に晒し、周囲の男たちが放つ欲望の波に感応して、抗いようもなく発情する淫らな肉体へと、彼女を変えてしまったのだ。
伝説の大淫魔が戯れに創造したとされるこの呪印は、異性の欲望を感知するアンテナとして機能する。男の視線、荒い息遣い、思考の片隅にある劣情すらも捉え、それを媚薬のように甘美な痺れとしてリーゼの全身に駆け巡らせる。穏やかな昼下がりの光景とは裏腹に、彼女の思考はすでに、これから執り行われるであろう、おぞましくも甘美な背徳の儀式に囚われていた。
◇◇◇
「♡ぁ゛ぅ...っ、あ゛♡、っ...ふぁ゛...っぁ゛...っ♡♡う゛...♡」
黒ずんだ巨石を無骨に積み上げたギルドの一室、来賓用の宿泊室に、熟れすぎた果実が潰れるような、甘く淫らな嬌声がねっとりと響き渡っていた。かつてアストリナが本当の要塞であった時代、ここは司令官の寝室として使われていたという。そのため、分厚い石壁はあらゆる音を外界から遮断する。さらに壁の内側には、ギルドマスターであるアシュワースが自らの魔術知識を注ぎ込んで改良を施した「静寂のルーン」が、青白い燐光を放ちながらびっしりと刻まれていた。魔力を音響エネルギーに変換し、それを無音の熱として拡散させるこの古代語魔術は完璧に機能し、中でどれほどの痴態が繰り広げられようと、一歩外に出れば墓場のような静寂が支配するのみである。
豪奢な天蓋付きベッドの上で、屈辱的な四つん這いの姿勢を強いられ、大きく臀部を天に突き出しているのは、先ほどまで淑やかな受付嬢を完璧に演じていたリーゼであった。そのプラチナブロンドの髪は、玉の汗で肌に濡れて張り付き、青い瞳は蕩けるような快楽に潤んで、もはや焦点を結ぶことができない。彼女の背後には、醜悪な脂肪をぶよぶよと揺らす恰幅の良い中年男、ギルドマスターが獣のように跨っている。その抜け目のない目は今、ぎらぎらとした獣性の欲望に濁り、リーゼの汗に濡れた白い背中と、眼前でわななく豊満な尻の渓谷を、舌なめずりするようにねめつけていた。
彼の怒張しきった赤黒いペニスが、ゆっくりと、しかし一切の躊躇なく、リーゼの濡れそぼった陰裂をぐじゅりとこじ開けていく。それは尋常な人間のものとは思えぬほどの太さと硬度を誇り、表面にはまるで魔物のそれのように、微細な棘のような突起がいくつも浮かび上がっていた。その先端が彼女の秘所の一番奥、夫のそれとは比べ物にならないほど深く、淫紋によって敏感になった場所に突き当たると、リーゼの喉からは悲鳴のような嬌声が迸った。
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っぁあなたぁ♡ん、っ♡...んぁ...み♡♡みないでぇ♡ん♡♡」
懇願するような言葉とは裏腹に、彼女の身体は男を拒絶する素振りを一切見せない。むしろ、淫紋の呪いによって絶え間なく湧き出るおびただしい量の愛液が、自らペニスを迎え入れ、ぬるぬるとした卑猥な水音を立てながら、抵抗なくその侵入を許している。膣の壁は、男の欲望に呼応して常に熱を帯び、敏感に蠢いてペニスの一突きごとにきゅうきゅうと痙攣し、さらなる快楽をねだるように、その異形の猛りを締め付けた。
これまでに行われた数度の交わりによって、最高級のビロードのシーツには、彼女の愛液と男の精液が混じり合った染みが、いくつも醜い地図のように広がっている。部屋に充満する汗と、鉄錆にも似た精液の匂い、そしてリーゼの蜜の甘い香りが混じり合った空気が、むせ返るような熱気となって二人を包んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる