剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

6章 メイドとして潜入したら当然の如くぐちょぐちょえっちになってしまうお話

106：紅

その日の夜のことです。

ユーノ様におやすみの挨拶を済ませ、自室に戻った小雪さんが、明日の任務に備えて簡素な寝間着に着替え、ベッドに身を滑り込ませようとした、まさにその時です。異変は、前触れもなく、しかし圧倒的な暴力性をもって彼女の身体を内側から侵食し始めました。

「♡っ♡...っぁ゛...っ♡♡う゛...♡」

どくん、と心臓が大きく跳ねると同時、体中の血液が沸騰したかのような熱が、足の先から頭のてっぺんまで一気に駆け巡ります。激しい鍛錬を終えた直後のように息が弾み、玉の汗が雪のように白い肌を滑り落ちていきました。

（これは…まさか…）

原因は明らかでした。先ほど、ユーノ様から半ば奪うようにして飲み干した、あの紅色のポーション。あれはただの滋養強壮薬などではありません。ちぎれた手足すら再生させ、生命力そのものを爆発的に活性化させる禁断の霊薬です。常人であれば一口で廃人になりかねない劇薬を、小雪さんは立て続けに五瓶も、原液のまま体内に取り込んでしまったのでした。

鍛え上げた強靭な精神力も、肉体の根源から湧き上がる奔流の前には、まるで木の葉のように無力でした。

「は、ぁ…っ♡はぁ…っ♡♡」

寝間着の柔らかな生地が肌に擦れる、ただそれだけの些細な刺激が、脳髄を直接焼き焦がすかのような甘い痺れとなって全身を駆け巡ります。乳房の先端は硬く尖り、布地に触れるたびに、びくん、と腰が勝手に震えてしまいました。

すさまじい性への渇望が、燃え盛る炎となって小雪さんの理性を焼き尽くしていきます。脳裏にちらつくのは、数日前にその唇で受け止めた、若き主君の、少年とは思えぬほどに雄大で熱を帯びた分身の記憶。あの、すべてを支配するような圧倒的な存在感。

（ゆーのさま…♡）

必死に、故郷に残してきた許嫁の、病弱ながらも優しい面影に思いを馳せようとします。しかし、薬は彼女のささやかな抵抗を嘲笑うかのように、さらに強烈な欲情の波となって襲いかかってきました。小雪さんの身体の中心、女として最も大切な場所が、ずくん、ずくんと熱く脈打ち、まだ見ぬ立派な雄蕊に貫かれ、支配されることだけを求めて疼き始めるのです。

あの硬く熱い先端で、自身の最も奥深くを何度も激しく抉られ、その胎内に、領主の血を引く濃厚な胤をたっぷりと注ぎ込まれたなら…。そんな、およそ普段の彼女なら考えることではない背徳的な妄想が、止めどなく膨れ上がっていくのでした。

隣室で眠るユーノ様に気づかれてはならない。その一心で、小雪さんはシーツに顔を押し付け、必死に声を殺します。しかし、その手は、まるで意思を持った別の生き物のように、そろり、と自らの秘密の花園へと伸びていきました。

「♡ぁ゛ぅ...っ、あ゛♡だ、めっ...だめぇふぁ゛...っぁ゛...っ」

寝間着の薄い布の上から、小さく硬くなった陰核の突起に指先が触れた、ただそれだけで。

「あ゛ッッ♡あ゛、あ゛♡んん゛♡♡♡ん゛ん゛～～～～！！！！」

視界が真っ白に弾け飛び、思考が溶解します。あまりの快感に、背骨が弓なりにしなり、甘い絶叫が喉から迸りました。慌てて両手で口を覆いますが、もう遅い。一度知ってしまった蜜の味は、彼女をさらなる深みへと引きずり込んでいきます。

「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っ♡ん♡♡♡ん、っ♡...んぁ...♡」

痛いほどに主張する乳首の突起を、指先でつまんで、く、くり、と捻る。それだけで、腰から力が抜け、身体がとろとろに蕩けていくようでした。

もちろん、小雪さんにも自慰の経験はあります。年頃のくのいちならだれでも経験しています。それは自らの身体を知るための、いわば訓練の一環でした。しかし、今感じているこの快感は、そんな生ぬるいものとはまったく次元が違います。全身の細胞の一つ一つが歓喜の声を上げ、脳が快楽に溺れて思考を放棄してしまうような、絶対的な悦びの奔流。

彼女の意思とは無関係に、両手の指はさらに大胆な動きを始めます。寝間着の裾をたくし上げ、生温かい粘液でじっとりと濡れそぼった秘裂に、直接指を滑り込ませました。

「♡ん、ん゛...ん゛、っ♡ん！！！♡♡♡ん、っ♡...んぁ...！！！♡」

頭の中は、もうユーノ様にめちゃくちゃに貫かれる妄想でいっぱいです。あの熱い塊を迎え入れ、身も心も一つになりたい。その一心だけが、彼女を突き動かしていました。

そして、あっという間に、二度目の波が小雪さんを襲います。一度目よりもさらに高く、抗いがたい絶頂の津波。

「あ゛ッッ♡あ゛、あ゛♡ゆっ、♡のぉさまぁあぁ♡♡そこ、あ゛んん゛あ゛ん゛ん゛～～～～！！！！」

もはや、声を抑えることなどできませんでした。許嫁の名ではなく、つい1週間ほど前に出会ったばかりの、あどけない少年の名前を、嬌声に混ぜて絶叫してしまったのです。びくん、びくん、と全身が痙攣し、熱い潮が勢いよく噴き出して、自らの腹や太ももを濡らしていくのでした。