剣と魔法の世界で冒険はそこそこにして色々なお仕事の女の子達がはちゃめちゃにえっちなことになるお話

アレ

文字の大きさ
110 / 370
6章 メイドとして潜入したら当然の如くぐちょぐちょえっちになってしまうお話

106:紅

しおりを挟む
二度目の絶頂の波が過ぎ去っても、小雪さんの指は止まることを知りません。
それどころか、まるでそれ自体が独立した意思を持った生き物のように、さらに執拗に、そして大胆に彼女の秘密の花園を蹂躙し続けるのです。ユーノ様が作り出した禁断の霊薬は、彼女の内に眠る生命力そのものを燃料として、快感と欲情の炎を際限なく燃え上がらせていました。シノビとして鍛え上げた肉体の制御術など、根源的な生命の奔流の前には何の役にも立ちません。

びちゃ、くちゅり、と粘液が指の動きに合わせていやらしい水音を奏でます。その音は、領主邸の静寂な夜に、あまりにも不釣り合いに、しかし確かに響き渡っていました。自身の肌から立ち上る、甘く熟れた果実のような発情の匂いと、シーツに染み付いた汗の匂いが混じり合い、小雪さんの思考をさらに麻痺させていきます。

「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡すきぃ、そこ、すきぃッ♡♡♡♡あ゛、あ゛ッ♡♡♡い、いっちゃ、ぅ゛♡♡♡♡♡ま、また、いぐぅ゛ッ♡♡♡♡♡♡ん゛ん゛!!~~~ッッッ♡♡♡♡!、!!」

もはや、声を抑えるという理性は完全に消え失せていました。むしろ、もっと大きな声を出してしまいたい。この、どうしようもない身体の疼きを、誰かに知ってほしい。隣室で眠っているであろう、敬愛すべきご主人様に、この無様で、はしたない姿を見つけてほしい。そんな、普段の彼女であれば決して抱くことのない、被虐的な願望が鎌首をもたげます。

そう、小雪さんは心の奥底で、ユーノ様に踏み込んできてほしいと願っているのです。
驚きと、少しばかりの軽蔑をその瞳に浮かべたご主人様が、冷たく言い放つのです。「なんてはしたないメイドなんだ」と。そして、罰として、あの少年とは思えぬほどに雄大で熱い彼の分身で、この淫らな身体をめちゃくちゃに、それこそ壊れてしまうほど激しくお仕置きしてくれるのを、心の底から待ち望んでしまっているのでした。

「ゆっ、♡っのぉさまぁ、す、すきぃ...っん♡っ..♡っ、あぁ♡や、ぁ゛...っ♡す、き...♡ん、っ♡...んぁ...♡♡」

シーツに顔を埋めながら、途切れ途切れに主の名を呼びます。脳裏に焼き付いて離れないのは、数日前にその唇で味わった、濃厚な生命力の味。領主アストール家に代々受け継がれる、規格外の魔力。その奔流を、今度は自らの胎内に、灼熱の奔流として受け入れてみたい。その熱で、身も心も、魂ごと焼き尽くされたい。

しかし、残念ながら、その切なる願いが届くことはありませんでした。
ここ数週間、寝食も忘れて禁断の魔術研究に没頭していたユーノ様は、その疲れから、今は深い深い眠りの底に沈んでいます。ギルドマスター特製の『盗聴』の魔導具である耳飾りを身に着けた小雪さんの耳には、壁の向こうから聞こえてくる、健やかで規則正しい寝息だけが、無情にも届くのでした。

ああ、それなのに。
この身体は、主人のことなどお構いなしに、ただひたすらに快感を求め続けます。
何度絶頂を迎え、熱い潮を噴き上げても、満たされることはありません。むしろ、一度果てるごとに、渇望はさらに激しくなっていくようです。それは、ただの自慰では決して埋めることのできない、魂の器にぽっかりと空いた穴でした。その穴を埋められるのは、この世界でただ一人。あの、若く純粋な、そして誰よりも強大な生命力を秘めたご主人様だけなのです。

「あ゛ッッあ゛ッッ♡♡あ゛、あ゛あ゛、あ゛♡ゆ、、、の、さっ♡あ゛♡ま、♡ま、あ、いぐ♡♡♡あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」

涙でぐしょぐしょになった顔で、小雪さんは何度も何度もご主人様の名前を呼びながら、来るはずのない救いを求めて喘ぎ続けました。月が西に傾き、夜の闇が最も深くなる頃には、彼女の声はすっかり枯れ果て、シーツは彼女が放ったおびただしい量の愛液で、ぐっしょりと重くなっていました。

結局、小雪さんの切なる願いが聞き届けられることはなく、東の空が白み始めるまで、彼女は一睡もできずに、ただひたすらに快楽の地獄でもがき苦しむ夜を明かしたのでした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

屋上の合鍵

守 秀斗
恋愛
夫と家庭内離婚状態の進藤理央。二十五才。ある日、満たされない肉体を職場のビルの地下倉庫で慰めていると、それを同僚の鈴木哲也に見られてしまうのだが……。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...