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9章 狩人も冒険ではちゃめちゃになってしまうお話
152:宿
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「あ……ぁ……♡」
シャイラさんは、恍惚の表情で、その異様な光景を見つめていました。理性の最後の欠片がぷつりと切れ、彼女はゆっくりと祭壇へと歩み寄ります。そして、まるで神に祈りを捧げる敬虔な信徒のように、その場に膝をつくと、自らの手で、着ていた修道服の裾を、ゆっくりとめくり上げていったのです。
「かみ、さま……♡ どうか、アタシを……あなたの、もので……♡」
その言葉を合図に、祭壇の上でうごめいていたスライムから、ぬるり、と半透明の触手が何本も伸びてきました。それはまるで生きているかのように、シャイラさんの白い太ももを、腹を、そして豊かな胸を、いやらしく這い回ります。
ひゃっ♡ と、シャイラさんの喉から、甘い悲鳴が漏れました。触手の表面は驚くほど滑らかで、氷のように冷たいのに、その芯はまるで溶岩のように熱く燃えているかのようです。その倒錯的な感触に、シャイラさんの身体はびくん、と大きく震えました。
触手の一本が、修道服の胸元に触れたかと思うと、じゅわ、と微かな音を立てて、黒い布地が溶け始めます。まるで濃硫酸に侵されたかのように、清廉であるはずの修道服は、その形を失い、どろりとした黒い液体となって肌を伝い落ちていきました。
「んあっ♡♡!? あ゛っ♡♡♡ と、溶けちゃ……♡♡♡」
そして、その下から現れたのは、普段の彼女からは到底想像もつかないほど、淫らで煽情的な姿でした。肌の白さを際立たせる、艶やかな黒いシルクの紐。かろうじて乳首を隠すだけの小さなレース。そして、秘裂の間に食い込むように渡された、一本の細い布。それは、身体を飾るというよりも、むしろ急所を強調するためだけにあるような、あまりにも破廉恥なランジェリーだったのです。
「ん゛ん゛ッ♡♡♡♡♡」
シャイラさんの敏感な乳首を、二本の触手がねっとりと絡め取ります。きゅるきゅると音を立てて吸い付かれ、弄られ、引っ張られるたびに、脳髄が痺れるような快感が全身を駆け巡りました。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡そこ、きもちっ♡あ゛あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
さらに別の触手が、しなやかな蛇のように、彼女の足の間を割り、濡れそぼった秘裂へと到達します。粘液でぬるぬると滑る先端が、敏感な肉壁を優しく撫で、入り口でためらうように蠢くのです。
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っ♡ん♡♡♡ん、っ♡...んぁ...♡は、早く……♡♡ …♡♡♡」
懇願するように腰を揺するシャイラさんを嘲笑うかのように、その触手は内部には入らず、ぷっくりと固く尖ったクリトリスを、執拗に、ねぶり始めました。
「ひ、あ゛ッ♡♡?、……♡♡♡んあっ♡♡!? あ゛っ や゛っ 、う゛、う゛ぅ~~~~ッ♡♡♡」
クールな狩人の面影はどこにもありません。シャイラさんは涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら、ただひたすらに快楽を貪る、一匹の雌猫と化していました。許嫁のフィンのことなど、もう頭の片隅にも残ってはいません。ただ、目の前の得体のしれない存在に、身も心もすべてを委ね、めちゃくちゃにされたいという欲望だけが、彼女を支配していました。
「おねが、い……しますぅ……♡♡♡ アタシ、もう、だめぇ……♡♡♡ あなたの、あなたの触手で、アタシのはじめてを、いっぱいいっぱいにして……♡♡♡♡♡」
シャイラさんの涙ながらの懇願は、静まり返った礼拝堂に、まるで聖歌のように響き渡りました。その、あまりにも無防備で、あまりにも淫らな祈りを聞き届けた祭壇のスライムは、歓喜に打ち震えるかのように、その半透明の巨体をぷるん、と大きく揺らめかせます。廃墟の至る所から二人を見つめる無数の瞳が、一斉に妖しい光を増しました。
この魔物は、高位の魔人によって「死者の魂を永遠に監視する」という役目を与えられた、古代のスライムの成れの果て。長い、長い孤独の時の中で、それは侵入者の魂を覗き、その記憶と欲望を喰らうことで、歪んだ自己を形成してきました。そして今、シャイラさんの魂を覗き込んだスライムは、彼女の心の奥底に、まだ誰の色にも染まっていない、清浄でまばゆいばかりの輝きを見出したのです。それは、これまで喰らってきた、老獪で、薄汚れ、澱んだ魂たちとは比べ物にならない、極上の魂。――処女。その事実に、スライムの集合意識は、数百年ぶりに純粋な歓喜の感情で満たされました。
素晴らしい。ああ、なんと素晴らしい供物であろうか。これは、丁重に、じっくりと味わわねばならない。この汚れなき魂が、自らの快楽によって初めて染め上げられ、堕ちていく様を、心ゆくまで堪能せねば。
そのように思ったのでしょうか。スライムの本体から、ひときわ太く、そして艶めかしい光を放つ一本の触手が、ぬるり、と伸びてきました。その先端は、まるで熟れた果実のように瑞々しく膨らんでおり、シャイラさんの唇へと、ゆっくりと近づいていきます。
「ん……?♡ なに、これ……♡」
うっとりと目を細めたまま、シャイラさんはされるがままにその先端を唇で受け入れました。次の瞬間、ぷしゅ、という微かな音と共に、濃厚で、驚くほど甘美な液体が彼女の口内へと注ぎ込まれます。それは、スライムが自身の魔力と、これまで喰らってきた無数の魂から抽出した快楽のエッセンスを、この日のために濃縮し続けた、究極の媚薬とも呼ぶべき体液でした。
シャイラさんは、恍惚の表情で、その異様な光景を見つめていました。理性の最後の欠片がぷつりと切れ、彼女はゆっくりと祭壇へと歩み寄ります。そして、まるで神に祈りを捧げる敬虔な信徒のように、その場に膝をつくと、自らの手で、着ていた修道服の裾を、ゆっくりとめくり上げていったのです。
「かみ、さま……♡ どうか、アタシを……あなたの、もので……♡」
その言葉を合図に、祭壇の上でうごめいていたスライムから、ぬるり、と半透明の触手が何本も伸びてきました。それはまるで生きているかのように、シャイラさんの白い太ももを、腹を、そして豊かな胸を、いやらしく這い回ります。
ひゃっ♡ と、シャイラさんの喉から、甘い悲鳴が漏れました。触手の表面は驚くほど滑らかで、氷のように冷たいのに、その芯はまるで溶岩のように熱く燃えているかのようです。その倒錯的な感触に、シャイラさんの身体はびくん、と大きく震えました。
触手の一本が、修道服の胸元に触れたかと思うと、じゅわ、と微かな音を立てて、黒い布地が溶け始めます。まるで濃硫酸に侵されたかのように、清廉であるはずの修道服は、その形を失い、どろりとした黒い液体となって肌を伝い落ちていきました。
「んあっ♡♡!? あ゛っ♡♡♡ と、溶けちゃ……♡♡♡」
そして、その下から現れたのは、普段の彼女からは到底想像もつかないほど、淫らで煽情的な姿でした。肌の白さを際立たせる、艶やかな黒いシルクの紐。かろうじて乳首を隠すだけの小さなレース。そして、秘裂の間に食い込むように渡された、一本の細い布。それは、身体を飾るというよりも、むしろ急所を強調するためだけにあるような、あまりにも破廉恥なランジェリーだったのです。
「ん゛ん゛ッ♡♡♡♡♡」
シャイラさんの敏感な乳首を、二本の触手がねっとりと絡め取ります。きゅるきゅると音を立てて吸い付かれ、弄られ、引っ張られるたびに、脳髄が痺れるような快感が全身を駆け巡りました。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡あ゛、あ゛♡そこ、きもちっ♡あ゛あ゛♡♡~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!!」
さらに別の触手が、しなやかな蛇のように、彼女の足の間を割り、濡れそぼった秘裂へと到達します。粘液でぬるぬると滑る先端が、敏感な肉壁を優しく撫で、入り口でためらうように蠢くのです。
「♡や、ぁ゛...ぁ゛、っ♡ん♡♡♡ん、っ♡...んぁ...♡は、早く……♡♡ …♡♡♡」
懇願するように腰を揺するシャイラさんを嘲笑うかのように、その触手は内部には入らず、ぷっくりと固く尖ったクリトリスを、執拗に、ねぶり始めました。
「ひ、あ゛ッ♡♡?、……♡♡♡んあっ♡♡!? あ゛っ や゛っ 、う゛、う゛ぅ~~~~ッ♡♡♡」
クールな狩人の面影はどこにもありません。シャイラさんは涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら、ただひたすらに快楽を貪る、一匹の雌猫と化していました。許嫁のフィンのことなど、もう頭の片隅にも残ってはいません。ただ、目の前の得体のしれない存在に、身も心もすべてを委ね、めちゃくちゃにされたいという欲望だけが、彼女を支配していました。
「おねが、い……しますぅ……♡♡♡ アタシ、もう、だめぇ……♡♡♡ あなたの、あなたの触手で、アタシのはじめてを、いっぱいいっぱいにして……♡♡♡♡♡」
シャイラさんの涙ながらの懇願は、静まり返った礼拝堂に、まるで聖歌のように響き渡りました。その、あまりにも無防備で、あまりにも淫らな祈りを聞き届けた祭壇のスライムは、歓喜に打ち震えるかのように、その半透明の巨体をぷるん、と大きく揺らめかせます。廃墟の至る所から二人を見つめる無数の瞳が、一斉に妖しい光を増しました。
この魔物は、高位の魔人によって「死者の魂を永遠に監視する」という役目を与えられた、古代のスライムの成れの果て。長い、長い孤独の時の中で、それは侵入者の魂を覗き、その記憶と欲望を喰らうことで、歪んだ自己を形成してきました。そして今、シャイラさんの魂を覗き込んだスライムは、彼女の心の奥底に、まだ誰の色にも染まっていない、清浄でまばゆいばかりの輝きを見出したのです。それは、これまで喰らってきた、老獪で、薄汚れ、澱んだ魂たちとは比べ物にならない、極上の魂。――処女。その事実に、スライムの集合意識は、数百年ぶりに純粋な歓喜の感情で満たされました。
素晴らしい。ああ、なんと素晴らしい供物であろうか。これは、丁重に、じっくりと味わわねばならない。この汚れなき魂が、自らの快楽によって初めて染め上げられ、堕ちていく様を、心ゆくまで堪能せねば。
そのように思ったのでしょうか。スライムの本体から、ひときわ太く、そして艶めかしい光を放つ一本の触手が、ぬるり、と伸びてきました。その先端は、まるで熟れた果実のように瑞々しく膨らんでおり、シャイラさんの唇へと、ゆっくりと近づいていきます。
「ん……?♡ なに、これ……♡」
うっとりと目を細めたまま、シャイラさんはされるがままにその先端を唇で受け入れました。次の瞬間、ぷしゅ、という微かな音と共に、濃厚で、驚くほど甘美な液体が彼女の口内へと注ぎ込まれます。それは、スライムが自身の魔力と、これまで喰らってきた無数の魂から抽出した快楽のエッセンスを、この日のために濃縮し続けた、究極の媚薬とも呼ぶべき体液でした。
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