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10章 危ないお店に潜入したら当然のごとくぐちょぐちょえっちになってしまうお話
183:女給
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男は部屋に入るなり、小雪を乱暴に突き放した。よろめいた彼女が体勢を立て直す間もなく、男はベッドの脇に置かれた、ささくれだらけの木箱を蹴り開ける。中から取り出したのは、安物の保存用魔法がかけられた革袋。それを逆さにすると、くしゃくしゃになった布の塊が、埃っぽい床に落ちた。男が足で広げてみせたそれは、見るからに悪趣味なデザインのメイド服であった。
「ほらよ、ユキ。今夜はお前にこれを着てもらう。さっさと着替えろ」
男は命令するように顎をしゃくり、その衣装を小雪に投げつけた。反射的に受け取ってしまったそれは、領主邸で支給された、清楚で上品な制服とは似ても似つかない代物であった。この世界では希少な蚕の糸ではなく、安価な植物繊維を魔術触媒で無理やり柔らかくした擬似絹布であろうか。黒いサテン生地は妙な光沢を放ち、胸元は淑女の慎みなど欠片も考慮されていないほど不必要に大きく開かれ、白いフリルが悪趣味に飾り立てられている。スカートに至っては、膝上どころか、太ももの付け根までしかないような常軌を逸した短さだ。これでは、少し動くだけで下着が丸見えになってしまうだろう。背中は腰のあたりまで大胆に開いており、申し訳程度に付けられた白いエプロンも、その淫靡さを助長する装飾品でしかなかった。こんなものを着て人前に出ることなど、シノビとして、一人の女としての小雪の羞恥心と矜持が許さない。
「……っ、こ、こんなもの……! わたしは着られません……!」
小雪は震える声で抗議した。しかし、その声は自分でも驚くほど弱々しく、男には全く届いていないようだった。
「なんだぁ? 聞こえねぇな。俺の言うことが聞けねぇってのか? あぁん?」
男は低い声で威嚇し、ぬらりとした動きで小雪ににじり寄る。爬虫類を思わせる冷たい目が、獲物を品定めするように彼女を射抜いた。逆らえば、どんな仕打ちを受けるかわからない。それは、この数日間の屈辱的な経験で骨身に染みていた。それに、この倒錯的な衣装を着ることで、この男が、そして自分自身が、どのような反応を示すのか……心の片隅で、そんな好奇心が芽生えていることも否定できなかった。かの妙薬は、彼女の生命力を根源から活性化させると同時に、その魂を極めて発情しやすい状態へと変質させていた。男の放つ生々しい欲望の魔力が、過敏になった彼女の肌を焼き、理性をじわじわと溶かしていく。
「……わ、わかり……ました。着替え、ます……」
小雪は、屈辱に顔を歪ませながらも、しぶしぶ同意するしかなかった。男がベッドにどかりと腰掛け、値踏みするような粘つく視線を向ける中、小雪は震える手で、着ていたウェイトレスのユニフォームを脱ぎ始めた。薄い生地が汗ばんだ肌から離れるたびに、部屋の澱んだ空気が素肌を撫で、ぶるりと身震いする。やがて下着姿になると、男の視線が一層の粘り気を帯びるのを感じた。鈍く光る黒のブラジャーと、それとお揃いの、紐同然の細いTバックショーツ。それは、この「赤煙亭」で働くようになってから、客の受けが良いと店主に新たに買わされたものだった。その目的を雄弁に物語る扇情的な下着に、小雪の頬はカッと熱くなる。
「おっと、その下着は脱いでもらおうか。今夜は必要ねぇだろう」
「……っ」
男の追撃の言葉に、小雪は息をのむ。しかし、その声には逆らえない。もはや、彼女に選択の余地はなかった。消極的な態度や言葉とは裏腹に、小雪の身体は正直だった。男のいやらしい視線、これから受けるであろう辱めへの想像、そして妙薬の効果が相まって、身体の奥底からじわじわと熱が込み上げてくる。乳首は硬く尖り、薄い布地の上からでもその存在を主張している。下腹部はきゅううっと収縮し、秘裂からはすでに、ぬるりとした愛液が滲み始めていた。早く、この恥ずかしい姿を隠したい。そんな思いとは裏腹に、男に見られながら着替えるという状況が、倒錯した興奮を小雪にもたらしていた。
震える指でブラジャーのホックを外し、肩紐を滑らせる。重力に従って、これまで支えられていた豊満な乳房がぽろりと現れ、その先端で硬く尖ったままの桜色の突起が、男の視線を受けてぷるりと震えた。次に、ショーツの細い紐に指をかける。男の視線が、彼女の恥丘に突き刺さるのを感じた。ゆっくりとそれを引き下ろすと、しっとりと濡れた秘裂が、その全貌を露わにする。そこは既に蜜でぬらぬらと光り、これから始まるであろう陵辱を待ち望むかのように、ひくひくと淫らな痙攣を繰り返していた。
「♡ぁ゛ぅ……っ♡」
声にならない声が漏れる。完全に裸になった身体を、男の視線が隅々まで舐め回していく。その一つ一つの動きが、まるで指でなぞられているかのような錯覚を引き起こし、小雪の身体をさらに熱くさせた。
ゆっくりと、メイド服に袖を通す。肌触りの悪い擬似絹布が素肌を擦り、ぞくぞくとした不快な、それでいてどこか官能的な感覚が背筋を駆け上る。短いスカートを履くと、太ももの付け根までが露わになり、臀部の丸みが強調される。その心許ない感覚に、下腹部の疼きはますます強くなっていた。申し訳程度の白いエプロンを結び、フリルのついたカチューシャを身につける。鏡はないが、自分が今、どれほど淫靡で恥ずかしい格好をしているかは想像に難くない。羞恥心で顔が燃えるように熱いが、同時に、秘裂からはもう止めどなく蜜が溢れ出し、太ももを伝って流れ落ちそうになっていた。
「ほらよ、ユキ。今夜はお前にこれを着てもらう。さっさと着替えろ」
男は命令するように顎をしゃくり、その衣装を小雪に投げつけた。反射的に受け取ってしまったそれは、領主邸で支給された、清楚で上品な制服とは似ても似つかない代物であった。この世界では希少な蚕の糸ではなく、安価な植物繊維を魔術触媒で無理やり柔らかくした擬似絹布であろうか。黒いサテン生地は妙な光沢を放ち、胸元は淑女の慎みなど欠片も考慮されていないほど不必要に大きく開かれ、白いフリルが悪趣味に飾り立てられている。スカートに至っては、膝上どころか、太ももの付け根までしかないような常軌を逸した短さだ。これでは、少し動くだけで下着が丸見えになってしまうだろう。背中は腰のあたりまで大胆に開いており、申し訳程度に付けられた白いエプロンも、その淫靡さを助長する装飾品でしかなかった。こんなものを着て人前に出ることなど、シノビとして、一人の女としての小雪の羞恥心と矜持が許さない。
「……っ、こ、こんなもの……! わたしは着られません……!」
小雪は震える声で抗議した。しかし、その声は自分でも驚くほど弱々しく、男には全く届いていないようだった。
「なんだぁ? 聞こえねぇな。俺の言うことが聞けねぇってのか? あぁん?」
男は低い声で威嚇し、ぬらりとした動きで小雪ににじり寄る。爬虫類を思わせる冷たい目が、獲物を品定めするように彼女を射抜いた。逆らえば、どんな仕打ちを受けるかわからない。それは、この数日間の屈辱的な経験で骨身に染みていた。それに、この倒錯的な衣装を着ることで、この男が、そして自分自身が、どのような反応を示すのか……心の片隅で、そんな好奇心が芽生えていることも否定できなかった。かの妙薬は、彼女の生命力を根源から活性化させると同時に、その魂を極めて発情しやすい状態へと変質させていた。男の放つ生々しい欲望の魔力が、過敏になった彼女の肌を焼き、理性をじわじわと溶かしていく。
「……わ、わかり……ました。着替え、ます……」
小雪は、屈辱に顔を歪ませながらも、しぶしぶ同意するしかなかった。男がベッドにどかりと腰掛け、値踏みするような粘つく視線を向ける中、小雪は震える手で、着ていたウェイトレスのユニフォームを脱ぎ始めた。薄い生地が汗ばんだ肌から離れるたびに、部屋の澱んだ空気が素肌を撫で、ぶるりと身震いする。やがて下着姿になると、男の視線が一層の粘り気を帯びるのを感じた。鈍く光る黒のブラジャーと、それとお揃いの、紐同然の細いTバックショーツ。それは、この「赤煙亭」で働くようになってから、客の受けが良いと店主に新たに買わされたものだった。その目的を雄弁に物語る扇情的な下着に、小雪の頬はカッと熱くなる。
「おっと、その下着は脱いでもらおうか。今夜は必要ねぇだろう」
「……っ」
男の追撃の言葉に、小雪は息をのむ。しかし、その声には逆らえない。もはや、彼女に選択の余地はなかった。消極的な態度や言葉とは裏腹に、小雪の身体は正直だった。男のいやらしい視線、これから受けるであろう辱めへの想像、そして妙薬の効果が相まって、身体の奥底からじわじわと熱が込み上げてくる。乳首は硬く尖り、薄い布地の上からでもその存在を主張している。下腹部はきゅううっと収縮し、秘裂からはすでに、ぬるりとした愛液が滲み始めていた。早く、この恥ずかしい姿を隠したい。そんな思いとは裏腹に、男に見られながら着替えるという状況が、倒錯した興奮を小雪にもたらしていた。
震える指でブラジャーのホックを外し、肩紐を滑らせる。重力に従って、これまで支えられていた豊満な乳房がぽろりと現れ、その先端で硬く尖ったままの桜色の突起が、男の視線を受けてぷるりと震えた。次に、ショーツの細い紐に指をかける。男の視線が、彼女の恥丘に突き刺さるのを感じた。ゆっくりとそれを引き下ろすと、しっとりと濡れた秘裂が、その全貌を露わにする。そこは既に蜜でぬらぬらと光り、これから始まるであろう陵辱を待ち望むかのように、ひくひくと淫らな痙攣を繰り返していた。
「♡ぁ゛ぅ……っ♡」
声にならない声が漏れる。完全に裸になった身体を、男の視線が隅々まで舐め回していく。その一つ一つの動きが、まるで指でなぞられているかのような錯覚を引き起こし、小雪の身体をさらに熱くさせた。
ゆっくりと、メイド服に袖を通す。肌触りの悪い擬似絹布が素肌を擦り、ぞくぞくとした不快な、それでいてどこか官能的な感覚が背筋を駆け上る。短いスカートを履くと、太ももの付け根までが露わになり、臀部の丸みが強調される。その心許ない感覚に、下腹部の疼きはますます強くなっていた。申し訳程度の白いエプロンを結び、フリルのついたカチューシャを身につける。鏡はないが、自分が今、どれほど淫靡で恥ずかしい格好をしているかは想像に難くない。羞恥心で顔が燃えるように熱いが、同時に、秘裂からはもう止めどなく蜜が溢れ出し、太ももを伝って流れ落ちそうになっていた。
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