レベル1の死に戻り英雄譚 ~追放された俺の【やりなおし】スキルは、死ぬほど強くなる~

夏見ナイ

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第2話:ミノタウロスの迷宮

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「グレイヴ大森林」を抜けた俺たちは、迷宮都市と呼ばれるオラトリアに到着した。石畳の道が広がり、屈強な冒険者たちで賑わう活気ある街だ。街の中央には、天を突くように巨大な塔がそびえ立っている。あれが今回の目的地「ミノタウロスの迷宮」だ。

「よし、まずはギルドで情報収集と補給だ。カイル、お前は荷物番だ。そこで待ってろ」

アランはそう言うと、ゴードンとレナを連れてさっさとギルドの中へ消えていった。エリナだけが心配そうにこちらを振り返ったが、アランに名前を呼ばれ、慌てて後を追っていく。

俺は街の入り口近くの広場で、山のような荷物と共に一人残された。道行く冒険者たちが、俺と荷物を見比べては好奇の視線を向けてくる。中には、くすくすと笑う者もいた。

「おい見ろよ、あの荷物持ち。レベル1の初心者か?」
「パーティに寄生してるだけだろ。ああいう奴がいると迷惑なんだよな」

聞こえてくる陰口に、俺は俯くしかなかった。悔しさで唇を噛む。こんな屈辱にはもう慣れたはずなのに、胸の奥がちりちりと痛んだ。

しばらくして、アランたちがギルドから戻ってきた。その手には新しい地図と、いくつかの魔道具が握られている。

「準備は整った。迷宮の十階層にいる中ボス、ミノタウロスを討伐すれば依頼達成だ。行くぞ」

アランの言葉に、ゴードンたちが頷く。俺は再び重いバックパックを背負い、彼らの後に続いた。迷宮へ向かう道すがら、アランが俺の隣に並び、低い声で告げた。

「カイル、よく聞け。今回のダンジョンがお前の最後のチャンスだ。ここで何一つ役に立たないようなら……分かってるな?」

それは、事実上の最後通告だった。俺が頷くと、アランは満足したように前を向いた。彼の横顔は、昔の面影など微塵も感じさせないほど冷え切っていた。

迷宮の入り口は巨大な洞窟のようになっており、ひんやりとした空気が流れ出している。中へ足を踏み入れると、壁に埋め込まれた魔石がぼんやりと通路を照らしていた。カビと湿気の匂いが鼻をつく。

「カイル、松明を持て。周囲を警戒しろよ」

俺はアランの指示通り、バックパックから松明を取り出して火を灯す。揺れる炎が、壁に不気味な影を映し出した。

迷宮の中は、ゴブリンやコボルトといった下級モンスターが主な敵だった。しかし、森林にいた個体よりも明らかに動きが素早く、凶暴だ。

「ファイアアロー!」
「はあっ!」

レナの魔法が炸裂し、アランの聖剣が閃く。ゴードンの大盾が敵の攻撃を弾き返し、エリナが的確に支援と回復を行う。彼らの連携は見事だった。俺は、その後方で荷物を守りながら、ただ戦闘が終わるのを待つだけだ。

一度だけ、通路の床に仕掛けられた落とし穴の罠に気づき、「危ない!」と叫んだことがあった。しかし、アランは俺を睨みつけて一喝しただけだった。

「余計な声を出すな! お前の仕事は黙って荷物を運ぶことだ!」

罠はゴードンが盾で塞ぎ、事なきを得た。俺の忠告は、彼にとってはただの雑音でしかなかったらしい。

いくつもの戦闘と罠を抜け、俺たちは迷宮の十階層に到達した。そこは、だだっ広い円形の広間になっていた。天井は高く、中央には巨大な斧が突き立てられている。不気味なほど静かだ。

その静寂を破ったのは、大地を揺るがすような地響きだった。広間の奥の暗闇から、巨大な影が姿を現す。

「グオオオオ!」

牛の頭を持つ巨人、ミノタウロス。その身長は三メートルを超え、全身が鋼のような筋肉で覆われている。手には、広場の中央に刺さっていたものと同じ、巨大な両刃斧を握っていた。

「来たか……! 全員、陣形を組め! 俺とゴードンで前衛、レナとエリナは後衛だ!」

アランの号令で、パーティは即座に戦闘態勢に入る。ミノタウロスは、鼻から荒い息を吐きながら、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってきた。

「ゴードン、突っ込むぞ!」
「おう!」

アランとゴードンが左右から同時に仕掛ける。しかし、ミノタウロスは巨大な斧を軽々と振り回し、二人をまとめて薙ぎ払った。ゴードンは大盾でなんとか受け止めたが、数メートル後方まで吹き飛ばされる。アランは俊敏な動きでそれを回避したが、体勢を崩されていた。

「くそっ、なんてパワーだ!」
「ファイアボール!」

後方からレナの魔法が放たれる。巨大な火球がミノタウロスの背中に直撃したが、牛巨人はわずかに呻いただけで、ほとんどダメージを受けた様子がない。その皮膚は、魔法への高い耐性を持っているようだった。

戦いは完全に膠着状態に陥った。アランの聖剣ですら、その分厚い筋肉の前では決定打を与えられない。ゴードンの盾は何度も斧を受け止め、すでにひび割れ始めている。エリナの回復魔法も、消耗していくパーティメンバーを支えるだけで手一杯だった。

じりじりと、確実に追い詰められていく。アランの表情に、焦りの色が浮かび始めた。そして、彼の視線が俺を捉えた。その目に宿る光を見て、俺は全てを察した。

「カイル!」

アランが叫ぶ。

「お前が奴の注意を引け! 真正面から突っ込んで、なんでもいいから時間を稼ぐんだ!」

それは、死刑宣告に等しい命令だった。

「そんな! カイル君を囮にするなんて! 死んでしまいます!」

エリナが悲痛な声を上げる。だが、アランはそれを怒鳴りつけた。

「黙れエリナ! レベル1のお荷物にできる、唯一の仕事だろうが! それとも、ここで全員仲良く死にたいのか!」

ゴードンとレナも、アランの言葉に同意するように黙り込んでいる。そうだ。これが俺の価値だ。このパーティにおける、俺の存在意義。

「……分かった」

俺は静かに頷いた。エリナが「だめ!」と叫ぶのを背中で聞きながら、バックパックを降ろす。そして、腰に差していた、もはや飾りでしかない錆びついたショートソードをゆっくりと引き抜いた。

「行け! 死んでもいいから、一秒でも長く時間を稼げ!」

アランの非情な声に後押しされ、俺はミノタウロスに向かって走り出した。

巨大な牛の怪物は、向かってくる俺を意にも介さない様子で、アランたちの方を睨みつけている。俺など、足元をうろつく虫けらにしか見えていないのだろう。

俺は雄叫びを上げ、ミノタウロスの太い脚に剣を振り下ろした。カキン、と硬い音を立てて、剣はあっけなく弾かれる。傷一つついていない。

だが、その行為がミノタウロスの怒りを買ったらしい。初めて俺の方に顔を向け、血走った赤い瞳で睨みつけてきた。

「グオオオッ!」

怒りの咆哮と共に、巨大な斧が振り上げられる。死を覚悟した。だが、ここで死ぬわけにはいかない。スキルがリセットされるだけだ。ならば、少しでも長く、この場に立っていなければ。

俺は斧の軌道を見極め、全力で地面を転がった。轟音と共に、先ほどまで俺がいた場所の石畳が粉々に砕け散る。斧が巻き起こした風圧だけで、体が数メートル吹き飛ばされた。

「ぐっ……あ……!」

受け身も取れず、壁に背中を強打する。全身の骨が軋む音が聞こえた。口の中に鉄の味が広がる。それでも、俺は立ち上がろうと、折れかけた剣を杖代わりにして体を起こした。

俺が時間を稼いでいる、そのわずかな隙に、アランたちが動いた。

「今だ! 背中ががら空きだぞ!」

アランの聖剣が、ミノタウロスの背中に深く突き刺さる。レナの最大火力魔法が叩き込まれ、ゴードンが渾身の力でその足を薙ぎ払った。

「グモオオオオオオッ!」

致命傷を受けたミノタウロスが、断末魔の叫びを上げる。そして、ゆっくりと前のめりに倒れ込み、巨体は大きな音を立てて動かなくなった。

戦闘は終わった。パーティは辛くも勝利したのだ。

俺は、壁に寄りかかったまま、その場に崩れ落ちた。全身が悲鳴を上げ、意識が朦朧とする。アランたちは、倒したミノタウロスを囲んで勝利を喜んでいた。誰も、俺の方を見ようとはしない。

「カイル君! しっかりして!」

ただ一人、エリナだけが慌てて駆け寄ってきてくれた。彼女の掌から溢れる暖かい光が、俺の体を包み込む。痛みが少しずつ和らいでいく。

「ちっ。レベル1のせいで、無駄な手間を取らせやがって」

アランが、吐き捨てるように言った。その声は、俺の耳にはっきりと届いた。

「本当よ。もっとスマートに倒せたはずなのに」
「まあ、死ななかっただけマシか。どうせすぐ回復するんだろ、神官様が」

レナとゴードンも嘲るように笑う。

俺が瀕死の覚悟で稼いだ時間は、彼らにとっては「無駄な手間」でしかなかった。俺の命懸けの行動は、誰にも認められることはなかった。

エリナが涙を流しながら治癒魔法をかけてくれる。その温かさとは裏腹に、仲間たちの冷たい言葉が、俺の心を氷のように凍らせていった。肉体の痛みよりもずっと深く、ずっと鋭く、俺の魂を傷つけていく。

アランの言葉が、頭の中で何度も反響した。あれは、ただの罵倒じゃない。俺の存在そのものを否定する、追放への最終宣告だった。

ああ、そうか。もう、終わりなんだ。俺の居場所は、もうどこにもないんだ。

俺は、ただ黙ってエリナの回復を受けながら、ゆっくりと目を閉じた。
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