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第8話:本当の計画
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盗賊たちから奪った馬は、衛兵たちが乗っていた軍馬よりもよほど頑健だった。おかげで、旅の速度は格段に上がった。街道を外れ、荒野へと続く獣道を進む。背後には、もはやアルビオン王国の影すら見えなかった。
その夜、俺たちは小さな岩陰で野営をすることにした。
空には、王都では決して見ることのできない無数の星が瞬いている。まるで、砕いたダイヤモンドを黒い天鵞絨の上に撒き散らしたかのようだ。パチパチと音を立てて燃える焚き火が、俺たちの周囲を頼りなく照らしている。
シルヴィアは、手際よく携帯用の鍋でスープを温め、硬いパンを火で炙っていた。その動きに無駄はない。彼女はどんな状況でも、メイドとしての完璧な仕事をこなす。
だが、その横顔には、隠しきれない憂いの色が浮かんでいた。彼女は時折、遠い北の空、嘆きの荒野があるであろう方角に目をやり、小さくため息をついている。
彼女は、俺の未来を案じているのだ。
魔力を失い、地位も財産も奪われ、死地へと追いやられる主君。その行く末を、心の底から心配してくれている。その忠誠心はありがたい。だが、彼女のその気遣いは、的を外していた。
「シルヴィア」
俺が声をかけると、彼女ははっとして振り返った。
「はい、アッシュ様。スープがまもなく温まります」
「いや、いい。それより、少し話をしないか」
俺は、火の粉が舞い上がるのを眺めながら言った。
「お前は、俺がこれからどうなると思っている?」
唐突な問いに、シルヴィアは言葉を詰まらせた。彼女は何か慰めの言葉を探しているようだったが、うまい言葉が見つからないらしい。
「……どのような困難があろうとも、私がアッシュ様をお守りします。必ずや、生き延びる道を」
ようやく絞り出したのは、悲壮な覚悟に満ちた言葉だった。
俺は、思わず小さく笑ってしまった。
「そうか。お前は、俺が絶望していると思っているのだな」
「……え?」
きょとんとする彼女に、俺は続けた。
「違うぞ、シルヴィア。俺は絶望などしていない。むしろ、今の状況を歓迎しているくらいだ」
「歓迎……でございますか? ですが、アッシュ様は全てを失われました。それに、これから向かうのは、あの嘆きの荒野です。生きては戻れないとまで言われる、死の土地……」
彼女の声には、俺の正気を疑うような響きがあった。無理もないだろう。
俺は、地面に落ちていた木の枝を拾い、焚き火の光が届く地面に、簡単な地図を描き始めた。アルビオン王国とその周辺国の、大まかな位置関係だ。
「シルヴィア。お前は、アルビオン王国がなぜいまだに大国として存在できているか、考えたことがあるか」
「それは、歴代の王の偉大な治世と、王国騎士団の強さ、そして民の王国への忠誠心があってこそ……」
「違うな。それは建前だ。本当の理由はただ一つ。この国が、地理的に恵まれているからだ」
俺は、地図上の王国の位置を枝で囲った。
「南は大海。西は険しい大山脈。東は広大な森。そして、北には嘆きの荒野。四方を天然の要害で守られている。だから、他国からの大規模な侵攻を受けにくかった。ただそれだけのことだ。先人たちの遺産の上で、今の王家はあぐらをかいているに過ぎない」
俺は一度言葉を切り、彼女の目をまっすぐに見た。
「だが、その安寧も長くは続かん。東の帝国は軍備を増強し、森を切り開いて街道を整備している。西の山脈には、ドワーフたちが新たな坑道を掘り進めているという噂もある。天然の要害は、いずれ意味をなさなくなる。その時、今の腐敗した王国に、国を守る力があると思うか?」
シルヴィアは、何も答えられなかった。彼女も、王国の現状を憂いてはいたのだろう。
「俺は、あの国を内側から変えようとした。だが、無駄だった。奴らは、目の前の安楽に浸るばかりで、未来を見ようとしない。腐った木に、いくら水をやっても甦りはしない。ならば、どうするか」
俺は、地図の北、嘆きの荒野と記した場所を、枝で力強く叩いた。
「新しい木を、何もない土地に、ゼロから植えればいい」
シルヴィアが、息を呑むのが分かった。彼女の青い瞳が、驚きに見開かれている。
「アッシュ様……。それは、まさか……」
「ああ。俺は、国を創る」
俺は、はっきりと宣言した。
「嘆きの荒野に、俺の理想とする国家を建設する。そのために、この追放はむしろ好都合だった。王国のしがらみから完全に解放され、誰にも邪魔されずに計画を進められるのだからな」
彼女は、まだ俺の言葉を信じられないようだった。
「ですが、国を創るなど……。それに、嘆きの荒野には、何もありません。人も、食料も、水さえも……」
「何もない、か。そう見えるだろうな。だが、俺の目には、あそこは宝の山にしか見えない」
俺は立ち上がり、夜空を指差した。
「あの荒野の地下には、古代魔導文明が遺した膨大な資源が眠っている。高純度の魔鉱石、ミスリル、アダマンタイト。それらは、魔導工学の根幹をなす重要な材料だ。そして、あの土地の特殊な土壌でしか育たない薬草や植物は、強力なポーションや魔道具の触媒になる」
俺の頭の中には、すでに詳細な設計図が描かれていた。
「まずは、安全な拠点の確保だ。携帯資材を使い、一夜でシェルターを構築する。次に、地熱を利用した浄水装置で、清潔な水を確保する。食料は、水と光、そして僅かな土があれば、室内で野菜を栽培できる植物工場を建設すればいい」
俺の言葉は、熱を帯びていく。それは、誰にも理解されずに、ずっと一人で温めてきた計画だった。初めて、それを打ち明ける相手を得た興奮が、俺を饒舌にさせていた。
「インフラを整備し、生活基盤が整ったら、次はいよいよ都市の建設だ。土木作業用のゴーレムを量産し、土地を開墾させ、道路を敷き、水路を引く。俺の設計通りに動けば、人間の手でやるより数十年は早く、整然とした街区が完成するだろう」
「ゴーレム……でございますか? そんなものが、本当に……」
「ああ、作れる。古代文明の技術を使えばな。エネルギーは、半永久的に稼働する『魔導炉』を都市の中心に設置する。そこから供給される安定したエネルギーが、工房を動かし、街灯を灯し、人々の生活を豊かにする。夜も安全に活動できる都市が、そこには生まれる」
俺は、荒野の何もない空間に、未来の都市の姿を思い描いていた。
白亜の建物が整然と並び、ゴーレムが行き交う広い道路。夜でも煌々と輝く街灯。清潔な水が流れ、緑豊かな公園が点在する。
「もちろん、防衛も万全にする。都市全体を覆う、巨大な魔力障壁『神の盾』を構築する。どんな軍隊も、どんな魔物も、アヴァロンの民には指一本触れさせない」
「アヴァロン……?」
「俺が創る国の名だ」
俺は、夢中で語り続けた。
種族による差別をなくし、全ての民に平等な機会が与えられる法制度。能力主義に基づいた官僚機構。周辺の亜人族、エルフやドワーフたちとの同盟。彼らの持つ知識や技術と、俺の魔導工学を融合させれば、アヴァロンは世界で最も豊かで、最も進んだ国家になる。
それは、復讐のためだけの計画ではなかった。
俺が、そして俺が仲間と認めた者たちが、安心して、豊かに、誇りを持って生きていける場所。俺が本当に創りたかったのは、そんな理想郷だった。
長い間、俺は一人で語っていた。
ふと我に返ると、シルヴィアが呆然とした表情で、俺を見上げていた。その目には、先ほどの憂いの色はもうない。代わりに宿っていたのは、畏敬と、そして燃えるような興奮の色だった。
彼女は、俺がただの不遇な貴族ではなく、この時代の誰よりも遠い未来を見据える、途方もない天才であることを、ようやく理解したのだ。
「……アッシュ様」
彼女は、震える声で言った。
「貴方様は、狂ってはおられない。……狂っているのは、貴方様の価値を理解できなかった、あの王国の方でした」
彼女はゆっくりと立ち上がると、再び俺の前に跪いた。だが、その姿は、先日の屋敷でのものとは、まるで意味合いが違っていた。
「お許しください。私は、アッシュ様の御心の深さを、全く理解しておりませんでした。ただお労しいと、お守りしなければと、そう思っていた自分の浅はかさが、恥ずかしい」
「シルヴィア……」
「ですが、今、分かりました。私がお仕えすると誓ったお方は、国を追われた罪人などではない。新しい時代を、ゼロから創り出す、偉大なる建国王だったのですね」
彼女は顔を上げた。その瞳は、涙で潤んでいたが、その奥には強い決意の光が灯っていた。
「このシルヴィア・グレイロード、改めて誓います。我が剣、我が命、我が魂の全てを、貴方様の偉業のために捧げることを。アヴァロン建国、その礎の一石として、この身をお使いください」
その言葉に、嘘はなかった。
俺は、彼女の肩にそっと手を置いた。
「……ありがとう、シルヴィア。お前がいてくれて、良かった」
それは、俺の偽らざる本心だった。
二人で、夜空を見上げる。満天の星々が、まるで俺たちの未来を祝福するように、力強く輝いていた。
あの一つ一つの星が、いつか俺たちが創る都市の灯りになる。
そう思うと、胸の奥から、静かで、しかし確かな力が湧き上がってくるのを感じた。
嘆きの荒野は、もうすぐそこだ。
俺たちの物語は、ここから始まる。
その夜、俺たちは小さな岩陰で野営をすることにした。
空には、王都では決して見ることのできない無数の星が瞬いている。まるで、砕いたダイヤモンドを黒い天鵞絨の上に撒き散らしたかのようだ。パチパチと音を立てて燃える焚き火が、俺たちの周囲を頼りなく照らしている。
シルヴィアは、手際よく携帯用の鍋でスープを温め、硬いパンを火で炙っていた。その動きに無駄はない。彼女はどんな状況でも、メイドとしての完璧な仕事をこなす。
だが、その横顔には、隠しきれない憂いの色が浮かんでいた。彼女は時折、遠い北の空、嘆きの荒野があるであろう方角に目をやり、小さくため息をついている。
彼女は、俺の未来を案じているのだ。
魔力を失い、地位も財産も奪われ、死地へと追いやられる主君。その行く末を、心の底から心配してくれている。その忠誠心はありがたい。だが、彼女のその気遣いは、的を外していた。
「シルヴィア」
俺が声をかけると、彼女ははっとして振り返った。
「はい、アッシュ様。スープがまもなく温まります」
「いや、いい。それより、少し話をしないか」
俺は、火の粉が舞い上がるのを眺めながら言った。
「お前は、俺がこれからどうなると思っている?」
唐突な問いに、シルヴィアは言葉を詰まらせた。彼女は何か慰めの言葉を探しているようだったが、うまい言葉が見つからないらしい。
「……どのような困難があろうとも、私がアッシュ様をお守りします。必ずや、生き延びる道を」
ようやく絞り出したのは、悲壮な覚悟に満ちた言葉だった。
俺は、思わず小さく笑ってしまった。
「そうか。お前は、俺が絶望していると思っているのだな」
「……え?」
きょとんとする彼女に、俺は続けた。
「違うぞ、シルヴィア。俺は絶望などしていない。むしろ、今の状況を歓迎しているくらいだ」
「歓迎……でございますか? ですが、アッシュ様は全てを失われました。それに、これから向かうのは、あの嘆きの荒野です。生きては戻れないとまで言われる、死の土地……」
彼女の声には、俺の正気を疑うような響きがあった。無理もないだろう。
俺は、地面に落ちていた木の枝を拾い、焚き火の光が届く地面に、簡単な地図を描き始めた。アルビオン王国とその周辺国の、大まかな位置関係だ。
「シルヴィア。お前は、アルビオン王国がなぜいまだに大国として存在できているか、考えたことがあるか」
「それは、歴代の王の偉大な治世と、王国騎士団の強さ、そして民の王国への忠誠心があってこそ……」
「違うな。それは建前だ。本当の理由はただ一つ。この国が、地理的に恵まれているからだ」
俺は、地図上の王国の位置を枝で囲った。
「南は大海。西は険しい大山脈。東は広大な森。そして、北には嘆きの荒野。四方を天然の要害で守られている。だから、他国からの大規模な侵攻を受けにくかった。ただそれだけのことだ。先人たちの遺産の上で、今の王家はあぐらをかいているに過ぎない」
俺は一度言葉を切り、彼女の目をまっすぐに見た。
「だが、その安寧も長くは続かん。東の帝国は軍備を増強し、森を切り開いて街道を整備している。西の山脈には、ドワーフたちが新たな坑道を掘り進めているという噂もある。天然の要害は、いずれ意味をなさなくなる。その時、今の腐敗した王国に、国を守る力があると思うか?」
シルヴィアは、何も答えられなかった。彼女も、王国の現状を憂いてはいたのだろう。
「俺は、あの国を内側から変えようとした。だが、無駄だった。奴らは、目の前の安楽に浸るばかりで、未来を見ようとしない。腐った木に、いくら水をやっても甦りはしない。ならば、どうするか」
俺は、地図の北、嘆きの荒野と記した場所を、枝で力強く叩いた。
「新しい木を、何もない土地に、ゼロから植えればいい」
シルヴィアが、息を呑むのが分かった。彼女の青い瞳が、驚きに見開かれている。
「アッシュ様……。それは、まさか……」
「ああ。俺は、国を創る」
俺は、はっきりと宣言した。
「嘆きの荒野に、俺の理想とする国家を建設する。そのために、この追放はむしろ好都合だった。王国のしがらみから完全に解放され、誰にも邪魔されずに計画を進められるのだからな」
彼女は、まだ俺の言葉を信じられないようだった。
「ですが、国を創るなど……。それに、嘆きの荒野には、何もありません。人も、食料も、水さえも……」
「何もない、か。そう見えるだろうな。だが、俺の目には、あそこは宝の山にしか見えない」
俺は立ち上がり、夜空を指差した。
「あの荒野の地下には、古代魔導文明が遺した膨大な資源が眠っている。高純度の魔鉱石、ミスリル、アダマンタイト。それらは、魔導工学の根幹をなす重要な材料だ。そして、あの土地の特殊な土壌でしか育たない薬草や植物は、強力なポーションや魔道具の触媒になる」
俺の頭の中には、すでに詳細な設計図が描かれていた。
「まずは、安全な拠点の確保だ。携帯資材を使い、一夜でシェルターを構築する。次に、地熱を利用した浄水装置で、清潔な水を確保する。食料は、水と光、そして僅かな土があれば、室内で野菜を栽培できる植物工場を建設すればいい」
俺の言葉は、熱を帯びていく。それは、誰にも理解されずに、ずっと一人で温めてきた計画だった。初めて、それを打ち明ける相手を得た興奮が、俺を饒舌にさせていた。
「インフラを整備し、生活基盤が整ったら、次はいよいよ都市の建設だ。土木作業用のゴーレムを量産し、土地を開墾させ、道路を敷き、水路を引く。俺の設計通りに動けば、人間の手でやるより数十年は早く、整然とした街区が完成するだろう」
「ゴーレム……でございますか? そんなものが、本当に……」
「ああ、作れる。古代文明の技術を使えばな。エネルギーは、半永久的に稼働する『魔導炉』を都市の中心に設置する。そこから供給される安定したエネルギーが、工房を動かし、街灯を灯し、人々の生活を豊かにする。夜も安全に活動できる都市が、そこには生まれる」
俺は、荒野の何もない空間に、未来の都市の姿を思い描いていた。
白亜の建物が整然と並び、ゴーレムが行き交う広い道路。夜でも煌々と輝く街灯。清潔な水が流れ、緑豊かな公園が点在する。
「もちろん、防衛も万全にする。都市全体を覆う、巨大な魔力障壁『神の盾』を構築する。どんな軍隊も、どんな魔物も、アヴァロンの民には指一本触れさせない」
「アヴァロン……?」
「俺が創る国の名だ」
俺は、夢中で語り続けた。
種族による差別をなくし、全ての民に平等な機会が与えられる法制度。能力主義に基づいた官僚機構。周辺の亜人族、エルフやドワーフたちとの同盟。彼らの持つ知識や技術と、俺の魔導工学を融合させれば、アヴァロンは世界で最も豊かで、最も進んだ国家になる。
それは、復讐のためだけの計画ではなかった。
俺が、そして俺が仲間と認めた者たちが、安心して、豊かに、誇りを持って生きていける場所。俺が本当に創りたかったのは、そんな理想郷だった。
長い間、俺は一人で語っていた。
ふと我に返ると、シルヴィアが呆然とした表情で、俺を見上げていた。その目には、先ほどの憂いの色はもうない。代わりに宿っていたのは、畏敬と、そして燃えるような興奮の色だった。
彼女は、俺がただの不遇な貴族ではなく、この時代の誰よりも遠い未来を見据える、途方もない天才であることを、ようやく理解したのだ。
「……アッシュ様」
彼女は、震える声で言った。
「貴方様は、狂ってはおられない。……狂っているのは、貴方様の価値を理解できなかった、あの王国の方でした」
彼女はゆっくりと立ち上がると、再び俺の前に跪いた。だが、その姿は、先日の屋敷でのものとは、まるで意味合いが違っていた。
「お許しください。私は、アッシュ様の御心の深さを、全く理解しておりませんでした。ただお労しいと、お守りしなければと、そう思っていた自分の浅はかさが、恥ずかしい」
「シルヴィア……」
「ですが、今、分かりました。私がお仕えすると誓ったお方は、国を追われた罪人などではない。新しい時代を、ゼロから創り出す、偉大なる建国王だったのですね」
彼女は顔を上げた。その瞳は、涙で潤んでいたが、その奥には強い決意の光が灯っていた。
「このシルヴィア・グレイロード、改めて誓います。我が剣、我が命、我が魂の全てを、貴方様の偉業のために捧げることを。アヴァロン建国、その礎の一石として、この身をお使いください」
その言葉に、嘘はなかった。
俺は、彼女の肩にそっと手を置いた。
「……ありがとう、シルヴィア。お前がいてくれて、良かった」
それは、俺の偽らざる本心だった。
二人で、夜空を見上げる。満天の星々が、まるで俺たちの未来を祝福するように、力強く輝いていた。
あの一つ一つの星が、いつか俺たちが創る都市の灯りになる。
そう思うと、胸の奥から、静かで、しかし確かな力が湧き上がってくるのを感じた。
嘆きの荒野は、もうすぐそこだ。
俺たちの物語は、ここから始まる。
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