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第36話 仕組まれた罠
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約束の日。
グレンデル平原の空は、血を流したかのように、不気味な茜色に染まっていた。
かつて、ここで無数の命が失われた。その記憶が、大地に染み付いているかのようだ。
私は、あの丘の上に一人で立っていた。
私たちが、初めて出会った場所。
彼が、戦場の 한복판で、私に求婚した場所。
風が、私の黒髪を揺らす。
私は、これから始まる最後の儀式のために、心を無にしていた。感情は、心の奥底に深く沈め、鍵をかけた。今の私は、ただの魔王軍の使者。彼に、絶望を突きつけるための、冷酷な人形。
やがて、地平線の向こうから、一つの人影が現れた。
夕日を背に、ゆっくりと丘を登ってくる。
純白の鎧が、茜色に染まって見えた。
アルフレッド。
彼は、約束通り、一人で来た。
その顔には、いつものような太陽の笑顔はない。ただ、深く傷ついた獣のような、静かで、そして痛々しいほどの真剣さが浮かんでいた。
彼は、私の数歩手前で立ち止まった。
私たちは、言葉もなく、しばらくの間、ただ互いを見つめ合った。
彼の空色の瞳が、私の心の奥底を探るように、じっと見つめてくる。その視線に耐えるため、私は奥歯を強く噛み締めた。
「……本当に、戻るのか」
先に沈黙を破ったのは、彼だった。
その声は、掠れていた。
「ええ」
私は、用意していた答えを、感情を込めずに口にした。「それが、私の選んだ道よ」
「僕といた時間は……君が僕に見せてくれた笑顔は、全て嘘だったのか」
「そうよ。全て、あなたを油断させるための演技だったわ」
嘘。
全部、嘘。
あなたといた時間だけが、私の人生で唯一の真実だった。
心の中で叫ぶ。しかし、その声は唇から出ることはない。
私の冷たい言葉に、彼の瞳が、絶望の色に染まっていくのが分かった。その表情を見るのが、あまりにも辛くて、私は視線を逸らしそうになった。駄目だ。ここで目を逸らせば、全てが崩れてしまう。
「そうか……」
彼は、力なく呟いた。「君は、僕のことなど、一度も……」
「ええ。一度も、何とも思っていなかったわ」
私は、彼の言葉を遮り、最後の一撃を放った。
「あなたは、ただの退屈しのぎだった。もう、用済みよ」
その瞬間、彼の顔から、全ての感情が抜け落ちた。
愛も、悲しみも、怒りさえも。ただ、虚無だけが、その美しい顔を覆っていた。
これで、終わり。
私の役目は、終わった。
彼は、もう私を追ってはこないだろう。
私が、彼に背を向け、この場を立ち去ろうとした、その時だった。
ゴウッ、と。
突風が、平原を吹き抜けた。
それは、ただの風ではなかった。禍々しい魔力を孕んだ、死の風。
「!?」
私とアルフレッドは、同時に身構えた。
私たちの足元。丘全体が、巨大な魔法陣となって、不気味な紫色の光を放ち始めたのだ。
いつの間に?
こんなものが、仕掛けられていたなんて。
魔法陣は、凄まじい勢いで周囲の魔力を吸い上げていく。大地が震え、空が泣いている。これは、古代の、禁忌に属する術式。しかも、その術式は、私とアルフレッド、二人を繋ぐようにして構築されていた。
「罠か……!」
アルフレッドが、聖剣を抜き放つ。
しかし、これは彼の仕業ではない。それは、彼の驚愕の表情を見れば明らかだった。
ならば、誰が?
私の脳裏に、一つの影がよぎった。
玉座の上の、絶対者の影。
『行け。そして、知るがいい。お前が選んだ光が、どれほど脆く、そして残酷なものであるかを』
魔王様の、あの言葉。
そうか。あの方は、私がこうすることさえも、全て読んでいたのだ。
私が、アルフレッドを呼び出すこと。この場所を、選ぶことさえも。
この罠は、私を罰するためのものではない。
私とアルフレッド、その二人を同時に葬り去るための、恐ろしい計略なのだ。
「リディア!」
アルフレッドが、私の名を叫ぶ。
「この術式は、まずい! 僕たちがここにいることで、術式が完成してしまう!」
彼の言う通りだった。
この魔法陣は、光の属性を持つ彼と、闇の属性を持つ私、その両方の魔力を触媒として、暴走するように設計されている。私たちが離れようとしても、もう遅い。強力な引力が、私たちを魔法陣の中心に縫い付けていた。
「どうすれば……!」
私が叫んだ、その時。
魔法陣の中心から、凄まじいエネルギーの奔流が、天に向かって噴き上がった。
それは、私とアルフレッドの魔力を強制的に吸い上げ、混ぜ合わせ、そして暴走させるための、邪悪な渦。
「ぐっ……あ……!」
私の体から、意思とは無関係に、魔力が奪われていく。
それは、アルフレッドも同じだった。彼の聖剣から放たれていた光が、急速に失われていく。
そして、最悪の事態が起こった。
私の闇の魔力と、彼の光の魔力。その二つが混じり合った濁流が、今度は私の中に、逆流してきたのだ。
「あああああああああっ!」
私の全身を、経験したことのない激痛が駆け巡った。
制御できない。
私の体の中で、私の魔力が、彼の魔力と反発し合い、暴走を始めている。
私の体が、紫色のオーラに包まれる。
それは、私の意思ではない。
術式に操られた私の体が、周囲の全てを破壊するための、巨大な魔力の塊へと変貌していく。
「リディア! しっかりしろ!」
アルフレッドが、苦しみながらも私に手を伸ばす。
しかし、その手は私に届かない。
私から放たれた衝撃波が、彼を容赦なく吹き飛ばした。
「がはっ……!」
彼は地面を転がり、動かなくなった。
私は、自分の意思とは無関係に、天に向かって腕を突き上げた。
空に、巨大な闇の魔法陣が浮かび上がる。そこから、無数の破壊の光線が、グレンデル平原一帯に、無差別に降り注ぎ始めた。
大地が抉られ、空が裂ける。
かつての戦場が、再び地獄絵図と化していく。
私は、その破壊の中心で、ただ絶叫することしかできなかった。
私の体が、私の力が、私の愛した人を、そして彼が守ろうとした世界を、破壊していく。
これなのか。
これが、魔王様が言っていた、光の残酷さなのか。
愛する者を守ろうとした私の決意が、結果として、彼を、そして世界を、破滅へと導いていく。
これ以上の、皮肉があるだろうか。
これ以上の、絶望があるだろうか。
私の意識が、遠のいていく。
破壊の化身と化した私の体だけが、術式に操られるまま、無慈悲な破壊を続ける。
ああ、アルフレッド。
ごめんなさい。
私は、あなたを、守りたかっただけなのに。
薄れゆく意識の中で、私はただ、彼の名前を呼び続けていた。
グレンデル平原の空は、血を流したかのように、不気味な茜色に染まっていた。
かつて、ここで無数の命が失われた。その記憶が、大地に染み付いているかのようだ。
私は、あの丘の上に一人で立っていた。
私たちが、初めて出会った場所。
彼が、戦場の 한복판で、私に求婚した場所。
風が、私の黒髪を揺らす。
私は、これから始まる最後の儀式のために、心を無にしていた。感情は、心の奥底に深く沈め、鍵をかけた。今の私は、ただの魔王軍の使者。彼に、絶望を突きつけるための、冷酷な人形。
やがて、地平線の向こうから、一つの人影が現れた。
夕日を背に、ゆっくりと丘を登ってくる。
純白の鎧が、茜色に染まって見えた。
アルフレッド。
彼は、約束通り、一人で来た。
その顔には、いつものような太陽の笑顔はない。ただ、深く傷ついた獣のような、静かで、そして痛々しいほどの真剣さが浮かんでいた。
彼は、私の数歩手前で立ち止まった。
私たちは、言葉もなく、しばらくの間、ただ互いを見つめ合った。
彼の空色の瞳が、私の心の奥底を探るように、じっと見つめてくる。その視線に耐えるため、私は奥歯を強く噛み締めた。
「……本当に、戻るのか」
先に沈黙を破ったのは、彼だった。
その声は、掠れていた。
「ええ」
私は、用意していた答えを、感情を込めずに口にした。「それが、私の選んだ道よ」
「僕といた時間は……君が僕に見せてくれた笑顔は、全て嘘だったのか」
「そうよ。全て、あなたを油断させるための演技だったわ」
嘘。
全部、嘘。
あなたといた時間だけが、私の人生で唯一の真実だった。
心の中で叫ぶ。しかし、その声は唇から出ることはない。
私の冷たい言葉に、彼の瞳が、絶望の色に染まっていくのが分かった。その表情を見るのが、あまりにも辛くて、私は視線を逸らしそうになった。駄目だ。ここで目を逸らせば、全てが崩れてしまう。
「そうか……」
彼は、力なく呟いた。「君は、僕のことなど、一度も……」
「ええ。一度も、何とも思っていなかったわ」
私は、彼の言葉を遮り、最後の一撃を放った。
「あなたは、ただの退屈しのぎだった。もう、用済みよ」
その瞬間、彼の顔から、全ての感情が抜け落ちた。
愛も、悲しみも、怒りさえも。ただ、虚無だけが、その美しい顔を覆っていた。
これで、終わり。
私の役目は、終わった。
彼は、もう私を追ってはこないだろう。
私が、彼に背を向け、この場を立ち去ろうとした、その時だった。
ゴウッ、と。
突風が、平原を吹き抜けた。
それは、ただの風ではなかった。禍々しい魔力を孕んだ、死の風。
「!?」
私とアルフレッドは、同時に身構えた。
私たちの足元。丘全体が、巨大な魔法陣となって、不気味な紫色の光を放ち始めたのだ。
いつの間に?
こんなものが、仕掛けられていたなんて。
魔法陣は、凄まじい勢いで周囲の魔力を吸い上げていく。大地が震え、空が泣いている。これは、古代の、禁忌に属する術式。しかも、その術式は、私とアルフレッド、二人を繋ぐようにして構築されていた。
「罠か……!」
アルフレッドが、聖剣を抜き放つ。
しかし、これは彼の仕業ではない。それは、彼の驚愕の表情を見れば明らかだった。
ならば、誰が?
私の脳裏に、一つの影がよぎった。
玉座の上の、絶対者の影。
『行け。そして、知るがいい。お前が選んだ光が、どれほど脆く、そして残酷なものであるかを』
魔王様の、あの言葉。
そうか。あの方は、私がこうすることさえも、全て読んでいたのだ。
私が、アルフレッドを呼び出すこと。この場所を、選ぶことさえも。
この罠は、私を罰するためのものではない。
私とアルフレッド、その二人を同時に葬り去るための、恐ろしい計略なのだ。
「リディア!」
アルフレッドが、私の名を叫ぶ。
「この術式は、まずい! 僕たちがここにいることで、術式が完成してしまう!」
彼の言う通りだった。
この魔法陣は、光の属性を持つ彼と、闇の属性を持つ私、その両方の魔力を触媒として、暴走するように設計されている。私たちが離れようとしても、もう遅い。強力な引力が、私たちを魔法陣の中心に縫い付けていた。
「どうすれば……!」
私が叫んだ、その時。
魔法陣の中心から、凄まじいエネルギーの奔流が、天に向かって噴き上がった。
それは、私とアルフレッドの魔力を強制的に吸い上げ、混ぜ合わせ、そして暴走させるための、邪悪な渦。
「ぐっ……あ……!」
私の体から、意思とは無関係に、魔力が奪われていく。
それは、アルフレッドも同じだった。彼の聖剣から放たれていた光が、急速に失われていく。
そして、最悪の事態が起こった。
私の闇の魔力と、彼の光の魔力。その二つが混じり合った濁流が、今度は私の中に、逆流してきたのだ。
「あああああああああっ!」
私の全身を、経験したことのない激痛が駆け巡った。
制御できない。
私の体の中で、私の魔力が、彼の魔力と反発し合い、暴走を始めている。
私の体が、紫色のオーラに包まれる。
それは、私の意思ではない。
術式に操られた私の体が、周囲の全てを破壊するための、巨大な魔力の塊へと変貌していく。
「リディア! しっかりしろ!」
アルフレッドが、苦しみながらも私に手を伸ばす。
しかし、その手は私に届かない。
私から放たれた衝撃波が、彼を容赦なく吹き飛ばした。
「がはっ……!」
彼は地面を転がり、動かなくなった。
私は、自分の意思とは無関係に、天に向かって腕を突き上げた。
空に、巨大な闇の魔法陣が浮かび上がる。そこから、無数の破壊の光線が、グレンデル平原一帯に、無差別に降り注ぎ始めた。
大地が抉られ、空が裂ける。
かつての戦場が、再び地獄絵図と化していく。
私は、その破壊の中心で、ただ絶叫することしかできなかった。
私の体が、私の力が、私の愛した人を、そして彼が守ろうとした世界を、破壊していく。
これなのか。
これが、魔王様が言っていた、光の残酷さなのか。
愛する者を守ろうとした私の決意が、結果として、彼を、そして世界を、破滅へと導いていく。
これ以上の、皮肉があるだろうか。
これ以上の、絶望があるだろうか。
私の意識が、遠のいていく。
破壊の化身と化した私の体だけが、術式に操られるまま、無慈悲な破壊を続ける。
ああ、アルフレッド。
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