12 / 100
第12話:初めての温かい食事
しおりを挟む
どれくらい眠っていたのだろうか。次に私が目を覚ました時、窓の外は夕焼けの茜色に染まっていた。暖炉の炎は絶えることなく、静かに部屋を暖め続けている。体の節々の痛みは和らぎ、空腹感がはっきりと感じられるようになっていた。
私がベッドの上で身を起こすと、部屋の隅に置かれた椅子に座っていた人影が動いた。
「お目覚めになりましたか、お嬢様」
穏やかだが、芯の通った声だった。そちらに視線を向けると、恰幅のいい初老の女性が、にこやかな笑みを浮かべて立ち上がった。白髪をきれいに結い上げ、糊のきいた真っ白なエプロンを身に着けている。その佇まいには、長年多くの人々を束ねてきた者だけが持つ威厳があった。
この方が、侍女頭のマーサ様だろうか。
「私はマーサと申します。ギルバート様より、お嬢様のお世話を仰せつかりました」
彼女は丁寧なカーテシーと共に、そう自己紹介した。
「ご丁寧にありがとうございます。リリアンナと申します。ですが、様付けなど…」
「ギルバート様のご命令ですので」
マーサは私の遠慮を、にこやかな笑顔できっぱりと遮った。その瞳の奥には、有無を言わせぬ強い光が宿っている。
「『リリアンナ様のお世話を何よりも優先し、いかなる不自由もさせてはならない』。それが、あの方から私どもへの厳命でございます。あの方が、特定個人の世話について、あれほど強い口調で命じられたのは初めてのことですよ」
彼女はそう言って、くすくすと笑った。その言葉から、ギルバート様が私のことをどれほど気にかけているかが伝わってきて、私の顔は自然と熱くなった。
「さあ、お嬢様。まずは湯浴みはいかがでしょう。旅のお疲れも、泥汚れも、すっきりと洗い流せますわ」
マーサに促されるまま、私は浴室へと向かった。そこには、湯気の立つ大きな浴槽が用意されていた。清潔なタオル、花の香りがする石鹸、肌触りの良いバスローブ。全てが完璧に整えられている。
私はゆっくりと湯船に体を沈めた。温かいお湯が、凝り固まった筋肉を優しくほぐしていく。追放されてから、初めて感じる心地よさだった。体の汚れと共に、心に溜まっていた澱のようなものまで洗い流されていくような気がした。
湯から上がると、マーサがふわふわのタオルで私の体を拭き、長い髪を丁寧に梳かしてくれた。そして、ベッドの上に用意されていたのは、上質な木綿でできたシンプルなデザインの寝間着だった。肌触りが良く、少しも体を締め付けない。
「あの…ありがとうございます、マーサ」
「いいえ。これが私の仕事ですから」
マーサは手際よく私の身支度を整えながら、まるで世間話でもするかのように言った。
「しかし、驚きました。あのギルバート様が、若いお嬢様をあのように大切に抱きかかえて砦にお戻りになるとは。騎士たちは皆、明日は槍の雨でも降るのではないかと噂しておりますよ」
その言葉に、私は中庭での出来事を思い出して顔を赤らめた。やはり、皆に見られていたのだ。
「ギルバート様は、先代の辺境伯様が亡くなられてから、ずっとお一人でこの厳しい土地を守ってこられました。笑うこともなく、ただひたすらに責務を果たされるお姿は、時にお痛わしいほどでしたから。そんなあの方が、お嬢様を見つめる時のあの眼差し…。私のような老婆は、嬉しくなってしまいますわ」
マーサの言葉は、私の知らないギルバート様の姿を教えてくれた。彼もまた、孤独の中で戦ってきたのだ。
私が物思いに耽っていると、部屋の扉が控えめにノックされた。
「リリアンナ様、ギルバート様がお見えです」
マーサの声に、私の心臓がどきりと跳ねる。ギルバート様が?どうして?
扉が静かに開き、彼が部屋に入ってきた。鎧は脱ぎ、黒を基調とした簡素だが上質なシャツとズボンを身に着けている。鎧を脱いだ彼の体は、想像以上にがっしりとしていた。
彼はまず私の顔色を確かめるように一瞥し、その表情がわずかに和らいだ。
「顔色が良くなったな」
「は、はい。マーサが、とてもよくしてくださって…」
私がしどろもどろに答えると、彼は小さく頷いた。
「夕食の準備ができた」
彼は用件だけを簡潔に告げる。
「俺と一緒に来い」
「えっ!?」
私は思わず素っ頓狂な声を上げた。一緒に、夕食を?
「そ、そんな、恐れ多いです!私は、ここでパンの切れ端でもいただければ、それで十分ですので!」
私は慌てて首を横に振った。罪人である私が、この砦の主と食卓を共にするなど、あってはならないことだ。
しかし、彼は私の遠慮など意にも介さなかった。
「俺が、君と食事をしたい」
その金の瞳が、まっすぐに私を射抜く。それは命令でもあり、どこか懇願のようにも聞こえた。彼の強い視線に、私は「いいえ」と言うことができなかった。
「…分かり、ました」
私がか細い声で頷くと、彼は満足そうに踵を返した。
案内されたのは、豪華絢爛な大食堂ではなかった。彼の私室の隣にある、こぢんまりとしたダイニングルーム。中央に置かれた重厚な木のテーブルの上には、二人分の食事が質素に、しかし温かい湯気を立てて並べられていた。
メニューは、野菜と豆がたっぷりと煮込まれたポタージュスープ。そして、まだ温かい焼きたての黒パン。それから、少しのチーズと干し肉。それだけだった。
けれど、今の私にとっては、王宮の晩餐会で出されるどんな豪華な料理よりも、輝いて見えた。
ギルバート様は無言で席に着き、食事を始めた。その無駄のない洗練された動きに見惚れながら、私も彼の向かいの席にそっと腰を下ろす。
銀のスプーンを手に取り、スープを一口、口に運んだ。
その瞬間、優しい温かさと、野菜の滋味深い甘みが、口いっぱいに広がった。
ああ、温かい。美味しい。
その単純な事実が、私の心の奥底に、深く、深く染み渡っていく。追放されてから、口にしたのは冷たい雨水と、最後に渡された石のように硬いパンだけだった。生きている実感さえ、失いかけていた。
温かい食事。清潔な部屋。優しい人。
与えられたもの全てが、今の私には奇跡のように思えた。
これまでの絶望。孤独。恐怖。そして今、この場所で受けている、ありえないほどの優しさ。
色々な感情がごちゃ混ぜになって、胸の奥から込み上げてくる。
ぽたり。
熱い雫が、私の目からこぼれ落ちた。一度溢れ出した涙は、もう止まらなかった。次から次へと涙が溢れ、スープの器の中に吸い込まれていく。
「…っ、うぅ…」
嗚咽が漏れる。みっともない。お見苦しい。分かっているのに、涙を止めることができない。
それでも、私は食べるのをやめなかった。泣きながら、夢中でスプーンを口に運んだ。パンをちぎり、涙で濡れたスープに浸して食べた。しょっぱい味がした。でも、今まで食べたどんなご馳走よりも、美味しかった。
生きなければ。
この優しさに応えるためにも、私は生きなければならない。
向かいの席のギルバート様は、何も言わなかった。ただ、静かに自分の食事を進めている。彼はこちらを見ようともしない。その無関心を装った沈黙が、今の私には何よりの救いだった。
もし彼が「どうした」と声をかけてきたり、同情の言葉を述べたりしていたら、私はきっと食事を続けることができなかっただろう。彼は、私が溜め込んでいたものを全て吐き出す時間が必要だと、分かってくれているのかもしれない。
どれほどの時間、そうしていただろうか。
ようやく涙が枯れ、私は最後の一滴までスープを飲み干した。
「…申し訳、ありません。お見苦しいところを、お見せしました」
俯いたまま、私はか細い声で謝った。
「気にするな」
返ってきたのは、短く、ぶっきらぼうな答えだけだった。
顔を上げると、彼はすでに食事を終え、静かに私を見ていた。その金の瞳は、不思議なほど穏やかだった。
「美味しかったか」
「…はい」
私はこくりと頷いた。
「今まで食べた、どんなお料理よりも、美味しかったです」
それは、紛れもない私の本心だった。私の言葉に、彼の険しい表情が、ほんのわずかに、本当にほんの少しだけ、和らいだように見えた。
私がベッドの上で身を起こすと、部屋の隅に置かれた椅子に座っていた人影が動いた。
「お目覚めになりましたか、お嬢様」
穏やかだが、芯の通った声だった。そちらに視線を向けると、恰幅のいい初老の女性が、にこやかな笑みを浮かべて立ち上がった。白髪をきれいに結い上げ、糊のきいた真っ白なエプロンを身に着けている。その佇まいには、長年多くの人々を束ねてきた者だけが持つ威厳があった。
この方が、侍女頭のマーサ様だろうか。
「私はマーサと申します。ギルバート様より、お嬢様のお世話を仰せつかりました」
彼女は丁寧なカーテシーと共に、そう自己紹介した。
「ご丁寧にありがとうございます。リリアンナと申します。ですが、様付けなど…」
「ギルバート様のご命令ですので」
マーサは私の遠慮を、にこやかな笑顔できっぱりと遮った。その瞳の奥には、有無を言わせぬ強い光が宿っている。
「『リリアンナ様のお世話を何よりも優先し、いかなる不自由もさせてはならない』。それが、あの方から私どもへの厳命でございます。あの方が、特定個人の世話について、あれほど強い口調で命じられたのは初めてのことですよ」
彼女はそう言って、くすくすと笑った。その言葉から、ギルバート様が私のことをどれほど気にかけているかが伝わってきて、私の顔は自然と熱くなった。
「さあ、お嬢様。まずは湯浴みはいかがでしょう。旅のお疲れも、泥汚れも、すっきりと洗い流せますわ」
マーサに促されるまま、私は浴室へと向かった。そこには、湯気の立つ大きな浴槽が用意されていた。清潔なタオル、花の香りがする石鹸、肌触りの良いバスローブ。全てが完璧に整えられている。
私はゆっくりと湯船に体を沈めた。温かいお湯が、凝り固まった筋肉を優しくほぐしていく。追放されてから、初めて感じる心地よさだった。体の汚れと共に、心に溜まっていた澱のようなものまで洗い流されていくような気がした。
湯から上がると、マーサがふわふわのタオルで私の体を拭き、長い髪を丁寧に梳かしてくれた。そして、ベッドの上に用意されていたのは、上質な木綿でできたシンプルなデザインの寝間着だった。肌触りが良く、少しも体を締め付けない。
「あの…ありがとうございます、マーサ」
「いいえ。これが私の仕事ですから」
マーサは手際よく私の身支度を整えながら、まるで世間話でもするかのように言った。
「しかし、驚きました。あのギルバート様が、若いお嬢様をあのように大切に抱きかかえて砦にお戻りになるとは。騎士たちは皆、明日は槍の雨でも降るのではないかと噂しておりますよ」
その言葉に、私は中庭での出来事を思い出して顔を赤らめた。やはり、皆に見られていたのだ。
「ギルバート様は、先代の辺境伯様が亡くなられてから、ずっとお一人でこの厳しい土地を守ってこられました。笑うこともなく、ただひたすらに責務を果たされるお姿は、時にお痛わしいほどでしたから。そんなあの方が、お嬢様を見つめる時のあの眼差し…。私のような老婆は、嬉しくなってしまいますわ」
マーサの言葉は、私の知らないギルバート様の姿を教えてくれた。彼もまた、孤独の中で戦ってきたのだ。
私が物思いに耽っていると、部屋の扉が控えめにノックされた。
「リリアンナ様、ギルバート様がお見えです」
マーサの声に、私の心臓がどきりと跳ねる。ギルバート様が?どうして?
扉が静かに開き、彼が部屋に入ってきた。鎧は脱ぎ、黒を基調とした簡素だが上質なシャツとズボンを身に着けている。鎧を脱いだ彼の体は、想像以上にがっしりとしていた。
彼はまず私の顔色を確かめるように一瞥し、その表情がわずかに和らいだ。
「顔色が良くなったな」
「は、はい。マーサが、とてもよくしてくださって…」
私がしどろもどろに答えると、彼は小さく頷いた。
「夕食の準備ができた」
彼は用件だけを簡潔に告げる。
「俺と一緒に来い」
「えっ!?」
私は思わず素っ頓狂な声を上げた。一緒に、夕食を?
「そ、そんな、恐れ多いです!私は、ここでパンの切れ端でもいただければ、それで十分ですので!」
私は慌てて首を横に振った。罪人である私が、この砦の主と食卓を共にするなど、あってはならないことだ。
しかし、彼は私の遠慮など意にも介さなかった。
「俺が、君と食事をしたい」
その金の瞳が、まっすぐに私を射抜く。それは命令でもあり、どこか懇願のようにも聞こえた。彼の強い視線に、私は「いいえ」と言うことができなかった。
「…分かり、ました」
私がか細い声で頷くと、彼は満足そうに踵を返した。
案内されたのは、豪華絢爛な大食堂ではなかった。彼の私室の隣にある、こぢんまりとしたダイニングルーム。中央に置かれた重厚な木のテーブルの上には、二人分の食事が質素に、しかし温かい湯気を立てて並べられていた。
メニューは、野菜と豆がたっぷりと煮込まれたポタージュスープ。そして、まだ温かい焼きたての黒パン。それから、少しのチーズと干し肉。それだけだった。
けれど、今の私にとっては、王宮の晩餐会で出されるどんな豪華な料理よりも、輝いて見えた。
ギルバート様は無言で席に着き、食事を始めた。その無駄のない洗練された動きに見惚れながら、私も彼の向かいの席にそっと腰を下ろす。
銀のスプーンを手に取り、スープを一口、口に運んだ。
その瞬間、優しい温かさと、野菜の滋味深い甘みが、口いっぱいに広がった。
ああ、温かい。美味しい。
その単純な事実が、私の心の奥底に、深く、深く染み渡っていく。追放されてから、口にしたのは冷たい雨水と、最後に渡された石のように硬いパンだけだった。生きている実感さえ、失いかけていた。
温かい食事。清潔な部屋。優しい人。
与えられたもの全てが、今の私には奇跡のように思えた。
これまでの絶望。孤独。恐怖。そして今、この場所で受けている、ありえないほどの優しさ。
色々な感情がごちゃ混ぜになって、胸の奥から込み上げてくる。
ぽたり。
熱い雫が、私の目からこぼれ落ちた。一度溢れ出した涙は、もう止まらなかった。次から次へと涙が溢れ、スープの器の中に吸い込まれていく。
「…っ、うぅ…」
嗚咽が漏れる。みっともない。お見苦しい。分かっているのに、涙を止めることができない。
それでも、私は食べるのをやめなかった。泣きながら、夢中でスプーンを口に運んだ。パンをちぎり、涙で濡れたスープに浸して食べた。しょっぱい味がした。でも、今まで食べたどんなご馳走よりも、美味しかった。
生きなければ。
この優しさに応えるためにも、私は生きなければならない。
向かいの席のギルバート様は、何も言わなかった。ただ、静かに自分の食事を進めている。彼はこちらを見ようともしない。その無関心を装った沈黙が、今の私には何よりの救いだった。
もし彼が「どうした」と声をかけてきたり、同情の言葉を述べたりしていたら、私はきっと食事を続けることができなかっただろう。彼は、私が溜め込んでいたものを全て吐き出す時間が必要だと、分かってくれているのかもしれない。
どれほどの時間、そうしていただろうか。
ようやく涙が枯れ、私は最後の一滴までスープを飲み干した。
「…申し訳、ありません。お見苦しいところを、お見せしました」
俯いたまま、私はか細い声で謝った。
「気にするな」
返ってきたのは、短く、ぶっきらぼうな答えだけだった。
顔を上げると、彼はすでに食事を終え、静かに私を見ていた。その金の瞳は、不思議なほど穏やかだった。
「美味しかったか」
「…はい」
私はこくりと頷いた。
「今まで食べた、どんなお料理よりも、美味しかったです」
それは、紛れもない私の本心だった。私の言葉に、彼の険しい表情が、ほんのわずかに、本当にほんの少しだけ、和らいだように見えた。
502
あなたにおすすめの小説
元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~
季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」
建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。
しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった!
(激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!)
理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造!
隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。
辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。
さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。
「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」
冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!?
現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる!
爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!
わがままな婚約者はお嫌いらしいので婚約解消を提案してあげたのに、反応が思っていたのと違うんですが
水谷繭
恋愛
公爵令嬢のリリアーヌは、婚約者のジェラール王子を追いかけてはいつも冷たくあしらわれていた。
王子の態度に落ち込んだリリアーヌが公園を散策していると、転んで頭を打ってしまう。
数日間寝込むはめになったリリアーヌ。眠っている間に前世の記憶が流れ込み、リリアーヌは今自分がいるのは前世で読んでいたWeb漫画の世界だったことに気づく。
記憶を思い出してみると冷静になり、あれだけ執着していた王子をどうしてそこまで好きだったのかわからなくなる。
リリアーヌは王子と婚約解消して、新しい人生を歩むことを決意するが……
◆表紙はGirly Drop様からお借りしました
◇小説家になろうにも掲載しています
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
田舎娘をバカにした令嬢の末路
冬吹せいら
恋愛
オーロラ・レンジ―は、小国の産まれでありながらも、名門バッテンデン学園に、首席で合格した。
それを不快に思った、令嬢のディアナ・カルホーンは、オーロラが試験官を買収したと嘘をつく。
――あんな田舎娘に、私が負けるわけないじゃない。
田舎娘をバカにした令嬢の末路は……。
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる