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エピソード80:混沌の道標、己が選択
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変わり果てたEFO世界を、ゼロは静かに見つめていた。法則の枷は外れ、自由と混沌が渦巻く世界。それは、ある意味でゼロ自身の内面を映し出しているかのようだった。超越的な力を手に入れ、あらゆる束縛から解放された一方で、絶対的な孤独と、進むべき道が見えないという虚無感もまた、ゼロの中に存在していた。
ゼロは放浪を続けた。かつての街が復興し、新たなコミュニティが生まれている場所。あるいは、法則の歪みに飲まれ、異形のモンスターが跋扈する無法地帯。プレイヤーたちはレベルやスキルという指標を失いながらも、必死にこの新しい世界に適応しようとしていた。泣き、笑い、争い、助け合い、そして死んでいく。その営みは、ひどく脆く、しかし同時に力強い生命力に満ちているように見えた。
超越者の視点から見れば、彼らの存在など取るに足らないものかもしれない。ゼロの力をもってすれば、彼らの運命など容易く捻じ曲げることができるだろう。だが、ゼロはそうしなかった。ただ、観察した。まるで、遠い星の出来事を見るかのように。
時には、自身の力を使うこともあった。法則変動によって生まれた、空間を蝕む不安定な『虚無の裂け目』。放置すれば、やがて周囲を飲み込み、消滅させてしまうだろう。ゼロは【虚無操作(微弱)】スキルと【法則書き換え(初級)】スキルを使い、裂け目を安定化させ、ゆっくりと閉じさせた。誰に感謝されることもなく、誰に知られることもなく。それは、気まぐれか、実験か、あるいは、かつて人間だった頃の倫理観の残滓なのか、ゼロ自身にも判然としなかった。
またある時は、【因果律干渉(上級)】の力を試した。絶望的な状況でモンスターに襲われているプレイヤーたちの『生存確率』に、ほんのわずかに干渉してみる。すると、ありえないような偶然が重なり、彼らは九死に一生を得た。彼らは奇跡に感謝し、神の存在を信じ始めるかもしれない。ゼロがその『神』のような存在であることなど、知る由もなく。
(力を振るうこと……それは、なんと容易く、そしてなんと虚しいことか)
ゼロは、自身の力が世界に与える影響の大きさと、それに対する自身の感情の希薄さとのギャップに、言い知れぬ違和感を覚えていた。
そんな放浪の途中、ゼロは再びアルトの気配を感知した。彼は、巨大な嵐の中心で、風の精霊王と化したかつてのエリアボスと激闘を繰り広げていた。法則が変わったことで、モンスターもまた、以前とは比較にならない進化を遂げているのだ。
アルトの動きは、以前よりもさらに速く、鋭くなっていた。システムの補助がない中で、彼は自らの技術と経験、そして『速度』という一点を極限まで高め、戦っている。苦戦しながらも、その瞳には揺るぎない闘志が宿っていた。
ゼロは、今回は介入しなかった。ただ、高空からその戦いを見守る。アルトは、ゼロの視線に気づいているようだった。時折、空を見上げ、不敵な笑みを浮かべる。言葉はなくとも、二人の間には、ライバルとしての奇妙な共感が通っているのかもしれない。やがて、アルトは死闘の末に精霊王を打ち破った。そして、空のゼロに向かって、小さく拳を突き上げる。それは、次はお前だ、という無言のメッセージのようだった。ゼロもまた、かすかな昂揚感を覚えながら、その場を後にした。
放浪と思索を続けるゼロの元に、再びエルミナからの思念が届いた。それは、以前のような具体的な情報や指示ではなく、もっと静かで、問いかけるような響きを持っていた。
《ゼロ……あなたは、何者になりましたか?》
《力は、目的を達成するための手段。あなたの目的は、定まりましたか?》
《この自由で、混沌とした世界で、あなたは、何を望みますか?》
エルミナは、答えを求めているわけではないようだった。ただ、ゼロに自問させ、最後の選択を促している。
ゼロは、エルミナの問いかけをきっかけに、自身の内面へと深く潜っていった。【混沌核】の中心、そこには、神代零としての記憶の残滓と、原初の不定形としての本能的な渇望、そしてこれまでの経験と捕食によって得た膨大な知識と感情が、渾然一体となって存在していた。
頂点に立った。力も得た。世界の秘密も知った。だが、満たされない。なぜだ?
(俺は、ただ……知りたかっただけなのかもしれない。この世界の果てを。進化の果てを。そして、自分自身の果てを)
支配も、破壊も、救済も、どれもゼロの本質ではない気がした。ゼロの本質は、『捕食』し、『変化』し、『探求』し続けることそのものにあるのではないか?
(ならば……役割など、必要ない)
神にも、悪魔にも、救世主にも、破壊者にもなる必要はない。ゼロは、ゼロであればいい。
常に変化し、常に渇望し、常に未知を求める。法則に縛られず、定義されることもなく、ただ存在する。それが、原初の不定形としての、ゼロ自身の『在り方』。
その答えに辿り着いた瞬間、ゼロの【混沌核】から、迷いが消え去った。そして、代わりに、純粋な好奇心と、無限の未来への期待が満ち溢れてきた。
『俺は、この世界の全てを観測し、理解し、そして喰らう。だが、それは支配や破壊のためではない。ただ、知りたいからだ。変化し続けたいからだ』
ゼロは、自身の進むべき道を定めた。それは、特定の目的地を目指す旅ではない。終わりなき探求の旅だ。
『まずは、創造主の痕跡を探してみるか。彼らが何を考え、何を遺したのか。あるいは、全く別の次元へと渡り、新たな法則と出会うのも面白いかもしれん』
具体的な行動目標が、次々と浮かんでくる。そのどれもが、ゼロの知的好奇心と探求心を刺激するものばかりだった。
決意を固めたゼロの体から、これまで抑えられていたオーラが解き放たれる。それは、もはや善でも悪でも、秩序でも混沌でもない、ただ純粋で、圧倒的な『存在』そのものの輝きだった。EFO世界全体が、その輝きに呼応するように、微かに震えた。
システムの監視の目は、もはやゼロの存在を正確に捉えることすらできないだろう。法則を超えたゼロの前に、システムは沈黙するしかないのかもしれない。
ゼロは、最後に一度だけ、地上を見下ろした。アルト、リリア、そして名も知らぬ多くの者たち。彼らは、これから始まる真のフロンティアで、それぞれの物語を紡いでいくのだろう。
(達者でな)
心の中で、かつての仲間(と呼べるかは分からないが)に別れを告げると、ゼロは空の彼方へと視線を向けた。
そして、次の瞬間。ゼロの姿は、EFO世界から完全に消え去った。【次元跳躍(低級)】ではない、より高度な空間操作、あるいは存在そのものの移動。彼がどこへ向かったのか、それは誰にも分からない。
ただ、EFOの世界には、ゼロという存在が確かにいたという記憶と、彼がもたらした混沌と自由だけが残された。
原初の不定形、ゼロの物語は、ここで一つの区切りを迎える。だが、それは終わりではない。新たな世界、新たな法則、未知なる存在との出会いを求めて、彼の終わりなき捕食と進化の旅は、きっと、どこかで続いているのだろう。
混沌の道標は、常に未来へと続いているのだから。
---
名前: ゼロ
種族: ??? (超越進化体)
称号: ??? (全ての称号を超越、あるいは統合)
所属: 未定義
【能力値】
全て測定不能、あるいは状況に応じて無限に変動
【スキル】
(※前話からの変化なし。ゼロは自らの在り方を定め、新たな探求へと旅立った)
ゼロは放浪を続けた。かつての街が復興し、新たなコミュニティが生まれている場所。あるいは、法則の歪みに飲まれ、異形のモンスターが跋扈する無法地帯。プレイヤーたちはレベルやスキルという指標を失いながらも、必死にこの新しい世界に適応しようとしていた。泣き、笑い、争い、助け合い、そして死んでいく。その営みは、ひどく脆く、しかし同時に力強い生命力に満ちているように見えた。
超越者の視点から見れば、彼らの存在など取るに足らないものかもしれない。ゼロの力をもってすれば、彼らの運命など容易く捻じ曲げることができるだろう。だが、ゼロはそうしなかった。ただ、観察した。まるで、遠い星の出来事を見るかのように。
時には、自身の力を使うこともあった。法則変動によって生まれた、空間を蝕む不安定な『虚無の裂け目』。放置すれば、やがて周囲を飲み込み、消滅させてしまうだろう。ゼロは【虚無操作(微弱)】スキルと【法則書き換え(初級)】スキルを使い、裂け目を安定化させ、ゆっくりと閉じさせた。誰に感謝されることもなく、誰に知られることもなく。それは、気まぐれか、実験か、あるいは、かつて人間だった頃の倫理観の残滓なのか、ゼロ自身にも判然としなかった。
またある時は、【因果律干渉(上級)】の力を試した。絶望的な状況でモンスターに襲われているプレイヤーたちの『生存確率』に、ほんのわずかに干渉してみる。すると、ありえないような偶然が重なり、彼らは九死に一生を得た。彼らは奇跡に感謝し、神の存在を信じ始めるかもしれない。ゼロがその『神』のような存在であることなど、知る由もなく。
(力を振るうこと……それは、なんと容易く、そしてなんと虚しいことか)
ゼロは、自身の力が世界に与える影響の大きさと、それに対する自身の感情の希薄さとのギャップに、言い知れぬ違和感を覚えていた。
そんな放浪の途中、ゼロは再びアルトの気配を感知した。彼は、巨大な嵐の中心で、風の精霊王と化したかつてのエリアボスと激闘を繰り広げていた。法則が変わったことで、モンスターもまた、以前とは比較にならない進化を遂げているのだ。
アルトの動きは、以前よりもさらに速く、鋭くなっていた。システムの補助がない中で、彼は自らの技術と経験、そして『速度』という一点を極限まで高め、戦っている。苦戦しながらも、その瞳には揺るぎない闘志が宿っていた。
ゼロは、今回は介入しなかった。ただ、高空からその戦いを見守る。アルトは、ゼロの視線に気づいているようだった。時折、空を見上げ、不敵な笑みを浮かべる。言葉はなくとも、二人の間には、ライバルとしての奇妙な共感が通っているのかもしれない。やがて、アルトは死闘の末に精霊王を打ち破った。そして、空のゼロに向かって、小さく拳を突き上げる。それは、次はお前だ、という無言のメッセージのようだった。ゼロもまた、かすかな昂揚感を覚えながら、その場を後にした。
放浪と思索を続けるゼロの元に、再びエルミナからの思念が届いた。それは、以前のような具体的な情報や指示ではなく、もっと静かで、問いかけるような響きを持っていた。
《ゼロ……あなたは、何者になりましたか?》
《力は、目的を達成するための手段。あなたの目的は、定まりましたか?》
《この自由で、混沌とした世界で、あなたは、何を望みますか?》
エルミナは、答えを求めているわけではないようだった。ただ、ゼロに自問させ、最後の選択を促している。
ゼロは、エルミナの問いかけをきっかけに、自身の内面へと深く潜っていった。【混沌核】の中心、そこには、神代零としての記憶の残滓と、原初の不定形としての本能的な渇望、そしてこれまでの経験と捕食によって得た膨大な知識と感情が、渾然一体となって存在していた。
頂点に立った。力も得た。世界の秘密も知った。だが、満たされない。なぜだ?
(俺は、ただ……知りたかっただけなのかもしれない。この世界の果てを。進化の果てを。そして、自分自身の果てを)
支配も、破壊も、救済も、どれもゼロの本質ではない気がした。ゼロの本質は、『捕食』し、『変化』し、『探求』し続けることそのものにあるのではないか?
(ならば……役割など、必要ない)
神にも、悪魔にも、救世主にも、破壊者にもなる必要はない。ゼロは、ゼロであればいい。
常に変化し、常に渇望し、常に未知を求める。法則に縛られず、定義されることもなく、ただ存在する。それが、原初の不定形としての、ゼロ自身の『在り方』。
その答えに辿り着いた瞬間、ゼロの【混沌核】から、迷いが消え去った。そして、代わりに、純粋な好奇心と、無限の未来への期待が満ち溢れてきた。
『俺は、この世界の全てを観測し、理解し、そして喰らう。だが、それは支配や破壊のためではない。ただ、知りたいからだ。変化し続けたいからだ』
ゼロは、自身の進むべき道を定めた。それは、特定の目的地を目指す旅ではない。終わりなき探求の旅だ。
『まずは、創造主の痕跡を探してみるか。彼らが何を考え、何を遺したのか。あるいは、全く別の次元へと渡り、新たな法則と出会うのも面白いかもしれん』
具体的な行動目標が、次々と浮かんでくる。そのどれもが、ゼロの知的好奇心と探求心を刺激するものばかりだった。
決意を固めたゼロの体から、これまで抑えられていたオーラが解き放たれる。それは、もはや善でも悪でも、秩序でも混沌でもない、ただ純粋で、圧倒的な『存在』そのものの輝きだった。EFO世界全体が、その輝きに呼応するように、微かに震えた。
システムの監視の目は、もはやゼロの存在を正確に捉えることすらできないだろう。法則を超えたゼロの前に、システムは沈黙するしかないのかもしれない。
ゼロは、最後に一度だけ、地上を見下ろした。アルト、リリア、そして名も知らぬ多くの者たち。彼らは、これから始まる真のフロンティアで、それぞれの物語を紡いでいくのだろう。
(達者でな)
心の中で、かつての仲間(と呼べるかは分からないが)に別れを告げると、ゼロは空の彼方へと視線を向けた。
そして、次の瞬間。ゼロの姿は、EFO世界から完全に消え去った。【次元跳躍(低級)】ではない、より高度な空間操作、あるいは存在そのものの移動。彼がどこへ向かったのか、それは誰にも分からない。
ただ、EFOの世界には、ゼロという存在が確かにいたという記憶と、彼がもたらした混沌と自由だけが残された。
原初の不定形、ゼロの物語は、ここで一つの区切りを迎える。だが、それは終わりではない。新たな世界、新たな法則、未知なる存在との出会いを求めて、彼の終わりなき捕食と進化の旅は、きっと、どこかで続いているのだろう。
混沌の道標は、常に未来へと続いているのだから。
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名前: ゼロ
種族: ??? (超越進化体)
称号: ??? (全ての称号を超越、あるいは統合)
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