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第80話:聖なる防壁
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帝都を出発した帝国騎士団は、大陸を横断するように西へと進軍した。
その道のりは決して平坦なものではなかった。闇の教団は彼らの進軍を阻むべく、道中の村や森にあらかじめ魔物や狂信者の部隊を配置していたのだ。
しかし、それらの姑息な罠は帝国騎士団の敵ではなかった。
アシュレイの的確な指揮と、騎士たちの圧倒的な練度。そして何より、リリアーナの存在が彼らを無敵の軍隊に変えていた。
小規模な戦闘で兵士が傷を負っても、リリアーナが後方から癒やしの光を送ればたちどころに回復する。魔物が放つ瘴気も、彼女が放つ清浄なオーラの前ではその力を失った。
騎士たちは聖女の加護をその身に受け、疲労も恐怖も知らぬかのように戦い続けた。
数日後、彼らはついに目的地である『忘れられた渓谷』の入り口にたどり着いた。
そこは、その名の通り人々から忘れ去られたかのような荒涼とした土地だった。天を突くような険しい岩山が連なり、谷底からは常にどす黒い瘴気が不気味な靄となって立ち上っている。
「……ここか。奴らの本拠地は」
アシュレイが馬上で険しい表情で呟いた。
レオナルドが斥候からの報告を告げる。
「はっ。この先の渓谷には無数の魔物が配置され、さらに強力な魔術障壁が何重にも張られているとのこと。力ずくで突破しようとすれば、多大な犠牲は免れませぬ」
その報告通り、渓谷の入り口付近にはすでに異形の魔物の群れが、騎士団の行く手を阻むように待ち構えていた。
アシュレイが全軍に攻撃準備を命じようとした、その時だった。
「お待ちください、アシュレイ様」
リリアーナが静かに彼を制した。
「ここは、わたくしにお任せください」
彼女はそう言うと、アシュレイの前に馬を進め、一人渓谷の入り口に立った。
アシュレイは一瞬ためらった。しかし、彼女の瞳に宿る揺るぎない自信を見て、静かに頷いた。
「……分かった。信じよう」
リリアーナは馬上で静かに目を閉じた。
そして、覚醒した聖女の力を今、初めてその最大戦力で解放した。
「――聖域創造(サンクチュアリ)」
彼女が凛とした声でそう唱えた瞬間、リリアーナの体から白銀の光が、太陽が爆発したかのような勢いで溢れ出した。
光は天に昇り、そして巨大な光のドームとなって帝国騎士団の頭上を完全に覆い尽くした。
それは、ただの光ではなかった。
リリアーナの聖なる意志によって形作られた、絶対的な防御結界。
『聖なる防壁』。
防壁が完成した瞬間、渓谷に待ち構えていた魔物の群れが一斉に襲いかかってきた。鋭い爪、毒のブレス、呪いの魔術。ありとあらゆる攻撃が光の壁に叩きつけられる。
しかし、その全てが防壁に触れた瞬間に音もなく霧散していく。
邪悪なものは、一切通さない。
それはまさしく神の領域の守りだった。
「な……なんだ、これは……」
「全ての攻撃が、無効化されている……!」
騎士たちは、目の前で繰り広げられる奇跡の光景にただ呆然と立ち尽くす。
リリアーナはさらに力を込めた。
「進んでください!」
彼女の叫びに応じるように、光の防壁がゆっくりと前進を始めた。
防壁に触れた魔物たちは聖なる光に焼かれ、悲鳴を上げながら塵となって消えていく。行く手を阻んでいたはずの魔術障壁も、光の壁が触れるとまるで薄いガラスのように音を立てて砕け散った。
「……進めえええええっ!」
最初に我に返ったアシュレイが雄叫びを上げた。
「聖女が我らの道を開いてくださった! この好機を逃すな! 全軍、突撃!」
「「「おおおおおおおっ!!!」」」
騎士たちは聖なる防壁に守られながら、一斉に渓谷へと突入した。
それはもはや戦いではなかった。
一方的な浄化の行進。
リリアーナが作り出した絶対安全圏の中から、騎士たちは抵抗する術を失った魔物たちを次々と掃討していく。
彼らの士気は天を衝くほどに高まっていた。
聖女様と皇子殿下と共にある限り、我々に敗北はない。
その確信が彼らを帝国最強の戦士へと変えていた。
アシュレイは先頭を駆けながら自らも氷の剣を振るい、敵をなぎ倒していた。
しかし、その視線は常に後方で光の中心となっているリリアーナに向けられていた。
彼女の顔色は蒼白になっていた。これほど巨大な聖域を維持することは、彼女の生命力を凄まじい勢いで削り取っているのだ。
それでも彼女は決して光を弱めようとはしない。
愛する人と仲間たちを守るため。その一心で彼女は歯を食いしばり、力を振り絞っていた。
その気高く健気な姿に、アシュレイは胸が張り裂けそうになるほどの愛しさと、そして自分の無力さへの怒りを覚えていた。
早く。
一刻も早く、この戦いを終わらせなければ。
彼女が限界を迎える前に。
アシュレイは馬の速度をさらに上げた。
その青い瞳は、渓谷の最深部、全ての元凶が待つ闇の中心だけを冷徹に見据えていた。
聖女が開いた光の道を、氷の皇子が怒りと共に突き進む。
決戦の火蓋は、今切って落とされた。
その道のりは決して平坦なものではなかった。闇の教団は彼らの進軍を阻むべく、道中の村や森にあらかじめ魔物や狂信者の部隊を配置していたのだ。
しかし、それらの姑息な罠は帝国騎士団の敵ではなかった。
アシュレイの的確な指揮と、騎士たちの圧倒的な練度。そして何より、リリアーナの存在が彼らを無敵の軍隊に変えていた。
小規模な戦闘で兵士が傷を負っても、リリアーナが後方から癒やしの光を送ればたちどころに回復する。魔物が放つ瘴気も、彼女が放つ清浄なオーラの前ではその力を失った。
騎士たちは聖女の加護をその身に受け、疲労も恐怖も知らぬかのように戦い続けた。
数日後、彼らはついに目的地である『忘れられた渓谷』の入り口にたどり着いた。
そこは、その名の通り人々から忘れ去られたかのような荒涼とした土地だった。天を突くような険しい岩山が連なり、谷底からは常にどす黒い瘴気が不気味な靄となって立ち上っている。
「……ここか。奴らの本拠地は」
アシュレイが馬上で険しい表情で呟いた。
レオナルドが斥候からの報告を告げる。
「はっ。この先の渓谷には無数の魔物が配置され、さらに強力な魔術障壁が何重にも張られているとのこと。力ずくで突破しようとすれば、多大な犠牲は免れませぬ」
その報告通り、渓谷の入り口付近にはすでに異形の魔物の群れが、騎士団の行く手を阻むように待ち構えていた。
アシュレイが全軍に攻撃準備を命じようとした、その時だった。
「お待ちください、アシュレイ様」
リリアーナが静かに彼を制した。
「ここは、わたくしにお任せください」
彼女はそう言うと、アシュレイの前に馬を進め、一人渓谷の入り口に立った。
アシュレイは一瞬ためらった。しかし、彼女の瞳に宿る揺るぎない自信を見て、静かに頷いた。
「……分かった。信じよう」
リリアーナは馬上で静かに目を閉じた。
そして、覚醒した聖女の力を今、初めてその最大戦力で解放した。
「――聖域創造(サンクチュアリ)」
彼女が凛とした声でそう唱えた瞬間、リリアーナの体から白銀の光が、太陽が爆発したかのような勢いで溢れ出した。
光は天に昇り、そして巨大な光のドームとなって帝国騎士団の頭上を完全に覆い尽くした。
それは、ただの光ではなかった。
リリアーナの聖なる意志によって形作られた、絶対的な防御結界。
『聖なる防壁』。
防壁が完成した瞬間、渓谷に待ち構えていた魔物の群れが一斉に襲いかかってきた。鋭い爪、毒のブレス、呪いの魔術。ありとあらゆる攻撃が光の壁に叩きつけられる。
しかし、その全てが防壁に触れた瞬間に音もなく霧散していく。
邪悪なものは、一切通さない。
それはまさしく神の領域の守りだった。
「な……なんだ、これは……」
「全ての攻撃が、無効化されている……!」
騎士たちは、目の前で繰り広げられる奇跡の光景にただ呆然と立ち尽くす。
リリアーナはさらに力を込めた。
「進んでください!」
彼女の叫びに応じるように、光の防壁がゆっくりと前進を始めた。
防壁に触れた魔物たちは聖なる光に焼かれ、悲鳴を上げながら塵となって消えていく。行く手を阻んでいたはずの魔術障壁も、光の壁が触れるとまるで薄いガラスのように音を立てて砕け散った。
「……進めえええええっ!」
最初に我に返ったアシュレイが雄叫びを上げた。
「聖女が我らの道を開いてくださった! この好機を逃すな! 全軍、突撃!」
「「「おおおおおおおっ!!!」」」
騎士たちは聖なる防壁に守られながら、一斉に渓谷へと突入した。
それはもはや戦いではなかった。
一方的な浄化の行進。
リリアーナが作り出した絶対安全圏の中から、騎士たちは抵抗する術を失った魔物たちを次々と掃討していく。
彼らの士気は天を衝くほどに高まっていた。
聖女様と皇子殿下と共にある限り、我々に敗北はない。
その確信が彼らを帝国最強の戦士へと変えていた。
アシュレイは先頭を駆けながら自らも氷の剣を振るい、敵をなぎ倒していた。
しかし、その視線は常に後方で光の中心となっているリリアーナに向けられていた。
彼女の顔色は蒼白になっていた。これほど巨大な聖域を維持することは、彼女の生命力を凄まじい勢いで削り取っているのだ。
それでも彼女は決して光を弱めようとはしない。
愛する人と仲間たちを守るため。その一心で彼女は歯を食いしばり、力を振り絞っていた。
その気高く健気な姿に、アシュレイは胸が張り裂けそうになるほどの愛しさと、そして自分の無力さへの怒りを覚えていた。
早く。
一刻も早く、この戦いを終わらせなければ。
彼女が限界を迎える前に。
アシュレイは馬の速度をさらに上げた。
その青い瞳は、渓谷の最深部、全ての元凶が待つ闇の中心だけを冷徹に見据えていた。
聖女が開いた光の道を、氷の皇子が怒りと共に突き進む。
決戦の火蓋は、今切って落とされた。
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