71 / 100
第71話:幹部との遭遇
しおりを挟む
書斎の扉の向こうから聞こえる足音は、一つではなかった。少なくとも、三人。そのどれもが、先ほど俺たちが殲滅した黒ローブたちとは比較にならない、濃密で禍々しい魔力を放っていた。
「……来るぞ」
俺は短く告げ、短剣を構えた。シルフィは俺の前に立ち、青銀色に輝く魔剣を正眼に構える。フィオナは俺の背後で杖を握りしめ、いつでも魔法を放てるよう、魔力を練り始めていた。
静寂の中、足音だけが、不気味に響き渡る。
やがて、書斎の入り口に、三つの人影が現れた。
彼らもまた、顔を深く覆う黒いローブを身にまとっていた。だが、そのローブの裾には、銀糸で蛇の紋章が刺繍されており、彼らがただの信徒ではない、教団内での上位者であることを示唆していた。
中央に立つ男が、一歩前に進み出た。フードの奥から、ねっとりとした、聞くだけで不快になるような声が響く。
「……これは、これは。ネズミが紛れ込んでいたとは、気づきませんでしたな。儀式場を、随分と派手に荒らしてくれたようですな」
その言葉には、怒りよりも、面白い玩具を見つけたかのような、歪んだ愉悦の色が滲んでいた。
俺は、中央の男に【万物解析】を集中させた。
【名称:マリウス】
【職業:邪教団『虚無の蛇』幹部(呪術師)】
【レベル:42】
【スキル:死霊呪術(Lv.7)、精神汚染(Lv.6)、影縛り】
【思考:『ほう、この若造がリーダーか。面白い眼をしている。我らが計画の、新たな実験体として、実に興味深い』】
レベル42。これまでに遭遇した、どの敵よりも強い。しかも、厄介な精神攻撃系のスキルまで持っている。
「お前たちが、『虚無の蛇』の幹部か」
俺が問いかけると、マリウスと名乗った男は、クツクツと喉を鳴らして笑った。
「いかにも。私は、偉大なる邪神様の御心に仕える者。さて、あなた方は何者ですかな? ただの冒険者にしては、少々、腕が立ちすぎるようだ」
「俺たちは、お前たちのような外道を、決して許さない者だ」
俺の隣で、シルフィが低い声で言い放った。彼女の魔剣から、聖なるオーラが溢れ出し、邪教徒たちの放つ禍々しい空気を打ち消していく。
マリウスは、その光景を見て、ほう、と感心したように息を漏らした。
「……なるほど。その剣は、聖別された魔剣ですな。我々にとっては、実に相性が悪い。ですが……」
マリウスが、すっと片手を上げた。
「多勢に無勢、という言葉をご存じかな? 【影よ、縛れ】」
彼がそう唱えた瞬間、俺たちの足元から、黒い影がまるで生き物のように伸び上がり、俺たちの足に絡みついてきた。スキル『影縛り』だ!
「くっ……!」
シルフィと俺は、咄嗟にそれを振り払おうとしたが、影は粘着質なタールのように、俺たちの動きを完全に封じていた。
「シルフィさん!」
フィオナだけが、後方にいたため、かろうじてその拘束を免れていた。
「お嬢さん、あなたから、片付けさせてもらいましょうか」
マリウスの両脇に控えていた、二人の黒ローブが、音もなくフィオナへと襲いかかる。彼らもまた、レベル30を超える手練れの暗殺者のようだった。
「先生に、指一本触れさせませんわ! 【フレイム・ウォール】!」
フィオナが、叫びと共に杖を振り下ろす。俺たちと暗殺者たちの間に、巨大な炎の壁が出現し、彼らの突進を阻んだ。
「ほう、なかなかやりますな。ですが、いつまで持ちますかな?」
マリウスは、余裕の表情を崩さない。俺とシルフィが拘束されている限り、フィオナが一人で二人を相手にするのは、時間の問題だった。
「アレン! 何とかしろ! この影、物理攻撃が効かん!」
シルフィが、焦ったように叫ぶ。俺も短剣で影を切りつけようとしたが、刃は空しくすり抜けるだけだった。
まずい。このままでは、各個撃破されてしまう。
俺は、冷静に、この状況を打開する方法を探る。マリウスのスキル、『影縛り』。その本質を、俺のスキルで見抜くんだ。
【スキル:影縛り】
【詳細:術者の魔力を影に変換し、対象を拘束する呪術。物理的な干渉を無効化するが、光属性の魔法に極端に弱い。また、術者であるマリウス自身が、拘束を維持するために、集中し続けなければならない】
弱点は、光属性。そして、術者が集中し続けなければならない、ということ。
「フィオナ! 聞こえるか!」
俺は、炎の壁の向こうにいるフィオナに向かって叫んだ。
「光の魔法だ! 何でもいい、一番強力な光を、この影に叩きつけろ!」
「は、はい! やってみます! 【ホーリー・ライト】!」
フィオナの詠唱が響き渡る。彼女の杖の先から、太陽のような、まばゆい光の球が放たれた。それは、炎の壁を突き抜け、俺たちの足元に絡みつく影へと直撃した。
ジュウウウウウ!
影が、まるで聖水に触れた吸血鬼のように、激しい音を立てて蒸発していく。足元の拘束が、一瞬だけ緩んだ。
「今だ!」
俺とシルフィは、その一瞬の隙を見逃さなかった。全力で拘束を振りほどき、自由になる。
「……チッ。やりますな」
マリウスが、初めて忌々しげに舌打ちした。
だが、彼の次の一手は、俺たちの想像を超えていた。
「ならば、これはいかがかな? 【精神汚染(マインド・ポリューション)】」
マリウスの目が、フードの奥で、不気味な紫色に輝いた。その視線が、俺たち三人に向けられる。
途端に、俺の頭の中に、おぞましい幻覚と、不快な囁き声が流れ込んできた。
『お前は、役立たずだ……』
『お前の仲間は、お前を裏切る……』
『お前は、一人だ……孤独だ……』
それは、俺が最も恐れている、過去のトラウマを抉るような、悪意に満ちた精神攻撃だった。
「ぐ……ああ……!」
俺は、思わず頭を抱えて膝をついた。シルフィも、顔を青ざめさせ、苦しそうに呻いている。彼女の脳裏にも、かつての仲間たちとの、悲劇的な別れの光景が映し出されているのかもしれない。
唯一、立っているのはフィオナだけだった。だが、彼女もまた、杖を握りしめ、必死に何かに耐えているようだった。
「ククク……どうですかな? 心の闇に、飲み込まれる気分は」
マリウスの高笑いが、響き渡る。
このままでは、俺たちの精神は、完全に破壊されてしまう。
俺は、朦朧とする意識の中、必死に抵抗した。
(……負けるな。俺は、もう一人じゃない……! 俺には、仲間がいる……!)
俺は、ルナの黄金色の笑顔を、シルフィの不器用な優しさを、フィオナの献身的な愛を、心の盾とした。
そして、俺は、この呪術そのものの弱点を、最後の力を振り絞って、解析した。
この呪術を、破る方法を。
俺の脳裏に、一つの、あまりにも意外な答えが、浮かび上がった。
「……来るぞ」
俺は短く告げ、短剣を構えた。シルフィは俺の前に立ち、青銀色に輝く魔剣を正眼に構える。フィオナは俺の背後で杖を握りしめ、いつでも魔法を放てるよう、魔力を練り始めていた。
静寂の中、足音だけが、不気味に響き渡る。
やがて、書斎の入り口に、三つの人影が現れた。
彼らもまた、顔を深く覆う黒いローブを身にまとっていた。だが、そのローブの裾には、銀糸で蛇の紋章が刺繍されており、彼らがただの信徒ではない、教団内での上位者であることを示唆していた。
中央に立つ男が、一歩前に進み出た。フードの奥から、ねっとりとした、聞くだけで不快になるような声が響く。
「……これは、これは。ネズミが紛れ込んでいたとは、気づきませんでしたな。儀式場を、随分と派手に荒らしてくれたようですな」
その言葉には、怒りよりも、面白い玩具を見つけたかのような、歪んだ愉悦の色が滲んでいた。
俺は、中央の男に【万物解析】を集中させた。
【名称:マリウス】
【職業:邪教団『虚無の蛇』幹部(呪術師)】
【レベル:42】
【スキル:死霊呪術(Lv.7)、精神汚染(Lv.6)、影縛り】
【思考:『ほう、この若造がリーダーか。面白い眼をしている。我らが計画の、新たな実験体として、実に興味深い』】
レベル42。これまでに遭遇した、どの敵よりも強い。しかも、厄介な精神攻撃系のスキルまで持っている。
「お前たちが、『虚無の蛇』の幹部か」
俺が問いかけると、マリウスと名乗った男は、クツクツと喉を鳴らして笑った。
「いかにも。私は、偉大なる邪神様の御心に仕える者。さて、あなた方は何者ですかな? ただの冒険者にしては、少々、腕が立ちすぎるようだ」
「俺たちは、お前たちのような外道を、決して許さない者だ」
俺の隣で、シルフィが低い声で言い放った。彼女の魔剣から、聖なるオーラが溢れ出し、邪教徒たちの放つ禍々しい空気を打ち消していく。
マリウスは、その光景を見て、ほう、と感心したように息を漏らした。
「……なるほど。その剣は、聖別された魔剣ですな。我々にとっては、実に相性が悪い。ですが……」
マリウスが、すっと片手を上げた。
「多勢に無勢、という言葉をご存じかな? 【影よ、縛れ】」
彼がそう唱えた瞬間、俺たちの足元から、黒い影がまるで生き物のように伸び上がり、俺たちの足に絡みついてきた。スキル『影縛り』だ!
「くっ……!」
シルフィと俺は、咄嗟にそれを振り払おうとしたが、影は粘着質なタールのように、俺たちの動きを完全に封じていた。
「シルフィさん!」
フィオナだけが、後方にいたため、かろうじてその拘束を免れていた。
「お嬢さん、あなたから、片付けさせてもらいましょうか」
マリウスの両脇に控えていた、二人の黒ローブが、音もなくフィオナへと襲いかかる。彼らもまた、レベル30を超える手練れの暗殺者のようだった。
「先生に、指一本触れさせませんわ! 【フレイム・ウォール】!」
フィオナが、叫びと共に杖を振り下ろす。俺たちと暗殺者たちの間に、巨大な炎の壁が出現し、彼らの突進を阻んだ。
「ほう、なかなかやりますな。ですが、いつまで持ちますかな?」
マリウスは、余裕の表情を崩さない。俺とシルフィが拘束されている限り、フィオナが一人で二人を相手にするのは、時間の問題だった。
「アレン! 何とかしろ! この影、物理攻撃が効かん!」
シルフィが、焦ったように叫ぶ。俺も短剣で影を切りつけようとしたが、刃は空しくすり抜けるだけだった。
まずい。このままでは、各個撃破されてしまう。
俺は、冷静に、この状況を打開する方法を探る。マリウスのスキル、『影縛り』。その本質を、俺のスキルで見抜くんだ。
【スキル:影縛り】
【詳細:術者の魔力を影に変換し、対象を拘束する呪術。物理的な干渉を無効化するが、光属性の魔法に極端に弱い。また、術者であるマリウス自身が、拘束を維持するために、集中し続けなければならない】
弱点は、光属性。そして、術者が集中し続けなければならない、ということ。
「フィオナ! 聞こえるか!」
俺は、炎の壁の向こうにいるフィオナに向かって叫んだ。
「光の魔法だ! 何でもいい、一番強力な光を、この影に叩きつけろ!」
「は、はい! やってみます! 【ホーリー・ライト】!」
フィオナの詠唱が響き渡る。彼女の杖の先から、太陽のような、まばゆい光の球が放たれた。それは、炎の壁を突き抜け、俺たちの足元に絡みつく影へと直撃した。
ジュウウウウウ!
影が、まるで聖水に触れた吸血鬼のように、激しい音を立てて蒸発していく。足元の拘束が、一瞬だけ緩んだ。
「今だ!」
俺とシルフィは、その一瞬の隙を見逃さなかった。全力で拘束を振りほどき、自由になる。
「……チッ。やりますな」
マリウスが、初めて忌々しげに舌打ちした。
だが、彼の次の一手は、俺たちの想像を超えていた。
「ならば、これはいかがかな? 【精神汚染(マインド・ポリューション)】」
マリウスの目が、フードの奥で、不気味な紫色に輝いた。その視線が、俺たち三人に向けられる。
途端に、俺の頭の中に、おぞましい幻覚と、不快な囁き声が流れ込んできた。
『お前は、役立たずだ……』
『お前の仲間は、お前を裏切る……』
『お前は、一人だ……孤独だ……』
それは、俺が最も恐れている、過去のトラウマを抉るような、悪意に満ちた精神攻撃だった。
「ぐ……ああ……!」
俺は、思わず頭を抱えて膝をついた。シルフィも、顔を青ざめさせ、苦しそうに呻いている。彼女の脳裏にも、かつての仲間たちとの、悲劇的な別れの光景が映し出されているのかもしれない。
唯一、立っているのはフィオナだけだった。だが、彼女もまた、杖を握りしめ、必死に何かに耐えているようだった。
「ククク……どうですかな? 心の闇に、飲み込まれる気分は」
マリウスの高笑いが、響き渡る。
このままでは、俺たちの精神は、完全に破壊されてしまう。
俺は、朦朧とする意識の中、必死に抵抗した。
(……負けるな。俺は、もう一人じゃない……! 俺には、仲間がいる……!)
俺は、ルナの黄金色の笑顔を、シルフィの不器用な優しさを、フィオナの献身的な愛を、心の盾とした。
そして、俺は、この呪術そのものの弱点を、最後の力を振り絞って、解析した。
この呪術を、破る方法を。
俺の脳裏に、一つの、あまりにも意外な答えが、浮かび上がった。
1
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
貴族に無茶苦茶なことを言われたのでやけくそな行動をしたら、戦争賠償として引き抜かれました。
詰んだ
ファンタジー
エルクス王国の魔法剣士で重鎮のキースは、うんざりしていた。
王国とは名ばかりで、元老院の貴族が好き勝手なこと言っている。
そしてついに国力、戦力、人材全てにおいて圧倒的な戦力を持つヴォルクス皇国に、戦争を仕掛けるという暴挙に出た。
勝てるわけのない戦争に、「何とか勝て!」と言われたが、何もできるはずもなく、あっという間に劣勢になった。
日を追うごとに悪くなる戦況に、キースへのあたりがひどくなった。
むしゃくしゃしたキースは、一つの案を思いついた。
その案を実行したことによって、あんなことになるなんて、誰も想像しなかった。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる