86 / 100
第86話:落ちぶれた勇者
しおりを挟む
グレイロック砦を攻略した俺たちは、ついに王都アヴァロンの城壁が見える最後の丘陵地帯へと到達した。そこから見える光景は、騎士の報告以上に凄惨なものだった。
黒い煙が街の至る所から立ち上り、城壁は巨大な獣に噛み砕かれたかのように無残に崩れ落ちている。かつての美しい都の面影はもはやどこにもない。時折、街の方から魔物の咆哮と人々の悲鳴が、風に乗って微かに聞こえてくる。
兵士たちの顔に怒りと、そして悲しみの色が浮かんだ。ここが自分たちの国の首都だった場所なのだ。
俺は全軍に野営の準備を命じた。今夜はここで最後の休息を取り、明朝、総攻撃を仕掛ける。
俺が斥候部隊からの報告を待っていると、見張りの兵士の一人が血相を変えて俺の元へ駆け込んできた。
「ま、マスター! 前方から数名の生存者が……! 王都から落ち延びてきたようです!」
俺はすぐにその場所へと向かった。そこにはボロボロの鎧を身につけ、泥と血にまみれた数人の兵士たちが力なく地面に座り込んでいた。皆、虚ろな目をしており、その心は希望を完全に失っているようだった。
そして、その中心にいる二人の人物を見て、俺は思わず足を止めた。
一人は、かつて俺が所属していたパーティーのリーダー、勇者レオだった。
そしてもう一人は、戦士ガストン。
だがそこにいたのは、俺の知る傲慢で自信に満ち溢れた彼らの姿ではなかった。
レオはかつて輝いていたミスリルの鎧を失い、継ぎ接ぎだらけの革鎧をみすぼらしく身に着けていた。そして何より、彼の右腕が肩の付け根から無くなっていた。聖剣を握っていたはずの腕が。
その顔には深い絶望と、全てを失った者の空虚な色だけが浮かんでいる。
ガストンもまた自慢の巨大な戦斧を失い、その体には無数の深い傷跡が刻まれていた。彼はただ地面の一点を見つめ、ぶつぶつと何か意味のない言葉を呟いている。
あまりにも変わり果てた姿だった。
俺の存在に気づいたレオがゆっくりと顔を上げた。その虚ろな瞳が俺の姿を捉え、わずかに見開かれる。
「……アレン……か……」
その声は力なく、かすれていた。かつての尊大な響きはどこにもない。
「……レオ。ガストンも」
俺はかける言葉が見つからず、ただ彼らの名前を呼んだ。
レオは自嘲するようにふっと笑った。
「……見ての通りだ。惨めな様だろう……?」
彼は失われた右腕の付け根を左手でそっと撫でた。
「……聖剣は奪われた。奴らの幹部の一人にな……。俺はもはや勇者ではない。ただの片腕の役立たずだ……」
その言葉はかつて彼が俺に投げつけた言葉と全く同じだった。だがその響きは、あまりにも悲しく、そして虚しかった。
「サラは……死んだ」
ガストンがぽつりと呟いた。
「……俺を庇ってな……。俺が盾役のくせに油断したせいで……。あいつは最期まで俺のことを『脳筋』と罵っていたよ……。はは……」
乾いた笑い声が虚しく響く。パーティーの紅一点だった、あの皮肉屋の魔術師はもうこの世にいない。
俺は何も言うことができなかった。彼らを憎んでいたはずだった。彼らの不幸をどこかで望んでいたはずだった。
だが目の前に広がるこのあまりにも惨めな光景は、俺の心からそんな黒い感情さえも奪い去っていった。
「……リリアは……」
俺は一番聞きたかった、そして聞くのが怖かった名前を口にした。
レオは力なく首を振った。
「……分からん。俺たちが王城から脱出する時……彼女は民を避難させるために神殿に残ると言った。それが彼女を見た最後だ。……おそらく、もう……」
その言葉に、俺の心臓がどくんと大きく跳ねた。
リリアが、まだあの地獄のような街の中にいる。
俺は固く、固く拳を握りしめた。
憎い相手だった。俺を裏切り、傷つけた女だった。だがそれでも、彼女は俺のたった一人の幼馴染だったのだ。
「……アレン」
レオが俺の顔をまっすぐに見上げた。その瞳には初めて見る懇願の色が浮かんでいた。
「……頼む。俺はもう戦えない。だがお前なら……お前ならやれるかもしれん。どうか……王都を、民を……そして……リリアを助けてやってくれ……」
彼はその場で俺に向かって土下座をするかのように深く、深く頭を下げた。
かつてあれほどまでに尊大だった勇者が、今、俺に全てを託そうとしていた。
俺はそんな彼の姿を静かに見下ろしていた。
過去の因縁は、もうどうでもよかった。
復讐も憎しみも、この絶op的な現実の前ではあまりにもちっぽけな感情に過ぎなかった。
俺の胸に、ただ一つの燃えるような想いが宿っていた。
必ず、勝つ。
そして、救い出す。
俺は落ちぶれた勇者に背を向けた。そして眼下に広がる炎と煙に包まれた故郷の街を、もう一度見据えた。
「……当たり前だ」
俺は誰に言うでもなく、そう呟いた。
その声はラトナ連合軍の全ての兵士たちの心に、新たな決意の炎を灯したかのように静かに、そして力強く響き渡った。
黒い煙が街の至る所から立ち上り、城壁は巨大な獣に噛み砕かれたかのように無残に崩れ落ちている。かつての美しい都の面影はもはやどこにもない。時折、街の方から魔物の咆哮と人々の悲鳴が、風に乗って微かに聞こえてくる。
兵士たちの顔に怒りと、そして悲しみの色が浮かんだ。ここが自分たちの国の首都だった場所なのだ。
俺は全軍に野営の準備を命じた。今夜はここで最後の休息を取り、明朝、総攻撃を仕掛ける。
俺が斥候部隊からの報告を待っていると、見張りの兵士の一人が血相を変えて俺の元へ駆け込んできた。
「ま、マスター! 前方から数名の生存者が……! 王都から落ち延びてきたようです!」
俺はすぐにその場所へと向かった。そこにはボロボロの鎧を身につけ、泥と血にまみれた数人の兵士たちが力なく地面に座り込んでいた。皆、虚ろな目をしており、その心は希望を完全に失っているようだった。
そして、その中心にいる二人の人物を見て、俺は思わず足を止めた。
一人は、かつて俺が所属していたパーティーのリーダー、勇者レオだった。
そしてもう一人は、戦士ガストン。
だがそこにいたのは、俺の知る傲慢で自信に満ち溢れた彼らの姿ではなかった。
レオはかつて輝いていたミスリルの鎧を失い、継ぎ接ぎだらけの革鎧をみすぼらしく身に着けていた。そして何より、彼の右腕が肩の付け根から無くなっていた。聖剣を握っていたはずの腕が。
その顔には深い絶望と、全てを失った者の空虚な色だけが浮かんでいる。
ガストンもまた自慢の巨大な戦斧を失い、その体には無数の深い傷跡が刻まれていた。彼はただ地面の一点を見つめ、ぶつぶつと何か意味のない言葉を呟いている。
あまりにも変わり果てた姿だった。
俺の存在に気づいたレオがゆっくりと顔を上げた。その虚ろな瞳が俺の姿を捉え、わずかに見開かれる。
「……アレン……か……」
その声は力なく、かすれていた。かつての尊大な響きはどこにもない。
「……レオ。ガストンも」
俺はかける言葉が見つからず、ただ彼らの名前を呼んだ。
レオは自嘲するようにふっと笑った。
「……見ての通りだ。惨めな様だろう……?」
彼は失われた右腕の付け根を左手でそっと撫でた。
「……聖剣は奪われた。奴らの幹部の一人にな……。俺はもはや勇者ではない。ただの片腕の役立たずだ……」
その言葉はかつて彼が俺に投げつけた言葉と全く同じだった。だがその響きは、あまりにも悲しく、そして虚しかった。
「サラは……死んだ」
ガストンがぽつりと呟いた。
「……俺を庇ってな……。俺が盾役のくせに油断したせいで……。あいつは最期まで俺のことを『脳筋』と罵っていたよ……。はは……」
乾いた笑い声が虚しく響く。パーティーの紅一点だった、あの皮肉屋の魔術師はもうこの世にいない。
俺は何も言うことができなかった。彼らを憎んでいたはずだった。彼らの不幸をどこかで望んでいたはずだった。
だが目の前に広がるこのあまりにも惨めな光景は、俺の心からそんな黒い感情さえも奪い去っていった。
「……リリアは……」
俺は一番聞きたかった、そして聞くのが怖かった名前を口にした。
レオは力なく首を振った。
「……分からん。俺たちが王城から脱出する時……彼女は民を避難させるために神殿に残ると言った。それが彼女を見た最後だ。……おそらく、もう……」
その言葉に、俺の心臓がどくんと大きく跳ねた。
リリアが、まだあの地獄のような街の中にいる。
俺は固く、固く拳を握りしめた。
憎い相手だった。俺を裏切り、傷つけた女だった。だがそれでも、彼女は俺のたった一人の幼馴染だったのだ。
「……アレン」
レオが俺の顔をまっすぐに見上げた。その瞳には初めて見る懇願の色が浮かんでいた。
「……頼む。俺はもう戦えない。だがお前なら……お前ならやれるかもしれん。どうか……王都を、民を……そして……リリアを助けてやってくれ……」
彼はその場で俺に向かって土下座をするかのように深く、深く頭を下げた。
かつてあれほどまでに尊大だった勇者が、今、俺に全てを託そうとしていた。
俺はそんな彼の姿を静かに見下ろしていた。
過去の因縁は、もうどうでもよかった。
復讐も憎しみも、この絶op的な現実の前ではあまりにもちっぽけな感情に過ぎなかった。
俺の胸に、ただ一つの燃えるような想いが宿っていた。
必ず、勝つ。
そして、救い出す。
俺は落ちぶれた勇者に背を向けた。そして眼下に広がる炎と煙に包まれた故郷の街を、もう一度見据えた。
「……当たり前だ」
俺は誰に言うでもなく、そう呟いた。
その声はラトナ連合軍の全ての兵士たちの心に、新たな決意の炎を灯したかのように静かに、そして力強く響き渡った。
12
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
貴族に無茶苦茶なことを言われたのでやけくそな行動をしたら、戦争賠償として引き抜かれました。
詰んだ
ファンタジー
エルクス王国の魔法剣士で重鎮のキースは、うんざりしていた。
王国とは名ばかりで、元老院の貴族が好き勝手なこと言っている。
そしてついに国力、戦力、人材全てにおいて圧倒的な戦力を持つヴォルクス皇国に、戦争を仕掛けるという暴挙に出た。
勝てるわけのない戦争に、「何とか勝て!」と言われたが、何もできるはずもなく、あっという間に劣勢になった。
日を追うごとに悪くなる戦況に、キースへのあたりがひどくなった。
むしゃくしゃしたキースは、一つの案を思いついた。
その案を実行したことによって、あんなことになるなんて、誰も想像しなかった。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる