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第41話:第二の襲撃
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夜の静寂を切り裂くように、アルカディア村の鐘が、高く、鋭く、三度鳴り響いた。
カン、カン、カン。
それは、敵襲を告げる合図。
その音を聞いた村人たちは、動揺しながらも、俺との約束通りに行動を開始した。家の明かりを消し、子供たちの手を引き、決められた避難場所である大聖堂跡の地下室へと、静かに、そして迅速に移動していく。
俺たち三人は、村の入り口を見下ろす見張り台の上から、闇に包まれた街道を睨みつけていた。
やがて、その闇の中から、複数の人影が現れた。
先頭を歩くのは、全身を黒い魔鉱石の鎧で覆った、岩のような巨漢。その巨体は、戦士ゾルタンをも彷彿とさせる威圧感を放っている。あれが、重騎士『不動のバルガス』だろう。
その後ろには、ローブを深く被った、痩身の男。その手には、不気味な水晶玉が握られている。魔術師『幻惑のソーマ』に違いない。
そして、その二人を率いるように、少し離れた場所に、気配を完全に消した影が一つ佇んでいる。おそらく、あれが隊長の『静寂のキリ』。
「……三人か。思ったより少ないな」
フレアが、少し意外そうに呟いた。
「いいえ、フレア様。油断は禁物です」
リリアが、厳しい声で制した。
「一人一人が、前回の暗殺者を遥かに凌ぐ実力者。特に、あの魔術師から発せられる魔力は……ひどく歪で、邪悪ですわ」
彼女の言う通り、ソーマと名乗る魔術師の周りだけ、空気がねじ曲がっているように見えた。
敵の三人は、フレアが仕掛けた柵と堀の前で足を止めた。
「……ふん。田舎者なりの、ままごとか」
バルガスと思われる重騎士が、侮蔑を込めて鼻で笑う声が聞こえた。
彼は、その巨大な鉄の篭手を構えると、黒鉄木の柵に向かって、何の躊躇もなく突進した。
フレアが自信作だと語っていた柵が、果たして耐えられるか。俺たちは固唾を飲んで見守った。
だが、その突撃が柵に届く前に、ローブの魔術師ソーマが、すっと片手を上げた。
「バルガス、待て。無駄な力を使う必要はない」
その声は、まるで蛇が這うように、ねっとりと湿っていた。
ソーマは、俺たちがいる村の方角をじっと見つめると、その水晶玉をゆっくりと掲げた。
「このような矮小な抵抗は、根こそぎ焼き払ってくれる」
彼の周りの魔力が、急速に高まっていくのが分かった。
空気が震え、地面から熱気が立ち上る。
「まずい……! 大規模な攻撃魔法です!」
リリアが、警告の声を上げた。
ソーマの口が、禍々しい呪文を紡ぎ始める。その詠唱は、俺たちが今まで聞いたこともないような、不吉な響きを持っていた。
彼の掲げた水晶玉の先端に、灼熱の炎が渦を巻き、みるみるうちに巨大な火球となっていく。その大きさは、家一軒を丸ごと飲み込むほどだ。
「フレア、リリア! 伏せろ!」
俺は、二人を突き飛ばすようにして、見張り台の床に伏せさせた。
あの火球が放たれれば、フレアの作った柵も、村の家々も、一瞬で灰燼に帰すだろう。
これが、宰相が送り込んできた、次なる刺客の実力。
ジンのような小細工ではない。圧倒的な破壊の力で、村ごと全てを蹂躙しようというのだ。
「塵となれ、愚か者どもよ! 『煉獄の劫火(プロミネンス・フレア)』!」
ソーマの叫びと共に、巨大な火球が放たれた。
夜の闇を真昼のように照らし出し、灼熱の風を巻き起こしながら、それは絶望的な弾道を描いて村へと迫る。
もはや、なすすべはない。
俺は、歯を食いしばり、仲間たちを庇うように覆いかぶさった。
守る。
何があっても、この二人だけは。
俺が、そう強く願った、その時だった。
―――ブオッ!
どこからともなく、突風が吹いた。
それは、自然の風ではなかった。アルカディアの森の奥深くから、まるで巨大な生き物が息を吐き出したかのような、強烈な突風だった。
リリアの祈りに、森が応えたのだ。
突風は、飛来する火球の側面に激突した。
巨大な火球の軌道が、僅かに、しかし確実に逸れる。
「なっ!?」
魔術師ソーマが、驚愕の声を上げた。
彼の完璧に制御されたはずの魔法が、ありえない外的要因によって軌道を乱されたのだ。
火球は、俺たちの頭上を遥かに越え、村の入り口から大きく逸れた場所――村の西側にある、広大な沼地――へと向かって飛んでいった。
そして、灼熱の塊が、沼地の冷たい水面に触れた瞬間。
ズウウウウウウウウウウウウン!
空気を揺るがす、凄まじい轟音が響き渡った。
大規模な、水蒸気爆発。
沼の水が一瞬で沸騰し、膨大な量の水蒸気となって爆発的に膨張したのだ。
熱せられた水蒸気と、沼の底の泥が混じり合った濃密な霧が、爆心地から津波のように溢れ出し、瞬く間にあたり一帯を覆い尽くしていった。
「ぐっ……! 目が……!」
「視界が……何も見えん!」
ソーマとバルガスの、混乱した声が聞こえる。
彼らの立っていた場所は、一瞬にして、視界ゼロの濃霧に包まれてしまったのだ。
ソーマが放った必殺の一撃は、村に被害を与えるどころか、結果として、彼ら自身の視界を完全に奪うという、最悪のオウンゴールとなってしまった。
俺たち三人は、見張り台の上で、その光景を呆然と見つめていた。
「……今の、は」
フレアが、信じられないという顔で呟く。
「森が……森が、わたくしたちを守ってくれました」
リリアが、感謝を込めて森の方角へと頭を下げた。
俺は、理解していた。
森が起こした突風。それも、俺の『幸運』が作用した結果なのだと。
リリアが森に協力を求めた、という『原因』。
ソーマが火球を放った、という『脅威』。
その二つの要素を、俺の力が結びつけ、『水蒸気爆発で敵の視界を奪う』という、最も都合の良い『結果』を導き出したのだ。
敵の姿は、もう濃霧の向こうに見えない。
だが、戦いはまだ終わっていない。
視界を奪われた狼は、より危険な存在となる。
俺たちの、本当の迎撃は、ここから始まる。
「行くぞ」
俺は、静かに言った。
「俺たちの庭に、ようこそ、だ」
フレアとリリアは、力強く頷いた。
俺たち三人は、見張り台から飛び降りると、立ち込める濃霧の中へと、音もなく姿を消していった。
狩りの時間が、始まったのだ。
カン、カン、カン。
それは、敵襲を告げる合図。
その音を聞いた村人たちは、動揺しながらも、俺との約束通りに行動を開始した。家の明かりを消し、子供たちの手を引き、決められた避難場所である大聖堂跡の地下室へと、静かに、そして迅速に移動していく。
俺たち三人は、村の入り口を見下ろす見張り台の上から、闇に包まれた街道を睨みつけていた。
やがて、その闇の中から、複数の人影が現れた。
先頭を歩くのは、全身を黒い魔鉱石の鎧で覆った、岩のような巨漢。その巨体は、戦士ゾルタンをも彷彿とさせる威圧感を放っている。あれが、重騎士『不動のバルガス』だろう。
その後ろには、ローブを深く被った、痩身の男。その手には、不気味な水晶玉が握られている。魔術師『幻惑のソーマ』に違いない。
そして、その二人を率いるように、少し離れた場所に、気配を完全に消した影が一つ佇んでいる。おそらく、あれが隊長の『静寂のキリ』。
「……三人か。思ったより少ないな」
フレアが、少し意外そうに呟いた。
「いいえ、フレア様。油断は禁物です」
リリアが、厳しい声で制した。
「一人一人が、前回の暗殺者を遥かに凌ぐ実力者。特に、あの魔術師から発せられる魔力は……ひどく歪で、邪悪ですわ」
彼女の言う通り、ソーマと名乗る魔術師の周りだけ、空気がねじ曲がっているように見えた。
敵の三人は、フレアが仕掛けた柵と堀の前で足を止めた。
「……ふん。田舎者なりの、ままごとか」
バルガスと思われる重騎士が、侮蔑を込めて鼻で笑う声が聞こえた。
彼は、その巨大な鉄の篭手を構えると、黒鉄木の柵に向かって、何の躊躇もなく突進した。
フレアが自信作だと語っていた柵が、果たして耐えられるか。俺たちは固唾を飲んで見守った。
だが、その突撃が柵に届く前に、ローブの魔術師ソーマが、すっと片手を上げた。
「バルガス、待て。無駄な力を使う必要はない」
その声は、まるで蛇が這うように、ねっとりと湿っていた。
ソーマは、俺たちがいる村の方角をじっと見つめると、その水晶玉をゆっくりと掲げた。
「このような矮小な抵抗は、根こそぎ焼き払ってくれる」
彼の周りの魔力が、急速に高まっていくのが分かった。
空気が震え、地面から熱気が立ち上る。
「まずい……! 大規模な攻撃魔法です!」
リリアが、警告の声を上げた。
ソーマの口が、禍々しい呪文を紡ぎ始める。その詠唱は、俺たちが今まで聞いたこともないような、不吉な響きを持っていた。
彼の掲げた水晶玉の先端に、灼熱の炎が渦を巻き、みるみるうちに巨大な火球となっていく。その大きさは、家一軒を丸ごと飲み込むほどだ。
「フレア、リリア! 伏せろ!」
俺は、二人を突き飛ばすようにして、見張り台の床に伏せさせた。
あの火球が放たれれば、フレアの作った柵も、村の家々も、一瞬で灰燼に帰すだろう。
これが、宰相が送り込んできた、次なる刺客の実力。
ジンのような小細工ではない。圧倒的な破壊の力で、村ごと全てを蹂躙しようというのだ。
「塵となれ、愚か者どもよ! 『煉獄の劫火(プロミネンス・フレア)』!」
ソーマの叫びと共に、巨大な火球が放たれた。
夜の闇を真昼のように照らし出し、灼熱の風を巻き起こしながら、それは絶望的な弾道を描いて村へと迫る。
もはや、なすすべはない。
俺は、歯を食いしばり、仲間たちを庇うように覆いかぶさった。
守る。
何があっても、この二人だけは。
俺が、そう強く願った、その時だった。
―――ブオッ!
どこからともなく、突風が吹いた。
それは、自然の風ではなかった。アルカディアの森の奥深くから、まるで巨大な生き物が息を吐き出したかのような、強烈な突風だった。
リリアの祈りに、森が応えたのだ。
突風は、飛来する火球の側面に激突した。
巨大な火球の軌道が、僅かに、しかし確実に逸れる。
「なっ!?」
魔術師ソーマが、驚愕の声を上げた。
彼の完璧に制御されたはずの魔法が、ありえない外的要因によって軌道を乱されたのだ。
火球は、俺たちの頭上を遥かに越え、村の入り口から大きく逸れた場所――村の西側にある、広大な沼地――へと向かって飛んでいった。
そして、灼熱の塊が、沼地の冷たい水面に触れた瞬間。
ズウウウウウウウウウウウウン!
空気を揺るがす、凄まじい轟音が響き渡った。
大規模な、水蒸気爆発。
沼の水が一瞬で沸騰し、膨大な量の水蒸気となって爆発的に膨張したのだ。
熱せられた水蒸気と、沼の底の泥が混じり合った濃密な霧が、爆心地から津波のように溢れ出し、瞬く間にあたり一帯を覆い尽くしていった。
「ぐっ……! 目が……!」
「視界が……何も見えん!」
ソーマとバルガスの、混乱した声が聞こえる。
彼らの立っていた場所は、一瞬にして、視界ゼロの濃霧に包まれてしまったのだ。
ソーマが放った必殺の一撃は、村に被害を与えるどころか、結果として、彼ら自身の視界を完全に奪うという、最悪のオウンゴールとなってしまった。
俺たち三人は、見張り台の上で、その光景を呆然と見つめていた。
「……今の、は」
フレアが、信じられないという顔で呟く。
「森が……森が、わたくしたちを守ってくれました」
リリアが、感謝を込めて森の方角へと頭を下げた。
俺は、理解していた。
森が起こした突風。それも、俺の『幸運』が作用した結果なのだと。
リリアが森に協力を求めた、という『原因』。
ソーマが火球を放った、という『脅威』。
その二つの要素を、俺の力が結びつけ、『水蒸気爆発で敵の視界を奪う』という、最も都合の良い『結果』を導き出したのだ。
敵の姿は、もう濃霧の向こうに見えない。
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「行くぞ」
俺は、静かに言った。
「俺たちの庭に、ようこそ、だ」
フレアとリリアは、力強く頷いた。
俺たち三人は、見張り台から飛び降りると、立ち込める濃霧の中へと、音もなく姿を消していった。
狩りの時間が、始まったのだ。
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