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第43話:森の反撃
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霧の中、フレアはウォーハンマーをゆっくりと肩に担ぎ直した。その姿は、絶望的な状況に追い詰められた魔術師ソーマにとって、死神そのものに見えただろう。
「さあ、どうするんだい? 兄ちゃん」
フレアの挑発的な声が、濃霧に響く。
「その自慢の魔法とやらで、あたしを焼いてみるかい?」
「……なめるなよ、ドワーフ風情が!」
ソーマは、恐怖を怒りで塗りつぶし、再び水晶玉を掲げた。彼は、自らの専門分野である幻術魔法の詠唱を開始する。
「我が幻影に惑い、精神の牢獄で永遠に彷徨うがいい! 『悪夢の抱擁(ナイトメア・エンブレイス)』!」
彼の足元から、紫色の禍々しい霧が湧き出し、フレアを包み込もうと蛇のように迫る。触れた者の精神を蝕み、最も恐れるものの幻覚を見せ続けて発狂させるという、彼の最も得意とする魔法だった。
だが、詠唱が完了した、まさにその瞬間。
「へぶしっ!」
ソーマは、唐突で、実に間抜けなくしゃみをした。
湿った泥と硫黄の匂いが混じった霧が、彼の喉を刺激したのだ。
その生理現象によって、彼の集中力はほんの一瞬だけ途切れた。魔力の制御に、微細な乱れが生じる。
それだけで、十分だった。
彼から放たれた紫色の幻術の霧は、まっすぐにフレアへ向かうことなく、まるで意思を持ったかのように、くるりとUターンした。
そして、術者であるソーマ自身へと、牙を剥いた。
「なっ!? ば、馬鹿な! 我が魔法が、なぜ!?」
ソーマは、自分の作り出した悪夢に飲み込まれていく。
彼の目に、何が見えているのか。それは、彼自身にしか分からない。だが、その顔は恐怖に歪み、見えない何かから逃れるように、その場で腕を振り回し始めた。
「来るな! 来るなあぁっ!」
その姿は、もはや王国でも指折りの魔術師ではなく、ただの錯乱した男だった。
「……自爆かよ」
フレアは、心底呆れたようにため息をついた。
彼女は、もはや抵抗する意思のないソーマに近づくと、そのウォーハンマーの柄で、彼の鳩尾を軽く、しかし的確に打ち据えた。
「ぐふっ……」
情けない声を上げ、ソーマはその場に崩れ落ち、意識を失った。
これで、二人目。
フレアは、気絶したソーマを手際よくロープで縛り上げると、近くの木に吊るしておく。実に手慣れたものだった。
その頃、俺とリリアは、村の西側に広がる森の中で、息を潜めていた。
俺たちの周囲では、森の精霊たちが作り出した霧が、まるで生きているかのように渦を巻いている。
「フレア様が、魔術師を無力化したようです」
リリアが、目を閉じたまま俺に報告した。彼女は、精霊たちを通じて、戦場の様子を手に取るように把握している。
「ああ、分かってる。問題は、最後の一人だ」
俺は、森のさらに外側、霧が晴れた領域に意識を集中させた。
そこに、いる。
暗殺者『静寂のキリ』。
彼は、仲間たちが呆気なくやられていくのを、冷静に観察していた。そして、この霧の中での戦闘が不利だと判断し、行動を開始した。
仲間を見捨て、森を大きく迂回し、村の裏手から侵入するつもりなのだ。
その判断は、暗殺者として、あまりにも的確で、そして冷酷だった。
「来ます、アッシュ様。彼が、森に足を踏み入れました」
リリアの声に、緊張が走る。
ここからは、彼女と、森の精霊たちの独壇場だった。
キリは、自らの隠密能力に絶対の自信を持っていた。
音を殺し、気配を消し、木の葉一枚揺らすことなく、彼は森の中を疾走する。
(愚かな奴らだ。霧の中で消耗戦を演じている間に、俺はとっくに王手をかけてやる)
彼の思考は、勝利を確信していた。
だが、その確信は、すぐに揺らぎ始める。
おかしい。
いくら進んでも、森の景色が変わらない。
さっき通ったはずの、奇妙な形をした樫の木が、また目の前に現れる。
コンパスは、狂ったようにくるくると回り続けている。
方向感覚が、完全に狂わされていた。
「……幻術か? いや、魔力の流れは感じない。これは……」
キリは、足を止め、鋭い目で周囲を見渡した。
これは、森そのものが、彼を拒絶しているのだ。
リリアと精霊たちが作り出した、自然の迷宮。
キリは、焦りを抑え、一度来た道を引き返そうとした。
だが、彼が通ってきたはずの道は、いつの間にか深い茨の壁で塞がれていた。
「ちっ……!」
彼は、別のルートを探そうと、身を翻した。
その足が、ぬかるんだ地面に僅かに沈む。
彼は、咄嗟に跳躍してそれを回避した。流石の身体能力だ。
だが、その着地地点。
そこには、木の葉に隠れて見えなかった、粘つく樹液の溜まった窪みがあった。
彼の足は、その天然の罠に、べったりと張り付いてしまった。
「何だ、これは!?」
抜け出そうとすればするほど、強靭な樹液が彼のブーツに絡みつき、動きを封じる。
その、ほんの僅かな足止め。
それが、森の反撃の号令だった。
キリの周囲の木々の枝が、まるで生きているかのようにしなり、鞭のように彼を打ち据えた。
蔦が、蛇のように彼の体に絡みつき、締め上げる。
地面から、鋭い木の根が突き出し、彼の逃げ道を塞いでいく。
森の全てが、敵だった。
「くっ……うおおおおお!」
キリは、短剣を抜き、絡みつく蔦や枝を切り裂いていく。その剣技は、確かに超一流のものだった。
だが、相手は、無限だった。
一本切れば、十本の蔦が襲いかかる。
彼の体力は、確実に削られていった。
隠密と奇襲を得意とする暗殺者にとって、このような消耗戦は、最も苦手とする戦い方だった。
俺とリリアは、その様子を、迷宮の中心部から静かに観察していた。
「……すごいな」
俺は、思わず感嘆の声を漏らした。
これが、エルフと森の精霊が本気になった時の力。
自然そのものを味方につけた、絶対的な領域(テリトリー)。
「アッシュ様がいらっしゃるからですわ」
リリアが、微笑んで言った。
「あなたの力が、わたくしと精霊たちの力を、何倍にも増幅してくれています。そして、彼の幸運を、ことごとく奪い去っている」
その言葉通り、キリはありえないほどの不運に次々と見舞われていた。
安全だと思って掴んだ枝は、都合よく腐っており、彼はバランスを崩す。
隠れようとした岩陰には、偶然にも冬眠中の熊が眠っていた。
彼の暗殺者としての能力が、この森では完全に裏目に出ていた。
やがて、森の奥から、キリの絶望に満ちた叫び声が聞こえてきた。
戦いの終わりは、近い。
俺は、静かに森の出口へと向かった。
最後の仕上げは、俺の役目だ。
「さあ、どうするんだい? 兄ちゃん」
フレアの挑発的な声が、濃霧に響く。
「その自慢の魔法とやらで、あたしを焼いてみるかい?」
「……なめるなよ、ドワーフ風情が!」
ソーマは、恐怖を怒りで塗りつぶし、再び水晶玉を掲げた。彼は、自らの専門分野である幻術魔法の詠唱を開始する。
「我が幻影に惑い、精神の牢獄で永遠に彷徨うがいい! 『悪夢の抱擁(ナイトメア・エンブレイス)』!」
彼の足元から、紫色の禍々しい霧が湧き出し、フレアを包み込もうと蛇のように迫る。触れた者の精神を蝕み、最も恐れるものの幻覚を見せ続けて発狂させるという、彼の最も得意とする魔法だった。
だが、詠唱が完了した、まさにその瞬間。
「へぶしっ!」
ソーマは、唐突で、実に間抜けなくしゃみをした。
湿った泥と硫黄の匂いが混じった霧が、彼の喉を刺激したのだ。
その生理現象によって、彼の集中力はほんの一瞬だけ途切れた。魔力の制御に、微細な乱れが生じる。
それだけで、十分だった。
彼から放たれた紫色の幻術の霧は、まっすぐにフレアへ向かうことなく、まるで意思を持ったかのように、くるりとUターンした。
そして、術者であるソーマ自身へと、牙を剥いた。
「なっ!? ば、馬鹿な! 我が魔法が、なぜ!?」
ソーマは、自分の作り出した悪夢に飲み込まれていく。
彼の目に、何が見えているのか。それは、彼自身にしか分からない。だが、その顔は恐怖に歪み、見えない何かから逃れるように、その場で腕を振り回し始めた。
「来るな! 来るなあぁっ!」
その姿は、もはや王国でも指折りの魔術師ではなく、ただの錯乱した男だった。
「……自爆かよ」
フレアは、心底呆れたようにため息をついた。
彼女は、もはや抵抗する意思のないソーマに近づくと、そのウォーハンマーの柄で、彼の鳩尾を軽く、しかし的確に打ち据えた。
「ぐふっ……」
情けない声を上げ、ソーマはその場に崩れ落ち、意識を失った。
これで、二人目。
フレアは、気絶したソーマを手際よくロープで縛り上げると、近くの木に吊るしておく。実に手慣れたものだった。
その頃、俺とリリアは、村の西側に広がる森の中で、息を潜めていた。
俺たちの周囲では、森の精霊たちが作り出した霧が、まるで生きているかのように渦を巻いている。
「フレア様が、魔術師を無力化したようです」
リリアが、目を閉じたまま俺に報告した。彼女は、精霊たちを通じて、戦場の様子を手に取るように把握している。
「ああ、分かってる。問題は、最後の一人だ」
俺は、森のさらに外側、霧が晴れた領域に意識を集中させた。
そこに、いる。
暗殺者『静寂のキリ』。
彼は、仲間たちが呆気なくやられていくのを、冷静に観察していた。そして、この霧の中での戦闘が不利だと判断し、行動を開始した。
仲間を見捨て、森を大きく迂回し、村の裏手から侵入するつもりなのだ。
その判断は、暗殺者として、あまりにも的確で、そして冷酷だった。
「来ます、アッシュ様。彼が、森に足を踏み入れました」
リリアの声に、緊張が走る。
ここからは、彼女と、森の精霊たちの独壇場だった。
キリは、自らの隠密能力に絶対の自信を持っていた。
音を殺し、気配を消し、木の葉一枚揺らすことなく、彼は森の中を疾走する。
(愚かな奴らだ。霧の中で消耗戦を演じている間に、俺はとっくに王手をかけてやる)
彼の思考は、勝利を確信していた。
だが、その確信は、すぐに揺らぎ始める。
おかしい。
いくら進んでも、森の景色が変わらない。
さっき通ったはずの、奇妙な形をした樫の木が、また目の前に現れる。
コンパスは、狂ったようにくるくると回り続けている。
方向感覚が、完全に狂わされていた。
「……幻術か? いや、魔力の流れは感じない。これは……」
キリは、足を止め、鋭い目で周囲を見渡した。
これは、森そのものが、彼を拒絶しているのだ。
リリアと精霊たちが作り出した、自然の迷宮。
キリは、焦りを抑え、一度来た道を引き返そうとした。
だが、彼が通ってきたはずの道は、いつの間にか深い茨の壁で塞がれていた。
「ちっ……!」
彼は、別のルートを探そうと、身を翻した。
その足が、ぬかるんだ地面に僅かに沈む。
彼は、咄嗟に跳躍してそれを回避した。流石の身体能力だ。
だが、その着地地点。
そこには、木の葉に隠れて見えなかった、粘つく樹液の溜まった窪みがあった。
彼の足は、その天然の罠に、べったりと張り付いてしまった。
「何だ、これは!?」
抜け出そうとすればするほど、強靭な樹液が彼のブーツに絡みつき、動きを封じる。
その、ほんの僅かな足止め。
それが、森の反撃の号令だった。
キリの周囲の木々の枝が、まるで生きているかのようにしなり、鞭のように彼を打ち据えた。
蔦が、蛇のように彼の体に絡みつき、締め上げる。
地面から、鋭い木の根が突き出し、彼の逃げ道を塞いでいく。
森の全てが、敵だった。
「くっ……うおおおおお!」
キリは、短剣を抜き、絡みつく蔦や枝を切り裂いていく。その剣技は、確かに超一流のものだった。
だが、相手は、無限だった。
一本切れば、十本の蔦が襲いかかる。
彼の体力は、確実に削られていった。
隠密と奇襲を得意とする暗殺者にとって、このような消耗戦は、最も苦手とする戦い方だった。
俺とリリアは、その様子を、迷宮の中心部から静かに観察していた。
「……すごいな」
俺は、思わず感嘆の声を漏らした。
これが、エルフと森の精霊が本気になった時の力。
自然そのものを味方につけた、絶対的な領域(テリトリー)。
「アッシュ様がいらっしゃるからですわ」
リリアが、微笑んで言った。
「あなたの力が、わたくしと精霊たちの力を、何倍にも増幅してくれています。そして、彼の幸運を、ことごとく奪い去っている」
その言葉通り、キリはありえないほどの不運に次々と見舞われていた。
安全だと思って掴んだ枝は、都合よく腐っており、彼はバランスを崩す。
隠れようとした岩陰には、偶然にも冬眠中の熊が眠っていた。
彼の暗殺者としての能力が、この森では完全に裏目に出ていた。
やがて、森の奥から、キリの絶望に満ちた叫び声が聞こえてきた。
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