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構ってほしい気持ちとあれとこれと
しおりを挟む僕の心のイライラエベレストが、とうとう噴火した。
画面に映らないからって、下はスウェットのままなのがいけないんだよーーだっ!!!!
「ははは……ですね~、はい。で……はい…………んぅッ!!?」
僕は、無防備な友くんの股間にはむっと食らいついた。
「……っ」
友くんかビクッとなった。でもそんなのお構い無しだ。
薄い布越しに、友くんの柔らかい形がわかる。それを楽しむように、僕はそのまま唇でむにゅむにゅした。
「……あっ、いえ、何でも………で………」
友くんの膝が、ギュッ厶ギュッ厶と僕をどうにかしようとする。
でも友くんのこの体勢じゃ、膝で僕を挟むくらいで僕を押し返すのは無理だよ!!
友くんがこれ以上何もできないのをいいことに、僕は歯を立てないように友くんをはむはむする。
「んんっ。あ、いえっ、なんでも…はい、はい…………ンっ……ゴホッゴホッ」
相手の人も、空気を読んでさっさと切り上げてくれたらいいのに……なーんてね。
僕は、文句を言えない代わりに口をもっともにゅもにゅした。
僕は唾を口いっぱいに貯めて、それを絡めるように舌を動かす。
「…………え、いやいや。で……はい……」
すぐ側で、ペンが走る音がする。友くんはまだ通話を続けているらしい。
僕だって……僕だって………
もっと友くんと一緒にいたいのに!!
僕は友くんの腰に両手を伸ばし、大きい口にしてぐっと顔を寄せた。
友くんの、バーカ……
友くんのスウェットのグレーがだんだん色濃くなっていくのを見つめながら、僕は舌を動かし続けた。
「……ん。あっ、いえいえ~………」
色の濃いスウェットが、友くんの形になっている。僕の唇に当たる友くんが、ぐぐっと硬くなった。
友くん……
調子に乗った僕は、口の形を変え、今度は吸い付くように唇を寄せる。そうすると友くんがもっと硬くなって、僕の唇を押し返してくる。僕は夢中で吸い付いた。
でもね、ホントはね……
スウェットなんかぽぽぽーいって脱がして、友くんと、もっと、あーんなことしてこーんなことしてそーんなことして……
僕は、スウェット越しじゃない、熱くそそり立つ友くん自身を想像する。
んっ……
触ってもないのに、僕の腰辺りが甘くあまく痺れた。
「はい、はい……ありがとうございます。はい、では」
いつの間にか、友くんは通話を終わらせるセリフを口にしていたらしい。僕はスウェット越しに友くんをむしゃぶりつくことに頭がいっぱいで、全く気づいていなかった。
なんかいつの間にか静かになってるなぁと、ふと気づいたときには……友くんは黙って僕を見下ろしていた。
あ……
友くんの三角につり上がった目と、僕の目が合う。
……
……
……
「オーマーエーーーっ!」
「えへへ……」
僕はごまかすように笑った。
友くんの骨ばった手に血管が浮き出てもっとかっこよくなって……
…………ゲンコツになって落ちてくる気配を感じながら。
大切な仕事を邪魔したこと、そして構ってほしいからってこんなことしてしかも途中から夢中になってあわよくばこのままどうにかしてイチャイチャタイムにもつれ込めないかなぁなんて考えてたことを、僕は反省した。
友くんは言い訳もちゃーんと聞いてくれたけど……
僕は二度としないと約束しました。
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