男女に友情は無いと私は思うけど、どう思う?

マンミン

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いつも通りの平日?〜その1〜

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私が勤める会社カピコンは、新宿の高層ビルの1角にある。


カピコン。


ゾンビを倒すゲームや格闘ゲームが人気な会社で、格闘ゲームは世界対戦があるほど白熱しているらしい。


ヲタクと言う理由じゃないけど、アニメや漫画が好きなので、それに関する会社で働けたらなぁって思って就活してたら、ここに受かった。


大学時代は、男を探して、相性は確かめたが、イマイチだった。


それに男と付き合うのもコリゴリですよ。


男なんて、脳ミソ精子だし。


職場のタイムカードを通して席に座ると。始業の9時まで後10分。


隣の席に絵里が座った。


「おはよー」
「おはよ」


絵里がずいっと近づいて来た。


「で、どうなの?演奏する人ってうまいの?」
「絵里は、朝から元気だね」
「昨日は一日中やりまくったから、元気」
「えっ?まさか」


フルオープン過ぎるし、手が早い。


「察してね」
「付き合うの?」
「見た目は良かったんだけど、回数をこなさなければ私を満たせない男はパスね」


なんだそれは。


「それに長時間やるなら、気持ち良い良さが多い方がいいでしょ」


「で、かおりはどうなのよ。ピアニストの技術テクは?」
「ふ、普通?」


知りませーん。


「本当はすごく良いんじゃない。あーあ狙ってたのになぁー」


やってないから分からないけど、片無さんとするなんて、無理。絵里は狙ってたんかい。


「てか、会社で下ネタやめてよ」
「えー良いじゃん」


周りを見ると、聞き耳を立ててる人たちが、ちらほらと。


「みなさーん。残念なお知らせですよー。かおりには彼氏がいるみたいでーす」


突然何を言い出すんだ?


「絵里やめてってば」
「ええ良いじゃん。皆さん。新しい人を探しましょうねー」


何人か、ガクっと肩を落とす男が。。。


始業のチャイムが鳴り、朝礼が始まった。


朝礼も終わり、人件費と経費計算をして午前中が過ぎた。


昼休みになり、絵里と食堂に行こうとすると、土曜日にノスタルジアにいた男が来た。


「マジで、あいつが彼氏なの?」


瞳孔が開き、バッキバキの目して胸元見られると。。。キツイわー。


「付き合ってるので、誘わないでくださいね」
「今、スマホの待受を見せてくれ」
「な、何でですか?」
「カレカノの9割は、スマホの待受をカレカノ画像、じゃなくても。二人のツーショットがあるはず」


なにそれ?


「嫌ですよ」
「じゃぁ、彼氏がいるのは嘘ですよね」


面倒くさいので、片無さんとのツーショットを男に見せると、膝から崩れ落ちた。漫画のキャラか?


「昼ごはんの時間が無くなるから、行きますね」

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